2011年10月16日

寺院が印象的…[Team-F1]502

またまた台湾ネタで恐縮です。

お仕事の範囲で中国の茶器を求めるのと茉莉花茶を探すことを目的として行ったのですが、経費ではなく「今回は自費」と決めていたのでちょっと観光も楽しみました。台湾は35年前から「行きたい海外旅行先ベスト5」だったのですが、なぜか今日までお預け状態。それがやっと実現しました。

そんな観光のひとつとして台湾の新幹線に乗ってみました。当初は韓国に発注したけどいろいろ不具合が生じて最終的には日欧混在システムとなったようですが、日本車輌を導入したという時速300kmの台湾の新幹線はなかなか快適でした。7月下旬に中国本土で中国製新幹線の事故があったばかりなので、その中国と台湾の新幹線の違いを実感したいこともあり…と言ってもまだ中国新幹線に乗ったことはありませんが(苦笑)。台湾新幹線のその静粛性、安定性には日本国内の新幹線と同じ信頼を感じました。

500メールトル超を誇る[台北101]ビルも訪れました。ファッションブランドにまったく興味のない私には「う〜ん特に感想無し」。まあ思いの外「狭いなあ」と感じたくらいでしょうか。でも施工が熊谷組ならきっと安心ですね。うん、それだけです(笑)。

結局「良かったな」と思ったのは台北にある[総統府]と各地に点在する[寺院]。お寺は特に印象に残りました。
台湾の寺院で01

日本の京都や奈良の神社仏閣と同じく世界中から観光客が訪れていますが、台湾の寺院には地元の住人も多く混ざっています。拝観料は訪れた限りでは「無し」。お線香も[10元(日本円で約30円)]とまったく商業主義ではありませんし、賽銭箱のようなものも見あたりませんでした。逆にお饅頭を無償で配られたのには驚きました。単に興味本位で訪れた観光客への配慮として[当院における所作]を教える説明員が多く配備されていて、線香のあげ方などを指導してくれます。なんと非営利的で親切なことでしょう。これぞ神仏の御心ですね。

この感じ、なんと表現すれば良いのか・・・そう、
「ここにはきっと神仏がいる」を実感しました。
台湾の寺院で02

2011.10.16 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp
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2011年10月15日

猥雑な街の活気…[Team-F1]501

大阪のテレビ番組に出演していた橋本 徹知事が「大阪を猥雑な街にしたい。いろんなものを合わせてエンターテインメントの街にすることで大阪に活気を…」と発言していました。この[猥雑]という言葉、悪く解釈した各メディアからさんざん非難されたそうですが(笑)。

台湾の夜は活気がありますね。夕方からあちこちの有名な「夜市」が賑わうからです。多くの商店が立ち並ぶ中、若いカップル達がデートをしたり、家族連れや年配の夫婦がショッピングや食事を楽しんだり、あてのない若者達が道端にたむろしたり…とそれぞれの目的で集まる猥雑な界隈。当然、観光客も照明に群がる蛾のように訪れてきますから、その喧噪たるや凄いエネルギーを感じます。あながち橋本知事の「猥雑な街=活気のある街」構想、良いのかも知れません。

その夜市の中心はやはり[食]であり、それも[屋台]が面白そうです。掲載画像のようにメニュー写真があればまだ注文しやすいのですが、食堂でも写真のない店が大半の台湾。漢字だけのメニュー名を見て「湯と書いてあるからこれは○○のスープかな。こっちは米飯かも」と想像しながら、おっかなびっくりオーダーするのも[異国の楽しみ方]です。
台湾の屋台

2011.10.15 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年10月14日

坐。看着!…[Team-F1]500

「ブログ、あと数回は台湾ネタでいけるな」とちょっと気が楽な私です。いや先日、茶器と茶を探しに台湾に行ってきたので、その時の写真類が使えるなと。購入してきた茶器を撮影してアップすれば、もうひとつ書けるんですが帰国した途端に包装を開ける間もなく、そのまま撮影現場に持って行かれたので当分は戻ってきません(笑)。

その台北の地下街で見かけた光景に[通路でマッサージ]がありました。隅々で展開されていたので現地では他の地下街でも一般的なのでしょうね。10分で100新台湾ドルだから日本円にすると約300円、30分で約900円。普段マッサージにかかったことがないので安いのか高いのかわからないのですが、どうなんでしょう。責任者1人に目の不自由な方が10人弱くらいで専用イスも同数くらい。けっこうお客さん入っています。時間帯によっては「待ち」も出ていました。

「手軽さが面白いなあ」と思い、横で勝手にシャッターを切りながら眺めていたら、マネージャーのおばちゃんが「是不是搞按摩?」と中国語で「アンタもやるか?」と聞いてきます。「否否。面白 私見学」と断ったら、親切にもイスを持ってきてくれて「坐!楽楽、看着」と勧めてくれましたので、「謝謝」とお礼を述べてしばらく見学させてもらいました。
台湾の地下街のマッサージ

ふと気が付いたのですが按摩さんは目が不自由、客も椅子の頭部につっぷしています。と言うことは背後に置いたハンドバッグや手提げ袋は「ひったくられるかも知れない危険度85%」。そういう事故ってこれまでになかったんでしょうかねえ。周囲は現地台湾人、中国人、ベトナム人(多分)、インド人(多分)、カンボジア(多分)、タイ人(多分)、中近東(多分)、白人(これは間違いない)、日本人(多分)など様々な国の人が闊歩しています。絶対、悪い奴も混じってますでしょうに、大丈夫なのかどうなのか。

2011.10.14 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年10月13日

やはり日本人…[Team-F1]499

海外に行って、楽しく観光をしたりグルメ食を堪能したりしてきても、成田に着くと「日本が一番だなあ」といつも思う私です(苦笑)。「毎回そう思うのなら行かなければ良いのに」と突っ込まれそうですが、いやいや外に出てみてあらためて我が国の良きことを確認するのが大事なんです。

このあいだテレビを見ていたら「中国人も日本のラーメンが世界一と認めた」みたいな番組を流していました。その時のラーメンは[つけ麺]のことだったんですが、さすがに「麺をスープにつけて食う」発想は中国にもなかったそうです。

台湾で食べたラーメンのこと。
何店かで、何種類も食べたのですが正直、[日本のラーメン]が一番美味しいと感じます。一軒だけ「あっ、ここ美味しいかも」と思った台南の路端の店の△△肉麺。60元を払って店を出た途端「あっ、旨いと思ったけどなんだ日本の駅前にある普通のラーメン屋の味だよ」と気が付きました(笑)。よくよく[ニッポン人な味覚]の私です。
台湾の肉拉麵

せっかく海外に行ったのでビールも当地のビールを飲みますが、時に「キリンが飲みたい、アサヒのドライが…あああここ台湾でも売っているな。でも飲まないぞ買わないぞ我慢だぞ」と言い聞かせました(苦笑)。
台湾ビール

2011.10.13 UT

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2011年10月12日

台湾のおにぎり写真…[Team-F1]498

台湾・高雄のコンビニ前に貼られていた[おにぎりポスター]。具のすごい誇張(笑)。ちょうどランチを終えた後だったので、実際にこんなに[具沢山]なのか確認できませんでしたが、「まさかね」です。横にある猪口や背後の器には何が入るのか、とっても気になるのですが、ご存じの方いましたらお教えください。[スープ]でしょうか、[塩]とか[ふりかけ]なのでしょうか。
台湾のおにぎり広告ポスター

海外の食事情にはもちろん興味深いものがありますが、メニュー写真やそのスタイリングでも面白いものを発見することがあります。ただ台北の書店で「綺麗な中華料理写真が載った書籍はないかな。あっ、これ良さそう」と手に取って発売元を確認すると、なんと[辻料理]とか[主婦の友社]出版の翻訳本だったりします。その点、アメリカやヨーロッパの書店で求める料理本では、こんな心配はないんですが。

2011.10.12 UT

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2011年10月11日

アジアン雑貨…[Team-F1]497

事務所のある仙川には[アジアン雑貨の店 SUZU]というショップがあり、スタッフは「撮影時の小道具用に」とよく利用しているようです。レンタルしたり、或いはF1の備品として購入したり。私個人もたまに顔出しして籐で編まれた籠や洒落た植木を求めています。
スズHP
<SUZU>
〒182-0002 東京都調布市仙川町1-16-18 仙川ビル1F
TEL/FAX:03-3307-5779

ちょっとした駅には大抵、この手のアジアン雑貨屋さんがあるかも知れませんね。つまり日本人には興味のある商品ジャンルということなのでしょう。ベトナム、インド、ジャワ、バリ、インドネシア…広義に考えればニュージーランドやケニアあたりまでの民芸品も含まれるのかも知れません。決して高級感があるわけでもなく、使い勝手が特別に優れているわけでもない「これらの品の魅力って何だろう?」と考えてしまいます。ひとつは「木や石、木綿などの自然物のぬくもり」でしょうか。或いは「素朴さ」とか「原色の色合い」なども。私は「手作りゆえの世界にひとつしかない希少性」に価値を見いだしているのかもしれません。

そんなSUZUの[お香スタンド]を使って、F1スタジオで撮影がありました。撮影商品が[お香]なので、Food Styling Team-F1としては珍しく料理ではない[雑貨のスタイリング]を担当したわけですが、カメラマンが自然光で撮った画像はなかなか良い感じに撮れていました。いつもお世話になっているSUZUさんに活用画像をプレゼントしたいと思ったのですが、カタログ掲載前のプロカメラマン撮影写真を使うわけにはいけません。それで私が別途にシチュエーションを変えて撮影しPOP制作。さっそくプレゼントしてきました。
スズのお香スタンド

2011.10.11 UT

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2011年10月10日

依頼社の倒産…[Team-F1]496

お仕事をさせていただいたクライアントである食品メーカーや通販会社、飲食店にはずっと業績アップ・商売繁盛して欲しいのですが、現実は私の思い以上に厳しいものがあるようです。

ネット情報で知った[ホテル百万石が倒産]のニュースはちょっとショックでした。当方が担当したのは数年前で熱海の百万石の方でしたが昨年秋、本家の加賀百万石とともに破綻した模様。何度も通ってメニュー撮影をしたり、ツール制作をしたり従業員教育でもお手伝いをさせていただいたのに残念です。
百万石ファーイースト倒産

お仕事をさせていただいている中、理解しにくかったのが複雑に絡み合う経営会社と建物所有社と従業員管理会社etcの関係。業務中に気が付いた前向きな提言をすると「それはこっちの権限範疇ではない」等の縦割り的組織の現実。つまり顧客へ満足を与えるための施策をスムーズに一本化させることができないということです。「暖かい料理を暖かいうちに部屋に提供しよう」と思っても「スタッフの数が足りないが勝手にシフトは変えられないし募集もできない」、「人手不足を補うために昇降機を設置しようにも建物管理会社の許可が必要だし備品担当会社には予算がない…」などなど。いつからか日本の企業はトップダウンができない状態になっているんですね。それにしても権利権限の実態が複雑すぎます。

倒産に関するニュース記事を見ると様々な企業名が出てきますが、単純思考の私の頭ではなんとも「ワケワカ」です。
「不動産管理会社 北國リゾート(旧ホテル百万石)が、大口債権者から破産手続き開始を金沢地裁に申し立てられ…ホテル運営は、別会社の百万石アソシエイト(東京)が権利を持っており…申し立てたのは、約54億円の債権を買い取った資本金1万円の株式会社ユイット。ホテル百万石は昨年、運営権が百万石アソシエイトに譲渡され、従来の株式会社ホテル百万石(加賀市)は不動産管理を担当することになった。…不動産などの買い受け先として、湯快リゾート(京都市)が有力候補」
「あたみ百万石が、5月31日で営業を休止することが15日、分かった。運営会社のファーイースト・キャピタルマネジメントが同日までに、取引先などに休止を通知した。既に宿泊予約の受け付けも停止している…営業休止に伴い、従業員約80人には解雇が伝えられた」
百万石倒産

それでも加賀百万石は営業を続けていくようですが「なんで可能なの?」と不思議。
百万石(加賀)HP

しかし熱海百万石は既に営業停止、従業員も解雇とか。
百万石(熱海)HP

主原因は不況と、時代の変化に旧ホテル業態が追いつかなかったことでしょうけど、一部にはマネーゲームが絡んでいる感もあります。どっちにしても「一生懸命に働いている従業員がかわいそう」と、あの頃のホテルスタッフ皆さんの顔を思い浮かべてしまいました。

2011.10.09 UT

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2011年10月09日

グラスに蓋をする…[Team-F1]495

3種類のワインのイメージ写真撮りで「手前にワイングラス、背後にボトルを置く。出しゃばらない程度にXmasの飾りやオードブルも」は当初に決まっていました。しかしいざセットしてみると、全体のバランスに納得がいきません。なかなか個々の器の位置が決まらないので、カメラマンの照明やアングルなどもさまよっています。つまり時間がかかってしまっているわけです。
ワイングラスに蓋02

グラスの中には色を見るために途中までワインが入っています。グラスが手前ということは、それが一番大きく見えるということなので、中に小さなゴミや埃が入ってしまったら写ってしまう可能性があります。だから「蓋」をします。この蓋はこういう場合を考えて日頃から用意しているグッズのひとつ。手近の用紙を丸く切って間に合わせることも出来ますし、そっとラップを乗せてもいいんですが、まあ長年の経験から生まれたノウハウと思っていただけると嬉しいですね。
ワイングラスに蓋

2011.10.09 UT

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2011年09月29日

スクールページ更新…[Team-F1]494

先週「入校したいのですが間に合いますか」とお問い合せが来ました。8月末には新入生を決定していたので「申し訳ありませんが既に締め切らせていただきました。来年4月入校をご検討ください」と返事のメールを出しました。この方が応募してきた原因は「あっwebページを見たらまだ募集しているみたい」と思った模様。締めきっているにもかかわらず、情報ページを更新せずに募集をし続けていた当方の責任です。あらためて、勘違いさせてしまいましたこと深くお詫び申し上げます。

でもお陰様で、重い腰をあげてwebページの更新作業をすることができました。

10月生は締めきりました。来期は2011年4月7日スタート
スクール1110-01

授業風景の写真を入れ替え
スクール1110-03

10月からの日程&カリキュラム
スクール1110-02

新学期は10月01日(土)から第一回目の授業ですが、今度の生徒さんのお一人はなんと、なんと広島から通って来られます。これまでにも日立市からとか名古屋市からとか大阪市からはありましたが、さすがに広島から通学するという意欲には驚きました。もう一名の生徒さんも「仕事の関係で後期の半年間は大阪から通う」予定なのだとか。う〜ん、これらの情熱にはスクールとしてもより一層の充実した講義内容で応えていきたいと思います。

2011.09.29 UT

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2011年09月28日

スクール修了撮影…[Team-F1]493

F1フードスタイリングスクールも先々週の土曜日に2011年度前期を修了し、レッスン2の生徒は目出度く巣立っていきました。1年間学んだことを社会でも活かして大いに活躍して欲しいものです。

カリキュラムは36講座ありますが、1年間学んだ生徒が卒業していきますので、区切りとして半年毎に修了式を行っています。その修了式では卒業記念も兼ねての撮影をしています。大抵は近辺の実飲食店のメニュー写真。店のオーナーか店長に主旨を説明して撮影にご協力いただくわけですが、普通に業務として[デザイン・カメラ・スタイリング・制作]などを見積もると数十万円もの予算に。それが「無料で」という申し出ですので、お店にとっても悪い話しではありません。これまでの協力店さんから「あれ以来、来店客も売上も伸びてるんです」との嬉しい反応を聞いています。

その終了記念の撮影風景を掲載しましたのでご参照ください。
ウラニワ修了撮影01

卒業する先輩のスタイリングを後輩の生徒がアシストし、それをプロのフードカメラマンが撮影。
ウラニワ修了撮影02

作成したのはテーブル数分の24面型メニューPOPとA1ポスター。もちろん店長は大喜びしてくれました。最後はお店のスタッフさん達も交え店頭で記念の集合写真を撮りました。
ウラニワ修了撮影集合

2011.09.28 UT

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2011年09月27日

背後からも好き…[Team-F1]492

私自身はフードスタイリストでもなくカメラマンでもデザイナーでもありません。基本はフードスタイリストチームの責任者とかマネージャーという立場。ご依頼によっては時にディレクターとして現場を統括したり、企画そのものからプロデュースすることもありますが、大抵は状況を見守ることが多いでしょうか。そういう日は撮影風景を撮っています。現場作業を記録することでF1の広報活動に役立ちますし、個々のスタッフにとっても将来、独立した際の営業ツールになるからです。

カメラマンではないので撮影対象を正式な位置から撮ることはありません。三脚にカメラが据えられ、スタイリストがその前で盛付けているのを背後や横から「風景」として撮ります。だから撮影対象に正しい照明は当たっていませんし、料理の後ろには「かませ」が見えていたりします(笑)。写ってはいけないものも多々、フレーム内に入ってきます。

最近ふと、この「裏方の写真が好きな自分」を発見しました(苦笑)。なんて言えばよいのでしょうか。スポットライトを浴びる舞台と役者、明るい照明のTVスタジオと着飾ったタレント…などを幕の外からそっと写したような画像。華やかな世界とは裏腹の人間くさい生身の世界を見るような。「表」が悪いとか嘘ということではなく、その華やかさやメッセージを支えている「裏」みたいな。うん、そんな感じなんですがうまく表現できません。

背後から01

背後から02

背後から03

背後から04

背後から05

背後から06

2011.09.27 UT

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2011年09月26日

探偵の妻…[Team-F1]491

お世話になっているカメラマン矢野雅也さんから個展の案内が届きました。

[探偵の妻]※R15指定

くっくっくっ、なんとも面白い題名をつけたものですね(笑)。しかもR15ってどういうことでしょう。「15歳以下には見せられない有名人の人妻…って、もしかしてちょっと危なげな写真集?」。若い男性ならこのタイトルだけで足を運びそうです。フライヤーに書かれている説明を読むと探偵というのは小説に出てくる[名探偵・明智小五郎]のことのよう。その彼の妻を題材にしたようですが、なんとも視点が面白いですね。[山内一豊の内儀]とか[人形の家の妻]とか[昼顔の主人公]なら普通ですけど。

個人的に推理小説や探偵ものに興味がないので、この明智小五郎シリーズを読んだことはありませんが、「自分の命を狙う悪人の娘を娶る明智小五郎。その妻が犯人に囚われながらも犯人に恋をし・・・好きで結婚した女性が、他の男性を好きになり自分から去って他人に戻る瞬間」だなんて、矢野さんはカメラマンというより心理学者?恋に恋し恋に苦しむロマンチスト?なんとも興味そそられる個展です。

□[探偵の妻]矢野雅也個展 ※R15
□09/22〜10/04 ※水曜休廊
□ArchitectS Office gallery 中央区日本橋小網町16-16
探偵の妻(矢野雅也個展)

2011.09.26 UT

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2011年09月08日

ネットのお買い物…[Team-F1]490

ケース買いしたジャスミンティ・2Lペットボトル。空の500ミリリットルボトルに移し替えていたら最後の1本も遂に終了。
ジャスミンティ2l

「またネット注文しなきゃ」とショップURLを注文記録から探していたら、年間でネットショップを利用していることがかなり多いことに驚きます。もちろん自分で検索して注文クリックしているのですから、アバウトではわかっています。しかしあらためてチェックすると、かなりの範囲に亘るジャンルであり相当な金額なのです。

一番多い利用サイトはアマゾン。ここでは書籍やCD、カメラにレンズにそのグッズ関係、PC関係、衣装ケース他、調理器具、エトセトラエトセトラ。次がアスクルでプリンタ用紙や包装紙に梱包材に文房具にコーヒー&茶関係にミネラル飲料にエトセトラ。そして楽天、ヤフーストアであれやこれやで、単独ネットショップでもetcetc…。

実店舗でも生鮮食料品や板材や消耗品他を買いますし、レンタルショップへの年間で支払うのも相当な額ですが、それにしてもネットショップ利用率が高いんです。20年前なら「ネットで物を買うのは詐欺に遭うから危ない」とか「決して安くない」とか「送料がかかるのは損」とか「手元に届くまで相当な日数が」などと躊躇する事由がいろいろあったのですが、もうそんなことを気にする人は少ないでしょうね。ちゃんと探せば「確実に安く入手」できるし、「安全なショップと支払方法」も確認出来るし、「実店舗の取り扱わない品や廃盤品、ローカル品」も見つかりますから利便性は大です。到着までもクリック注文してから数時間後なんてこともあります。

個人的にペットボトルのジャスミンティは[伊○園のナチュラル]に決めています。雑味がなくすっきりした口当たりで、濃くはないけど水っぽい薄さでもないので、いつもこれを愛用しています。ところが「どんな季節でも」、「どの店にも」置いてあるわけではないので、もう各スーバーやホームセンターを巡って探すことを諦めました。今はネットでケース購入をしています。送料も無料でしかも実店舗で購入するよりずっと安いのですから。
ジャスミン茶=アスクル

スタッフY
「伊○園なんて一字だけ隠したって写真も掲載されているんだから、メーカーわかってマズイんじゃないですか?競合のクライアントから仕事が来なくなっちゃいますよ」


「あれ、わかっちゃう?じゃあ、○藤園にすればどうだろう」

スタッフY
「余計バレバレになっちゃったじゃないですか。得意のモザイク処理とかすれば良いのに」


「でもねえ、これくらい露出させないと伊藤○の社員、気が付かないんじゃないの?全メーカーの数あるペットボトル飲料の中では珍しく良質な商品。だから全国津々浦々の店舗や自販機に置かれるべく営業活動に励むように猛省を促さないと、私が出先でこのジャスミン茶が飲めないんだもん」

2011.09.08 UT

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2011年09月06日

実績画像紹介の限界…[Team-F1]489

なんか理屈っぽそうなタイトルになってしまいました(笑)。

質問01.「webページで実績画像の掲載数が少ない気がするが」
-----
答え01.「ご依頼企業にとってはまだ未公表の商品撮影だったりプロモーションだったりするので企業秘密。だから撮影した画像を公開することが許されないことが多いのです。また公表後でもF1でカメラマンやデザインを担当しなかった場合、撮影データを所有していないことが殆どです。こちらが請求することを忘れたりもしますが、一枚の写真には出版社・クライアント・タレント事務所・デザイナー・カメラマン・フードスタイリストなど多くの関係者の版権が絡んでいるので露出自体が難しいのです。担当するスタイリングカットは年間で万を超えますから累積年数を掛けると膨大な数になりますので、掲載しているのは1パーセントにも満たないでしょう」


質問02.「それにしても数年前から大きく変わってないような…」
-----
答え02.「その原因は単純にマネージャーの私の怠慢です。あっ予想通りでしたか」


質問03.「掲載画像以外の…弊社が望むジャンルの料理写真を見たいのだが」
-----
答え03.「一般公開はNGだけど『直接に見せるのはOK』という条件で了解をもらっている画像がありますので、お会いした時にご覧いただくことは可能です。ただコピーをとられたり、預けることはできません」


質問04.「ブログではお仕事の現場のことよりスクールについての記述が多いのは何故?」
-----
答え04.「上記01の理由でお仕事には守秘義務が発生します。だから撮影内容を話したり、クライアント名を出すことが許されないことが多いのです。それでも我々の活動にご理解をいただけるよう、許されると思う範囲で紹介していきたいと思っています。逆にスクールの場合、食の道を目指す生徒さんの活躍をご家族はじめ多くの方に知ってもらうことで、当人達にとってもより励みになるだろうと思うので積極的に紹介しています」


質問05.「スクールの授業見学ではなくF1の撮影現場を見学できないのかな」
-----
答え05.「申し訳ありませんが、上記01の理由で多くの現場が不可です。当校スクール生の場合、身元が明確ですのでクライアントの了解をもらえた時には見学の機会を与えています」

2011.09.06 UT

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近内貴宏+田島富佐江=チョコ
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2011年09月05日

スクール生徒作品(110827)…[Team-F1]488

「修了式も近いのでこれまでにやったことのないシーンを」
「媒体は女性誌、都内の人気店特集ページの中の1店とか」
「自分の好みですけど韓国料理店とかどうでしょう」
「そうそう、客が店内で楽しく食べている感じで」

上記のコンセプトを基にまずシーンを想定してセット組み。中央手前にチゲ、奥に小皿や酒器とかカトラリーを配置。
韓国料理屋設定(School.110827)01

フレーム内には4色の韓国カラーを忘れずに入れます。助講師KKが[客]という設定ですが、一人では賑やかさ楽しさが足りないので、見学に来ていたIMさんに急遽手タレを務めていただきました。背後にも韓国らしさを演出するための御簾を配置し、フロアには畳代わりの敷き物を。
韓国料理屋設定(School.110827)02

出来上がり写真が以下になります。
韓国料理屋画像(School.110827)

会社帰りのOLが都内の韓国料理屋で同僚と飲食を楽しんでいるということで、全体の色合いに赤味を出して撮ってもらいました。手前の箸の角度、鍋のグツグツ感などに若干不満はあるものの、「なかなか良く出来た」と私は合格点を上げたいですね。あと3回で半期が終了する彼等「こんな料理写真が撮れるまでに成長したんだな」と、ちょっと感慨深いものがあります。

2011.09.05 UT

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2011年09月04日

入校を思い留まる…[Team-F1]487

前々週、F1フードスタイリングスクールの見学に来られたIMさん。有名大学の在学中からパンの魅力にとりつかれ現在、師と仰ぐ先生が経営するショップに勤務。そこで「数年間は修行する」決意をしたものの、将来を見据えてフードスタイリングも学ぼうかと、入校を検討しているのだそう。

「問題は現勤務先が土曜日を休めないのです。だから入校となると一旦、退社しないといけないので悩んでいます」

スクールの授業を見つめるIMさん。撮影シーンでは手タレのモデル役もやってくれました。明るくて頑張りやで素直なお嬢さんという感じです。授業が終わるとともに見学も終了。IMさんから「皆さんのご意見を聞かせてください。私はスクールに通うべきか、それとも現在の勤めを続けるべきなのか。どうにも迷ってしまって…」の質問が。
入校希望者(110827)

私も含め全員の意見が「社会人になってまだ4ヶ月。師と仰ぐ方の元での修行が始まったばかり。20代前半なのだから他の知識や技術を学ぶチャンスは今後、何度でもある。出来れば3年は今の職場で一人前になるための技術を獲得すべき」でした。つまり「入校は思い留まったほうが良い」ということです(笑)。

「ありがとうございます。とても意義深い1日でした」とお帰りになったIMさんからメールが届き「皆さんのアドバイスを参考に考えた結果、今回は入学を見送りたいと思います」との内容でした。うん、その決断は正しいと思います。都内の同様な各スクールを検討したのに自宅から2時間もかかる当校を「学ぶならココ!」と決めたのもきっと正しい判断だったと思いますよ。

しかし入学者を募集しておいて、見学に来たら「あなたはまだ早い。数年先でも遅くない」と諭すスクールって少し変かも(苦笑)。

2011.09.04 UT

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2011年09月03日

新米とどく…[Team-F1]486

ネットで知り合った種子島で農業を営むEさんから「今年の新米です。7月末に刈り入れ乾燥させました。味わってみてください」と送られてきました。
種子島の新米(110902)

「事前になんの連絡もなく」と訝しんでいたら、4月のメールのやりとりに「今年は米もつくりました。真夏の新米送ります、あ、少しです。これくらいだったらもらってもいいかな?というくらい(笑)」というのがありました。数ヶ月も前の約束を覚えていてくれて、文面にも「もらう人の負担にならないように」との優しい気遣いが感じられます。ありがとうございます、遠慮無く頂戴いたします。

さっそく自宅に持ち帰り義母に話しをしたら「あらあら、そんな有り難いお米なら水道の水でというわけにはいかないわね。今度、良い水を買ってきて炊きましょう」と。だからEさん、新米の感想は少し時間をくださいな。

ところで今年の安納芋の出来はどうですか。一昨年、昨年と送っていただきましたがEさんの畑の安納芋は格別ですね。お裾分けした方々からも「今年もよろしく」と春先から所望されているんです(笑)。多くの人々から望まれ喜ばれる食料をつくるお仕事ってなんと羨ましいことでしょう。

2011.09.03 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年09月02日

ゴトクがゴトク…[Team-F1]485

昨日「セットを組んで、らしく見せることがある」と書いたので、続きとして「ガスコンロの上で煮炊きしているシーン」の場合を紹介しましょう。

ガスコンロの上で調理しているのを撮りたいのですが、実際の調理場にカメラを持ち込んで綺麗な照明をしたり、長玉のレンズを使うのが難しい場合が多い…というよりほとんど不可能。広いキッチンスタジオなら問題はありませんが、料理研究家のご自宅とか単なる箱形のスタジオに狭い調理場がある程度だと無理なケースがほとんどです。そういう時、ガスコンロの上の五徳を取り外して撮影台に置き、その上に鍋やフライパンを乗せて撮影することがあります。
五徳の如く02

画像例では「白ホーローのガスコンロ」と設定しているので、五徳の下を白板にしていますが想定によっては黒ホーロー風にすることもあります。「周囲も写ったらばれちゃうじゃん」と思われるでしょうが、五徳は一部のみしか写らないので問題ないのです。
五徳の如く

「もっと周辺も写り込ませたい。本当の火も使いたいのだが」という場合、実はもっと凝った仕掛けを使用します。ただ、この方法を最初に考案したのはあるクライアントなので当ブログで公表するのは差し控えさせていただきます。

「五徳が如く」というダジャレを言いたいためだけのお話しでした(笑)。

2011.09.02 UT

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2011年09月01日

カメラは見ていた…[Team-F1]484

予算や時間の関係でスタジオ内に「らしいセットを組む」ことがよくあります。
カメラは見ていた02
家のキッチン風景ならステキな個人宅をお借りして、バーの雰囲気なら銀座のお店と交渉して、自然の中のシチュエーションなら野外ロケで…と我々も出来れば実在の場所で撮りたいもの。しかし一冊のカタログの中に様々なシーン設定があり、それらを1日とか2日で撮らねばならないとなると「不可」。
カメラは見ていた03
そこで「らしいセットを組み立てる」ことになります。レースのカーテンを後ろに配するとかタイル敷きの小振りキッチン程度なら苦労はしませんが、大型ソファや襖と畳をフレーム内に入れたいとか、BBQ広場の雰囲気でとなると大がかりになります。そんな場合でもレンタルショップやホームセンター、セットショップで必要資材を調達したり購入すればなんとかなるものです。
カメラは見ていた01

そんな状況の最初からシャッターが切られるまでを、いつもカメラは見ているわけですが、どんな思いで見ているんでしょうね。

「へん、そんな嘘っぽい工作なんか全部見破って撮れるんだぞ」なのか「見えない、見えない。セットの外の無関係な箇所なんか見ないぞ、写さないぞ」なのか。

2011.09.01 UT

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2011年08月31日

注意んガム…[Team-F1]483

レンタルポジを探していたら珍妙な写真を見つけました。タイトルは[ガムで覆いつくされた外壁]。「ははん、噛み終わったガムを壁にペチャペチャとくっつけて埋め尽くし色づけしては『アートだよん』と言いたいんだろうな」と推測しました。まったく知らずにこの壁の前に立ち「素材はなに?接着剤?シリコン?どれどれ…」と触ったりしたら大変です(爆笑)。やはり説明書きを置いて「注意!噛み終わったチューインガムで構成された壁です」と書いてもらわないと。
ガムで覆いつくされた外壁

以下はフランスの有名菓子メーカー日本法人に勤務するA子さんから聞いた話。現在は企画部門に所属していますが、以前デパートの自店舗売り場で販売や接客を担当していた時の経験談です。イートインコーナーにはさきほど商品カウンターで2万円もの商品をお買い上げいただいた中年のご夫婦がお茶を飲んでいます。呼ばれたのでテーブルに行き「なにかご用でしょうか?」と聞いたらご主人が・・・

客「手を出して」
A「はぁ?あっはい」
客「ポイッ」
A !~~~~~~「失礼しました」

呼びつけたA子さんに手を出させると口の中で噛んでいたガムを指でつまみ、A子さんの手に置きました。横ではそれを見ていた奥様がゲラゲラと笑っていたとか。なぜこんなことをしたのかの説明はなく、接客時の自分の落ち度も思い当たらず、もちろん謝罪もなく。
手にガム

客商売でもあるし一介のOLでしかないA子さん。わけがわからないものの、周囲への気遣いで「失礼しました」と言ってガムを受取り引き下がったそうですが、胸の内では「メラメラ」と怒りが燃えさかってしまったそう。中年男性の行為そのものがおかしいことは間違いありませんが、世の中には変わった人とか壊れた人、若い女性を困らせて喜ぶ趣味の人などがいますから「しょうがないわねえ」と諦めもつきますが、その連れの奥様の態度が特に頭にきたのだそうです。自分の夫の恥ずべき行為を止めようともせず、注意もしないどころか笑い転げるなんて。

自分の口の中から吐いたものを他人の手に・・・私は上記の話しを聞いて、い〜っぱい言いたいことが喉元まで出ているんですが、言葉が激しくなってしまうのでやめますが、皆さんは、どうお感じになりましたでしょうか。

2011.08.31 UT

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2011年08月30日

撮影スタイル…[Team-F1]482

ブログを書いていると時々「いったい誰が読んでくれてるんだろう。どの部分に興味を持たれたんだろう」と思うことがあります。関心のある人や関係者に読んでいただきたいから綴っているので、とても有り難いことなんですが「どういう人なのか」が非常に気になります。もともと万人に興味を持たれるジャンルではないので、定期的に読んでくれる人がいなくて当然なこのブログ。グルメを語るわけではなく、有名人芸能人の話題でもなく、超ニッチな業界の話しなんですが。わずかな[検索ワード]から推測しても、読者の顔は見えてきません。

知人、F1スタッフ、スクール生の中に読者がいるのは想像できますが多分10人強。
すると差し引き残り数百人の読者の方々って…。

先日、チーフTFがある打合せで始めてお会いしたカメラマンさんに「F1ブログ読んでますよ。勉強になります」と言われて驚いたとか。無関係の迷惑な書き込みが大量に届くので、コメント設定を[不可]にしています。だから直接、質問や反論は届きませんが、メールで「わたしで〜す」とお知らせいただけると嬉しいです。次のアドレスに「富山に住む学生22歳。見てまっせ!」などと簡単なメールをお送りいただけませんか→info@fst-f1.jp。


話しは変わって「料理撮影時に三脚は必須かどうか」です。もちろん結論としては「個々カメラマンの判断次第」でしょう。ただF1が担当する料理撮影現場では「99%が三脚を使用」です。ミリ単位で俯瞰角度や正面位置、食器間のバランスをとっているので三脚は必須ということになります。カメラをわずかに動かしただけで[かませ]が見えたりしますので。料理撮影でもモデルやタレントが入るケースでは手持ちで撮ることもありますが、年間の数万カットの中の比率で言えば1%くらいでしょう。

逆に雑誌撮影時のカメラマンさんには三脚を使わない方がいらっしゃいます。最初から最後まで料理撮影だとやはりしっかり三脚を立てての撮影ですが、タレントが絡んだりシーンが多岐に亘ると皆さん手持ちスタイルです。カメラを持ってあちこち移動したり屈んだり立ち上がったり、なかなかお忙しい(笑)。手持ちスタイルのカメラマンさんは諸機材も持ち込まないことが多いので、手近なもので代用するようです。掲載画像の彼、スタジオの中を歩き回りヒョイと洋書を手に取ったと思ったら、料理の横に立てかけ「レフ板代わり」にしていました(苦笑)。ステンやガラス容器の場合、洋書の文字が写り込む危惧がありますが、さすがにそんな時は香盤表の裏面などを利用するんでしょうけど。年から年中、スタジオ内で三脚を立てた撮影スタイルを見慣れている我々にとっては新鮮です。
レフ板は洋書

大手通販会社と契約を交わし、そこの商品及び調理写真のほとんどのスタイリングを担当しているF1スタッフのKY。「いやになっちゃいます。私がせっかく正面を決めて盛り付けたのに、うちのカメラマンさんあっちこっち動いてはシャッターを。私としては、その位置だと“かませ”が見えちゃうじゃんと気が気でなりません」(爆笑)。

2011.08.30 UT

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2011年08月29日

バター&ジャム…[Team-F1]481

今朝、モーニングサービスを食べていて気になったのですが、皆さんは何番ですか?

トーストを頼むと大抵、バターかジャムがついてきますが、あなたはどちらを塗っていますか?私はバターを塗った上にジャムを重ねて塗ります。それだけの話しなんですが、突然「あれ?ほかの人も自分と同じように両方を塗っているのかな?いや多分いつも他人とは少し価値観や味覚に差違があるからきっと違うんだろうな」と考え始めてしまって。

[1]バターを塗る。
[2]ジャムを塗る。
[3]ひとつのパンにバター、もう一方にジャムを塗る。
[4]その日の気分でどちらかを塗る。
[5]両方を塗る。きっぱり!!

アンケートとったら、[3]か[4]の人が多いんでしょうねえ。[3]が40%で[4]が20%、[1]と[2]合計で25%、[5]は5%、「何も塗らない」が10%とか。いやどうでもな話しなんですが、ほら私って「他人とは少し価値観や味覚に差違がある」ので、こんなことが気になるんです。
<追伸>
「両方だけどジャムを塗った上にバターを塗るわ」という人がいましたら是非お知らせください。特に景品等は用意していませんがそんな人がいることを知りたいのです。

2011.08.29 UT

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バターとジャム
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2011年08月28日

盛り直し…[Team-F1]480

フードスタイリストを養成する[F1-School]の授業のひとつに「盛り直しスタイリング」があります。どういうことかと言うと、市販の弁当を[01.盛付け直すことで容器内での見栄えを良くする]ことと[02.器に盛り直しすることで別物料理に激変する」というもの。

たまにですが雑誌社から「読者は独身OL。彼氏が来るのに用意できるのは市販弁当くらい。でも本当は手作りっぽい料理で迎えたい。だから弁当や調理済み総菜を自作料理に見せるテクニックを紹介して欲しい」な依頼が来ます。これは日常の家庭でも活用できます。兼業主婦が多い現代、「食事は全て手作りにしたい」と思ってもそれは時間の問題で無理。となればホカホカ弁当や総菜などを買ってきて食卓に並べざるを得ないのは仕方無いこと。その時にちょっと工夫することで、センスある料理に生まれ変わります。

容器内で盛り直すというのは、透明プラスチック蓋に覆われていた弁当をそのまま撮るのでは、いくらなんでも乱暴というもの。ぐしゃぐしゃなご飯や片寄った総菜を、調えるだけでも撮影に耐える商品になるということです。


以下の事例写真はスクール生徒の作品。この授業時の注意点としては「絶対に元の材料だけを使用。食材を足したり引いたりしない」こと。ご家庭で活用するときに添え物などを加えることで演出アップさせることは「有り」ですが、授業ではスタイリングの基本を身につけるために「NG」です。

<事例=購入してきたプラ蓋付きの弁当>予想より崩れがなく困った(苦笑)。
弁当01

<事例=盛り直した弁当>変わり映えが少なく困る私(苦笑)。
弁当02

<事例=器を変え盛付けスタイリング>
暖かいはずのものに熱々感がない、照りが足りない、各食材の配置バランスが悪い等々、未完成な箇所が多々ですが、前記と同じ弁当食材だけでここまで見え方が変わるというのはご理解いただけるかと思いますが、いかがでしょうか。
弁当03

2011.08.28 UT

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2011年08月27日

腐ると、枯れる。…[Team-F1]479

偶然に出会ったwebサイトがあり、興味ある内容があったので紹介しようかと。

ブラウンライス静岡工房]という食品加工、カフェ・レストラン経営、菓子製造、通販などを行っている会社なんですが、2007.12.13の記述に[木村さんのリンゴ]という文面が載っています。
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「包丁で切れ込みを入れると『さくっ』ではなく、まるでスイカを切ったときのような『ぱりっ』とした音が。…口に含んでも音は「ぱりぱりっ」ちょっと酸っぱいけど、後からりんごの瑞々しい香りがふわーっと鼻から抜けます。…木村さんのりんごは切って放置していても変色をほとんどせずに腐らず、只、ドライリンゴになると…本来、野菜や果物は腐るのではなく、枯れるのだということを知らしめてくれるこのりんごはやはり『奇跡のりんご』」。
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NYブラウンライス静岡工房-木村さんのリンゴ

野菜や果物は本来、腐らない?

そうなんですか、始めて知りました。本当だとしたら、なぜ自宅や事務所のそれらは時間と共に腐っていくのでしょう。単に安物だから?それとも「有機栽培や添加物の関係で?」とかなのでしょうか。この辺の説明がないのでよくわかりません。「面白いな」と思いつつも、以前に出会った牛乳のことを思い出しました。それは群馬県の東毛酪農協同組合製[みんなの根利牧場]。「正しく腐るんです」というのが売りで、実際に飲んでみましたがとても美味しい牛乳でした。でもやはり「なぜ正しく腐るのか」の説明が不十分なので、その理由や善し悪しがわからないのですが。
みんなの根利牧場

この[ブラウンライス静岡工房]のwebサイトには、女性スタッフがアップされています。若くて、希望に燃えて、明日への活力に溢れた顔。ほっぺなんかまるで真っ赤なリンゴのよう(笑)。間違いなくこの乙女達は「腐る」こともないし、「枯れる」気配もないですね。
NYブラウンライス静岡工房-乙女達

2011.08.27 UT

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2011年08月26日

夏,終わりますが…[Team-F1]478

書店で何気に見つけ購入してしまいました。
買った日は夏真っ盛りの8月1日。
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■この夏は、かき氷で暑気払い 蒼井 優の かき氷 完全案内
蒼井 優著【今日も かき氷】マガジンハウス \1,300(税別)
■東京、京都、湘南、長瀞、名古屋、沖縄、台湾・・・蒼井 優さん厳選32軒 すべて実食済み
蒼井 優の今日もかき氷
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買っちゃったんですけど、まだ1ページもめくってないんですよね。とてつもなく忙しくて「読んでる暇なんかない」というわけでもないのに。蒼井 優のファンではないけど、かき氷のファンではあります。だから思わず購入しちゃったんですけど。

この夏、一度しか食べてません。散歩途中の公園で1回。イチゴ味250円。

珈琲専門店のコメダ珈琲のメニューブックの中で見つけたかき氷は850円。いけない、いけない!かき氷は庶民のデザートなんだから850円もの値付けしてはいけません。氷の横にホイップクリームをスカイツリーのように飾ってはダメです。それではもう[かき氷]と呼べなくなってしまいます。あくまでもシンプルで安くないと。フレーバーはもちろんイチゴです。ストロベリーでも良いけどイチゴと同じことでせう。

「どんなかき氷が載ってるんだろ」
「わざわざ女優がかき氷を紹介するなんて」
「台湾ねえ。かき氷食べタイワン!なんて洒落るのかな」

1ページも読まないうちにかき氷の季節、終わっちゃいそうです。夜中や明け方は、エアコンも扇風機も要らなくなりましたし。まだ頁をめくってないのに、かき氷一杯だけで夏の尻尾が見えてきましたね。

2011.08.26 UT

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