6〜7年くらい前、CSチャンネルのプロデューサーに「爆弾ハンバーグ食べた?あれ旨いよね」と聞かれました。残念ながら知らなかったので「いえ知りませんが」と答えると「え〜っ、食の仕事をしていて知らないの?そんなんで大丈夫なの?」とわけわかな叱咤をいただきました(苦笑)。それ以来、顔を合わせるたびに「まだ行ってないの?行列が出来ているんだよ。そんなんでプロとして…」と呆れられ続けていました。
しかし周囲の食の知識人達に尋ねても「はあ…知りません」だし、その近くに住んでいる知人に聞いて初めて「はいたまに子供を連れて」くらい。そもそも都内を主としている身としては、埼玉県の奥の方にあるレストランというのでは、お仕事でない限りなかなか行く機会がありません。
やっと行きました、フライングガーデン。
仕事で群馬に向かう途中のファミレスの幟に“爆弾ハンバーグ“の文字。
迷うことなく車を駐め、店内に直行です。
平日とはいえ、ちょうど12時半というランチタイム。
数十分くらい待つことを覚悟して入店。
ええ覚悟していたのですが中は案外に空いていて、すんなり着席。
なんとも肩すかしをくらった気分です。
もちろんオーダーは爆弾ハンバーグ。
連れの希望なんか聞かず、4種類の爆弾をオーダーです。
味ですが・・・
1,000円前後という価格なら「有り」かなとは思います。
ですが前者のプロデューサーが言うほどの絶頂の美味しさではないかなと。
まあ味は個人個人の好みですし、行列が出来る時もあるなら、それはそれで。
評判の理由は味ではなく、目の前でスタッフがカットするパフォーマンス?
フロアスタッフに爆弾ハンバーグの名前の由来を聞くと。
「形や油の跳ねが、投げる手榴弾に似ているからです」とか。
それなら爆弾というより“手榴弾ハンバーグ“でしょ?
でも若い人は知らない単語だろうし、具体的な戦争を連想させるからでしょうか。
「どうだった?」
「まあ、値段に見合うそれなりに」
「なんだよ、美味しかっただろうが!」
「もちろん有りですよ、あれは」
「そんなんでプロの食業人として恥ずか…」
ドッカ〜ン!
2009.11.20 UT
“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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