2007年08月05日

デザインコンペに参加しない理由… by [Team-F1]_Vol.062

 この8月は問合せが多くとても忙しい月でした。数あるwebサイトの中から弊社ホームページを見つけてお問い合せいただきましたこと、あらためて深く感謝申しあげます。

 埼玉県内に複数店舗のカラオケボックスを運営するという企業から「グランドメニューを刷新するので相談にのって欲しい」との依頼がありました。お伺いして、これまでの作品を見ていただいたり、撮影やスタイリングに賭ける当方の姿勢などをお話しさせていただきました。

 いままで自分たちで撮影し、デザインもイラストレータを使って作画し直接、印刷会社に出稿していたというだけあって、制作方針も発注内容もしっかりしています。ただ「やはり素人では限界がある」と気づき、外注しようと社長が決断。「今回は、これらのメニューを、こんな風に撮影して欲しい。デザインから撮影、スタイリングまで頼みたいのだが、予算とラフ案を提出して。数社に打診しているので比較してから発注先を決めます」と、コンペという話しなんです。デザインからのコンペは現在、基本的にはお受けしていないので丁重に辞退させていただきました。

 もちろん見積金額についてはコンペでも参加していますが、実際にプランナーが起案してコピーライターが文案化し、デザイナーがラフを起こす…場合によってはテスト撮影も行うとなると、それらの作業の時間や費用が、現在の弊社には負担が大きいのです。初めてのお客様だと、何を基準に採用を決定するのか、提出したラフ案だけ盗用される心配はないのかなど、別な懸念もあります(もちろん、お問合せのあった今回のお客様がということではなく、一般論として)。

 デザインにかかる前のプランニングやキャッチコピー類を決めるキーワード探しは、相当に頭も時間も費やします。「採用しなくてもコンペ費用はお支払いします」という昔の習慣が残っているなら、また別なんですが。

 「だからと言って全てお任せして、本当に望むものができるのか」の心配もあるかと思います。これまでの作品類を見ていただき、弊社の実績からご判断願えたら嬉しいのですが。2006.09.01 TU

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写真展『QUESTION』のお知らせ… by [Team-F1]_Vol.061

 撮影をお願いしたことのあるカメラマン“テラウチマサト”さんから、写真展のお知らせが届きましたのでご案内します。
 テラウチさんは風景から人物からFOODから、いろんな被写体を国内外で精力的に撮られている方。神宮前に事務所を構えて雑誌の出版もされている社長さんなので、とにかくお忙しい。1年前に「飲みにいきましょ」と話していたのに、未だに実現しません(笑)。仕事に対してとても情熱的でチャレンジャー。その姿勢にはいつも頭が下がる思いです。
 そんなテラウチさんが開く写真展。きっと素晴らしい内容だと思います。2006.07.31 TU
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『QUESTION』=初めてを、問いかける写真展です。
http://www.terauchi.com/question/index.html
■期間:2006年08月02日(水)〜07日(月)
■時間:11:00〜21:00まで ※土、日は14:00〜21:00、最終日は17:00まで。
    (土、日は午前中に女優さんを撮影するライブイベントを開催)
■場所:原宿クエストホール
【アクセス】JR原宿駅 表参道口 徒歩1分
      地下鉄千代田線 明治神宮前駅3番出口 徒歩1分
【住 所】東京都渋谷区神宮前1-13-14
     TEL : 03-3470-6331
ダンボールを並べた展示、床において見せる展示など、多くの初の試みをしています。
感性を刺激する内容です。どうぞ、皆さんで来ていただけると嬉しいです。
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フードスタイリスの新規採用について… by [Team-F1]_Vol.060

 結論から言うと、新人の募集は行っておりません。よって電話やメールでご応募いただいてもお断りしています。悪しからず、ご了解くださいますようお願いします。

 Food Styling Team-F1は増員しないのか、或いは新人を育てないのか…ということでしたら、答えは「様々な事情で辞めるスタッフがいる関係で増員していますし、その新規スタッフの育成も行っています」です。

 では、なんで一般からの応募に応えないのか…?

 フードスタイリスト及びフードコーディネーターの仕事というのは、未経験者が想像しているよりはるかに厳しい業務です。朝早くから深夜遅くまで、先輩からの指示には絶対服従、打合せに準備に撮影現場に後かたづけに…と通常のバイトや会社勤務に比べたらとても考えられない、割に合わない勤務内容です。体力が人並み以上にあって、収入がなくても食べていける経済的環境があって、深夜でもツーメーター程度で帰れる都内に住んでいて…。

 特に[Team-F1]は、常に2人〜4人のチームワークで動いています。だから撮影現場ではスタッフ同士の呼吸が合わないと仕事になりません。「あれ取って、早く!」に対して「“あれ”って何ですか?」では、困ります。以前からチーフとのコミュニケーションがとれていて、さらにスタイリストとしての能力を持った者だけを対象としています。一般公募ではなく、各チーフからの推薦があり何回かの現場テストをした上で、[Team-F1]に入っていただいてます。

 ちょっと大げさな書き方になってしまいましたが、こんな事情をご理解いただければ幸いです。2006.07.16_TU

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オーブンレンジ機器のレシピブック製作… by [Team-F1]_Vol.059

 本社がドイツの家電メーカー社から依頼され今春に製作完成した“機器別・レシピブック”集の第一弾に続き、第二弾も先週ついに完成しました。第一弾はスチームオーブン用。今回は電子レンジ機能付きオーブン機器用です。

 7月の発売に向けて春先からクライアント、デザイナー、[Team-F1]のフードスタイリスト、カメラマン等と何度もの打合せを行いました。メニューはクライアントが起用した女性料理研究家のレシピですので、我々が担当するのは企画・デザイン・コピー、撮影、食器選定と調達、調理、盛りつけスタイリングです。

 今回はテーマを「軽快感を感じさせるスタイリングを」としましたので、チーフスタイリストの責任は重大です。単に豪華な食シーンというなら、高価な食器や小道具を用意すればいいので割と単純なのですが、普通の家庭の食卓風景という条件でのセンスある食器の選定や、主張あるスタイリングというのは、けっこう神経を遣います。

 2日間に及ぶクライアントのショールームでの撮影は、一般来場客の目もあったり外光の漏れなど、それなりに大変でしたが、グッドな料理スタイルの演出ができましたし、意図した色合いの写真が撮れました。色校正をチェックし、印刷段階での2日に亘っての立会い指示などを経た結果、すごく良い“レシピブック”に仕上がった自信作です。

 市販されるものではないので、誰もが見る機会はないかも知れませんが、F1のwebサイトで一部を紹介していますし、お伺いした際にでも現物を見ていただければ「うん!確かにこの料理写真はいいね」と納得してもらえるかと確信しています。

 UT 2006年07月16日(日)

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ジャークチキンを味わった… by [Team-F1]_Vol.058

 数年前から気になっていたメニューに“ジャークチキン”があります。いえ、フードスタイリスト業務や料理撮影の仕事とは関係ない個人的な話です(笑)。

 以前にある代理店から「一緒にジャークチキンをフランチャイズ展開しないか」との話があり、そのときに初めて知り食体験。展開内容に賛同できなかったので、ビジネス参加は辞退したのですが、その味がずっと忘れられずにいました。

 暇が出来たので先日、ネットで探したらけっこうファンの方がいらっしゃるんですね。ジャマイカの代表的な料理のようで、彼の地では道ばたでドラム缶に炭火をいれて豪快に焼いて提供しているそうです。その現地のやり方を踏襲して、東京・恵比寿で運営しているレストランが”アラウィ”。渋谷での打合せの後に、ひとりで探し求めてランチをいただきました。

 なるほど、数年前に体験した味とはまた少し違った味わいでしたが、旨いマズイより「ふ〜ん、こういう味で出しているのかあ」との印象を受けました。記憶に残っている辛さよりマイルドだったのです。ジャマイカビールと、つけ合わせのシナシナなポテトフライがいいですね。

 駅から少し離れた立地ですが、らしい若い男性客達の他に中年女性二人組とか、読書をするOLひとりとかテイクアウト客とか…そこそこ入ってました。

 この夏、スタッフ達とのBBQ大会で、このジャークチキンをつくって試食してもらおうと思ってますが、さてどんな評価をもらえるのか心配です(笑)。2006.07.16_TU

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とりあえず美味しそうに撮って… by [Team-F1]_Vol.057

 不思議に思うことですが、フードスタイリング(あるいはカメラマン手配を含む場合も)をご依頼されてくる時に、「デザインがない」ことです。ご希望する画像内容を確認するために、ラフ・デザインを見せていただきたいとお願いすると「いやデザインはまだなんです。先に写真を撮っておいて欲しいんです」とか「絵がないとスタイリングしてもらえないのですか?」とおっしゃいます。

 確かに“適当に”撮影やスタイリングをすることは可能です。オーソドックスな照明に差し障りのないアングルと引き気味のカメラ位置、“らしい”クロスや食器・カトラリーを用意して常識的な盛付をすれば、後々チラシになろうがポスターに流用しようがメニューブックに落とし込もうが、縦長でも横長にでも使えます。しかし、しかし…なのです。

 例えば、同じ牛丼写真でもポスターに使うのか、店内メニュー表に使うのかで撮り方やスタイリングは変わってきます。理屈っぽい言い方をすれば、目的を明確にしてそれにあったコンセプト設定からキャッチコピーやデザインを起こして、ビジュアル通りのスタイリングや撮影を行う方がより効果的な画像になります。一人の女優さんの様々な写真を見て「こんな優しそうな女性が女房だったら」と思ったり「妖艶だなあ、恋しちゃった」とか、「いるよね、こんな暗いOL」といろんな受けとめ方をすることがありますよね。牛丼も“安さも感じさせる美味しさ”なのか、“高級感のある美味しさ”なのか、“子供でも頼みたくなるような美味しさ”なのか、美味しさの表現もいろいろではないでしょうか。

 あまり小難しい話をすると「なんか面倒そうだなあ」と嫌われそうなので、この辺でやめときますが(笑)、ただ同じ手間と時間をかけるのですから、より良い料理写真を撮るために「目的を明確にすること」と「漠然とでも頭の中に“絵”」をご用意されることをお勧めします。 UT 2006年05月20日(土)

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母親の愛情、今昔… by [Team-F1]_Vol.055

 先日からおつきあいしている洋菓子チェーン。ご依頼内容は「夏場の売場ディスプレイをプランして」。売場を構築するためには、客動線や客単価、既存什器…などの他に利用客の実態を知ることが必要です。そこでクライアント側がグループインタビューした、アンケート結果を見させていただく機会がありました。

 「素材も安心できるし、美味しくてとても安いからよく利用しています」とは多くの方に共通した声です。しかし気になったのは「安いから子供用によく買う。でも私は、この店のはあまり…。代官山の○○○のスイーツが好きです。自分用のアイスクリームはハーゲンダッツに決めてるし」って、おいおいお母さん達。「子供には安いもので十分。私は高いものじゃないとイヤッ」って、ひどすぎます(笑)。素材が安全で、旨くて、安いなら子供と一緒に食べましょうよ。

 私は戦後生まれ、亡き母は大正生まれ。物のない時代、「自分は食べるものを我慢しても、子供にだけはひもじい思いはさせたくない。そんな気持ちで頑張っているのにお前というやつは…」とよく怒られました。確かに飛行機で仕事から帰宅すると、機内食に手をつけずに私たち兄弟に持ち帰ってきたものです。あの頃は、おやつも毎日あるものではなかった貧しい時代。機内食なんて感動するほどのグルメ食でした。オフクロだって食いたかっただろうなあと今でも時々、思い出します。UT

 2006.04.09
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新年あけまして… by [Team-F1]_Vol.053

 はい、正直に告白します。今日は2006年01月21日(土)です。とっくに新年はあけております(笑)。

 「元旦には、ちゃんと新年の挨拶をブログに流そう。webサイトでもそうしよう、そうしよう」と思いつつ、あっと気がついたら20日余り過ぎていました。月日の経つのは早いものです。うかうかしていると、きっとまた年末になっていることでしょうね。

 アレコレ書き忘れているフードスタイリスト業務のブログネタ。「今年こそ、マメに書き続けるぞ」…と昨年も年頭に誓ったものでした(反省)。しかし暮れに新しいメンバーも何名か増えました。きっと新人が張り切って、楽しい投稿をしてくれるものと思っています。ご一緒に期待しましょう。

 そんなこんなの本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。UT

 2006.01.01(元旦に書いたつもり)
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“空弁”を英語で言うと? by [Team-F1]_Vol.052

 年も押し詰まってきました。年末年始はまた帰省客や旅行者で空の便が賑わうのでしょうか。私は“暮れ〜正月に旅行”というのを、経験したことがないんです。仕事のことを一切考えずに過ごせる、人気のない鄙びた温泉場なら行ってみたいんですけど。

 「空弁として販売する予定の“お粥”の撮影なんですが…」と代理店からの問合せ。予算が厳しいというのと、フードスタイリストの役目をご存じなく「撮影のみで良い」とのご要望だったので、カメラマンを紹介しました。しかしカメラマンと打合せしているうちに、「フードスタイリングって食の撮影には重要なんですね」とご理解いただいたようで、師走の風が吹く下町に出動しました。

 テイクアウト用食器なので、見た目のチープ感は仕方ないんですが、中味はトッピングも用意されていてグッドな空弁です。セットで売られる“けんちん汁”も「こんなに具沢山なんですか?」と聞き返したほどのボリューム。忘年会や新年会で疲れた機上の胃腸には、この粥メニューは嬉しいですね。

 お米からつくる“粥”なんて、アジアだけのものだから英語表記なんてないだろうと思っていたら、あるんです。[Rice Gruel]…言葉の響きから、お粥のドロッとした感じが伝わってくると思うのは、私だけかな。UT

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金額を表示できない理由…by [Team-F1]_Vol.051

 webサイトをご覧になった方から「メニューを撮影して欲しいのだが、費用を教えて」と問合せがよくあります。最初から[ワンカット¥---、10カットだと¥---。カメラマンも含めての場合は¥---]というように、アドメニューを表示していれば親切かとは思うのですが、それが現時点では難しいので表示をしていません。

 フードスタイリングだけでも様々な業務があります。食器の選定と調達をするのか、食材も用意するのか、盛付だけでいいのか、調理もするのか、栄養価計算は必要か、あるいはメニュープランニングから担当するのか…etc。そして難易度があります。冷凍食品を袋から出して食器に盛るだけの作業、レンゲからスープが垂れるのを撮る“ING”スタイリング、一品ではなく何皿も並べる集合写真などなど。カット数が多いのに時間に制限がある場合は、スタッフの数を増やさないといけません。

 またカメラマンも含めてのご依頼となると、総カット数が何点になるのかの他に、フィルムで撮るのかデジカメなのか、単品撮影なのかイメージなのか、切り抜きか角版か、スタジオはこちらで手配するのかお客様が用意するのか…。デザインや製作加工にまで及ぶと、サイズは用紙はコピーは部数は…ともう、アバウトで金額を算出することは不可能なのです。

 ご面倒でしょうが、まずはご連絡をください。メールのやりとりで予算をお出しできる時もありますし、場合によってはお伺いしてお話を聞かせていただいてから、見積りを提出をすることもあります。撮影現場を数回覗いただけで、フードスタイリストと名乗って仕事を請け負っている人(或いは会社)もいます。だから、何がなんでも安い方が良いと、安易に取り寄せた金額だけでご判断されることはお勧めしません。お客様も当方と同じく“良い仕事”をお望みかと思いますので。UT

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西尾拓美さんは、とっても子煩悩だった…by [Team-F1]_Vol.050

 西村知美さんとの2度目のお仕事。飲料メーカーのwebサイト用のCF撮影なんですが、今回はF1が提案した曙橋のキッチンスタジオで行いました。前回の渋谷のスタジオは狭かったので、撮影が始まると何の役割も持たない私は、必然的に外に出ざるを得なかったのですが、広いこのスタジオなら身の置き所があります(笑)。

 だから西村知美さんとも挨拶し、撮影風景もじっくりと眺めることができました。そして嬉しいことに、憧れの魚菜学園・木内先生とも会話の機会を持てたハッピーな現場でしたね。過日、木内先生からメールが届き「事務局員から知らされて、読ませていただいたのですが、F1ブログに私のことを書いていただいたのですね。ありがとうございます。これから時々、読ませていただこうかと…」と。プログって、人に読んでもらうために書いているのに、実際に「読みましたよ」と言われると非常に照れるものですね(笑)。

 そして西村知美さんのご主人“西尾拓美”さんにもお会いしました。元はCHA-CHAというグループでデビューしたタレントさんですが、現在は自ら調理もするレストランのオーナーとして有名ですね。この日は娘さんの“咲々ちゃん”を連れてきてて奥様の撮影中、ずっと咲々ちゃんと遊んでいるのです。その思いっきりな子煩悩ぶりに思わず微笑んでしまいました。美人で売れっ子の奥様と愛らしい子供に恵まれ、ご自身も経営者としてご活躍。こんな理想的な家庭って羨ましいものです。UT

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TVで恋人募集します! by [Team-F1]_Vol.049

 [Team-F1]の中で一番の若手、アシスタントのIHです。日テレのクイズ・バラエティ番組[イッテQ!]。私もいろいろと取材され、テレビカメラにも映されてしまいました。

 テレビに出るって私には始めての経験。でもよく聞くのは「長時間も撮られたけど、放映を見たら、カットされていた」という話し。周囲に得意げに話したのに、実際に映ってなかったら悲しいですよね。だから家族や友人に「テレビにでるんだ」と話すのに、迷いがあります。

 でも、でも、この機会に“恋人”を募集しちゃいます。クリスマスイブをひとりで過ごすのは嫌ですから。12日の放映から24日まで10日あまりもあるし、なんたって全国放送ですし、それにタレントより可愛いと思ってくれる人がいるかも知れないし。テレビ画面で飯島 愛さんよりカワイイ、背の低い愛くるしいプチ美女が映っていたら、それが私“IH”です(キッパリ)!

 それにしても、当日はとても大変だったんです。タレントさんが帰った後、「立ち位置が悪かったので」とか「台詞の言い回しの関係で」という理由で、撮り直しのために新たに4〜5台のピザを作り直したんです。スチール撮影の担当をするだけでも、てんてこまいなのに。ただ最後に、そのピザをテレビのクルーさん達が美味しそうに平らげてくれたのは嬉しかったですけどね。IH

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“NTV[イッテQ!]に取材された”の巻!…by [Team-F1]_Vol.048

 渋谷のキッチンスタジオでいつものように料理撮影をしていると、日本テレビのディレクターがやってきて「テレビの深夜番組なんですが、取材をさせて欲しい」と。

 聞くと、毎週月曜日23時過ぎに放映している、ウッチャンこと内村光良さん司会の[イッテQ!]というクイズ・バラエティ番組。“Qハンター”と呼ばれるタレントが、街に繰り出し面白いネタを探しては取材し、スタジオ内の出演者達にクイズとして出題するというもの。

 そしてやってきたのは飯島 愛ちゃんと、カワイイ金子貴俊くん。キャッ!

 お二人に、フードスタイリストの裏技をいろいろと聞かれ、スチール撮影の合間に実演して見せました。どんな技かをここで話すと、まだ放映前で差し障りがあるかと思いますので、12月12日(月)23時45分からの当番組をご覧ください。但し、この時間帯は変更が多いので、朝刊のラテ欄を確認してくださいね。

 全く緊張感を抱かせず、お友達のように話しかけてくる飯島愛ちゃんと私との、ぼけとつっこみをお楽しみください。こちらのカメラマンのOさん、アシスタントのIHちゃんの緊張ぶりもオカシイですよ(笑)。それにしても金子貴俊くんてば、本当にカワイイ!思わずサインをもらっちゃいました。キャッ! TF

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“チャングムの誓い”風 by [Team-F1]_Vol.047

 「ほら韓国の宮廷料理ドラマ“チャングムの誓い”に出てくる、ああいう写真を撮って欲しいんです」

 このドラマ、調べてみると当の韓国でも50%を越す視聴率だったそうです。そのせいで今、韓国内でも宮廷料理ブームなのだとか。日本では最初、NHKのBSのみでの放映だったので、それほど知られていませんでしたが、10月から地上波でも流れたので人気が高まっていますね。このドラマに関係する料理本は何種類も出版されていて、書店でも品切れ状態でした。

 10月中旬に日本橋でオープンするという、韓国宮廷料理店からの依頼なのですが、聞けば用途はメニューブックへの掲載。となれば、料理本(光文社刊のほう)に出てくるイメージっぽすぎる写真では、お客様が選択する時に必ずしも相応しいとは言えません。いろいろ話し合って、メニューとして使用する分と、イメージで活用する画像との両方を撮るということで合意しました。

 撮影は茅場町に準備室として借りたというマンションの一室。この宮廷料理を調理するために訪日した、料理研究家“金”さんとスタッフ達が狭いキッチンでひたすら作り続け、それを当方のスタイリスト3人とカメラマン2人が撮り続けるという2日間でした。1Kのスペースに常に10数人が滞在しているというのは、肉体的な辛さもありますが、精神的にも疲れるものでした。でも休憩時には全員で足を投げ出し、韓国料理と仕出し弁当を頬張るとき、“日韓一体感”のようなものが感じられた、貴重な体験でした。TF

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“豚Eの舞台” by [Team-F1]_Vol.046

 演劇の案内を見ていたら【気象予報士だけによるお天気芝居“あしたはあした”】というのがあったんです。「えっ、お天気キャスターだけが出演するお芝居?それってどんな内容なの?」と驚きました。そういえばテレビ局のアナウンサー連も舞台をやってましたよねえ。とすれば、落語家だけによる…なんてのもありそうだし、現代の過保護な親たちを嘆く保育園の先生達の芝居なんてあれば面白そうですね。

 そうか、フードスタイリストだけによる舞台なんて、いいかも知れません。で、テーマは何にしましょう。苦労した撮影現場の再現なんてものじゃ、つまらないし。

 『とある田舎の養豚場。いつかスターになることを夢見る主人公の豚E君。“なんで豚は牛君や鶏君に比べて地位が低いの?豚肉を食べると太るってのは誤解だよ、逆にコラーゲンが…”と現状を嘆いている。そんなある日、思いついたのが東京に行ってフードコーディネーターの人に、“ボクを人気者にして”と訴え・・・。運良く巡り会えて、皿の上でのポーズを学んだり、新たなメニューの開発に勤しみ…。そしてBSE問題で牛君が嫌われたことも追い風になり、遂に世は豚肉ブームが到来!』
 
 いけてない?全然?
 まっ、それなら本来の仕事を頑張るか(笑)。UT

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台風一過、天気晴朗なれど_Vol.044

 「晴朗なれど…」だなんて、最近わたしもオヤジ臭さが入ってきました(苦笑)。

 デパートの地方物産展を担当する前日、「今朝、関東に上陸しました。この大型の台風は北上を続け26日の午後には北海道地方に達し…」とニュースが流れています。台風が通過しなかったらどうするのかな、朝の6時に事務所を出発したのはいいけど、横浜についたら「中止です」って言われてもなあ…なんて心配していたのですが、当日は見事にピーカンの晴天。♪ウララウララ、ウラウラでえ〜♪と鼻歌まじりで出かけました。

 スタッフのNAさん、TKちゃんとも予定通りに合流し、いざお仕事開始。ところが現場ではデパートの食品マネージャーやデザイナー、カメラマンの顔が曇ってます。しかも「悪いんだけど、ジンギスカン鍋の代わりに鎌倉の老舗のスゥィーツを撮るからよろしくね。あっ、鮭も予定からはずしたから」と、当初のスケジュールが相当に変更になるではありませんか。

 そうなんです。関東は台風一過で最高の天気になったのですが、北上した台風がちょうど物産展の地方を直撃しているため、航空便が運休し荷物が届かないのです。撮影品目の変更変更で予定より早めに帰れる嬉しさの反面、いつも自分の都合だけしか考えない自分の情けなさに涙した(ウソ)一日でした。TF

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Xmasプレゼントは靴下の中_Vol.043

 メニュー撮影にもスタイリングにも関係ない話でごめんなさい。

 先日、横浜にあるデパートの地方物産展のスタイリングを担当した時のこと。従業員用トイレにいったら、こんな張り紙が。

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 <注意>最近、トイレの詰まりが多くなっています。
 汚水管の修理時にボールペン、ハサミ、靴下、携帯電話が出てきました。
 指定のトイレットペーバー以外は流さないように(総務部)。
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 えっ、携帯電話?携帯電話って携帯電話?通話やメールができるやつ?誰もが持っているケータイのデンワ?

 確かに周囲でも「トイレにケータイ落としちゃって!仕方なく買い替えたの」って人は多いんですけど。でも汚水管から出てきたってことは、落としたのを知らずにうっかり流したのでしょうか。それとも、気がついたけど恥ずかしくて届けでなかったのでしょうか。落とした本人はきっと「お願いだからデータが全部消えますように。私のだって社内にバレませんように」と祈ったことでしょうね(笑)。総務部ってこんな仕事もしているんですね。

 「今日はクリスマスイブなのに会社のトイレの修理だなんて!うん?なんだ?靴下だけど何か入っているな…へっサンタのプレゼントってか?…ちょうどハサミもあるから…ゲッ、中から携帯電話が!…ひぇ〜リンリンリンって…ジングルベルならぬケータイベル」TF

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たまには中華街でランチを_Vol.042

 女性の方からメールと電話があり「カメラマンの主人が今度、有名な中華飯店の菓子の撮影をしますので、ぜひご協力いただきたい」とのご依頼。なぜ、ご主人自らメールされないのだろうと思っていたら、大した理由はなく単にメールが苦手というだけのことでした(笑)。逆に奥様はご自分で宣伝用ホームページを作成し、そこで作品を発表していたりとなかなかweb関係には、お強いご様子。ビデオデッキや車などの機械系は男性が強かったけど、インターネットは女性にとって使いようによっては強い味方になるので案外、男性よりも自分のものとしているのかもしれませんね。・・・とは言え、うちのカミさんを見る限りこの理論は正しくありませんです。

 撮影に行って驚いたのが中華菓子の種類の多さ。中華料理って子供の頃から食べているのに、その菓子についてはそんなに知識がなかったんです。中華のフルコースの食事をする機会があっても、最後の方で饅頭が出るくらいでしょうか。また精算をする時にショーケースの中にある月餅を見た記憶がある程度。それが種類がとても多いんですよ中華菓子って。月餅だけでも10数種類あるんです。ね、ビックリでしょ?

 その飯店の担当部長さんとは、撮影が終わった後も何度かメール交換をさせていただきました。そして、ド〜ンと通販用の焼売や餃子や点心が段ボールで送られてきたのには、感謝感激雨あられ…表現が古すぎますか(爆笑)。それが、まあ美味しいのなんのって!もう感謝感激雨…あっ、これはもういいですね。

 お返しというわけではありませんが、数週間後に細君を伴って、中華街にあるその本店でランチを楽しませていただきました。横浜に住んでいた大学時代、裏通りの粥専門店などを探しては食べる機会も多かった中華街ですが、ここ数年ご無沙汰だったんです。皆さんもたまには街の雰囲気も併せて、中華街で食事を楽しんでみませんか。UT

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量販店で流すCF撮影_Vol.041

 大手食品メーカーと四国のJAが組んで量販店で流す中華レトルト食品のコマーシャルフィルム撮影。あ〜、センテンスが長いなあ(笑)。責任者のUTさんが「みんなも担当した業務はブログを書くんだぞ」と言うので、しぶしぶ筆(マウス操作?)をとってますが正直、小学校から作文は苦手な私。まあ、UTさんが適当にリライトしてくれるでしょうから、思いついたまま書くか…てなところです(苦笑)。いい加減で、すみません。

 ムービーだからと言って特別に難しいことはないので、自分が担当する食器や小道具の用意だけをしていたら、前夜になって代理店の方から電話が。「明日の撮影は“炎”が大事だという連絡が入ってきたのですが、大丈夫ですよね?」。えっえっえっ、“炎?確か指定された曙橋のあのスタジオは都市ガス器具ではなく、IH機器だったはず。とても炎なんか出せません。さあそこから大車輪のごとく全スタッフに「とにかく炎が出せる器具を明朝までに探して!」と指示を出します。イベント用に貸し出しているバーベキューコンロを当たるも、あぁ、もうレンタルショップは閉店していて電話が繋がりません。今日の明日ではスタジオをチェンジするにも無理があるし…。とりあえずUTさんのキャンプ用ツーバーナーを持っていこうか…と諦めていた矢先。、頭に浮かんだのが陶芸家の先生。この方とは毎月、作品が焼き上がるとそれに見合ったメニューを考案して調理・スタイリングするというお仕事をさせていただいてます。「そうだ、あの先生ならプロパンガス式のコンロを持っていたはず」と思い出し、電話で貸していただくことを交渉。ふたつ返事で快く「いいとも!」の返事をいただき、早朝にお伺いしてお借りすることができました。

 たまたま[Team-F1]がよく利用しているスタジオということで、設備を知っていたので今回は難を逃れることができましたが、代理店の担当者の方はもう少し仕事について情報を詳しく調べておいて欲しいと思ったものです。クライアントやプロデューサーが何を求めているのかをきちんとヒアリングしていれば、事前にロケハンをしていれば防げたことです。それにしても、今回は日頃の人と人との繋がり、人的ネットワークの大事さをあらためて認識させられました。追伸)「UTさん、ツーバーナーは新品でいいんですけど、ボンベが特殊だったので使えませんでした。次回のためにボンベの用意もよろしくお願いしま〜す」TF

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とてもチャーミングな西村知美さんでした_Vol.040

 飲料メーカーがスポンサーのwebサイト用の撮影。そこに出演されるのがタレントの西村知美さん。私見ですがデビューの頃から「可愛い女性だなあ。芸能界の中において純に清楚な気がする」な〜んて、実は隠れファンだったのです(笑)。結婚されてお子さんも生まれたと聞いていますが、本当に綺麗ですね。彼女がカメラの前に立つとスタジオ中がパッと明るく輝きます(決してオーバーではありません)。参考:http://www.alkali.jp/life/nishimura/cook/01_01.html

 メニュー案を担当するのは自由が丘にある魚菜学園の木内先生。この方がまた女優やタレントさんに負けず劣らず美しいんです。美人でしかもスタイルも抜群、料理の腕はもちろん超プロというこの方のご主人は、きっと世界一に幸せなんだろうなと思っていたら、なんとナントなんと独身だというではないですか!ほんとに世の中の男性の目はどこを向いているんでしょうね。

 [Team-F1]マネージャー役の私は当然、撮影時に仕事はナシ。当日の渋谷のスタジオは狭いため「働かざる者は出て行け」てな雰囲気があり、しぶしぶ喫茶店に退却しそこでシコシコとパソコンでお仕事。西村知美さんと会話をするのを楽しみにしていただけに、心残りな1日でした。UT

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深夜から夜明けにかけて映画撮影をする理由_Vol.039

 ムービー、映画のお仕事です。全国から募集した脚本の中から、優秀な4作品をショートフィルムとして映画化する[ショートフィルム・スタジアム 2004 ( http://www.sfs.jp/ )]というフェスティバル企画。

 [Team-F1]が担当したのは、京都大学在学中の若手監督・佐藤孝昌氏の作品“ミナゾコ”です。これは死刑囚(嶋田達樹)が最後の晩餐に、食事の相手(阿井莉紗)を選び、一緒に会食をしていくうちに・・・。全編の90%が食事のシーンということで、「ここはクォリティを大事にしたいので、プロのフードスタイリストを」と監督がプロデューサーに強く要求したと聞いています。佐藤監督はとても頭のいい熱血漢の好青年という印象でした。ちょうど「将来は映画監督になるんだ!」と言う知り合いの高校2年の男子が、[Team-F1]が映画づくりに参加すると聞きつけ「お願いします、なんでも手伝いますから現場に連れて言ってください」と熱〜く懇願するので、やむなくアシスタントの手足として随行させました(笑)。折しも期末試験の真っ最中。「電車のある内に」と言うお父さんとの約束もあるので、22時くらいに帰そうとすると、堀越学園に通う同じ歳の阿井莉紗ちゃんに「あら、私だって試験中なのに、君だけ帰るわけ?」と突っ込まれ、困ってしまっている顔が可笑しかったですね。

 仕込みがあるので夕方からスタジオに詰めますが、実際に撮影が始まるのは22時頃から。そしてカメラは延々と夜明けまで続きます。最初「なんでこんな時間に撮るんだろう?脚本を読んでも深夜である理由は特にないのに」と訝しく思ったのですが、聞いて納得。スタジオの外にある庭が撮影場所なのですが、都心であるため昼間はパトカーや救急車のサイレンが響くし、夕方から夜間そして夜明けからはカラスが鳴きわめくので撮影できないと言う理由でした。カラスってゴミ問題以外にも迷惑をかけているんですねえ(笑)。UT

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大物産展_Vol.038

 デパートの売り上げに大きく貢献する物産展。横浜の某デパートの印刷物を請け負っている、大手印刷会社から依頼があり、担当させていただきました。これまではファッション系のスタイリストさんが、ついでに料理の方も任されていたそうですが、さすがに売上を左右する催し物なので、デパート側から「ちゃんとしたフードスタイリストを起用して」と要望があったとか。

 撮影場所はデパート上階のスタジオ。前日まで家具やファッションなどを撮影していた名残のある中で、地方から届く物産品を開封しては調理と盛り付け。狭いながらもセットを2台組み、カメラマンの方も2名。シャッターを切る時間より、調理や盛り付けの方が当然、時間がかかるのでスタッフも「お待たせしてはいけない」と必死の形相で取りかかっています(笑)。しかし、デパートでの撮影というのは楽なことがあります。「この送られてきたパセリ、ちょっとくだびれていて使えないな」と思っても、地下の食品売り場にいけば新鮮なものを売っているので助かります。スタッフ2名で担当させていただきましたが、本当はもう一人いると全体にスムーズにいくのですけど、スタジオの容量の問題があるので、それは無理なんです。

 物産展の楽しさは東京に居ながらにして、地方の伝統的な名産品やヒット商品に出会えること。「ふ〜ん、こんなメニューが当地で爆発的に売れているのか…わぉ、こんな意外な組合せしている!」という発見がたまりません。初回の働きを評価してもらえたのか毎回、各地の物産展の依頼をいただいてます。次回の北の幸との出会いが待ち遠しい私です(笑)。UT

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バーチャルレストランのメニュー撮影_Vol.037

 某NTT関連会社から「え〜っ、とですね、なんとも表現しにくいのですが…」と、いきなり説明が難しいんだという電話(笑)。メールでも電話でもわからないならお会いするしかないと、押し迫った年の暮れに訪問しました。

 いや、確かにお話を聞くと理解し難いと言えば難解だし、面白いといえば面白い企画。かいつまんで言うと、パソコンのモニター上に写る物体画像が実寸で表示できる技術が開発されたそう。「その技術を効果的に説明表現するには、誰もが身近に感じている料理が最適かと。そこで架空のファミリーレストランを設定して、同じメニューの大・中・小をつくっていただいて撮影してもらい、モニター上で見せれば一目瞭然」。

 技術に関しては極秘な部分もあるかと思いますので詳細は省きますが、当方が担当したのは架空のファミリーレストランに店名をつけ、肉料理から魚、サラダ、デザート、ドリンクの各メニューを考え個々にネーミング&価格設定。各メニュー毎、実際に大皿・普通皿・小皿用に調理・盛り付けし離れた2台のカメラで撮影。

 いつもは食品メーカーの方や、代理店とか、雑誌社の方などとスタジオでご一緒しているのですが、この日はパソコンを抱えた背広姿の面々。撮すそばから、画面を見ては「ふむふむ」となにやら頷いています。なにか、こういう違う雰囲気も面白いなあと思った一日でした(笑)。ステーキだと120グラム、180グラム、500グラムの3種類を焼きあげて、サイズが異なるだけの似たようなお皿に盛りつけ。ドリンクも大グラスなんて、とても二人では飲みきれないほどのサイズになるんですよ!

 当日は、なんとクリスマス・イブ。恋人達は街に浮かれ出て、お父さんはケーキを買ってはいそいそと帰宅を急ぐ日。よく若いスタッフ達が集まってくれたなあと、あらためて感激したものです。UT

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ホームページのURLが変わりました_Vol.036

 メールが受け取れなくなるなどサーバがおかしくなり、対応を考えているうちにwebサイト(ホームページ→http://www.fst-f1.com/)もダメになりました。レンタルサーバ会社の対応を待っていては復旧に時間がかかるため、新たなドメインを取得しアップいたしましたので、お知らせいたします。
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 新URL→http://www.fst-f1.jp/
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お問い合せは、
 info@synapse-jp.com
 info@fst-f1.jp
 或いは上原:uehara@synapse-jp.com まで。

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油揚げで白星を上げる!_Vol.035

 テレビの仕事で“ちゃんこ鍋”をつくるアシストをやった時に感じた疑問「この部屋の鍋にはなんで油揚げが入っているの?しかもどうして三角形に切ってあるの?」。気になって相撲協会に問い合わせてみたのですが、「特に意味はないよ」との素っ気ない返事(笑)。

 ホントかなあ・・・???

 だって相撲界って勝負の世界なだけに“験(ゲン)を担ぐ”ことが多いと聞いてます。ちゃんこ鍋のダシや具に“二本足の鶏”が多いのは、豚や牛は四つ足なので“手をつく”ことが嫌われるからなのだそうです。

 ちなみに鶏がらベースの鍋のことを“ソップ炊き”とも言い、これから痩せ型のお相撲さんをソップ型と呼ぶのだそうです。<ソップ=鶏がら>説は幾つかあるのですが、オランダ語の“sop”に由来しているらしく、意味はスープと同じだそうです。読み方をスープと読まず、そのままソップと読んでしまったとか。その逆は良く知られているアンコ型ですね。

 結局、調べてもわからなかった変形の油揚げの意味…あれ?三角がたくさん浮いていると重なって・・・ららら星の形になった!揚げは黒くなくどちらかと言うと白っぽいから、「白星だあ!」なるほど、そういうことか!

 いや本当にそれが理由かどうかは知りませんが、いろいろ調べている内にお腹が空いて、ちゃんこ鍋が食べたくなったことは間違いありません(笑)。YS

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マエカブナカグロ様_Vol.034

 私たちフードスタイリストの仕事は撮影現場での盛付やスタイリングがメインですが、その業務に入る前にやる仕事があります。撮影用の食材の買い出しや食器・小道具のレンタル品調達などです。

 その際の領収書は最終的にクライアントに“経費分”としてお渡しすることになるので、“宛名”や“但し書き”が重要になります。

 但し書きでよく間違えられるのが、『撮映材料』と書かれてしまうこと。私達が担当するのは映像ではないので正しくは『撮影材料』です。

 そして案外に難しいのが“宛名”。最近は「“上様”ではダメ。社名が一字違っても困る」と言う会社が多いので、お店の方に正式な社名を書いてもらうのですが・・・。

 先日、株式会社エックス・ワイ・ゼットという会社宛の領収書を書いてもらう時、社名が書かれた封筒や名刺が無かったので口頭で伝えました。「カタカナで、前株エックスなかぐろワイなかぐろゼットでお願いします」と。某有名デパート・キッチン売り場の店員さんから渡された領収書の宛名を見てビックリ!

 『マエカブエックスナカグロワイナカグロゼット様』 TF

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ケーキは続くよ、どこまでも_Vol.032

 “全国お取り寄せ特集”という雑誌の撮影2日目。宅配便で次々と届く食品にはチーズケーキあり、和菓子あり、パンあり、こだわり野菜や総菜あり、鍋あり…など各地の人気銘品がズラリとスタジオに勢揃い。完成品や調理済み商品が多いので、スタイリング作業はトントンと順調に進み、隣では商品の特徴を記述するライターさんがモクモクと食しています。

 ふと、ライターの女性がおやつの“塩せんべい”をパリパリ食べ始めました。おや、それは商品じゃないのに、どうしたのだろう・・・???

 「いえ甘いのが続くので、つい体が塩気を求めてしまって」(笑)。

 そう、確かにこの仕事のつらいところですね。フランス料理店などの取材だと、コースメニューなのでバランスよく食べられるのでいいんですが、特集商品撮影となるとず〜っとスイーツスイーツスイーツ…、次に鍋、鍋、鍋、鍋…と続くのです。ついには、空いた袋にいくつか詰め込んで「ふぅ〜、胸焼け。家に帰ってゆっくり味わいながらコピーを書きま〜す!」(笑)。YT

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食の色_Vol.030

「食は五感で味わうもの。特に視覚は一番重要な要素を占める」と言われています。視覚の中でも色彩にはとても気を遣います。メニューを盛りつける時、素材ごとの色合いをみてバランスよく配置していきます。バランスよく、というのは必ずしもあちこちに各色をまき散らすというわけではありません。そういう場合もありますが、メニュー自体のコンセプト・食器と料理のボリューム度合い・テーブルクロスの色・小道具・背景・・・など全体の中で配色を考えています。

 <光の三原色>や<インクの三原色>などと同じように、食の色にも5原色というのがあるそうで<緑・黄・赤・白・茶又は黒>。この5色をバランス良く配色すると、美味しい食欲をそそる盛付になるそうです。そして食物に少ない色が「青」なのだとか。「青や紫は腐敗の色をイメージさせるためタブー」と言う専門家もいらっしゃいます。逆に良いのが「オレンジ」で、美味しさや元気を感じさせる色と言われています。「じゃあ、なんでもかんでも橙色にしとけばいいの?」というわけでもないのが面白くもあり、大変なところでもあります(笑)。

 個人的にはブルーチーズを見ると「オイシソウ!タベタ〜イ」と思ってしまいますが、周囲が敬遠する熊鍋を食べても美味しいと思う私だからでしょうか。MT

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納豆選手権_Vol.029

 こんにちは、始めて書き込みをするNKです。[Team-F1]では、現場でのスタイリングではなく全体のサポートをしています。特にインターネットwebサイトの制作や更新は私の担当です。

 先日、UTさんからテレビチャンピオンの話が出ていましたので、私の友人が大学時代に出場した時の話しをします。その時のタイトルは“納豆選手権”!友人(女性)は水戸出身なのですが、担当者の方がいろんな伝手をたどって来られて出演を依頼してきたのだとか。

 最初の競技は“効き納豆”。出された納豆を大急ぎで食べ、マイクの所まで走っていって商品名を当てるのです。たまたま自分より詳しくない人がいたため、かろうじてこの競技はクリア。次の“納豆料理対決”で残念ながら落ちました。テレビを見ていて思わず「オイオイ、水戸っ娘が肝心の料理で負けて、どうする!」と突っ込んでしまいました(笑)。しかし、いま思い出しても可笑しすぎます。顔中糸を引きながら走り、壇上のマイクを掴んで「ハアハアエ〜ッオカオカ、オカメナット」とやるんですよ。

 一昨日、この友人も含めた親しい何人かで集まりボジョレヌーボー祭りをやりました。納豆を肴にひとり黙々とワインを飲むこの友人を見ながら「う〜ん、こんなに納豆が好きなのに優勝できないなんて、世間はなんて広いのだろう」と感心したものです。NK

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教科書写真のピント_Vol.028

 一眼レフカメラを使っている方ならご存じですが、写真にはハッキリ写る範囲とそうでない部分があります。「へん、所詮は機械だな。俺なんか近くも遠くもはっきり見えるもん」とおっしゃる方がいるかもしれませんが、人間の目だって全てにピントが合っているわけではなく、見つめる対象に対してピピっと眼が自動的に焦点を合わせているのです。カメラも今は自動焦点方式(オートフォーカス)になってますが、画面全体に焦点がピントが合うわけではありません。

 写真のピントは、全体がバッチリ&クッキリが良いかというと必ずしもそうではありません。一番、見てもらいたい所以外をわざとぼけさせて撮影することもテクニックのひとつです。これによって、より主題を浮かび上がらせるのです。メニュー写真でもこの方法が主流になっています。料理にグンと近寄って、後方をぼかす写真が最近の雑誌などでは多く見られます。まあ、これは個々の好みにも関係しますので、何が正しいとは言えません。

 先日、小学生向けの副読本に掲載する食の撮影を行った際、「いいえ全てにピントを合わせてください」との要望。確かに子供にはイメージ的な演出は無用ですよね(笑)。UT

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佐伯義勝先生_Vol.027

 食のカメラマンとして高名な方に、大御所“佐伯義勝”先生がいらっしゃいます。なんと1952年から撮影を続けているそうで、駒沢のスタジオも「日本で一番古い料理スタジオ」とのこと。以前にテレビ番組“徹子の部屋”でお見かけした際、「料理が一番おいしそうな瞬間を写す」とおっしゃってました。「レンズを覗いていて、あぁ食べたいな」と思った時が一番のシャッターチャンスなのだそうです。

 代理店勤務時代、食品メーカーから肉の撮影を依頼された時に、同僚が佐伯先生にお願いしたことがあります。ですから以下は同僚から聞いた話です。ギャラはやはり、それなりの金額だったそうですが、メーカー側宣伝部も「佐伯先生なら」と言うことで予算も通りました。やはり食の撮影へのこだわりは凄いらしく、ポジも最高に仕上がったそうです。ただ納品されたポジを見てクライアント宣伝部の方が何気に、「もう少し違う感じだったら…」と口走ってしまいました。その宣伝部員は日頃から“何か一言、難癖をつける”方だったので、深い意味はなかったのですが佐伯先生は「私は自信をもって納めましたが、ご不満なら撮り直します」と申し出ました。…その後いろいろ問答があったようですが、佐伯先生は「今回のギャラは要りません!満足していただける写真を撮りたいので、もう一度」と強く要望されて結局、再撮。双方ともにスケジュールに大きな狂いが生じ、大変だったと同僚は嘆いていました(笑)。

 メーカー側からのたってのお願いで、ギャラはお受け取りいただいたかと思うのですが、自分の仕事に対する自信と誇り。すごいなあと思いました。第一人者と呼ばれるには、理由があるのですね。久しぶりにホームページで作品を鑑賞させていただきました。UT

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ねばる女とマニキュア_Vol.026

 NHKの月曜ドラマ“ねばる女”という番組が話題になっているそうです。女優・飯島直子さんが主人公の、水戸を舞台にした納豆づくりにかける女性の生き方を描いたドラマだとか。

 「へぇ〜流行りのスイーツではなく今時、納豆を主題にするなんてどういう内容?」とNHKホームページ中の掲示板を覗いてみたら、番組内容や出演者に対する視聴者の意見の数々に出会いました。一番、多かったのが「出演者が喋っているのは茨城弁ではなく東北弁だ、今はそんなに訛ってないよ誇張がひどい」という現地で使われている方言の実態との違いの指摘。「ドラマだから誇張が必要なんでしょ」という理解派より「もっと研究して」という否定派が多かったですね。あと「具体的なロケ地はどこなのだろう」と場所を知りたい方、「あの制服は水戸商業だよ」と推測を楽しむ方などの他、「我が故郷がドラマの舞台になって嬉しい」と喜ぶ方も目立ちました。“ご当地ものの歌謡曲やドラマはヒットする”と言われているのは本当なんだなあと、納得させられました(笑)。

 意見の中で気になったものが「納豆をつくる主人公が厚化粧に長い爪にマニキュア。あんな格好で食品に携わるのはおかしい、ありえない」という意見。確かに私たち[team-F1]スタッフは、メニュー撮影時には長い髪は後ろで束ね、ノーマニキュア、ノーアクセサリーというのを基本としています。UT

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撮影メニューは食べられるのか_Vol.025

 通常は細かい味付けなどしないので、食べられないということになります。メニューによっては砂糖を10グラム入れようが25グラム加えようが、仕上がった画像には関係しないので、見た目に影響しない調理は施さないのです。

 「本当に食べられないのなら、にせものを撮っていることになるのでは?」と、突っ込みたくなる方もいらっしゃるかと思います(笑)。我々も本当は食べられる状態のメニューを撮りたいのはやまやまですが、そうしない理由が2つあります。

 ひとつは、「味付けをしていては時間がかかる」ということです。決まった予算の中でスタジオを借りたり、食材や食器の調達を行っています。昨今は特に予算が厳しいので、短い時間内に多く撮影しなくてはなりません。時間イコール、スタジオ代・人件費を上昇させます。見えない調味料もそれなりに費用がかかってきます。これが理由の一つです。

 そして、「本物より偽者で撮った時の方が最終画像になった時に、よりホンモノらしく、より美味しそうに映る」というものがあるのです。この辺の実例は今年、TBS他で取材された番組をホームページ内で紹介していますので、ご覧いただければご理解いただけるものと思います。司会の長嶋一茂氏や田中律子さんの驚きの表情が見られます。[team-F1]webサイト→[ 時々日記(http://www.fst-f1.com/action/index.html)]→[田島出演の5/31「はぴひる」(TBS)をムービーでご覧いただけます。]

 もちろん、「せっかくメニューから考案してもらったのだから、食べたいな」というご要望があれば、お応えしています。美味しく食べられないメニューは考案しないし、撮影もしませんので。YT

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熊鍋…Vol.024

 またまたまたMTです。なるほどブログって、書きだしたらクセになりそ…苦笑。

 実は今年、生まれてはじめて熊を食しました。高級中華料理の“熊の掌”ではなく、マタギ料理と言われる“熊鍋”です。「台風禍でドングリが落ちて食べ物が無くなり里の民家にまで…」とこの秋、熊出没のニュースが目につきます。その下山してきた熊をエイヤっと肉切り包丁で仕留め、ヒョイと巨大鍋に投げ込み…ということでは、もちろんありません。私が食べたのは狩猟から何ヶ月か熟成させたものだそうで、ゴールデンウィーク過ぎの頃のことです。

 一般的に「クマは美味しくない」と言われています。その熊鍋をいただいた富山県でも、食べる人はほとんどいないと聞きました。調理や食べ方ですが、部位ごとにぶつ切りにして大鍋で煮ます。熊肉と一緒に山菜(ぜんまい、わらび、よしな)・牛蒡・にんじん・ねぎなどを煮込みます。独特の獣臭がありますが、私は全く気になりませんでした。最後に春菊とか臭味を消すものを入れて食べる人も。汁は味噌風味。頭部もその原型が残ったままで出てきて、脳みそも食べます。連れの説明では、「熊鍋は脂ぎっとりだよ」といわれましたが、硬くもなく脂臭くも感ぜず“美味しい”と思いました。一頭で何人前とれるのかというと、まあひとり2杯3杯と食べるものではないので、その時は30〜40人くらいで鍋を囲んでました。

 「うん、おいしかった!」と箸をおいたら、連れや周囲の人から「若いのに、おかしな子だよ」となぜか笑われてしまいました。でも本来、肉食動物ではないから肉も固くなく美味しいはずと食べる前から好奇心でいっぱいでした。先入観や見た目でうまい、まずいを決めるのは“食のプロ”として恥ずべきことですよね。さて、これからもいろいろな食体験に挑戦するぞぉ!MT

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Vol.019…で思い出した、“切ないクリスマスイブの夜”_Vol.023

 フードスタイリストの専門学校に通っていた頃、都心の高級和食店でアルバイトをしていました。“食のプロ”を目指す私は当然、普段は厨房なのですがクリスマスの季節、それこそホテルや飲食店はラストまでカップルで満杯状態になります。この一夜にかける男性達の意気込みが客単価を押し上げる…ということは当然、注文が多くてフロアが人手不足=バイトは急遽、フロアスタッフに。そこではリボンのついたXmzsプレゼントを交換しているテーブルもあったりして。

 「聖夜に彼とも過ごさず、私はこんな繁華街で同世代の恋人達の・・・」
 ・・・うっ、切なさが胸に込み上げてきたぁ〜!

 プレゼントもショップで買った綺麗にラッピングされたものなら問題ありませんが、手作り品の場合は自分で包装する必要があります。そんな時のために私はクリアな袋を用意しています。中に贈り物をいれ、大きめのクリア袋でざっくりと包んであげると、なかなかサマになるものですよ。間に色のついたものをはさんだり、外袋に直接メッセージや模様を書いたり、シールを貼ってみたり。無地だからこそオリジナリティが出せます。ただの使いまわしの袋を利用するより、この一手間が効果を発揮します。「包み作戦で彼のハートを包み込む」な〜んてね。MT

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お問い合わせ時、お願いしたいこと_Vol.022

 広告宣伝として、[team-F1]インターネットサイトをアップしているので当然ながら、いろいろ質問や見積依頼等のお問い合わせをいだきます。この場を借りてあらためて感謝申し上げます。

 ただ、“お問い合わせ”ページから問い合わせ内容を書き込んで送信していただく際、お名前や会社名(or店名)・電話番号、メールアドレスを書いていただきたいのです。
 
 「自分の聞きたい点だけにメールで答えてくれればいい」と思うのはわかりますが、より的確な回答をするために折り返し電話で、詳細をお聞きしたい場合もあります。顔の見えないインターネット上の問い合わせとは言え、名前や所属を名乗ることが一般的なマナーではないかと思うのです。UT

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絶対舌_Vol.021

 はじめて執筆担当しましたMTです…って、執筆などという柄じゃないか、でへっ!

 ある洋菓子研究家に弟子としてお世話になっていた時期がありました。当時、一番びっくりしたことは先生が絶対舌を持っていた、ということです。“絶対舌”と言うより、“絶対味覚”という呼び方が適切なのかも知れませんね。“絶対音感”というのは、皆さんも耳にしたことがあると思いますが、音楽界だけでなく食の世界にも特異体質というか、類い希なる能力を持った人がいるのです。

 ケーキの分析をする企画に参加させてもらった時のことです。調査対象先として首都圏の有名な多くのパティシェに協力を要請するのですが、出版社名と先生の名前を告げるだけで快く承諾を頂くことができたのには、あらためて先生の高名さに驚いたものです。

 さて数日後に、各店の自信作がどっさりオフィスに届きます。まず1個ずつ作品の形状を撮影します。正面から、そして断面図…と2カットづつ記録撮りします。そして1作品ごとに、重さや高さなど分量的な点を細かくチェック。そして成分分析に移るのですが、アシスタント達が大まかに生地の分析を行った後、先生自ら試食します。

 「ふむ、このケーキは脂肪分が○○%のドコドコ産チョコレートね。生クリームは乳脂肪○○%かな。うん、メーカーは○○乳業だわね」

 分析しながら、かたわらのノートにさらさらと何気にフランス語で記録していくのも、食の世界に片足を踏み込んだばかりの私には「!」でしたが、少量を口にしただけで産出国やメーカー名を言い当てる“絶対舌”に「こんな能力を持った人が世の中にはいるんだ!」と、ただただ感嘆したものです。MT

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季節のない街…という訳ではありませんが_Vol.020

 東京では「食器や調理器具、ユニフォームなどが、田原町にある合羽橋道具街に揃っている」ということを、Vol.002で書きました。同じく近くの蔵前橋から浅草橋にかけては、装飾品や梱包用品の店が並んでいます。合羽橋が“飲食店系”の御用達なら、浅草橋はラッピング材料や大小のPOP類を求める“小売店”様御用達という感じでしょうか。

 来店客を相手にするということで共通するのは、店内を飾り付ける様々なディスプレイ用品や販促グッズがあります。メニュー撮影の小道具の場合、本物が要求されるので浅草橋で調達ということはないのですが、店舗の販促を考える場合、ここを利用することが多いかもしれません。夏は天井からカモメのモビールや波模様のモールを吊り下げて涼しげな演出をしたり、秋には落ち葉や木の実などを店内に配置してシックな趣にしたり…。そんな歳時季を演出する様々な飾りや造花の他に、各種プライスカードや“開店○○周年”の記念品などを探すのにも便利な街です。

 クリスマスのキャンドルなどは、早い店では夏場から取り扱っていますから季節の早取りです。11月の今はもう歳暮やお正月用は当然として、バレンタインデーから春先のディスプレまで、街全体が華やかなことでしょうね。さらに隣接する馬喰町は、やはり半年先の衣料品を扱う繊維街。このふたつの街を初めて訪れた人は、「あぁ、季節感が混乱するぅ…」と戸惑われることでしょうね(笑)。YT

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苦労王チャンピオン_Vol.019

 「TVチャンピオンにぜひF1スタッフから出場者が欲しい」というお誘いがありました。来春01月13日に放映予定のテーマは“錯覚料理王選手権(仮題)”。届いた番組趣旨書によると、各分野の料理人が集まり、見た目に錯覚を起こさせるような意外性のある料理をつくってもらい、楽しく美味しいメニューに対して優勝の50万円を…という企画のようです。

 錯覚とか意外性と言っても、そこは長年続いているテレビ東京・TVチャンピオンですから、極端なまでの差違を求めている様子。例えば「出来上がった料理から原型のサンマやアワビに戻す」とか、「ブラジャー型の料理」とか(笑)。いえ、これは私が考えているのではなく趣旨書に書かれているんです。まあ初戦あたりでは「ご飯のおかずで、見た目がスウィーツなメニューを作る。しかし味はおかずのまま」なんてのもありますけど。

 「相当に美味しくなければダメ」ということでなければ案外、素人でも思いつくアイデアはあると思います。それより、大変だろうなあと同情したのは出場者を集めている担当者さん。あちこち紹介をもらいながら電話をかけまくり、「TVチャンピオンですが、肉じゃが味のモンブランとかミートソースの材料で牛丼とかを作れる方を探しているんですが」・・・お仕事とはいえ、お疲れさまです。UT

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「普通の会社へお勤め下さい。」_Vol.018

 インターネットで調べものをしていたら、レンタル食器屋さんのホームページに出会いました。渋谷にある“料理撮影用食器のレンタル店BOON”。当方スタッフに聞くと、「時々お世話になっている」ようです。業務的に関係が深いせいか、各項目とても興味深く読ませていただきました。

 なかでも「う〜ん!」と唸ってしまったのが、“フードスタイリストになる資格”について書かれているページ( http://www.d3.dion.ne.jp/〜boon/oshirase04.htm )。本来、こちらが述べるべきところですが、実に的確に表現されています。「カッコ良さそう」とか「なんとなく…」でフードコーディネーターやフードスタイリストを目指す人には、とても厳しくもありがたい“お言葉”が並んでいます(笑)。でも、その言は本当です!←「間違いない!」(長井秀和風)

 「生活費に困っている方…お金が必要なら普通の会社にお勤め下さい。」、「休日や遊びが大事な方…普通の会社へお勤め下さい。」、「体力の無い方、健康に自信の無い方…普通の会社へお勤め下さい。」と、いくつも具体的な例えをあげて、プロを目指すことの大変さを説いてくれています。

 しかし“普通の会社”って、いったい・・・・・・(苦笑)。UT

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フードコーディネーターとフードスタイリストの違い…Vol.017

 結論から言うと、仕事の現場においては「違いは無い!」です。

 しかし我が“Food Styliling Team-F1”内でも、「いいえ、こちらの方が広域な食の知識を有していますし、また資格もあります。片やもっと狭い範囲の業務を指すのが…」と考えているスタッフもいます。確かに専門学校や大学のコースでは分けられていることもあるようですが、プロの世界は「学校を卒業したから」とか「資格を持っているから」仕事が出来るわけではありません。机上の、あるいは脳内の知識だけでは世の中に通用しないことは、どの業界でも同じですよね。

 もちろん、広く多く学ぶことは大事なことですし、それを効率的に指導してくれる教育機関に身を委ねることは、目標により早く近づく手段のひとつだと思いますので、「目指したいが何を会得すればいいのか検討もつかない」という方には、お勧めします。

 ただ最終的に「モノになる」スタッフというのは、持って生まれた素質と果てしない情熱の上に、絶え間ない努力を続けられる人だけです。これはデザイナーでも、小説家でも、絵描きでも同じでしょうが、相当に厳しいことを覚悟しなければいけません。

 スタッフのTFが「コーディネーターとかスタイリストとかって、意味も解釈もバラバラで、わけわからないじゃないですか。だから一線を画する意味でも、“F1はフードアーティストです”って宣言しましょうよ」と提案してきたことがあります。おいおい、それじゃもっと混乱することになるじゃないですか(笑)。UT

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飲食店における禁煙コーナーの割合_Vol.016

 あらゆる場所で、嫌煙権者への配慮が広がっていますね。煙草は“百薬の長”のアルコールと違い、昔から“百害あって一利なし”と言われていますから、社会的には良い方向に向かっているものと思います。

 新しいスタイルの喫茶店では、確実に禁煙席と喫煙席が明確に分けられています。時に古い業態の店に入ると、「喫煙席はどこ?」と思わず探している自分があり、ウェイトレスさんの怪訝な顔を見て内心、苦笑してしまいます(笑)。最近では、居酒屋でも禁煙エリアを設けているチェーンがあると聞いたことがありますが、実際はいかがなのでしょうか。

 問題は禁煙と喫煙スペースの“割合”をどう考えるか、ですね。事務所近くの大型ショッピングセンターのフードコート。オープン当初は6分4分の割合で喫煙部分が多かったのが、時代の流れに沿って2対8になりました。もちろん喫煙が“2”です。すると喫煙席だけがいつも満杯の状態で禁煙席はガラガラ状態。その後、すぐに全面禁煙になると今度は外のテラスで飲食する人と、持ち帰りにする人達が多くなったような気がします(あくまでも憶測)。全面禁煙前と後で飲食店側の売上げに、どの程度の影響があったのかわかりませんが、運営側や経営者にとっては割合を判断するのが難しいところではないでしょうか。

 その大型SSに隣接する有名なハンバーガーショップでは、ベビーカーに赤ん坊を乗せたお母さん達が喫煙席で飲食していて、やはり禁煙席は空いている状態。煙害を知らない乳児や、声を大にして「イヤ!」と訴えられない幼児連れの場合、良識ある大人として禁煙席を選択する優しさが欲しいですね。UT

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東京で二番目にまずい店_Vol.015

 知人から聞いた話ですが、東京は小石川に「表看板に“東京で二番目にまずい店”と書かれた小さな飲べもの屋があったんだよ。気になって仕方ないんだけど、なかなか行く機会がないものだから」という内容。確かに気になりますよねえ。その店に行って食い、「大将、一番目に不味い店ってどこ?」と聞いてみたいものです(笑)。

 インターネットで“二番目にまずい店”と入力検索すると何件かヒットしました。上記の小石川の店ではないことから考えると、全国には奇をてらったこの手のネーミングをした飲食店が割とあるということでしょうか。ちなみに“一番目に…”や“三番目に…”では何も出てきませんでした(笑)。

 なるほどなあ、「1番」と称するのは相手に「奢りやがって」とか「偉そうに」と反感を持たれるかも知れませんね。そういう意味では【FoodStylig Team F1】と命名した、我がフードスタイリスト集団はネーミングで失敗したかも。いえいえ“謙虚さ”や“食への熱意”が1番であって、スタイリング技術やギャランティはそれなりの順位ということで、ご理解とご愛顧を賜りますよう平に、平に・・・。UT

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決まり手は“空腹”_Vol.014

 テレビのグルメ番組を見ていると、食べてコメントするリポーター(多くはタレントでしょうか)が、口にした途端に「うっワァ〜っ、すっごいオイシイ!」などと感嘆の声をあげます。味覚というのは各国独自の食文化や、育った個々の食環境が影響するので、「万人に受ける料理というものはない」と思っています。もちろん取材をしようと設定したからには、レベル的に高い料理なのでしょうけど、出てくる料理すべてを全員が絶賛するのには、どうも素直にうなずけません(笑)。

 女性アイドルとお笑いコンビが司会する深夜テレビ番組で、非常に不味くつくった料理を“流行の有名店のメニュー”と称し食べさせてリポートさせるというコーナーがありました。リポーター達は一様に、一瞬「ウッ」という表情はするものの、「あっ、なんというか大人のスイーツという感じがして素晴らしい味ですね」とか「ふむふむ…うむ。あのぉ… …うん、とってもコノなにに味が染みこんでいるというか、それぞれの素材が主張しあっているというか、とにかくオイシイです」とコメントしていました(笑)。それを司会者達は別の部屋で、ほくそ笑んでのぞき見しているという、とても意地悪な企画でした。番組を壊してはいけない、お店の評判に傷をつけては…という気遣いが苦しいコメントになっているんだろうなあ、とタレントへの同情の念と同時にたまらず爆笑してしまいました。

 ある料理番組の中で毎回、試食をする役目の元関取が担当をやめた後、「番組のある日は午後から何も食べず、スタジオに入ります。やはり時には口に合わない味もありますが、仕事ですから表情に出してはいけないと思ってました。空腹なら何を食べても美味しく感じられるかと考え…」。う〜ん、なんとも見事なプロ意識ですね。UT

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“膝”はコート置き場なのでしょうか…_Vol.013

 居酒屋や狭いレストランを利用する際の困ることのひとつに、“衣類や荷物の置き場所の無さ”がありませんか。一日の仕事を終えて仲間とワイワイ過ごす酒席では、男性は書類カバンを置き背広の上着も脱いで軽快なワイシャツ姿で冷たいビールをいただきたいものだし、買い物袋を抱えた女性客も安心して荷物を預けられる場所が欲しいですよね。

 狭い店では客が立て混んでくると、空いた隣のイスに荷物を置くのは気が引けるし実際、店側から「すみません、お荷物は膝の上にお願いします」と注意されることもあります。首都圏では確かに地価が高いから余分な設備は造りたくとも造れないのでしょうけど、なんとか出来ないものでしょうか。

 例えばデパートという業態は“買い物をする客”がメインなのに、店内のお洒落な飲食店には肝心の荷物を預ける施設が足りていないような気がします。代わりに“贅”を感じさせるようなオブジェスペースや、見た目重視の出窓などは設計されているのに、です。もちろん、壁にコートや背広をかけられるようフックを設けている居酒屋さんは昔からあるし、中にはイスの中を“荷物置き”として工夫したお店もあります。しかし、気分良く酔って歓談している隙に掛けた背広のポケットを他人にまさぐられてもわからないし、トイレに立つ度に3人掛けのイスを開けてバッグを取るのも、「なんだかなあ」です。

 これから寒い季節に向かいます。かさばるコートの処遇を考えると気も重くなり、スペース効率や客の回転だけを考えて設計された飲食店には正直、足が向きにくいものです。経営者の方だけにお願いするというより、店舗開発者の方にもご一考いただきたい課題です。UT

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野菜の高騰とスローフード_Vol.12

 中華系のファミレスに行った時、メニューブックから注文すると「申し訳ありません。ただいま、つけあわせの野菜は写真にあるレタスではなくキャベツになってしまいますが、どうかご了承ください」とウェイトレスさん。

 まあ、ここのところの台風の影響による野菜の高騰では仕方ありませんよね。世間一般そうなんだから、そんなに恐縮して言い訳することないのに。まだキャベツで代用できるのなら、マシです。今後も不作の影響が続いたら、キャベツさえなくなってしまうのでしょうか。

 チェーン大手は中国などの外国産野菜の輸入で対応していくのでしょうが、「なるべく地元の食産物を…」というスローフードの考え方が普及するには、単に個々の“思い”だけでは難しいことを、今年の台風に教えられた気がします。もっともスローフードの基本コンセプトは、そんなにがんじがらめな考え方ではないんでしょうけど。_YT

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大型プリンタの登場で小ロット、低価格が可能に_Vol.011

 問い合わせがありまして、「こないだの台風で店頭のメニューが飛ばされちゃって…。以前の製作会社も倒産したので、インターネットで調べて電話した」とのこと。酔っぱらいに壊されたのなら、損害を請求することも出来ますが、相手が台風じゃ泣き寝入りするしかありません。こんな所にも大風の影響があったんですね。

 「大きさは畳1枚大…高さ1800mm×幅1100mmくらいかな。メニュー10点前後を撮り直してもらって看板に貼れるようにまで制作して」。昔と違って大型インクジェットプリンタが登場した今、データさえあれば一枚からでもスピーディ&廉価での製作が可能になりました。以前、ラボに頼むと印画紙焼付方式で数十万円もかかったのが、今では20,000〜30,000円前後で一枚からつくれます。今回の場合、屋外になりますのでビニール系の素材に耐候性インクで印字、さらに強度を増すために表面にコーティングを施せば大丈夫かと思います。

 撮影は店休日の店内で、食器や食材も日常に使用しているものが使えるので、余分な経費もかかりませんね。メニュー化して撮影する食品メーカーや雑誌社の場合の「レンタル食器代とか食材費、スタジオ代などの経費が…」というご担当者様の嘆きがないのが、当方としても嬉しいです(笑)。YT

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ティラミスは、ソ連生まれ?_Vol.009

 広告代理店勤務の頃の話。営業次長とクライアントの食品メーカーを訪問した際、「まあ、お茶でも」ということになりお客様と一緒に喫茶店に。

 「最近、ティラミスというのが流行っているそうですね。広告代理店さんは、その辺の情報には早いんじゃないですか?」

 …一瞬、不安が私の頭をよぎります。次長は10年以上も食品メーカー相手の営業に携わっているけど、実は不勉強すぎて情報には疎い。日頃から『流通新聞や食料新聞などに目を通してないと、いつかお客様の前でボロを出しますよ!』と言っていたのですが。あっ、私の制止も間に合わずに次長が返事を。

 「えっ?・・・あぁ、知ってます知ってます。確かに流行ってますよね。もう毎晩やってますから相当うまくなりましたヨ。ハハハハ!」

 笑いながらやるジェスチャーは、あきらかにゲームの手つき。そうです、ティラミスとテトリスを間違えていたのです。あまりの勘違いに笑いさえ起きず、なんか気まずい雰囲気のまま、喫茶店を出た三人でした。YT

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箸の裏表_Vol.008

 以前、大阪の知人と“食”について語り合っていた時。彼の言葉の端々に『へっ、食は関西さ!関東の食い物なんか…』というのがありありと窺え、東京住まいの私は気分的に面白くありません。もともと個人的には『関西の味付けの方が好み』と思っていたのに、ここまで小馬鹿にされると、反発心がムラムラと起こるのも無理ないことです(笑)。

 「箸の使い方ではタブーの寄せ箸、迷い箸…あっ、もちろん箸を置く際の右左は知っていますよね?」。う〜ん、ムカツクぅ!
 「そうそう最近、正しい揃え方を知らないウェイトレスさんがたまにいます。食通のご様子ですからもちろん“箸の裏表“は知ってますよね?」。モチロン、私は知りませんが。
 「えっ、ウラオモテ?そっ、それは…。いやあ、参りました。ぜひ、ご教授を」
 「ええまあ今度、ゆっくり杯を交わす時にでも…」

 残念ながら、いまだに酒席をともにしていないので、ウンチクを披露していません(笑)。悔しさの余り、つい口から適当なことを言ってしまいましたけど、私だってそんなの聞いたことありません。厳密には表裏の模様やカットの仕方で区別することはあるんでしょうが、ただの変哲もない真四角の木箸にウラもオモテもないでしょうね。そんなこと気にしてたら、せっかくの料理が美味しくありませんもの(笑)。2004.10.16_YT

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鯉のぼりは、空を泳ぐけど・・・Vol.007

 広告代理店にいた頃、フードスタイリストはプランナーやデザイナー、コピーライターと同じ制作部。営業部や事務部門とは別部署です。事務職で入ってきた新人の女性社員達は「えっ、フードスタイリストってなんですか?」とか「国家資格とか要るんですか?」と、興味津々な気持ちになるようです。それで社内スタジオでの撮影となると、彼女たちはあれこれ理由をつけては覗きにくるというわけです(笑)。

 朝から晩まで、机の前で仕事をしていると「青山に話題のカフェが出来たからMRに…」とか、プレゼン書類を抱え「デザイナーとメニュー提案に行ってきま〜す」などと自由に出かけるフードスタイリスト職を、羨ましく思うのも無理ありません。そして「私、食にとても興味があります。転属したいのですが…」と公式非公式に申し出てくることがあります。当時はまだフードスタイリストやメニュープランナーという職種が、社会的に認知され始めた頃ですから、本当にその方面に才能があるのなら、会社としても増員したいと思っていました。

 MKというとても溌剌とした女性社員が入ってきました。事務職なのですが、頭がよく気も利くので入社早々、社内でも評判です。その彼女が「メニュープランナーになりたい」というので、食に関する知識を確かめようとなったのですが、すぐに「不合格」となってしまいました。だって「えっ?目刺しって、串に刺されたまま5匹で仲良く泳いでいるんじゃないんですか?」なんて言うんですもの(笑)。 2004.10.11 YT

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「スター誕生の下で」_Vol.006

 撮影に使用する食材は私たちが用意することもあるし、クライアントさんから支給される場合もあります。いずれも要求されるのは、カメラ写りがいいものを探すために“撮影量×5倍、少なくとも3倍の量が必要”ということです。

 準備した食材の中から、主役を選ぶのも仕事のひとつ。スタジオに届いた何箱ものモデル達(被写体)の中から、一番キレイなものを探し出すのです。けっこう時間がかかりますが、この要する時間を関係者がなかなか理解してくれないのが悲しいところです。「いいじゃん、時間がないんだからなんでも」とか「宣伝したいものは食器なんだから」とか。いえいえ、素材そのものや調理メニューが美味しく見えなければ、見る人の感動や共感は得られません。

 おせち料理に登場する“黒豆”さん。みんな「私を選んで。ほら肌が艶々してるでしょ」と主張しています。「ごめんね、みんなとっても可愛くって美しいと思う。でも、今日は傷がなくって大きさと黒の度合いが適当な、この子を選んでしまったの。ホントにごめんね、ごめんね」と、涙を流しつぶやきながらキャスティングをします(かなりオーバー、笑)。そして選んだ“主役”モデルさんに、若干の化粧を施し本番が来るまで、特別席で待っていてもらいます。「では、本番!」の声がかかると、下積みになった仲間達の最上部に“スター”として登場!

 一般公募の数万人の中から、性格や能力とは関係なく姿見だけで選ばれる芸能界のスター誕生に似ていませんか。しかし、なるべく多くの候補者の中から選択したほうが、逸材に出会う確率は高くなります。あらためて関係者各位にお願いしたいのは、“必要数より多くの量を”ということです。 2004.10.10 TF

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「撮影現場の勘違い」その1_Vol.004

 前回、現場ではカメラマンさんと独特な符丁でやりとりすると書きましたが、それが原因で時々ハプニングというかミステイクも起こります。

 予定より時間が押していて、全員の顔にあせりが浮かび緊張が漂うスタジオ内。カメラマンさんの「トップにもっとテカリを!」、「メインのお皿、下げて、下げて!」の怒声!サイドメニュー最上部の食材に筆で水気を加えるのは私の役目、そしてメインの皿をフレーム枠外に遠ざけるのはアシスタントのMちやんの・・・あっ!

 わたしが葉先にオイルを塗っている間に、アシスタントのMちゃんがメインのお皿を持って、どっかにいっちゃいました。Mちゃんはさっさとお皿を流しに下げに行ったのです。もう、スタジオ内は張りつめていた緊張が一気にどこかにすっ飛んで、大爆笑! 2004.10.07 TF

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「万人共通の言葉」Vol.003

 撮影現場でのカメラマンさんとは、独特な符丁でやりとり。
 ・「ティーカップだけ時計まわり2時の方向に」
 ・「スプーン、反時計まわし。もうちょい、行き過ぎぃ〜」
 ・「ナプキンの折り目もっと(強調して)」
 ・「右端のトマト、手前に2ミリ。そしてお辞儀させて」
 という指示に、機敏に動かなくてはいけないのがスタイリスト。

 「カップを右に」というのはカメラから見て“右”なのか、自分から見てのことなのか。無意識に体が反応するようになるまで、時間がかかりましたね。そして、この指示言葉は個々のカメラマンさんによって、微妙に変わるのです。出身地や、所属している(していた)会社の習慣に影響を受けているので、ホントにそれぞれなんです。さらに、その日の気分によっても変わってきます(笑)。

 「さげて」「よけて」「はずして」「どけて」「かたして」「わらって」・・・対象物をクロスの上から、少しだけ移動するのか、一時的に姿を消すのか、完全に不要になったのか。瞬時に言葉の意味を判断しなくてはいけないのですが、前述の通りカメラマン個々で異なるのが面白くもあり、苦労するところでもあります。

 「はい、最終カットOK!お疲れさま、じゃあ一杯いくか!」これは、もちろんアルコールのことで万人が共通です。 2004.10.06 TF

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食関係は何でも揃う[合羽橋]に無いもの_Vol.002

 飲食業を営まれる方や、それをサポートする施工関係の方々には、既にお馴染みの東京・田原町にある合羽橋道具街。はじめて訪れた時はホントに驚きました。あらゆる食器から各種調理器具類、はたまた暖簾やメニューサンプル、ユニフォーム、看板類…etc。街全体が“食”に関するものを取り扱っているので、「ふ〜ん、どんな業態の飲食業でも欲しい物はこの街で揃っちゃうんだね」と感心したものです。

 若かりし20代の頃、クライアントの展示会に使う試食用備品を探し購入するため、朝から各店舗をまわっていて、ふと時計を見ると昼食タイム。「うん、腹ごしらえをして午後からまた廻るわ」と考え、周囲にレストランはないかと探したのですが、これが見事にない!あっても、せいぜい数店舗の小さい喫茶店風の店がランチを出しているのですが、狭いため既に満杯。

 大きな荷物を両脇に抱え、苦笑してしまいました。だって、街全体がお皿や鍋や美味しそうなメニューサンプルで溢れているのに、実際に食べられる飲食店がないのですもの(笑)。まあ、最近は購入するよりレンタルショップを利用する事が多くなったため、合羽橋の現況には詳しくありませんが、思い出すたびお腹がクゥ〜と鳴ってしまいます。2004.10.05_YT

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はじめましてFoodStyling-team-F1です。_Vol.001

 もともと食べることや料理が人一倍に好きだったことから、フードスタイリスト(コーディネーター)を生業として活動する私達。チーフの田島富佐江を筆頭に全10人前後がメンバーです。その他に広報&営業展開や管理でサポートしてくれるSynapse Inc.の担当者を含めて「食のナンバーワンを目指す“teamF1”」と称しています。

 もちろん、私達だけでは“食の全て”は完結しません。デザイナー、コピーライター、カメラマン、店舗開発、システム開発・・・と多くの専門分野の方々との協力も必要です。

 でも私達の基本は、お客様が来店してメニューブックを見たときの調理写真や、食品メーカーの商品から生まれる提案料理を今までよりも、ずっとずっと美味しく見せる、シズル感あふれる魅せるメニューにする・・・というメニュー撮影の現場で、まず頑張りたいなと。

 私達の情熱を多くの人に知ってもらいたいと、プログに挑戦することになりましたが、準備のために朝一番でスタジオに乗り込み、撮影が深夜に及んでも片づけがあるため最後になってしまいがちな私達。一人ではとても続けられないので、手のあいた者が思いつくままに筆をとろうということになりました。拙い文章、誤字脱字も多いかと思いますが、時間と興味がある方にご一読いただければ幸いです。2004.10.05_YT

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