お仕事の範囲で中国の茶器を求めるのと茉莉花茶を探すことを目的として行ったのですが、経費ではなく「今回は自費」と決めていたのでちょっと観光も楽しみました。台湾は35年前から「行きたい海外旅行先ベスト5」だったのですが、なぜか今日までお預け状態。それがやっと実現しました。
そんな観光のひとつとして台湾の新幹線に乗ってみました。当初は韓国に発注したけどいろいろ不具合が生じて最終的には日欧混在システムとなったようですが、日本車輌を導入したという時速300kmの台湾の新幹線はなかなか快適でした。7月下旬に中国本土で中国製新幹線の事故があったばかりなので、その中国と台湾の新幹線の違いを実感したいこともあり…と言ってもまだ中国新幹線に乗ったことはありませんが(苦笑)。台湾新幹線のその静粛性、安定性には日本国内の新幹線と同じ信頼を感じました。
500メールトル超を誇る[台北101]ビルも訪れました。ファッションブランドにまったく興味のない私には「う〜ん特に感想無し」。まあ思いの外「狭いなあ」と感じたくらいでしょうか。でも施工が熊谷組ならきっと安心ですね。うん、それだけです(笑)。
結局「良かったな」と思ったのは台北にある[総統府]と各地に点在する[寺院]。お寺は特に印象に残りました。
日本の京都や奈良の神社仏閣と同じく世界中から観光客が訪れていますが、台湾の寺院には地元の住人も多く混ざっています。拝観料は訪れた限りでは「無し」。お線香も[10元(日本円で約30円)]とまったく商業主義ではありませんし、賽銭箱のようなものも見あたりませんでした。逆にお饅頭を無償で配られたのには驚きました。単に興味本位で訪れた観光客への配慮として[当院における所作]を教える説明員が多く配備されていて、線香のあげ方などを指導してくれます。なんと非営利的で親切なことでしょう。これぞ神仏の御心ですね。
この感じ、なんと表現すれば良いのか・・・そう、
「ここにはきっと神仏がいる」を実感しました。
2011.10.16 UT
“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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