2014年05月15日

スポット講座参加者募集…[Team-F1]

フードスタイリストを育成する「F1スクール」は、昨年から土曜や日
曜の撮影業務が増えてきたため、一時的に休講としています。しかし
入校希望者の中から強い熱意のメールを何度かいただいたので来月、
1日集中講座を開きたいと検討しています。同時に一般の方にもお知
らせすべきと考え、ブログにもアップします。
---
こんにちは、Food Styling Team-F1(株式会社シナプス)の上原です。

昨年の秋、今年の春の「F1-School開講」にお問い合せ及び入校希望
をいただいたにも関わらず、当方の都合でお断りをして申し訳ありま
せんでした。あらためてお詫び申し上げます。

そのお問い合わせいただいた方から先日、「ぜひ集中講座を開いて欲
しい」とのご希望がありました。当方としても、「当面は1年36回の
スクール運営は体力的に厳しいが、業界発展のためには後進の育成も
必須」の思いがあります。そこで皆さんが特に会得したいだろうと思
われるスタイリング技術を、6時間集中的に講義する特別講座を検討
しています。

以下の内容で参加をご希望される方は、上原までメールで連絡をお願
いします。少数精鋭という考え方に変更はなく、今回も3〜5人の参加
者がいれば実施したいと思います。
※但し1人、2人の場合は実施いたしません。
※返事は05/24日(土)までにお願いします。

□講座:「湯気の演出技術」本物,スチーム機器,電子タバコ…他各種
□実施:2014年06月29日(日)
□時間:10:00〜16:00(1時間休憩含む)
□場所:F1スタジオ
□人数:3〜5人
□参加費:21,000円(税込22,680円) ※05/末までに振込
◇講師:田島富佐江、近藤由里子(助講師)、灘波真司(プロカメラマン)

School.jpg

メールでお問い合せください。
 ↓
info@fst-f1.jp
株式会社シナプス マネージャー・上原

2014.05.15
posted by F1 at 21:14| フードスタイリスト

2014年02月05日

アシスタント募集(140205)…[Team-F1]

1月末から3月中旬までの月〜金に亘ってカタログ撮影の
現場に入ってますが、他の撮影案件とも重なる日が発生す
るため緊急にアシスタントを募集します。

身元が明確で基本的に「明るく元気」、「料理を知ってい
る」、「調理が出来る」な人を希望します。左記の条件に
叶っていれば性別、年齢(※但し18歳以上)は問いません。

メールでお問い合せください。
 ↓
info@fst-f1.jp
株式会社シナプス マネージャー・上原

早めに面談して、お互いの都合に合わせ1月中の現場見学
から始めたいと思います。

セキスタジオ風景.jpg

2014.02.05

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
School:http://www.fst-f1.jp/School/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 09:51| フードスタイリスト

2014年01月16日

電動肉切り包丁届く

[Team-F1]
米国からやっと届いた肉切り包丁。
早速、冷凍豚肉を切ってみた。
う〜ん、なんか無理っぽい。
切れるんだが、これなら糸ノコでシコシコ切った方が早いかな。
まあボンレスハムとかホールチキンをカットする時にはいいのかも。
他者レビューに書かれていた「騒音やサイズがけっこう大きい」はあまり気にならない。
Cuisinart エレクトリック・ナイフCEK-40.jpg

2014.01.16
Food Styling Team-F1
http://www.fst-f1.jp/
posted by F1 at 09:25| フードスタイリスト

2014年01月05日

アシスタント募集

[Team-F1]
1月末から3月初旬までの月〜金に亘ってカタログ撮影が
入りますが、他の撮影案件とも重なることもあるためアシ
スタントを募集します。

身元が明確で基本的な「料理を知っている」、「調理が出
来る」、「明るく元気」な人を希望します。左記の条件に
叶っていれば性別、年齢(※但し18歳以上)は問いません。

メールでお問い合せください。
 ↓
株式会社シナプス・上原
info@fst-f1.jp

早めに面談して、可能なら1月中の現場見学から始めたい
と思います。

2014.01.05
Food Styling Team-F1
http://www.fst-f1.jp/
posted by F1 at 12:58| フードスタイリスト

2014年01月01日

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

【慶春】2014年 元旦
大震災以降、日本人で良かったなと思うこと多々。
己の身より他者への気遣い心配りが世界中から「日本人は素晴らしい」と称賛されたことは誇らしかった。
日常でも社会道徳や法律を遵守し、ゴミのない街を実現し、公共機関における譲り合いの精神…etc。
この「福袋」も、日本人同士だから成り立つ商品ではないだろうか。
何が入っているのか、自分に必要か不明ながらも、店を信じ購入する。
暮らしが豊かなこともあるだろうが「騙すわけない」「この品々と価格なら喜んでもらえるはず」との売る側と買う側の信頼関係が一番の理由かと。
うん、ホントに日本人で良かったと年々、思う。

年賀状=福袋編.jpg

2014.01.01
Food Styling Team-F1
http://www.fst-f1.jp/
posted by F1 at 08:00| フードスタイリスト

2012年08月19日

2013年10月入学生募集…[Team-F1]570


1208109-授業風景
プロのフードスタイリストを養成する[F1-School]の10月入学生を募集します。
他校と大きく違う点があります。

01.1クラス2人〜最大4人の少人数制。熱意ある者なら1名でも徹底指導。

021.実践主義。理論より「実際のスタイリング技術を習得させる」がモットー。

03.F1の撮影現場の見学が出来る。現場を見るのが一番の勉強。

04.F1の撮影現場でアシスタントが出来る。これは実践を身につける最大の機会。

上記は「本気でプロになりたい」と思っている人には意味が理解出来るはずです。
とにかく「やる気」のある人を募集します。

随時、従業の見学を許可しています。※但し事前にメールでお問い合わせください。

2012.08.19 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
School:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 22:15| フードスタイリスト

2012年06月21日

アシスタント募集…[Team-F1]569


F1では息の合ったチームワークを大事にするため外部からスタッフを募集することはこれまでありませんでした。しかし将来に向かって閉鎖的な組織のままで良いのかの迷いもあります。

M社.焼肉ムービー風景02

そこで今回、テスト的意味合いも兼ねてフードスタイリストのアシスタントを募集します。

期間は07/03(火)〜07/31(火)間の月〜金。できれば連続で出来る人が望ましいのですが、このうちの何日間でも可。能力については「まず気が利くことが必須!周囲への気遣い気配りが出来ない方は無理だと思うのでお断りします。フードスタイリングを本格的に学んでいなくても良く、ただ常識的な料理の知識を持っていることは希望したい。包丁も扱えると嬉しい」です。

希望者はuehara@synapse-jp.comまでメールをお願いします。

2012.06.21 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 22:21| フードスタイリスト

2012年03月16日

春らしく…[Team-F1]568

昨日、クライアントから「料理考案してもらい、2月に撮影いただいた画像をレシピと共にwebサイトにアップしました」との連絡をいただきました。

今回、テーマが「春、賑わい、パーティ」でしたので、旬の食材を多用したり、華やぎのある盛付を心がけたり、クロス等もピンクや明るめの色合いを選択。撮影もほんわりとしたのどかな照明を意識しました。その中から画像を2点ほど紹介します。

[桜のブラマンジェ]
T-Fal_桜のブラマンジェ

[パエリア]
T-Fal_桜のブラマンジェ

2012.03.16 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 09:00| フードスタイリスト

2012年03月14日

クロスを張る…[Team-F1]566

フードスタイリストの業務範囲というと、実に多くの仕事があります。

■打合せ
■メニュー開発、レシピ作成
■食材算出と購入調達
■食器やクロス、小道具類の選定と調達
■各種梱包とスタジオまでの搬入。終わったらその逆作業
■調理、盛りつけ
■スタイリング
■ゴミも含めた片付け、洗い物、レンタル品の返却

依頼内容によっては料理考案もあるしレシピも作成しなければなりません。また現場によってはもっともっと多岐に亘るのですが、いちいち上げていては紙面が足りなくなります。でも記載しなかったもので重要な業務があります。それはクロスやマットのアイロン掛けと、セット台への貼り付け。「クロスを張るのなんか簡単だよ。ギュッと引っ張って四隅をクリップで止めりゃいいだけじゃん」とお思いでしょうが、縦でも横でも「柄」や「線」が入っているとなかなか(笑)。まあ極端に高度なノウハウが必要というわけではありませんが、経験がなくいきなり本番に向かうと困る時があります。

クロスの張り方

クロスの張り方02

2012.03.14 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 09:00| フードスタイリスト

2012年03月12日

キッチンスタジオでの撮影風景…[Team-F1]564

キッチンスタジオでよく行っている撮影時のフードスタイリング風景。何がどうとかの特別な話しではありません。まあ「なるほどこんな雰囲気なのかあ」が伝われば良いなあと。

割と広めの都内のキッチンスタジオ。画面内で腰に両手をあてているのはデザイナーさん。別に怒っているわけではありません。撮影前なのでやることがなく手持ち無沙汰なだけです(笑)。
旬穀旬菜01

この日のF1スタッフは全4名。撮影が始まってからは大変ですが、その前も全ての食器の梱包を解いて並べたり、料理の下拵え、クロスへのアイロン掛けなどけっこう忙しいんです。
旬穀旬菜03

最終のスタイリングはチーフの役目ですが、途中でアシスタントがいろいろと修正作業をしたりします。F1の場合、業務を分割し個々が担当。この方がスムーズに進行できてカット数が稼ぎますし、何か問題が起きた時も責任の所在や原因が明確になります。
旬穀旬菜02

この日の10数カットのうち、一番のシズル演出は餃子です。商品の特徴である「一口サイズ」を見せるため、サクッとすくい上げた瞬間を狙います。この時、ジュージュー感やモヤモヤ感を活かしてシャッターを切ってもらいます。カメラポジションやアングル、レンズの選定も大事なポイントです。
旬穀旬菜04

2012.03.12 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 22:32| フードスタイリスト

2012年03月10日

湯気の有る無し…[Team-F1]563

いま料理撮影ではシズルの演出というのが流行で、「何が何でもシズルカットで」と言われることが多い昨今です(苦笑)。

まあ確かに「シ〜ン」とした静的な写真より、動きがあったり匂いや音が想像できる画像の方が、見る人を強く刺激しますよね。だからと言ってなんでもかんでも、持ち上げたり、煙だしたり、注いだりってのも。

そのシズルのひとつ[湯気出し]の効果をご覧ください。湯気ありで撮影したものを、湯気を消したものと並べてみましたが、どうでしょうか。

湯気の見えるソーキソバ

2012.03.10 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 09:00| フードスタイリスト

2012年03月08日

臭いは外ぉ〜…[Team-F1]561

某テレビ局内で通販番組の生放送を担当した時のことです。

その局のスタジオは1階にあります。しかしキッチンとか消えもの室がありません。仕方無いのでその1階ロビー内に会議用テーブルを並べて作業することになります。まあよくあるパターンなので特に驚くことでもありません。水場が2階なのがちょっと困るのですが、そこは代理店スタッフやテレビ局ADさんも手伝ってくれると言うことなので。
MXTV作業風景

スタジオの扉は「引いて開く」式。何度か同番組を手がけてきたという制作会社のスタッフ全員「まず押す」をして失敗しています(笑)。リハーサルをしたはずのメーカーの方々も「まず押して」失敗します。一番おかしかったのは当テレビ局の担当ディレクターさんなんですが、自社でありそれこそ年中開け閉めしているだろうに「押して失敗」(爆笑)。私も最初は「つい押して」しまいましたが、二度目からは間違わないんですけど。

食材を切ったり加工したりするのは、やはり水場がある2階の給湯室になるんですが、調理をするという設計になっていないので換気扇がありません。あるのは火災感知器だけ。だからヘタに熱や煙を出すとサイレンが鳴って隣にある消防署から何台もの消防自動車が駆けつける羽目になります。よって処置として掲載画像のような大型扇風機をドア外に向けて回し続けるということに。この方法、どうも慣れているらしく通りかかる局員さんで「えっ?」と驚く方はいませんでしたね(笑)。
MXTV-臭いを外へ

2012.03.08 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 12:04| フードスタイリスト

2012年03月03日

テーマは春…[Team-F1]560

フードスタイリストを養成する[F1-School]。先日の授業は「春らしさの演出」でした。春をイメージさせる料理を考えて、さらに食器やクロスなどにも春らしさを表現しなければなりません。

この日の生徒の1人が考えたのは掲載画像のような散らし寿司。この時はまだスタイリング途中。最終的には背後におひな様の人形セットを飾ったりして、ちょっと「華やぎ」のある写真となりましたが、この本番画像は機会があればご紹介しましょう。器の大きさに対して、中身の具が少なかったかも知れません。真ん中をもっと突き上げるスタイリングをすると立体感が出て、画像としてバランスが良くなるんですが。
テーマは春

「この菓子は使いません」といきなり用無しになった[おひな菓子]、ちょっと寂しそうです。
おひな菓子

2012.03.03 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 09:00| フードスタイリスト

2012年03月02日

カメラマンは帽子スタイル…[Team-F1]559

この画像は昨年の秋に担当した、クリスマス商品の撮影シーン。ドイツのお菓子だそうですが、男性と女性の人の形に焼いてあるのが面白いですね。でも小さい子供だと「人を食べちゃうのは嫌だ,カワイソウぅぅ…涙」なんてことにならないでしょうか(笑)。
シュトーレン撮影風景02

カメラマンは現場でいつも帽子を被ったまま撮影するN氏。もう見慣れているので特に違和感もありませんが、この日の助手B君も帽子姿だったのがおかしくて。F1スタジオは狭いですが、ちゃんと屋根がついているんですけどねえ(笑)。
シュトーレン.カメラマン2人は帽子スタイル

2012.03.02 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 09:00| フードスタイリスト

2012年03月01日

ハウススタジオ…[Team-F1]558

撮影を行うレンタルスタジオには大きく分けて3タイプあります。

01.単なる箱スタジオ…モデル撮影や物撮りなど多用途の撮影が行われる。
02.キッチンスタジオ…料理撮影に適するようにキッチン設備が充実している。
03.ハウススタジオ…家屋内外を一般家屋に摸してつくられておりモデル撮影やCM、映画、ドラマなどでも使われる。

このハウススタジオ、郊外に馬鹿でかい施設で作られていることもありますが、最近は住人が転居したあとを居抜きでスタジオに変更しているところが増えているかも知れません。一戸建てもあればマンションタイプもあります。玄関、畳の部屋、お風呂場、キッチン、ダイニング、洋間にベランダと、もともとが人が住んでいたのでその生活感のシーンを撮るのに適しています。駒場東大にある某ハウススタジオは豪華過ぎてよっぽどのセレブな設定でないと(苦笑)。そこのAスタで我々が撮影していた時、隣のBスタジオでは暖炉の前で女優の野際陽子さんがインタビュー収録をしていましたっけ。

ときどき「いいなあ。こんな家に住んでみたいなあ」と思わせるハウススタジオを借りることがあります。上北沢のPスタジオもそのひとつ。外国人の商社マン一家が住んでいたということですが和室、子供部屋、洋間、とても大きな寝室に…etcの他にトイレが3つ、お風呂が2つか3つ、庭にはプール。もちろんキッチンやダイニング、ベランダもあります。駐車も3台はOK。中古とは言え賃貸なら毎月の家賃はいくらなのか、購入したとしたら固定資産税って一体…なんて夢想しても仕方無いことを考えてしまいます。

Planea上北沢2-06

Planea上北沢2-01

Planea上北沢2-02

Planea上北沢2-03

Planea上北沢2-04

Planea上北沢2-05

どうせ逆立ちしたって自分が住めるわけありませんが、数日間だけでも家主の気分になれたことは幸福なのか、或いは敵わぬ夢なのだから知らなかった方が良かったのでしょうか。

2012.03.01 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 14:45| フードスタイリスト

2012年02月28日

スクール見学者…[Team-F1]557

4月からの新学期もいよいよ一ヶ月後に迫りました。そして先週、入学希望の現学者の方が来られました。

スクールの内容に関しての説明もありますが、なにはともあれ実際の授業を見てもらった方がご判断も早いと考えて、当校では見学会を催しています。少数精鋭、実践主義と謳っているので入校を決めて通い始めたら、実は「思っていたのと違う」じゃ、これからの一年間の学習意欲も下がるというもの。だからご自分の目で確かめて欲しいなと。

この日の授業のテーマは「春らしさ」。生徒個々が春という季節を捉えて、それを「料理シーン」で表現するのが課題です。まあ春と言えばひな祭りとか、行楽弁当などになるのでしょうか。
見学者120225-02

カメラ前のセット台に生徒がセッティングしていく様を眺める見学者。
見学者120225-01

この日、講師や生徒とのランチにお誘いして一緒にお昼を過ごしました。そして実際に学んでいる生徒自身にいろいろ質問してもらいます。「皆さんは今どんなお仕事をされているんですか?」、「卒業後はその方面の職業に進まれるのですか?」等々。スクール側からの一方的な宣伝文句、1回だけ授業をみただけではわからないもっと深い部分も生徒本人に聞くことで確認できることも多いかと思います。F1スクールの良い点、悪い点について現生徒さん達は何も隠さず飾らず話しますので、納得されるようですよ。

*4月入校生、募集中です。お問い合せはメールで→school@fst-f1.jp

2012.02.28 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 09:00| フードスタイリスト

2012年02月27日

スタッフとクルー…[Team-F1]556

個人的に使い分けている言葉に[スタッフ]と[クルー]があります。いや私の勝手な判断なので正しいというわけではないし、一般的でもないことを先に言い訳しておきます。

スチール撮影時の現場担当者や、F1のメンバーを[スタッフ]と呼んでいます。それに対してムービーの一団を[クルー]と呼称。自分でも、いつ頃からどういう理由で使い分けているのか記憶が定かではありません。よく「テレビ制作のクルー達の到着は…」と聞くことが多いので「ははんTV業界ではそう言うんだな」と解釈してしまったのかも知れません。どっちで呼ぼうが誰も気にしないし、何の迷惑もかからないかと思いますが、個人的なこだわりなのかも知れません(苦笑)。

Crew:共同の作業をする一団。船・航空機・列車などの乗組員。
Staff:映画・演劇などで、俳優以外の制作関係者。

それにしてもスチール撮影に比べて、ムービーは関係する人の数が多いですね。実際にはこれにクライアントや代理店の方々、そしてタレント達とメイクさん、マネージャーさん等々が加わりますから最終的にはけっこうな人数になります。
BeerのCM(箱根)01

担当するのはジョッキのシーンですが、これまでにさんざ経験してますから我がスタッフ達も手慣れたもの。しかしあまり緊張感が見られないのも「それもどうなのかな」と思いますが(笑)。
BeerのCM(箱根)02

2012.02.27 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 10:36| フードスタイリスト

2012年02月23日

いただきもの…[Team-F1]554

先日、料理考案から調理&盛付&スタイリングに撮影、栄養価計算に到るまでのご依頼をお受けして終了したら、クライアントから掲載写真の真新しい調理器具を「どうぞお使いください」といただきました。フードスタイリングの仕事って年から年中、料理撮影のための調理をしていますから、こういうプレゼントはすごく嬉しいんです。

いただいたT-fal(120124)

よく一般の方から「私も器を集めるのが好きで、けっこう持ってるんです」と聞くことがあります。それはそれで良いのですが、料理撮影で使用する食器って一個では足りないことが多いのです。テスト撮りしてOKが出たら、用意していた本番用に差し替えて…ということが必要。となると2個から3個はないといけません。撮影対象のメインが、ビールとかワインだったらグラスは最低3〜5個用意します。だから手持ち数千の食器だけでは足りないので、専門ショップでレンタルすることになります。代理店の方が「こちらで食器と食材は手配しますから」とおっしゃってくれるのは助かるのですが、実は料理撮影のお仕事内容をよくご理解していない証拠(苦笑)。

調理器具も同じサイズが何個もあると仕事が早くなりとても助かります。そういう意味で今回の頂戴ものは嬉しいなと。

2012.02.23 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 09:00| フードスタイリスト

2012年02月21日

SPAMの缶詰…[Team-F1]552

よく行く居酒屋の店長が「スパムとチューリップってどっちが高いの?俺はスパムと思ってたけど、お客さんにチューリップだよって言われて…どうなの?」と。

「おいおいおい、会社名と商品名がごっちゃになってんじゃないかい?確かSPAMって米国Hormel社の商品名で、チューリップというのはオランダの会社名であって商品名はポークランチョンミートじゃなかったっけ?」と答えました。多分、間違っていないと思います。

そんな会話をした後、生徒やスタッフ達と飲む酒のつまみとして、或いは事務所内でランチするときのおかず用にと買い置きしてあった缶詰類をあらためて見たら、SPAM缶がありました。無意識に量販店の棚からこのブランドを選んだってことは、自分の好みはこっちなんだなと。

「でもSPAM缶のパッケージってこんなんだっけ?」

あれあれあれあれ、何を言ってるんでしょ、自分。

このパッケージ写真って、以前に旧F1スタジオで撮影したものじゃないですか。自分とこで撮影した画像を忘れているなんて。そうか、こういう風に使われていたんですね。これまで何度も購入しているのにまったく気が付きませんでした。そう言えば店長からの質問「ポークランチョンミートとスパムどっちが高いの?」に対しても答えになっていませんねえ。

SPAMの缶詰

2012.02.21 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 17:45| フードスタイリスト

2012年02月17日

無用の長物…[Team-F1]551

昨日はCM収録のお仕事で、F1スタッフ4人が箱根まで赴きました。

事務所を朝の6時半に出発だったので、何人かは始発に近い電車を利用したのかな。現地には8時過ぎに入るのですが、我々とは別行動の撮影班は7時入りなのだとか。クルーのみなさん、寒い中をお疲れ様です。フードスタイリングが必要なのは1シーンなので、私たちは午前中で終了し午後には撤収撤退しました。
箱根湯の花温泉

行く前に気になっていたのは「雪」とか「道路の凍結」。

先日の降雪で懲りたので、既にチェーンはネット通販で購入済み。とは言え箱根の山道を慣れないチェーン装着で走るのも不安があります。前日にホテルに電話して現地の道路状態を聞き、「ノーマルタイヤで大丈夫」と確認できてホットしました。この車のチェーン、無いと万が一の時に困りますが、出来ればずっと使わずに済んで「あああ、無用の長物。無駄な買い物だったなあ」で終わって欲しいものです。
車のチェーン

2012.02.17 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 11:46| フードスタイリスト

2012年02月14日

グラスの選定…[Team-F1]550

クライアントやデザイナーが、撮影するグラスについて「こんな形の、このくらいのサイズの…」と明確になっていないと、何種類ものグラスを用意して先にテスト撮りして結果を見てもらい、グラスを決定してもらうことになります。

撮影現場にクライアントやデザイナーが立ち会っていれば、まだその場で結論がでるのですが、往々にして「立ち会えないからテスト画像をネットにアップして。それを見てから決めるから」ということ時にはあります。こうなるとその日のカット数は「1」です(苦笑)。まあ皆さん、いろいろとお忙しいでしょうし何かとご事情もあるでしょうから、仕方ないですね。

グラス選定テスト

2012.02.14 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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問合せ:info@fst-f1.jp
posted by F1 at 09:00| フードスタイリスト

2012年02月12日

ムービー・スタイリング講座…[Team-F1]548

<2012年度4月生募集中>お問い合せは→school@fst-f1.jp まで
---

ちょっと意味不明なタイトルになってしまいましたね。

フードスタイリングにはスチール撮影と動画収録があります。動画にはTVCMの他、店頭販促VTR、テレビ番組、映画などがあります。最近はCMに近いインフォマーシャルが増えてきました。[Team-F1]は年間での件数では動画は30%くらいなので、比率から言うとスチールの方が多いのです。やはり数量的な需要は圧倒的にスチール撮影です。

でもインターネットwebサイトも考慮すると今後、動画が増えていくのは間違いありません。F1スクールでは「スチール撮影時のフードスタイリング技術が基本。これを習得することで静でも動でも対応が可能」ということで、基本をしっかり身につけてもらいたいと思っています。しかしそうは言っても静止画撮影と動画収録では異なるテクニックや注意点があるので、動画時のフードスタイリングも何時間かカリキュラムに取り入れています。

ムービー授業(120128)

生徒自身にテーマ商品と絵コンテを作成してもらい、スタイリングの他にナレーションも担当してもらいます。一年間のカリキュラムの中では異質な感じがするのでしょう。当日は生徒自身、緊張しながらも相当にワクワクして楽しみながら望んでいるように感じます。

ムービー講座(120128)

2012.02.12 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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問合せ:info@fst-f1.jp
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2012年02月11日

トリミング…[Team-F1]547

始めの企画も大事、フードスタイリングも大事、撮影も大事。でも最後の制作時の画像の見せ方も大事です。せっかく良い料理写真を撮っても、レイアウトやトリミングが悪いと魅力半減となってしまいます。

ちょうどそんな説明に相応しい事例があったので、ご紹介します。

昨年、スクール生による修了作品づくりにご協力いただいたお店なのですが、「webサイトにアップしました」というので拝見したら、なんとノートリミングに近い状態。画像データを渡しっぱなしで、webデザイナーさんと打合せを行わなかったせいもあるかも知れませんが、これはさすがにちょっと。オーナーに「これではもったいない。例えばこんなトリミングを検討して」とお願いしたら快く了解してくれて、直りました。

先にデザインラフがあれば…せめて縦横のサイズが決まっていたら、画面に合わせたもっと良い撮影が出来るのですが。

トリミング変更して

2012.02.11 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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問合せ:info@fst-f1.jp続きを読む
posted by F1 at 12:08| フードスタイリスト

2012年01月28日

雪の日の撮影…[Team-F1]546

東京にも雪が降りましたね。ここ数年、気象がおかしいから「東京だって大雪になるかも」とは危惧していました。だからチェーンとかスタッドレスタイヤをどうしようかと悩んでいたら突然に雪。けっこう降って積もりました。事務所の前は坂の途中なので荷物を積んだらノーマルタイヤではとても上れないのです(汗)。仕方無く一方通行を逆送して国道に出て別なパーキングに駐車。翌朝、怖々と撮影場所に赴きました。「せめてチェーンは買わなきゃ」です。我がタイヤサイズ用がホームセンターでは売られていないのでネットで探して注文。来週末には届く予定。「それまで雪が降りませんように」と天に祈るしかありません。

その雪が積もった日の撮影は初めてご依頼をいただいた食器具メーカーのクライアント。春限定のメニュー開発、栄養価計算、撮影、スタイリングのお仕事。「初めてなのにこんな天候にならなくたって」と悔やんでもしょうがないですね。幸い都心は交通量が多いため、道路はすっかり雪が蹴散らされていたので30分遅れで到着できました。

普通、依頼社が食品メーカーや通販会社でも「会社で撮影」となるとキッチンスタジオに比べて、何かと不便だったりするのですが、こちらはさすがに外資系だけあって「ショールームも兼ねた見せられるキッチン」になっているので狭いんですが不自由はありません。火もガス口3にIH2と充実しています。
GAS3+IH2(T-Fal_120124)

経費節減と時間短縮のためにいつもは味付けをせずに撮影するのに、今回はレシピ提案からなので最終のレシピ調整もしながら進めます。だからいつもよりちょっと時間がかかり、一日のカット数は減ります。
味見(T-Fal_120124)

スタイリングも春らしい食器やクロスを選び、照明も「ほんわか」とした明るめにしてカシャ!まだ納品前なので画像はお見せできませんが、とっても良く仕上がりました。
味見(T-Fal_120124)

2012.01.28 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
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2012年01月26日

思わぬところで再会…[Team-F1]544

制作会社から依頼が来て「某TV局のショッピング番組。生放送なので食のプロを起用したいと思いまして」とのこと。以前にも女性社員が担当して行ったことがあるそうですが、今回は掲載商品点数が多いのと内容もシズル感を見せたいなどの難易度が高いもの。となれば制作会社の器用な社員レベルでは難しいですね。しかも生番組となれば尚更です。

当日使用するTV局のスタジオが狭いこともあり、[Team-F1]からはYS1名が担当となりました。私はマネージャーとして顔出しをするのですが、スタッフKMが「その日は予定が入っていないので見学させてください」と随行を希望。邪魔にならなければ良いんじゃない、とOKを出しました。

スポンサー4社のそれぞれの商品が次々と紹介されていくうち最後は大手コンビニチェーンの[お米]になりました。私とKMはスタジオ隣りの大型モニターで視聴していたのですが、途中で「えっ?きゃ、あら〜!」と素っ頓狂なKMの声。「いまVTRで流されているごはん持ち上げの動画シーン、F1の旧スタジオで収録したもので私が担当しました。あっ、おにぎりを割るところもそうですし…ららら、このお米が枡に落ちるシーンもですぅ」と。

確かにそういえば私もこの時の撮影風景を撮りましたっけ。その際の広告会社、制作会社は今回とは別な会社でしたが、データ自体はコンビニ企業が所有していて、媒体毎に広告会社や制作会社に提供しているということなのでしょう。しかし、こういう風な「我が作品との再会」にはさすがに驚きました。

CVS新米撮影01

CVS新米撮影02

CVS新米撮影03

CVS新米撮影04

2012.01.26 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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2012年01月24日

2012年度4月生募集…[Team-F1]542

フードスタイリストのプロを育てる[F1-School]。

今年4月からの生徒を募集いたします。
【F1-School】http://www.fst-f1.jp/School/index.html
2012年度4月生募集

何名かの方から「募集はありますか?」とのお問合せをいただいて「あっ、そういえばwebページを募集内容に更新してない」と気が付きました。検討されていた方々、大変申し訳ありませんでした。

募集対象者はレッスン1クラスの2〜4名です。レッスン2クラスは「現1クラス」の生徒さんの進級を想定しているので募集はありません。以前は午前、午後、夕方の3教室だったのですが、「少数精鋭主義、毎回実践スタイルで徹底して教え込む」ということを目指しているので、講師や助講師が体力的に持たないのです(苦笑)。普段の撮影の仕事では、状況によってはぶっ続け16時間担当なんてこともあるのですが、「よっぽどその方が楽だわ」と講師TFは申しております。理由は説明しませんが、分かる気がします(笑)。

現時点で予定している4月〜9月間の授業日は以下です。※月日や内容が変更になることがあります。
4月〜9月間の授業日 ←クリック

入校を希望される方はメールでお問い合せください。→school@fst-f1.jp

見学日が決まり次第、個々にお知らせいたします。※希望された方全員に見学を許可するわけではありません。メールでのやりとりでプロフィールなどをお窺いし、当校に適した方かを判断させていたたきます。

2012.01.24 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2012年01月23日

アイスクリームスタイリング…[Team-F1]541

去る19日(土)のフードスタイリストを養成する[F1-School]はアイスクリームのスタイリング授業。

レッスン2は溶ける本物のアイスクリーム。ディップに適した量や詰めのテク、ヒゲの出し方、表面のシズル感の演出etcなどの他、時間との戦いがあります。アイスは溶けていくので当たり前なんですが、シャッターチャンスが少ないのでそれを長持ちさせる工夫も大事なところ。アシスタントが上方からドライアイスで冷気を送り続けるなどでフォローします。さらに夏でも冬でもギンギンにスタジオを冷やします、これは立会う人間もつらいものです(苦笑)。
120121-受講風景01

レッスン1はまだスキルが低いのでダミーのアイスでのスタイリングになります。こちらは溶けない分、じっくりとシャッターチャンスが得られますが、マッシュポテトなどでのダミーづくりが必要となります。フレーバーを何にするのかで混ぜ込む材料を自分で探してくるという課題もあります。ディッピングした時、表面を綺麗なマーブル状態にするのが難しそうですね。*「本物が最適でダミーは低レベル」ということではありません。シーンや表現目標などとの関係で使い分けています。
120121-アイスをつくる

アイスそのものの盛りつけも大変ですが、同時にクロスや器などの選択や配置バランスも要求されるので、皆さんかなりなプレッシャーを感じていることでしょう。そんな苦労を終えて、最後はダミーをそれぞれが手に持っての記念撮影となりました。
120121-3人のアイス

2012.01.23 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2012年01月21日

冷蔵庫の移動…[Team-F1]539

制作会社から「サプリメントのムービー収録時のスタイリングをお願いしたい」とのご依頼。聞けば自社スタジオを所有しているので、そこで撮影を行うとのこと。同社は撮影機材のレンタルも行っているそうで入口は、その機材の保管庫と出荷部屋になってました。数多くの撮影機材がきちんと収納された様子はなかなか壮観です。
[サンセットスタジオ 鷺宮]
111117(サプリ)サンセット鷺沼スタジオ

普段の撮影は全てF1スタジオで行なわれるわけではなく、85%くらいは都内のキッチンスタジオ。だから鷺宮でも何の問題もありません。唯一の問題はキッチンスタジオではないということ。ただレベルの高い調理が数多くあるわけではないので、本格的な設備は必要ありません。ただ鮮度を保つための冷蔵庫は最低限、欲しいのです。しかしそれがあるのは離れた場所の給湯室。
111117(サプリ)01

プロデューサーに相談したところ「じゃ、冷蔵庫をスタジオに移動しましょう」と簡単に決断(笑)。
111117(サプリ)02
すぐにスタジオ内に移動されました。ありがとうございます。画像内のペットボトルは私が持参した冷凍のジャスミンティ。当日はかなり寒かったので何時間も経っているのに氷状態を保っています=というだけのことで大した意味はありません。念のため。

この日のムービー収録もカメラはデジタル一眼レフ。デジイチによる動画撮影、ますます多くなってきましたね。
111117(サプリ)03

2012.01.21 UT

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2012年01月19日

時間外学習…[Team-F1]537

なんと言うタイトルにすれば良いのかわからなかったのですが、簡単に言えばスクール生徒から「今週末の授業に備えて、事前にリハーサルしときたいから今日事務所に伺って練習します」ということです。

言いだしっぺはレッスン2のOYさん。男性ですが既に料理研究家として活動していますし、講演も手がけることがあるのだとか。盛付およびスタイリングを学んで「さらなる食のプロ」を目指したいというのが入校の動機。明後日の授業では「バニラアイスの撮影なんですが、全体のテーマとしてローマの休日をイメージさせたいのです」とか。ぶっつけ本番では想定に狂いが生じると、時間だけが無駄に流れてしまうことに。だからいくつかのシチュエーションを今日の段階でカメラテストまでして確定しておきたいそうです。カメラ機材も持ち込んでの熱の入れようです(笑)。頑張って。
自習(120119-OH)

もう一人はレッスン1のHSさん。先週の授業が仕事の関係で出席できなかったので今日、F1スタジオで補習をするというのです。うん、なかなか良い心がけだけど、ちょっとイチゴの色が濃いんじゃないかな。明後日の撮影本番、大丈夫かなあ(笑)。
自習(120119-HS01)

自習(120119-HS02)

2012.01.19 UT

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2012年01月17日

すみだブランドの鉄火丼…[Team-F1]535

昨日の[すみだブランド]の続き。ブランド[すみだモダン]のロゴです。
すみだモダンLOGO

墨田区のwebサイトに掲載されている、すみだブランドのカタログ(※2010年版)。醤油刺しの他、真鍮製の如雨露(じょうろ)なんかも素適です。使う使わないというより、庭の軒下に何気にあったらちょっと格好いい(笑)。
墨田ブランドwebカタログ

そして彼の鉄火丼が認証されたというページ。
ごまだれ鉄火丼=すみだモダン認証

5月にはスカイツリーもいよいよ開業と言うことですので海外からの観光客も含め、この墨田区辺は大いな賑わいが確実です。さて、このブランド認証をどう販促に活かしていきましょう。
冨久井鉄火丼=懸垂幕

2012.01.17 UT

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2012年01月16日

すみだブランド…[Team-F1]534

11月に本所吾妻橋の飲食店のオーナーから連絡があり「応募してみたらうちの料理がブランドに選ばれちゃったの。だから何か販促に使わなきゃと思ってね。だからよろしくね」とのこと。これだけでは何のことやらさっぱり(笑)。ミシュランガイドではないだろうなと思いつつ、お店に顔出しして詳細を聞いてみました。

「あのね、昨年から墨田区内の商工業の中で日本全体や海外に誇れる技術や製品を審査して、特に優れたものだけに“すみだモダン”と称するブランド品として認定しているらしいの。ううん、私もそれ以上は詳しくは知らないんだけど、今年から食も対象になるとの知らせが来たので応募してみたのよ。ほらF1さんに撮影してもらった鉄火丼をさ。そしたら受賞したってわけ。12月02日が正式発表の日らしく、それまでは口外しないでって言われてて…とにかく」

すみだブランド(すみだモダン)
http://sumida-brand.jp/brand/brand02
江戸硝子しょうゆ差し-すみだブランドHP

ああなるほど、やっと飲み込めました。
まずは「受賞おめでとうございます」ですね。

東京下町の墨田区さん「スミダブランド」だなんて、なかなか洒落たこと考えましたねえ。うん、あの辺は江戸の頃から続く家内工業や伝統工芸品があったり、飲食でも粋な店がありますもんね。他区から見ると悔しいくらいの誇れる伝統文化です。

何か販促プランを立てるにしても、まだ先のことでしょうからまずはそのスミダブランドとやらを調べてみましょう。ふむふむ、なかなか良さげな品々や技術が選ばれてます。いや手にとってみないと実際の価値はわかりませんよね。と言うことでスミダブランドだけを展示している店に伺ってみました。おっ!この醤油刺し、ちょっといいじゃないですか。事務所に私専用の醤油差しが欲しかったので買っちゃいます。えっ、2,625 円?まあクライアントの受賞というおめでたいこともあったから。えっ、季節の柄が6種類もあるの?いやそんなに要らないので、そう夏の朝顔だけでけっこうです。確かに冬の梅も素晴らしいですけど、それは年が明けたらということで。


■江戸硝子しょう油差し
販売価格/2,625 円(税込)
創業111年のガラスメーカーが作るレトロな醤油差し。職人がひとつひとつ手でカットした花切子や、ガラスの黄味がかった古代色が、なつかしい風合いを醸しだす。
江戸硝子しょうゆ差し(夏・朝顔)HPより
廣田硝子 代表取締役社長 廣田氏
「つくりたかったのは、どこかなつかしさを感じるしょう油差しです。職人がひとつひとつ手でカットした季節の花々。少し黄味がかった古代色の硝子。この色によって、しょう油が入った時に花切子が美しく映えるとともに、なつかしい風合いを出しています」

醤油を入れて撮影してみました。紫色に浮かぶ“朝顔”が見えますでしょうか。
江戸硝子しょうゆ刺し撮影版

2012.01.16 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2012年01月13日

カメラテスト…[Team-F1]532

前日に引き続き、本番前にテスト撮りする話し。

すべての料理撮影において事前にテスト撮りしているわけではありません。本来はデザイナーが発想し絵にしてプレゼンすべきでしょうし、それに沿ってカメラマンが最適な撮影位置と照明を決めることです。しかし「具体的な画で確認したい」とクライアントが望んだり、もともと料理関係に実績を持たないデザイナーさんの場合、こちらでプランし本番に近いシチュエーションをテストすることがあります。

国内で生産されている高価な珈琲豆。「よりシズル感のある画像を」という要望にドリップシーンを撮影したらどうだろうということで、様々なアングルやポジションを試しているところ。本番当日、カメラマン任せでいきなり撮っても大丈夫なのですが、その位置を探し当てるまでの時間がもったいないということもあります。
ドリップアングルテスト

同じく「滴り落ちるシーンも提案しよう」と、カメラを三脚に固定し時間経過とガラス器内部の曇り具合をチェックします。落とす水量も調整しながらなので相当に時間がかかりました。
ドリップテスト01ドリップテスト02

この他にもいくつかの案をテスト撮りして提案し、ひとつの案が採用されるというわけです。もちろんこれら全てを本番当日に行うことは可能ですが、このカットだけで一日が終わってしまいます(笑)。

2012.01.13 UT

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2012年01月12日

イメージの真俯瞰テスト…[Team-F1]531

某通販誌から「表紙は何か冬をイメージするような画像を」という要望。

「鍋の熱々感とかグツグツ感かな」とも思ったのですが、野菜や肉などの具を入れて完成した鍋を火に掛けて撮るのは、これまでに何度も行ってきました。う〜ん、ありきたりです。別に悪くはないけど、もう少しひねってみたいなと。だから水と昆布だけを入れ煮立てたところを「カシャ!」なんて面白いのではないかなと思いつきます。しかしチーフTFから「それって湯気が出るからホットな季節感はいいんだけど、なんか地味すぎて面白みがない」との反対論が。そして「女性がターゲットの表紙なんだから色合いが欲しい。そう例えばカラフルなお箸をあちこちから差し出すとか」という案が出ました。

実際に「それは絵として成立するのか」を実証するため、テスト撮りをします。単純な絵柄なはずなのに各箸の角度や配置も試したいので、何人ものスタッフが必要です。掲載した画像はその時の一枚。その後、人間の手を削除したり、背景を現在の表紙デザインに合成したりして画像を完成させます。まあその他にも4〜5案作成します。
鍋の真俯瞰テスト

クライアントに提案。「一押しは鍋の…」「それは止めましょう。B案でお願いします。ええ鍋も良いのでしょうけど今回はBで」とあっさり<没>。いえいえ良いんです、苦あれば反省しまた先に進む動機に繋がりますから。

2012.01.12 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2012年01月10日

嬉しい来訪者…[Team-F1]529

久々のチーフ・TFです。
新年あけましておめでとうございます。
旧年にも増して、本年もよろしくお願いいたします。

暮れにスクール卒業生が訪ねてきてくれました。

1人は大阪から1年以上も通ってくれたFMちゃん。大阪で勤めているんだけど本社がある東京で忘年会があるのというので、泊まりがけで上京して翌日スタジオに来ました。商業ビルや飲食施設の設計・施工を主としている現勤務先では、まだ直接的にフードスタイリングや店舗開発の業務に就いてないそうですが、元気で明るい顔をしていたので安心しました。「彼氏と別れてしまい、また募集中です」というのがちょっと心配(笑)。

もうお一方は名古屋のSBちゃん。在学中に地元のフードコーディネーター事務所に押しかけ、募集もしていないのに粘って粘って就業したという強者です(笑)。まだ20代半ばだというのに仕事にも意欲的に取り組みながら、しっかりお医者様の彼を掴まえ今秋にもゴールインの予定だとか。何事にも前向きで突進するBちゃん、今年も前年以上に突っ走れ!

首都圏の卒業生達もきっと近々に新年の挨拶で訪ねてきてくれることでしょう。現役の生徒を指導することも楽しいのですが、巣立っていって時に顔を出してくれて、それぞれの現場で活躍している様子を聞くのもとっても嬉しいことです。

「みんな待ってるよぉ!」

2012.01.10 TF

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卒業生と田島講師(111230)
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2012年01月08日

F1-Schoolの忘年会…[Team-F1]527

フードスタイリストを養成するための[F1-School]は昨年の11月に早々と忘年会を催しました。なぜ年の暮れにもなっていないのに開催したのかと言うと、生徒の中には勤務先が食関係のため年末の繁忙期になるととても参加できないという事情があるからです。それでも首都圏在住なら「仕事の関係で1時間遅れて参加しま〜す」なんてのも有りですが、遠い広島から通ってくる生徒もいるのです。過去には大阪や名古屋、茨城県などから通ってきた生徒もいました。そういう遠方の生徒は「ちょっとだけ顔を出します」とか「仕事が終わったら参加」とはいかないわけです。

「じゃあ忘年会が終わったら年末まで飲み会はないんですか?」

まさか!
Food Styling Team-F1が開催しているスクールですよ、飲まない日があるわけないじゃないですか。

10回の授業のうち7回は授業後に[飲みの場]があります(笑)。極端に言うと、この時間帯が一番重要かも知れません。時にはF1スタッフも交えて講師や助講師からの現場の経験談がすごく勉強になるんです。授業では必須のテクを実践的に学び、授業後にギャランティの相場や交渉の仕方を知ったり、実際の現場の空気を感じたり・・・。

「それならいっそ、飲みながら受講というスタイルにしたら?」。

ふむふむ個人的には賛成ですが、責任者という立場からするとさすがにちょっと(苦笑)。

スクール忘年会(111126)

2012.01.08 UT

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2012年01月06日

ナプキンワーク…[Team-F1]525

フードスタイリストを養成する[F1-School]では、必須の項目を36回のカリキュラムに分けて一年間で履修する形にしています。1回の授業が2時間半なので単純計算でも90時間ですが、実際にはどうしても授業が延びがちになるので120時間くらいは学んでもらっているかと思います。

それでも全てを教えられるわけではありません。まあそれくらいプロのフードスタイリストになるというのは、覚えること習得することが幅広いとも言えますね。その36科目以外の教えられない教科に[ナプキンワーク]があります。将来ホテルやフレンチレストランのスタイリングを担当した際に、この作業を要求されることもあるでしょう。それで[F1-School]では、別時間帯や別日に助講師の指導で技術をマスターしてもらっています。対象は現役生徒の他に卒業生も自由参加です。

このナプキンワーク以外にも正規外授業としては[ラッピング講座]や[カメラマン講座]、[フォトショップ講座]などを催していますが、実際のところ授業日以外に全員の参加可能日を合わせるのが難しく、なかなか実施できないのが頭の痛いところです。

ナプキンワーク01

ナプキンワーク02

ナプキンワーク03

ナプキンワーク04

2012.01.06 UT

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2012年01月04日

今年もよろしくお願い申し上げます…[Team-F1]523


新年 明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年も明けた昨日の三日、やっと年賀状を作成して真夜中に投函することができました。

「なぜ正月になってから年賀状を書いているの?」

理由は単純です。「本来、年が明けてから書くのが正式だったのでは」と思い、昨年から年明けに書くことにしたからです。「それって大変なんじゃないの?」と思われそうですが、苦労は年内にやろうが明けてからだろうが一緒です(笑)。逆にバタバタしている師走に作成する方が疲れるかも知れません。なぜか正月のテレビ番組が各局とも古いドラマなんかを流しているだけになりましたので、初詣したらあとは何もすることがないのが正月休み(私の場合)。ゆっくりと旧年を振り返りながら、新年への思いをしたためるのもなかなか良いものですよ。今年は送る相手に応じて3種を作成しました。以下の掲載画像はF1バージョンです。

2012年賀状

2012.01.04 UT

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2011年11月24日

光に変化をつける…[Team-F1]520

よくご一緒する方は何人かいますが、スポットも入れると年間で100人近いカメラマンさんとお仕事をさせていただいているかも知れません。それぞれ得意分野があったり、表現に強い個性が見られたりするので毎回、非常に楽しく組ませていただいてます。

カメラマン個々の考え方や技術によって撮り方は様々ですが、共通するのは[光のコントロール]かなと。光がなければ対象物が人間の眼にもカメラのレンズにも見えないので、それを浮かび上がらせるための照明が必要となります。「明るいほど綺麗に撮れるのか」とか「全面に照射する方が良いのか」というと、そうでもありません。[陰]や[影]がないと立体感が演出できませんし、綺麗なボケをつくりたい時は露出を開けたいので明るすぎても困ります。

さて今日の本題です。料理には白いものがあります。ご飯とかバニラアイスクリームとか饅頭とかお豆腐など。そこに強い光が当たると、白色が飛んでしまって形も質感もわからなくなってしまいます。だから豆腐や白いお新香などはメインライトから離す位置にセッティングしたりします。でも事情があってどうしてもメインライトは「左斜め後ろで、ご飯茶碗も置いて」となると、ご飯がハレてただの白い物体になります。「ご飯を右手に動かせばいいのでは?」と思う方がいるかも知れませんが、食育の問題からそれはNG。そういう時、丁寧なカメラマンはご飯に当たる照明に工夫をするんですが、その方法は様々です。

照明前のペットボトル
掲載画像はスクール生の[おにぎりのあるスタイリング]の撮影。メインライト前のペットボトルは照明に変化をつけるための道具。決して飲みかけを置き忘れたわけではありません(笑)。この時点はテスト段階ですが、シャッターを切る時には中の飲料も色のついたキャップも取り外して使います。他にトレペ、プチプチ、ティッシュ、薄布etc…と個々カメラマンさんのこれらの工夫が見られるのも実に楽しみです。※画像中、ご飯がメイン料理でない場合は必ずしも上記の手法での撮影を行わないこともあります。また主役や準主役であってもカメラマンによっては、単純照明になることもあります。

2011.11.24 UT

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2011年11月23日

垂れて波紋に…[Team-F1]519

以前、ブログ<チョコレートとエクササイズ…[Team-F1]407>で書いた商品。それが「やっとパッケージ化されて発売になったので、あの時のお礼も含めて記念に1箱お送りします」とのお知らせとともに届きました[Bar-X]。
Bar-x_01

半年前くらいの撮影ですが、よく覚えています。新スタジオ完成後、最初の正式なスチール撮影のお仕事でしたから。また流れ落ちたチョコが綺麗な「波紋」を描くように粘度を調整したり、見せたい色合いに照明が合致するよう何度も照明テストもしましたし。
Bar-X=カメラテスト

パッケージの画像を見ると、あの撮影日が鮮明に浮かびます。クライアントのご担当者お二人様も、祭日にも関わらずお立ち会いいただきありがとうございました。
Bar-x_02

うんやはり旨いです、このバーは。
Bar-x_03

「F1の皆さんからも宣伝をよろしく」とのことですが、登山やキャンプ時のスピード栄養補給に、または災害時の保存食としても優れたものだと思います。お近くのスポーツクラブに行かれた際、ぜひお試しを。

2011.11.23 UT

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2011年11月22日

スタッフのお土産…[Team-F1]518

今朝、裏隣りのSYさんから「柿どう?いいじゃない、食べてよ」と2個いただきました。
柿お裾分け(111122-関谷さん)

数日前はやはり左隣りのINさんから「ご無沙汰していて…」とラフランスなどを、斜め向かいのYZさんからは西瓜や榮太郎の菓子類をよくもらいます(笑)。お裾分けってやつなんでしょうけど、ご近所の皆さんありがとうございます。

生徒もよくお土産や人気のスイーツを持ってきます。酒好きなチーフのTFに、スタッフ達も高〜い焼酎やワインを買ってきてくれます(笑)。そんなこんなで、ホントにもう皆さんに感謝、感謝です。

で掲載した画像のお酒は[泡盛]なんですが、スタッフのYSが「どうぞ飲んでくたさい」と私に。TFには別の酒をプレゼント。毎日に近いくらい顔を合わせているのに「何を今更」な感もありますが、実は先日、車の自損事故を起こしたことを心にとがめている様子(笑)。業務上のことなのでもちろん修理代は車輌保険を適用したのですが、当事者としては「せめてお詫びの気持ちを」と思ったらしいのです。

名前のない泡盛なんて始めて見ました。う〜ん、高そうでとっても美味しそう。今度、本人がいる時に封を開けて一緒に楽しみましょう。

将文土産(111118)

2011.11.22 UT

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2011年11月20日

モウモウは楽…[Team-F1]516

昨日「カップの湯気に照明をどう当てるか」と書きましたが、これはより確実に効果的に短時間で[湯気を捉える]ための経験上からの提案。半数以上のカメラマンさんはわさわざ湯気用の照明をセットしない方が多いかも知れません。室温を下げるとか、フードスタイリストがベストなタイミングで熱々を置けたりすれば簡単に撮れることもありますので。

背景の明暗、料理の熱々度、適正な室温と空気の停止具合、照明位置、シャッタースピード、シヤッタータイミングが複雑に絡み合って「撮れる」か「撮れない」かが決まります。この[シャッタータイミング]も、慣れたカメラマンでないと外すこと多々。若い不慣れな方には「湯気や煙はファインダーを覗いては難しい。カメラの外からスタイリストの手元、空気の状態、そして湯気の拡散状態を目視しながら次の形を予測してシャッターを切って」とアドバイスしています。そして私たちフードスタイリストにとっても、ノウハウと何十回も繰り返す手間と時間を要求される[湯気演出]です。

ただ「湯気の見せ方だけで撮影時間に15分〜20分もかけるくらいなら、デザイナーかレタッチャーが合成しますからけっこうです」とディレクターに言われることがあります。そんな時は「あらららら…」と肩すかしを喰らいますが(苦笑)、[タイムイズマネー]で時間がかかることは経費増大に繋がりますから、こんな判断もまあ仕方ないことです。

しかし楽に撮れる料理シーンもあります。「実際に火にかけたのをカシャカシャ撮って、その中から良いのを選ぶ」という場合の、ステーキや野菜炒めのジュージューとか鍋グツグツなど。その場合「カットした面から肉汁がここまでしたたり落ちるのを…」とか「売りは○○野菜なのでシャキッとしていながら他のグツグツ感と手前にラードの溜まりも見せて」などのご要望には応えられませんが。

湯気=ステーキ

2011.11.20 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
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2011年11月19日

湯気の撮影…[Team-F1]515

「カップや味噌汁から立ちのぼる湯気を撮る時、照明はどうするか」

などと書いておきながら無責任な言い方になりますが、私には正解はわかりません。と言うのもカメラマンによって考え方や、やり方が異なるからです。

これは照明の位置だけの話しではなく、シャッタースピードの設定値についてもカメラマン個々、それぞれなんです。ネットで見ても「スローシャッターが良い。理由は…」という方もいれば、「早くないと!」という人もいます。私の経験から言うと、遅いと時間とともに流れて形が崩れてしまうので、スローより高速の方がよく写る気がします。そうすると当然、自然光ではなくストロボ撮影ということになります。しかし「カチッ」と湯気の形を残すのではなく、蓋を開けたセイロから「モウモウ」と立ちのぼる雰囲気を狙うなら、スローシャッターの方が良いかも知れませんね。湯気を本物ではなく道具で演出するなら、その種類によっても変わってきます。例えば煙草だと濃すぎ&細いので、拡散したくらいが良い形になるからスローにして、ヤカンからホースで送り込む場合は・・・あああ、湯気ひとつでもシャッタースピード設定がこんなに難しいんです(苦笑)。

で、今日のテーマの「どの位置から湯気に照明を当てるか」について、これも申し訳ありませんが玉虫色の答えとなります。「特に湯気用の照明なんかセットしないよ」の方もいるし、「後方から当てる。その方がレンズにくっきりと」という人もいるし、「メインの反対側に小ストロボを」なカメラマンも。掲載画像はF1フードスタイリスト養成スクールの[湯気のスタイリング授業]時の照明。これは私の提案で真横からスポット風にサブのストロボ光を湯気に当ててもらいました。
カップの湯気=スポットライト

結果が下の画像ですが「では真後ろからとかカメラ側から照射したらダメなのか」は試していません。なぜかと言うと、我々はフードスタイリスト集団であって「撮る側のプロ」ではないからです。「それならこんなテーマを書くなよ」と叱られそうですが、少しでもカメラマンさんの参考となるよう、日頃から様々なテスト撮影もしているということを言いた…うん?余計な押しつけかも(笑)。
カップの湯気=完成

2011.11.19 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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2011年11月13日

生徒のおみやげ[3]…[Team-F1]512

「はい、中国・四国版です」とF1フードスタイリングスクールの生徒HTさんから、いただいたのがコレ。
BIG大人のふりかけ、中四国限定茶づけ

ははん、数日前のブログで紹介した<生徒のおみやげ[2]…[Team-F1]510>の西日本バージョンではありませんか。最初、目にしたとき「東日本復興支援のために作られた商品なんだな」と思っていましたけど、もしかすると私の勘違いで全国的にあるのかも知れませんね。

 私「これF1ブログを読んで、広島にもありますよって購入してきたの?」
HT「はあ?いえ前回の授業時にOYさんが持ってきたからですよ」
 私「ブログは読んだ?」
HT「いいえ、見ていません」
 私「あの、他のみんなはブログ読んでる?」
全員「いいえ」

ふむむむ、そうですか。まあ良いんですけど。みなさん忙しいでしょうから、読んでなくってかまわないんですけど。関係者が読んでいないのに、この読者数ってホントにどなたなんでしょう。

2011.11.13 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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2011年11月09日

生徒のおみやげ[2]…[Team-F1]510

こちらは福島県いわき市出身の生徒OYさんのお土産[大人のふりかけ(ビッグ)]と[東北限定 茶づけ(ビッグ)]。
いわき市土産(太内)

「今年、厄年なので郷里の両親と一緒に地元の神社で厄払いをしてきました」とか。現在は料理研究家でありフードスタイリングを学ぶ身ですが、元々はコンピュータのSE。そんな最先端業務を仕事としていた彼が厄年を気にするのが可笑しいのですが、まあ「人生の節目に気持ちを新たに」という心がけは「良し」ですよね。

中身は[ずんだ味]、[前沢牛]、[牛タン]、[ほたて]のふりかけ。そして[牛タン]に[ほたて]の茶づけ。う〜ん、どんな味がするんでしょうねえ(笑)。炊きたてのご飯で是非、味わってみたいものです。
大人のふりかけ&茶漬(5種)

2011.11.09 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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2011年11月08日

生徒のおみやげ[1]…[Team-F1]509

F1フードスタイリングスクールの生徒OKさんから「福岡の両親が上京してきて地元の和菓子を持ってきたので」とお土産にいただいた[山田饅頭]。
山田饅頭(福岡県)

「大したもんじゃありませんから。崩れて残った菓子でつくったものだったはずなので。まあ地元では名物品なんですけど」と妙に謙遜して手渡してくれました(笑)。

確かに包装とかも「いかにも昔ながらの和菓子」という感じです。ネーミングも一切ひねってなくて素直だから、きっと味も素朴な懐かしいものかも知れないと思いました。

せっかくなので早速いただきました[山田饅頭]。
「おお!中のあんこも美味しいし、なんと言っても底の外皮のカリカリ感が凄く旨い!」
この菓子、近くで売っていたら[手土産]として活用するんですけど、福岡なのが残念です。

この和菓子屋さんのwebページを見ると「おお〜素朴」の一語。いきなり単色の山水画に和歌なんですねえ。
“小富士 帝王山
 やさしい帝王と夫婦傘
  二人ほんのり雪化粧”

山田饅頭
〒821-0012 福岡県嘉麻市上山田1405の1
TEL:0948-52-0059 FAX:0948-52-0225
山田饅頭HP

2011.11.08 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年11月07日

自損事故…[Team-F1]508

スタッフYSがやっちまいました。7月に買い換えたばかりのワンボックスカー。カメラマンが先に駐車場に入れていたので、横付けされていたのですが「それじゃ他の車の邪魔だから、もう少しバックしておいて」と指示したら、私が出掛けている間に事務所の柱に「ド〜ン」と。

リアガラスが全体的にひび割れてボロボロと落ちそうになっているし、後ろのドアもバンパーもへこんで開閉ができなくなっているし・・・涙。
自損事故(111020)

自損事故(111020)

本人曰く「いいえバックギアで後進したんじゃありません。ニュートラルで流れてぶつかったんです。本当です」と言うのですが、いくら坂道とは言えここまで損壊しているのに、単に流れてぶつかっただけなんてびっくりです。もっと驚いたのは車輌がこんなにメチャなのに、柱は何にも傷ついてないのです。「凄いぞ、花崗岩!」です(苦笑)。

後ろのドアが開かなきゃ仕事になりませんから、購入店に修理依頼で持ち込みました。それが先月の23日(日)で今日は11月07日(月)。なのにまだ修理から戻ってきていません。正式な見積も届いていません。保険会社からの見積は40万何某かとFAXが届いているのに、修理工場からは[修理費用]も「直るであろう日」もまた正式には…。代車も「先月は事故が多くて全代車が出回ってしまっていて」とこれも無し状態(涙)。

「ああYSに運転を頼むんじゃなかったな」、「こんな修理工場に依頼しなきゃ良かった」と思っても今更です。

2011.11.07 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年11月04日

不完全なスタジオ…[Team-F1]507

F1では料理撮影ができるよう2階にスタジオを設計し昨10月から建設にかかり、この4月に完成しました。お陰様で移転前の事務所に比べ、スタジオ使用率が何倍にもあがりました。今週は火曜日にスチールの撮影があり、昨日は祭日にもかかわらずムービーの撮影が行われました。そして土曜日はフードスタイリスト養成スクールで使用、日曜にまたスチール撮影の予定が入っています。

私たちにとって撮影が自社スタジオだと大きなメリットがあります。それは食器の梱包と移動の問題です。20〜30メニューの撮影では用意する食器の数はレンタル分も含め80〜150くらいになります。外のキッチンスタジオでの撮影だと、前日にそれを一個づつエアキャップで包む梱包作業と車輌への積み込み、翌朝にスタジオに搬入しそこで今度は梱包を解く作業、終了後にまた一個づつ梱包して車輌に積み事務所に戻ってそれらの梱包を解き食器棚に。自社スタジオだとそんな作業が無くなるので時間の効率化が図れるのです。

ただ「どのスタジオで撮るか」を決めるのは依頼社なので、どうしてもF1スタジオでやって欲しいとは思っていません。カメラマン側からすると「設備が整っているスタジオが好もしい」と望まれるでしょうし、代理店担当者は「立会の人数から考えるともっと大きなスタジオで」と判断されるかもです。

<キッチンスタジオ様へ>
F1スタジオは私たちが「使い易いように」、「動きやすいように」設計したもの。だから撮影に関する設備はほとんど整っていません。集合写真などに必要な広さも不十分だと思います。使用時間にも制限をしています。スタジオだけの貸し出しも行っていません。だから貴スタジオと競合することはないと確信しています。だからこれまで通り、お仕事の紹介をいただけたら幸いです(笑)。

[F1スタジオ]
http://www.fst-f1.jp/business/studio.html
F!スタジオで炭商品撮影(Yoshiaki)

2011.11.04 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年11月03日

ネパール料理店…[Team-F1]506

気が付かない間に、つつじヶ丘駅方面にネパール料理店が開店していました。「駅近くの交差点角の2軒目ビルの2階に…」なんて書き方をしたことからもおわかりのように、ちょっと分かりづらい場所に出来ていました。[Nepali Chulo]というのが店名。[ネパーリ チューロ]と読むのでしょうか。料理自体は地理的位置から推察できるようにベトナム、タイ、インドなどと似通っています。しかし各国からすれば「冗談じゃない、まったく違うよ」とか「○○○料理は我が国が発祥ね」とお叱りをいただくかも知れません(苦笑)。




当駅周辺には夏に[大分県料理・ウラニワ]が開店しましたし、以前からタイ料理店や沖縄料理2店もあります。私が知らないだけで、他にも特定の都道府県専門料理屋や各国料理店があるかも知れません。「新興のA駅には47都道府県の店があり、隣のB駅には主だった各国料理店がある」なんてことだと面白いですね。その日の気分で「今日は秋田県を喰らうか」とか「さて今日はどこのラーメンにしようか。北海道かな、いやいや博多のコッテリも良いか」とか「今夜は東北一周だあ」なんて数軒はしごする猛者も出たりして(笑)。

NepaliChulo03

2011.11.03 UT

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2011年10月22日

視覚からの効果…[Team-F1]505

画像を整理していたら、昨年暮れに祖師谷公園で[F1-School・屋外授業]した際のものが目に留まりました。わずか2ヶ月前の盛夏の頃なら、この画像はきっと見たくありませんでしたね(苦笑)。それが朝夕の冷え込みを感じる昨日今日だと妙に好ましく感じます。

コンサルタント会社勤務の頃、そこの社長が「視覚から入る情報は8x%、耳からは1x%、つまり広告をする時は文字や音よりもビジュアルに重きを…」みたいなことを言ってましたっけ。確かにそんな気もします。望んでなくても自然と目に入ってくるものって何度も繰り返されると、無意識に刷り込まれてしまいます。逆にラジオや書物って、それからの情報だけでは理解するのには不十分なので、自然と想像力を働かせたり記憶の引き出しを開けたり…だから知識の習得や創造作業にはこちらが適しているかも知れません。

フード撮影では、この視覚効果を最大限に活かすための努力をしています。秋は秋らしく、朝は朝らしく、屋外ならそう感じさせるように、女性向けならターゲットの感性に響くようなカメラテクニックとスタイリングを。画像を見ると「あら美味しそう。これ2つくださいな」とか「ちょうど食べたかったかも。注文しちゃおう」と購入や問い合わせなどの行動に導くのです。

冬らしい枯れた芝生が広がるのどかな昼下がり公園のベンチ。新聞紙を敷いて焼きたての焼き芋を置いたら、湯気が上っていくのが見える・・・みたいなシチュエーション設定。ベンチの下に湯気出しの道具をセッティングしたのですが、ベンチの板間の隙間と、新聞紙の穴を開ける位置に計算違いがあったため、まるでマフラーから湯気が出ているかのよう(笑)。
マフラーから湯気が

2011.10.22 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年10月18日

季節の和菓子…[Team-F1]504


まだ衣替えをしていないため未だに半袖姿の私ですが、朝夕はすっかり秋の風情。量販店の品揃えでも梨がいつのまにか片隅に追いやられ、柿が主役になっています。和菓子のコーナーで[大福]が売られていたのですが、その出来映えに惹かれつい購入してしまいました。

季節の和菓子[栗大福 柿大福]3ヶ入\567
栗大福,柿大福

製造元<嵯峨野 竹路庵>のwebサイトを見ると秋季限定品のようで、柿大福は「上に本物の柿のへたをのせました」とあり、栗大福は「やわらかく炊き上げた極軟栗が丸ごとひとつ入っています」と説明されています。甘みもしつこくなく皮のもっちり感も上品に仕上がっていて、けっこうなお味でした。
<嵯峨野 竹路庵>
栗大福,柿大福(嵯峨野 竹路庵HP)

確か10数年前の量販店でのコーナー化をきっかけに、和菓子のブームが始まりましたよね。どんどん洋菓子に押され、子供達には不人気だった和菓子。街の中の和菓子屋さんも減っていった気がしますが、甘みを抑えて大人向けの高級スイーツに仕立て上げたことと、日本人独特の丁寧で繊細な表現が見直され、今ではすっかり定着した感があります。当時「ぜったいに一過性のブーム。もう日本人は日本酒を飲まなくなるし、和菓子も衰退の一途をたどるんだろう」と思っていた私の予想は、幸いにもはずれました。

2011.10.18 UT

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2011年10月17日

台湾銘菓…[Team-F1]503

そろそろ台湾の旅も終わりにしましょう。

掲載画像は高雄の新幹線ホームで見かけた大きなスイーツポスターです。エスカレーターを昇る人々が、反対側を降りていく巨大スイーツ群に驚いているという図柄。ここまで飛んだデザインだと、いつもF1が担当する[美味しそうに]とか[シズル]とか[食材の肌理の表現]とは関係ありませんね。もちろんスイーツ部分は合成でしょうけど、本当にこのサイズのものを発泡スチロールやシリコン材で作って撮ったのなら面白いかも。有名デパートのエスカレーター1基を止めてディスプレイしてみたらさぞや話題になるでしょうね。
台湾のスイーツ広告ポスター

エスカレーターではありませんが、YouTubeで[歩く歩道パフォーマンス]が流行っているのをご存じですか。主にヨーロッパの若者達がアイデアを持ち寄っては秘かに収録しユーチューブにアップしているようです。お時間があれば下記をクリックしてご覧ください。
rowing in airport
Airport Rowing
HUMAN BICYCLE IN AIRPORT TO STONER MUSIC !

「お土産にはパイナップルケーキが人気よ」と聞いていたので、台北桃園空港でパイナップルを始め他フルーツ味や茶のケーキ5箱を買いました。女店員から「あとひとつ、計6箱買ったら一箱おまけしますよ」と言われたのですが、こんな重い物をあと2箱もプラスするなんて非力な私には考えられません。丁重にお断りして帰国。さっそく周囲に配ったのですが、味の評価はいまいち(苦笑)。もしかすると菓子メーカーを間違えたのかも知れませんが、いずれにしてもわずかな欲に駆られて追加購入しなくて良かったなとホッとしています。
台湾銘菓(パイナップルケーキ)

2011.10.17 UT

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2011年10月15日

猥雑な街の活気…[Team-F1]501

大阪のテレビ番組に出演していた橋本 徹知事が「大阪を猥雑な街にしたい。いろんなものを合わせてエンターテインメントの街にすることで大阪に活気を…」と発言していました。この[猥雑]という言葉、悪く解釈した各メディアからさんざん非難されたそうですが(笑)。

台湾の夜は活気がありますね。夕方からあちこちの有名な「夜市」が賑わうからです。多くの商店が立ち並ぶ中、若いカップル達がデートをしたり、家族連れや年配の夫婦がショッピングや食事を楽しんだり、あてのない若者達が道端にたむろしたり…とそれぞれの目的で集まる猥雑な界隈。当然、観光客も照明に群がる蛾のように訪れてきますから、その喧噪たるや凄いエネルギーを感じます。あながち橋本知事の「猥雑な街=活気のある街」構想、良いのかも知れません。

その夜市の中心はやはり[食]であり、それも[屋台]が面白そうです。掲載画像のようにメニュー写真があればまだ注文しやすいのですが、食堂でも写真のない店が大半の台湾。漢字だけのメニュー名を見て「湯と書いてあるからこれは○○のスープかな。こっちは米飯かも」と想像しながら、おっかなびっくりオーダーするのも[異国の楽しみ方]です。
台湾の屋台

2011.10.15 UT

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2011年10月13日

やはり日本人…[Team-F1]499

海外に行って、楽しく観光をしたりグルメ食を堪能したりしてきても、成田に着くと「日本が一番だなあ」といつも思う私です(苦笑)。「毎回そう思うのなら行かなければ良いのに」と突っ込まれそうですが、いやいや外に出てみてあらためて我が国の良きことを確認するのが大事なんです。

このあいだテレビを見ていたら「中国人も日本のラーメンが世界一と認めた」みたいな番組を流していました。その時のラーメンは[つけ麺]のことだったんですが、さすがに「麺をスープにつけて食う」発想は中国にもなかったそうです。

台湾で食べたラーメンのこと。
何店かで、何種類も食べたのですが正直、[日本のラーメン]が一番美味しいと感じます。一軒だけ「あっ、ここ美味しいかも」と思った台南の路端の店の△△肉麺。60元を払って店を出た途端「あっ、旨いと思ったけどなんだ日本の駅前にある普通のラーメン屋の味だよ」と気が付きました(笑)。よくよく[ニッポン人な味覚]の私です。
台湾の肉拉麵

せっかく海外に行ったのでビールも当地のビールを飲みますが、時に「キリンが飲みたい、アサヒのドライが…あああここ台湾でも売っているな。でも飲まないぞ買わないぞ我慢だぞ」と言い聞かせました(苦笑)。
台湾ビール

2011.10.13 UT

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2011年10月12日

台湾のおにぎり写真…[Team-F1]498

台湾・高雄のコンビニ前に貼られていた[おにぎりポスター]。具のすごい誇張(笑)。ちょうどランチを終えた後だったので、実際にこんなに[具沢山]なのか確認できませんでしたが、「まさかね」です。横にある猪口や背後の器には何が入るのか、とっても気になるのですが、ご存じの方いましたらお教えください。[スープ]でしょうか、[塩]とか[ふりかけ]なのでしょうか。
台湾のおにぎり広告ポスター

海外の食事情にはもちろん興味深いものがありますが、メニュー写真やそのスタイリングでも面白いものを発見することがあります。ただ台北の書店で「綺麗な中華料理写真が載った書籍はないかな。あっ、これ良さそう」と手に取って発売元を確認すると、なんと[辻料理]とか[主婦の友社]出版の翻訳本だったりします。その点、アメリカやヨーロッパの書店で求める料理本では、こんな心配はないんですが。

2011.10.12 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp
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2011年10月11日

アジアン雑貨…[Team-F1]497

事務所のある仙川には[アジアン雑貨の店 SUZU]というショップがあり、スタッフは「撮影時の小道具用に」とよく利用しているようです。レンタルしたり、或いはF1の備品として購入したり。私個人もたまに顔出しして籐で編まれた籠や洒落た植木を求めています。
スズHP
<SUZU>
〒182-0002 東京都調布市仙川町1-16-18 仙川ビル1F
TEL/FAX:03-3307-5779

ちょっとした駅には大抵、この手のアジアン雑貨屋さんがあるかも知れませんね。つまり日本人には興味のある商品ジャンルということなのでしょう。ベトナム、インド、ジャワ、バリ、インドネシア…広義に考えればニュージーランドやケニアあたりまでの民芸品も含まれるのかも知れません。決して高級感があるわけでもなく、使い勝手が特別に優れているわけでもない「これらの品の魅力って何だろう?」と考えてしまいます。ひとつは「木や石、木綿などの自然物のぬくもり」でしょうか。或いは「素朴さ」とか「原色の色合い」なども。私は「手作りゆえの世界にひとつしかない希少性」に価値を見いだしているのかもしれません。

そんなSUZUの[お香スタンド]を使って、F1スタジオで撮影がありました。撮影商品が[お香]なので、Food Styling Team-F1としては珍しく料理ではない[雑貨のスタイリング]を担当したわけですが、カメラマンが自然光で撮った画像はなかなか良い感じに撮れていました。いつもお世話になっているSUZUさんに活用画像をプレゼントしたいと思ったのですが、カタログ掲載前のプロカメラマン撮影写真を使うわけにはいけません。それで私が別途にシチュエーションを変えて撮影しPOP制作。さっそくプレゼントしてきました。
スズのお香スタンド

2011.10.11 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年10月10日

依頼社の倒産…[Team-F1]496

お仕事をさせていただいたクライアントである食品メーカーや通販会社、飲食店にはずっと業績アップ・商売繁盛して欲しいのですが、現実は私の思い以上に厳しいものがあるようです。

ネット情報で知った[ホテル百万石が倒産]のニュースはちょっとショックでした。当方が担当したのは数年前で熱海の百万石の方でしたが昨年秋、本家の加賀百万石とともに破綻した模様。何度も通ってメニュー撮影をしたり、ツール制作をしたり従業員教育でもお手伝いをさせていただいたのに残念です。
百万石ファーイースト倒産

お仕事をさせていただいている中、理解しにくかったのが複雑に絡み合う経営会社と建物所有社と従業員管理会社etcの関係。業務中に気が付いた前向きな提言をすると「それはこっちの権限範疇ではない」等の縦割り的組織の現実。つまり顧客へ満足を与えるための施策をスムーズに一本化させることができないということです。「暖かい料理を暖かいうちに部屋に提供しよう」と思っても「スタッフの数が足りないが勝手にシフトは変えられないし募集もできない」、「人手不足を補うために昇降機を設置しようにも建物管理会社の許可が必要だし備品担当会社には予算がない…」などなど。いつからか日本の企業はトップダウンができない状態になっているんですね。それにしても権利権限の実態が複雑すぎます。

倒産に関するニュース記事を見ると様々な企業名が出てきますが、単純思考の私の頭ではなんとも「ワケワカ」です。
「不動産管理会社 北國リゾート(旧ホテル百万石)が、大口債権者から破産手続き開始を金沢地裁に申し立てられ…ホテル運営は、別会社の百万石アソシエイト(東京)が権利を持っており…申し立てたのは、約54億円の債権を買い取った資本金1万円の株式会社ユイット。ホテル百万石は昨年、運営権が百万石アソシエイトに譲渡され、従来の株式会社ホテル百万石(加賀市)は不動産管理を担当することになった。…不動産などの買い受け先として、湯快リゾート(京都市)が有力候補」
「あたみ百万石が、5月31日で営業を休止することが15日、分かった。運営会社のファーイースト・キャピタルマネジメントが同日までに、取引先などに休止を通知した。既に宿泊予約の受け付けも停止している…営業休止に伴い、従業員約80人には解雇が伝えられた」
百万石倒産

それでも加賀百万石は営業を続けていくようですが「なんで可能なの?」と不思議。
百万石(加賀)HP

しかし熱海百万石は既に営業停止、従業員も解雇とか。
百万石(熱海)HP

主原因は不況と、時代の変化に旧ホテル業態が追いつかなかったことでしょうけど、一部にはマネーゲームが絡んでいる感もあります。どっちにしても「一生懸命に働いている従業員がかわいそう」と、あの頃のホテルスタッフ皆さんの顔を思い浮かべてしまいました。

2011.10.09 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年10月09日

グラスに蓋をする…[Team-F1]495

3種類のワインのイメージ写真撮りで「手前にワイングラス、背後にボトルを置く。出しゃばらない程度にXmasの飾りやオードブルも」は当初に決まっていました。しかしいざセットしてみると、全体のバランスに納得がいきません。なかなか個々の器の位置が決まらないので、カメラマンの照明やアングルなどもさまよっています。つまり時間がかかってしまっているわけです。
ワイングラスに蓋02

グラスの中には色を見るために途中までワインが入っています。グラスが手前ということは、それが一番大きく見えるということなので、中に小さなゴミや埃が入ってしまったら写ってしまう可能性があります。だから「蓋」をします。この蓋はこういう場合を考えて日頃から用意しているグッズのひとつ。手近の用紙を丸く切って間に合わせることも出来ますし、そっとラップを乗せてもいいんですが、まあ長年の経験から生まれたノウハウと思っていただけると嬉しいですね。
ワイングラスに蓋

2011.10.09 UT

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2011年09月29日

スクールページ更新…[Team-F1]494

先週「入校したいのですが間に合いますか」とお問い合せが来ました。8月末には新入生を決定していたので「申し訳ありませんが既に締め切らせていただきました。来年4月入校をご検討ください」と返事のメールを出しました。この方が応募してきた原因は「あっwebページを見たらまだ募集しているみたい」と思った模様。締めきっているにもかかわらず、情報ページを更新せずに募集をし続けていた当方の責任です。あらためて、勘違いさせてしまいましたこと深くお詫び申し上げます。

でもお陰様で、重い腰をあげてwebページの更新作業をすることができました。

10月生は締めきりました。来期は2011年4月7日スタート
スクール1110-01

授業風景の写真を入れ替え
スクール1110-03

10月からの日程&カリキュラム
スクール1110-02

新学期は10月01日(土)から第一回目の授業ですが、今度の生徒さんのお一人はなんと、なんと広島から通って来られます。これまでにも日立市からとか名古屋市からとか大阪市からはありましたが、さすがに広島から通学するという意欲には驚きました。もう一名の生徒さんも「仕事の関係で後期の半年間は大阪から通う」予定なのだとか。う〜ん、これらの情熱にはスクールとしてもより一層の充実した講義内容で応えていきたいと思います。

2011.09.29 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp
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2011年09月28日

スクール修了撮影…[Team-F1]493

F1フードスタイリングスクールも先々週の土曜日に2011年度前期を修了し、レッスン2の生徒は目出度く巣立っていきました。1年間学んだことを社会でも活かして大いに活躍して欲しいものです。

カリキュラムは36講座ありますが、1年間学んだ生徒が卒業していきますので、区切りとして半年毎に修了式を行っています。その修了式では卒業記念も兼ねての撮影をしています。大抵は近辺の実飲食店のメニュー写真。店のオーナーか店長に主旨を説明して撮影にご協力いただくわけですが、普通に業務として[デザイン・カメラ・スタイリング・制作]などを見積もると数十万円もの予算に。それが「無料で」という申し出ですので、お店にとっても悪い話しではありません。これまでの協力店さんから「あれ以来、来店客も売上も伸びてるんです」との嬉しい反応を聞いています。

その終了記念の撮影風景を掲載しましたのでご参照ください。
ウラニワ修了撮影01

卒業する先輩のスタイリングを後輩の生徒がアシストし、それをプロのフードカメラマンが撮影。
ウラニワ修了撮影02

作成したのはテーブル数分の24面型メニューPOPとA1ポスター。もちろん店長は大喜びしてくれました。最後はお店のスタッフさん達も交え店頭で記念の集合写真を撮りました。
ウラニワ修了撮影集合

2011.09.28 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp
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2011年09月06日

実績画像紹介の限界…[Team-F1]489

なんか理屈っぽそうなタイトルになってしまいました(笑)。

質問01.「webページで実績画像の掲載数が少ない気がするが」
-----
答え01.「ご依頼企業にとってはまだ未公表の商品撮影だったりプロモーションだったりするので企業秘密。だから撮影した画像を公開することが許されないことが多いのです。また公表後でもF1でカメラマンやデザインを担当しなかった場合、撮影データを所有していないことが殆どです。こちらが請求することを忘れたりもしますが、一枚の写真には出版社・クライアント・タレント事務所・デザイナー・カメラマン・フードスタイリストなど多くの関係者の版権が絡んでいるので露出自体が難しいのです。担当するスタイリングカットは年間で万を超えますから累積年数を掛けると膨大な数になりますので、掲載しているのは1パーセントにも満たないでしょう」


質問02.「それにしても数年前から大きく変わってないような…」
-----
答え02.「その原因は単純にマネージャーの私の怠慢です。あっ予想通りでしたか」


質問03.「掲載画像以外の…弊社が望むジャンルの料理写真を見たいのだが」
-----
答え03.「一般公開はNGだけど『直接に見せるのはOK』という条件で了解をもらっている画像がありますので、お会いした時にご覧いただくことは可能です。ただコピーをとられたり、預けることはできません」


質問04.「ブログではお仕事の現場のことよりスクールについての記述が多いのは何故?」
-----
答え04.「上記01の理由でお仕事には守秘義務が発生します。だから撮影内容を話したり、クライアント名を出すことが許されないことが多いのです。それでも我々の活動にご理解をいただけるよう、許されると思う範囲で紹介していきたいと思っています。逆にスクールの場合、食の道を目指す生徒さんの活躍をご家族はじめ多くの方に知ってもらうことで、当人達にとってもより励みになるだろうと思うので積極的に紹介しています」


質問05.「スクールの授業見学ではなくF1の撮影現場を見学できないのかな」
-----
答え05.「申し訳ありませんが、上記01の理由で多くの現場が不可です。当校スクール生の場合、身元が明確ですのでクライアントの了解をもらえた時には見学の機会を与えています」

2011.09.06 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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近内貴宏+田島富佐江=チョコ
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2011年09月05日

スクール生徒作品(110827)…[Team-F1]488

「修了式も近いのでこれまでにやったことのないシーンを」
「媒体は女性誌、都内の人気店特集ページの中の1店とか」
「自分の好みですけど韓国料理店とかどうでしょう」
「そうそう、客が店内で楽しく食べている感じで」

上記のコンセプトを基にまずシーンを想定してセット組み。中央手前にチゲ、奥に小皿や酒器とかカトラリーを配置。
韓国料理屋設定(School.110827)01

フレーム内には4色の韓国カラーを忘れずに入れます。助講師KKが[客]という設定ですが、一人では賑やかさ楽しさが足りないので、見学に来ていたIMさんに急遽手タレを務めていただきました。背後にも韓国らしさを演出するための御簾を配置し、フロアには畳代わりの敷き物を。
韓国料理屋設定(School.110827)02

出来上がり写真が以下になります。
韓国料理屋画像(School.110827)

会社帰りのOLが都内の韓国料理屋で同僚と飲食を楽しんでいるということで、全体の色合いに赤味を出して撮ってもらいました。手前の箸の角度、鍋のグツグツ感などに若干不満はあるものの、「なかなか良く出来た」と私は合格点を上げたいですね。あと3回で半期が終了する彼等「こんな料理写真が撮れるまでに成長したんだな」と、ちょっと感慨深いものがあります。

2011.09.05 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年09月01日

カメラは見ていた…[Team-F1]484

予算や時間の関係でスタジオ内に「らしいセットを組む」ことがよくあります。
カメラは見ていた02
家のキッチン風景ならステキな個人宅をお借りして、バーの雰囲気なら銀座のお店と交渉して、自然の中のシチュエーションなら野外ロケで…と我々も出来れば実在の場所で撮りたいもの。しかし一冊のカタログの中に様々なシーン設定があり、それらを1日とか2日で撮らねばならないとなると「不可」。
カメラは見ていた03
そこで「らしいセットを組み立てる」ことになります。レースのカーテンを後ろに配するとかタイル敷きの小振りキッチン程度なら苦労はしませんが、大型ソファや襖と畳をフレーム内に入れたいとか、BBQ広場の雰囲気でとなると大がかりになります。そんな場合でもレンタルショップやホームセンター、セットショップで必要資材を調達したり購入すればなんとかなるものです。
カメラは見ていた01

そんな状況の最初からシャッターが切られるまでを、いつもカメラは見ているわけですが、どんな思いで見ているんでしょうね。

「へん、そんな嘘っぽい工作なんか全部見破って撮れるんだぞ」なのか「見えない、見えない。セットの外の無関係な箇所なんか見ないぞ、写さないぞ」なのか。

2011.09.01 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年08月30日

撮影スタイル…[Team-F1]482

ブログを書いていると時々「いったい誰が読んでくれてるんだろう。どの部分に興味を持たれたんだろう」と思うことがあります。関心のある人や関係者に読んでいただきたいから綴っているので、とても有り難いことなんですが「どういう人なのか」が非常に気になります。もともと万人に興味を持たれるジャンルではないので、定期的に読んでくれる人がいなくて当然なこのブログ。グルメを語るわけではなく、有名人芸能人の話題でもなく、超ニッチな業界の話しなんですが。わずかな[検索ワード]から推測しても、読者の顔は見えてきません。

知人、F1スタッフ、スクール生の中に読者がいるのは想像できますが多分10人強。
すると差し引き残り数百人の読者の方々って…。

先日、チーフTFがある打合せで始めてお会いしたカメラマンさんに「F1ブログ読んでますよ。勉強になります」と言われて驚いたとか。無関係の迷惑な書き込みが大量に届くので、コメント設定を[不可]にしています。だから直接、質問や反論は届きませんが、メールで「わたしで〜す」とお知らせいただけると嬉しいです。次のアドレスに「富山に住む学生22歳。見てまっせ!」などと簡単なメールをお送りいただけませんか→info@fst-f1.jp。


話しは変わって「料理撮影時に三脚は必須かどうか」です。もちろん結論としては「個々カメラマンの判断次第」でしょう。ただF1が担当する料理撮影現場では「99%が三脚を使用」です。ミリ単位で俯瞰角度や正面位置、食器間のバランスをとっているので三脚は必須ということになります。カメラをわずかに動かしただけで[かませ]が見えたりしますので。料理撮影でもモデルやタレントが入るケースでは手持ちで撮ることもありますが、年間の数万カットの中の比率で言えば1%くらいでしょう。

逆に雑誌撮影時のカメラマンさんには三脚を使わない方がいらっしゃいます。最初から最後まで料理撮影だとやはりしっかり三脚を立てての撮影ですが、タレントが絡んだりシーンが多岐に亘ると皆さん手持ちスタイルです。カメラを持ってあちこち移動したり屈んだり立ち上がったり、なかなかお忙しい(笑)。手持ちスタイルのカメラマンさんは諸機材も持ち込まないことが多いので、手近なもので代用するようです。掲載画像の彼、スタジオの中を歩き回りヒョイと洋書を手に取ったと思ったら、料理の横に立てかけ「レフ板代わり」にしていました(苦笑)。ステンやガラス容器の場合、洋書の文字が写り込む危惧がありますが、さすがにそんな時は香盤表の裏面などを利用するんでしょうけど。年から年中、スタジオ内で三脚を立てた撮影スタイルを見慣れている我々にとっては新鮮です。
レフ板は洋書

大手通販会社と契約を交わし、そこの商品及び調理写真のほとんどのスタイリングを担当しているF1スタッフのKY。「いやになっちゃいます。私がせっかく正面を決めて盛り付けたのに、うちのカメラマンさんあっちこっち動いてはシャッターを。私としては、その位置だと“かませ”が見えちゃうじゃんと気が気でなりません」(爆笑)。

2011.08.30 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年08月28日

盛り直し…[Team-F1]480

フードスタイリストを養成する[F1-School]の授業のひとつに「盛り直しスタイリング」があります。どういうことかと言うと、市販の弁当を[01.盛付け直すことで容器内での見栄えを良くする]ことと[02.器に盛り直しすることで別物料理に激変する」というもの。

たまにですが雑誌社から「読者は独身OL。彼氏が来るのに用意できるのは市販弁当くらい。でも本当は手作りっぽい料理で迎えたい。だから弁当や調理済み総菜を自作料理に見せるテクニックを紹介して欲しい」な依頼が来ます。これは日常の家庭でも活用できます。兼業主婦が多い現代、「食事は全て手作りにしたい」と思ってもそれは時間の問題で無理。となればホカホカ弁当や総菜などを買ってきて食卓に並べざるを得ないのは仕方無いこと。その時にちょっと工夫することで、センスある料理に生まれ変わります。

容器内で盛り直すというのは、透明プラスチック蓋に覆われていた弁当をそのまま撮るのでは、いくらなんでも乱暴というもの。ぐしゃぐしゃなご飯や片寄った総菜を、調えるだけでも撮影に耐える商品になるということです。


以下の事例写真はスクール生徒の作品。この授業時の注意点としては「絶対に元の材料だけを使用。食材を足したり引いたりしない」こと。ご家庭で活用するときに添え物などを加えることで演出アップさせることは「有り」ですが、授業ではスタイリングの基本を身につけるために「NG」です。

<事例=購入してきたプラ蓋付きの弁当>予想より崩れがなく困った(苦笑)。
弁当01

<事例=盛り直した弁当>変わり映えが少なく困る私(苦笑)。
弁当02

<事例=器を変え盛付けスタイリング>
暖かいはずのものに熱々感がない、照りが足りない、各食材の配置バランスが悪い等々、未完成な箇所が多々ですが、前記と同じ弁当食材だけでここまで見え方が変わるというのはご理解いただけるかと思いますが、いかがでしょうか。
弁当03

2011.08.28 UT

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2011年08月24日

ロケ弁…[Team-F1]476

内勤が主なマネージャーとしてはスタッフ達が現場で食べている[昼食]が気になります。

F1がスタートした10年くらい前は何故か撮影カット数が多い現場ばかりで、昼食をとるどころか休憩時間もないことが多々でした。だからその頃は「昼ご飯無くて当たり前。出たら驚き。どうぞお昼にお出かけ下さいと言われたらどうしようか困ったりしたもの」でした。2年目3年目になると雑誌関係の依頼も増えてきたのですが、出版社の方々はしっかりランチタイムをとり昼食の手配もしてくれます。ホカ弁の時もあれば仕出し弁当の時もあるし、時に豪華な出前寿司の事も。表に出て食べるというのは非常に少なかったんですが、まれに外食となると次のカットの準備が気になって、かえって落ち着いて食べられないんですよね(苦笑)。

スチール撮影時は市販弁当を買ってきたり、仕出し弁当をとったりがほとんどですが、数十時間〜数日間のムービー収録の際にはケータリングが多いでしょうか。出来合い弁当などと違い「早朝は手作りおにぎり300個、お昼は洋食コース、夜はしっかり和食、深夜は…」が熱々でいただけるんですから嬉しいです。ちゃんと食事専用の部屋もあり、賄いをしてくれる女性スタッフ達もいて、「苦手な物はありませんか」などと聞いてよそおってくれたりします。

そのケータリング料理よりも美味しいと思うのは、飲食店やレストランやホテルの撮影時に出される賄い料理。「先方も食のプロとしてのプライドがありますから、それはもう中途なものは出しませんよ。ええ出しませんとも…」って、ここまでプレッシャーかけたら「もう飲食店様からのご依頼はないかも」ですね(笑)。
ランチ=百万石

ところで先週、某食品メーカーのムービー収録を担当したYSチーフ。2日間のロケ弁はどんなのだったの?えっ、夜食も出たの?現場報告より、そのロケ弁の詳細報告はどうなっているの?たった一枚の写真だけ?それもこんなホゲホゲの写真?プラ蓋もとらないで撮るなんて、食のプロとしてのプライドはどしたの?
ロケ弁(110819)

などと上記のようなことを書くと、普通「だって料理撮影してるんでしょ?なぜ市販弁当とかを買ってまで食べるのかしら。その撮影済み高級食材とかを使った料理を食べるんじゃないの?キッチンもあって料理の得意な人が何人もいるってのに…???」と疑問に思われることでしょうね。「なぜなのか?」の理由、多分あなたの推理したこと当たっていないかも知れません。

2011.08.24 UT

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2011年08月23日

飛んで火に入る夏の蝉…[Team-F1]475

久々にF1ブログを書きます、チーフTFです。

先週、某CVSチェーンのムービー収録をF1スタジオで行いました。担当したのは私とスタッフKM。ムービーってスチールに比べてクルーの人数、多いんですよね。さらに「スタート時間は早くて、終わるのは遅い」です(苦笑)。近隣住宅への気遣いで利用時間や騒音にマネージャーUTがうるさいのですが、今回の撮影班は見事に統制がとれていてホントに静か。必要以上の大声はありませんし、笑い声も抑えた「ふぁっふぁっふっひぃひっひっ」くらい(笑)。

スタジオ内での収録を終えたので炭火シーンに移るのですが、当初に予定していたベランダでは床の振動が予想外に大きかったため、急遽ベランダ下の駐車場で行うことに。ここでの撮影やムービー収録は始めてなので私たちもちょっとワクワクです。また新たなシチュエーションが生まれるのですから。

掲載画像のようにBBQコンロを中心に据えてカメラが回ります。驚いたのは煌々と光る照明に向かってではなく、赤々と燃える炭火めがけて蝉が飛んでくるのです。「ドボン、ジュ!」です。相当に衝撃でした。何のためらいもなく、炎の中にダイビングしてくるんですよ。蛾とか他の虫なら想像できるんですが「蝉が!」ですもの。
駐車場での撮影風景(110816)

<七日間の命の最後の場所に炎を選んだってのはなぜ?或いは生まれて3日目だったけど焼身自殺しようと思ったの?でも、でもこれまで何度もキャンプの夜にBBQや焚き火やったりしたけど、蝉が飛び込んできたことはなかった。地球、何かおかしくなっている?>・・・な〜んていろいろ考えちゃいました。

2011.08.23 TF

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2011年08月22日

晴女、雨男、雨女…[Team-F1]474

見事に流れてしまいました昨日の[BBQ大会]。中止の理由は数日間の降雨のせいです。天気予報では「日曜日は傘マークのみ」ではありましたが、前日までの雨続きでは地面がドロドロだろうと判断し中止宣言。その日曜日もしっかり降りましたね。土曜日、20人分のアルコールや食料を買い出しに行こうと、調達リストまで作成していたのに無駄になりました。

[晴女KM−雨男YS−強力雨女TF−超雨男OY−絶対雨男OD=雨]

晴れ女1人 対 4人の雨男女ではとても勝ち目はありません。晴れ女KMによると「絶対雨男ODさんはこれまで晴れたことがない、必ず雨に降られる人」との伝説があるそうな。「なんで私ったら、そんな人に声をかけてしまったんだろう」としきりに悔やんでいます(笑)。

BBQが開催でも中止でも「2次会はつつじヶ丘・はなの舞で」の予定でしたから、17時から13名で飲み会。参加者の顔ぶれはフードスタイリスト、デザイナー、ライター、カメラマン、少年野球の栄養管理士、妊婦、小学校3年の男の子に59歳のおっさんまで(笑)。最初から「飲み会やろうよ」だったら小学生が参加することはなかったかも知れませんので面白かったです。F1恒例の「自己紹介タ〜イム!」でも堂々と、でもちょっと緊張気味に自己プレゼンテーションしてくれました。金坊ありがとう。
金坊01(110821)

やはりBBQが流れてしまったせいで皆さんエネルギーが余っていたのか「次は3次会だあ!」と駅の反対側のやきとり屋に。正確には1次会のBBQはなくなったので次は2次会なんですが(苦笑)。その後も「4次会(ホントは3次会だってば)しよ」とさらに近くの居酒屋に押しかけました。しかし夏休みとはいえ、ご両親が一緒とはいえ、小学生を3件もの居酒屋に引き連れる大人達って…。金坊ごめんね、眠かったよね。
金坊02(110821)

<DM(私信)>
スズヒ△さん、お台場での[Y広告&電◎の合同BBQ]もやっぱり雨で流れたんでしょう?真っ昼間からそんな怪しい談合っぽい会合を開こうとするから、天が許さなかったんだよ。中止になったんならこっちに参加すれば良かったのに。

2011.08.22 UT

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2011年08月20日

プロ御用達…[Team-F1]473

[御用達]
ゴヨウタシ…と読みます。若い方の中には間違えて「宮内庁ゴヨウタツの店らしいよ」と言う人もいますが、私が教わった限りでは[ゴヨウタシ]です。[早急]はソウキュウではなく[サッキュウ]。横浜市[港北区]は[ミナトキタク]…あっ、これは嘘。何の落ちもないタダの嘘。「どうして何の意味もなく、コウホククをミナトキタクだなんて嘘を言うの?何が面白いの?」すみません、昔この思いついた冗談をつい口から出したら信じ切ってしまった人がいて、未だに謝罪をしていないものだから、この読み方の話題になるとこれが頭をよぎるんです。

チーフのTFがムーピーの収録時にディレクターから「ロケ弁を手配できませんか?」と頼まれたそうです。山手線沿線ならいくらでも専門業者さんを知っているディレクターも、ここF1スタジオが現場となると勝手がわからないのでTFに聞いた模様。通常の撮影では駅前のスーパー等で弁当を買ってくることが多いのですが、ムービーとなるとスチールに比べてクルーの数が多いので、さすがに出来合い弁当を人数分買い揃えるのは大変です。TFは親戚の映画プロデューサーに「Kちゃん、どっか知らない?」と連絡したら「我々、映画人が物を探したり人を探す時に利用している映像人向けサイトがあるから、そこで見つけて」とURLを教えてもらったそうです。

それが[ポータルサイト85]。
映像制作ポータル85

なるほど、プロ御用達ってやつですね。撮影スタジオからロケバス、美術や小道具さん、メイクさんにスタントマン、そして弁当&ケータリング屋さんまで紹介されています。スタイリスト編には我が[Food Styling Team-F1]もあります(喜)。
プロ御用達…[Team-F1]473

いや実は思い出してみると、私はここを6〜7年前くらいに知っていました。「掲載しないか」という売り込みがあったので1年間ほど有料でお願いしたことがありました。ただライバル社が当方より上に掲載されていたので「気にくわないな」と(苦笑)。それを交渉しても「できません」の返事だったので継続をやめたいきさつがあります。しかし、それでもずっと載せていてくれたんですね。ありがとうございます、ポータルサイト85さん。

2011.08.20 UT

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2011年08月16日

ずるそうな顔…[Team-F1]471

「冬場の販促用ツールとしてムービー収録したい」ということで、F1スタジオで鍋の撮影が行われました。鍋用の食材をF1とクライアントで手分けして入手することに。そのクライアント手配の食材に[かわはぎ]という魚がありました。「手配できたので撮影3日前くらいの到着でスタジオに送っておきます」とのことで届きました[かわはぎ]。

発泡スチロールの箱を開けるとぎっしりと「・・・」が!
かわはぎ01

何と表現して良いのかわからないので「・・・」の部分には、以下の中からお好きな表現を当てはめてください。

A:「お笑い」が
B:「悪魔の子等」が
C:「明るい微笑み」が
D:「ワルの群れ」が

アップで見るとなんか悪事を企んでいて「ひっひっひっ、さあてどうなることやら」とほくそ笑んでいるような感じがします。或いは狡そうな…えっ、そう見えない?う〜ん私の感性が変?産地の方、怒ってます?加工業者の方も「プンプン」?表現が悪くってどうもすみません、でもそう見えちゃうんですよねえ。
かわはぎ03

こいつなんか、舌なめずりしてますよ。「そろそろ弱ってきた頃じゃわい。パクッといただこうかねえ」と言い出しそうじゃありませんか。
かわはぎ(M鍋撮影)

でもウィキペディアで調べると皮を剥ぐ前って、熱帯魚っぽくて案外に可愛い。魚も人も一皮剥くと正体なんてわからないものですね。
Kawahagi(wikipediaより)
[かわはぎ]
カワハギ(皮剥・英名 Thread-sail filefish・学名 Stephanolepis cirrhifer)は、フグ目・カワハギ科に分類される魚。丈夫な皮におおわれた海水魚で、美味な食用魚でもある。旬は本来は夏であるが、秋から冬にかけて第二の旬があり、釣りや籠漁などで一年を通じて漁獲される。・・・口は小さいが、中にはペンチのような頑丈な歯がある。カニや貝類なども、頑丈な歯で殻を噛み砕いて食べてしまう。全身が丈夫でざらざらした皮膚におおわれるが、この皮膚は料理の時にすぐに剥がせることが和名の由来となっており、別名でハゲ、バクチなどと呼ばれる由来は「皮がすぐ剥がれる」さまが「博打に負けて身ぐるみ剥がされる」さまを連想させるためである。*wikipediaより抜粋

2011.08.16 UT

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2011年08月14日

生徒、ベランダに出る…[Team-F1]469

前回のF1-School授業は生徒自身が想定したシーンでのスタイリングです。

「夏っぽいシチュエーションにしたいです」
「ロコモコつくってそのスタイリングします」
「私はサ・ラ・ダ!南国っぽく」
「じゃじゃじゃ・・・」
「Yちゃんはドリンクにしなさい。トロピカルの」
「あっ、はい」
「いっそベランダで撮って欲しいです」
「そうそうガンガン照りつける太陽の下」
「砂とかブーゲンビリア飾ったり葉を敷き詰めたり」
「じゃじゃじゃカモメのモビールとか」
「それは違うと思うわYちゃんてば」
「あっ、はい」

そんなこんなで生徒発想による初のベランダ撮影をすることに。ここ数日間の天気から考えると、当日に雨の降る確率は低いと思われるのでよろしいのじゃないでしょうか。カメラを担当する私としてはエアコンの効いた室内の方が嬉しいんですが(苦笑)。まあゴーヤ君の葉もまだ勢いを失っていませんので、太陽君が元気であればいけるでしょう。

せっかくの室外シーン。奥行き感を出すため、カメラとテーブルと背景のグリーンは距離をとりましょう。基本的なセッティングを指導しながら講師Tは太陽の動きを気にしています。カメラのレンズ、ポジション、アングルが決まったらテーブル上に写る範囲に沿って末広がりのテーピングをします。※通常の業務ではテーピングすることはありません。今日はスクールの授業なのでわかりやすいようにと。
ベランダ撮影01

「らしさ」を演出するために様々なディスプレイを「ああでもない、こうでもない」と配置してははずし、また別物を配置したり…とするうちにどんどん時間が経っていきます。これでは太陽が逃げてしまいますよ、皆さん。全体の形が決まったら生徒それぞれが自分の担当する料理をキッチンで調理してベランダに移動。最終の盛付スタイリングを行います。
ベランダ撮影02

そして撮った写真が以下になります。ぱっと見、問題なく撮れているようですが実は太陽が既に屋根に隠れて画面の右1/3ほどに影を作ってしまいました。やむなくストロボをシンクロさせて太陽光を補いましたが、プロのカメラマンさんなら「へっ!」とわかりましたでしょうね(笑)。まっ、スタイリングを指導するスクールなのでその辺は見過ごしてくださいな。カメラポジションに対して盛付け方が連動していないこと、小道具の選択や配置の善し悪しの他、「太陽の動きは速いぞ。もっと手早くすべし」が分かってもらえたのなら今日の授業はOKでしょう。
110806-生徒作品(ベランダ撮影)

2011.08.14 UT

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2011年08月12日

千年寝坊助…[Team-F1]467

きのう日本酒のことを書いたのでついでに焼酎の話し。

経営が長続きせず、コロコロと店が変わることで知られる南口の店舗に新しい居酒屋[ウラニワ]が入りました。東京ではあまり馴染みのない大分県料理がメインだそうです。32歳イケメンのオーナー兼店長に明るく美人の20代スタッフ、内装も数百万かけて[掘りごたつ式]にしたというだけあって、これまでの店とは違ってかなり期待が持てそうです。同行したスタッフ達も出てくる料理を「美味しい美味しい」と嬉しそうに頬張っています。

あれこれ飲んだ後に店長が勧めた焼酎が[千年寝坊助]。「せんねんねぼすけ」と読むそうです。「ステキな逸話があるんです」と言う店長の話では「この米焼酎は寝かすほど旨くなる酒。特別な願いがかなった時に封をあけて飲むんですよ」とか。「う〜ん、う〜ん、う〜ん今日はね今日はね、朝起きてから一度しか愚痴を言わなかった特別な日なんだけど」と言ったら「仕方ないな飲ませてあげましょ。どうせ開封してるし」とロックを注文できました。アルコール度数が25度しかないのと、すっきりした口あたりなので飲みやすい焼酎です。ほんのりフルーティな味わいもあるので女性にも受けそうですね。それにしても「特別なハレの日にしか開けない酒」なんてコンセプトじゃ醸造元の研醸さん、売上が心配になりませんか?ラベル裏には[Please do not disturb おこさないでください]なんて印刷されていますが「泣いても笑っても怒ってもいつでも飲む酒」にしといた方が(笑)。
千年寝坊助(ウラニワ)

<ウラニワ>調布市東つつじヶ丘2-3-4 TEL.03-3307-8980
「経営が長続きしない不吉な立地」なんてひどいこと言っておきながら、あえて店名や店舗外観を出した理由。店長自ら「ここの店舗立地のいわく知ってますでしょ?どんな店が開店しても何故か長続きしないことを」と自ら話し出したんです。「前の鶏料理店サンダーバードもご存じですか。そこの運営会社のトップから、なんとかあの場所で成功する店があるのなら投資しても良いと言うので提携したんです」。ふ〜ん、大抵は「独立して初めての出店なのだから縁起の良い場所でスタートしたい」と思うのが普通だと思うのですが、ここウラニワの店長は「あえてチャレンジしたかった」そうです。その心意気に千年寝坊助をキープしておいて、成功した暁には「ポン!」と開封して祝杯をしてあげようかしらん。
ウラニワ

2011.08.12 UT

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2011年08月09日

背後霊を写す…[Team-F1]464

今日の東京の最高気温予想は35度とか。こう暑いとエアコンの効いたお化け屋敷にでも行きたくなるってものです。幽霊のイメージって「髪の毛や袂から滴がピッチャンピチャン」とか「周りの空気もジトジトツツツ〜」などの水気が伴いますが、それって幽霊も汗をかくということなのでしょうか。死んだ後まで熱中症の心配をしたり、汗臭さに気を遣いたくないんですが。

料理撮影をしていると湯気を撮るシズル画やローソクの炎が灯るテーブルシーンを撮ることがよくあります。背景を暗くしたり室温を下げたりすることで湯気はちゃんと撮れます。しかし時と場合によっては何度も撮り直しが必要となり、相当に時間をとられることも多々です。幽霊そのものが主役であって、水気はあくまでも「主役をより引き立たせるための演出効果であり脇役」に過ぎません。そんな脇役に時間を割くのも「どうなのかなあ」と思うことしばしば。デザイナーさんなら撮影後に[湯気の素材画像CD]などで合成することも可能でしょうが、私たちの基本は「出来る限り現場完結」主義。と言いつつも時間と戦う効率も要求される身です。

ある晩、駅前のレストラン2階で食事していると窓ガラスの向こうに見える前方の道路ポール頭頂が赤く点滅しています。「あれ鉄のポール頭部に照明なんかついていたっけ?」と不可思議に思い体を動かすと点滅の位置が変わります。斜め後ろの道路を見るとコンビニの横に搬入のトラックが停車しハザードランプを点滅しています。この明滅がガラス内を通過して前方に写り込んだようです。「なるほど面白いなあ」と思い、これを湯気や炎の演出に使えないかと発想したわけです。

撮影実験について簡単に説明すると、[1]厚手のガラス2枚を角度をつけてセット [2]右手の後方に点灯する赤ランプを配置 [3]2枚のガラスを通して前方の植木をカメラで撮る。ええ、これだけです。
灯火をつくる-02

撮った結果は以下の画像になります。
灯火をつくる-01

実際に使い物になるかどうかは「ガラスの厚さ、角度、主照明と反映させる演出物の照度差、各々の距離etc」などもっともっと条件を変えてテストを繰り返し最適を見つける作業が必要でしょう。まあ可能性として「有り」かなという話しです。

「背後にいるから背後霊。それをわざわざ前方に持ってくる必要ないじゃん」
確かにそれもそうですね(笑)。

2011.08.09 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
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2011年08月05日

明日のF1スクールは…[Team-F1]460

前回のフードスタイリング養成スクールには見学者の方がいらっしゃいました。「大手飲食店グループに勤務していますが以前の現場担当からデスクワークになってしまい…将来フリーとなることも視野に入れフードスタイリングを学びたい」との入校意志でした。実際の授業を見てどう判断されるかはまだわかりませんが、長時間お疲れ様でした。

「長時間お疲れ様でした」というわけは「出来れば授業スタートの10時からおいでいただき終了の13時まで見学してください。そして本日は偶然にも卒業生達や活動中の諸先輩方も来るので、現役生徒さん達も一緒のランチしましょう。その後きっとスタジオで飲み会になるので、その席にも参加してみたら?当スクールの良いところ悪いところ情報の他、きっと業界の動向も窺えるし人脈形成にもなりますよ」とお誘いして、そうなったのです。最終的には夜までご一緒いただきましたが、こんな開放的で破天荒なスクールをどう思われたことでしょう。呆れかえって入校されないかも知れませんね(苦笑)。*ご本人からは後日「収穫することがたくさんあり、とっても充実した時間でした」との嬉しいメールをいただきましたが。

それにしても慌ただしい1日でした。結婚相手の紹介を兼ねて訪れた元F1スタッフで現他校講師、フリーで活躍している卒業生二人、TVショッピングで何年もコーディネート業務を担当しているのに新たに学習したいと考えている方、主にTV番組専門のフードスタイリングをしている方…と様々な面々が訪れてくれました。

みなさんそれぞれの道で活躍されていますが「食の仕事に勤しむ」ということでは心強い仲間です。ますますの発展を期待してお開きにしました。

さて明日のスクールにも見学者が2名来られます。前回のような「その他の訪問者」の予定はありませんので、じっくり授業を見ていただきましょう。

2011.08.05 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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F1見学会日01(110723)
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2011年08月03日

36面POP…[Team-F1]458

もう数年前になりますが「いままでになかった新しいPOPを作りたい」と思い開発したのが36面の表示スペースを持つ宣伝ツール。発想に際して東急ハンズや家具屋、化粧品店、ファンシーショップなどをそぞろ散策。デパートの照明売り場でオシャレな布のシェードを見つけた時「おっこれはいける!形状をこんな風に変化させ洋紙で製作するとなると…」と頭の中を構造と完成図が交錯しました。

帰社して直ぐに手描きで設計図を起こし手近のコピー紙でダミー作成。何度も何度も試作をつくっては「失敗箇所を修正してまた試作品をつくる」の繰り返し。ある程度、完成形に近づいたら今度は大型の用紙で図面に基づき試作。手作業でスジ押しをしてはカッターで切断し糊代を接着して組立。最後の頃は手にマメが出来ていました。構造が完璧と確信したら次は印刷面に料理のシズル写真を配置したりメッセージ文を載せた絵柄を施しプリント出し。それを組立てては見え方のチェック。「キャッチコピーは横斜めにした方が良い」のか、「やはり縦に配置するのがアイキャッチ的には優れているのか」等の検討をします…まあ「あのときは大変だったなあ」という懐かしさと自慢です。

このPOPは実際に大手菓子メーカーにデザインも含めて提案して採用となり、全国の同メーカーのフランチャイズ店の店頭に飾られました。※掲載画像は試作時のサンプルデザイン。
36面POP(Chate編)


その後、ヨーロッパの家電メーカーにも24面体で提案したのですが、こちらは不採用(苦笑)。せめて道玄坂の小綺麗なショールームに飾って欲しかったんですが。
24面POP(M社編)

2011.08.03 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年08月02日

いつも脇役…[Team-F1]457

ゴーヤの葉「ボクはいつだって脇役さ」
  ハーブ「私だってそうよ」

ゴ「君は料理のてっぺんに飾られることもあるじゃないか」
ハ「それでも決して主役じゃないわ」
ゴ「ボクは背景のボヤ〜としたグリーン」
ハ「でも画面全体に色合いをつくるんだからまだましよ」
ゴ「緑ならボクでなくたっていいんだ」
ハ「私なんか『寂しいから何か』のナニか」
いつも脇役(ミント)

ゴ「ボクの出番は夏しかないってのに…くすん」
ハ「一年中『適当にハーブを』な存在」
ゴ「新スタジオで初のベランダ撮影なのにボクはピンボケ」
ハ「撮影が終わったらゴミ箱ポイっ」
いつも脇役(ゴーヤの葉)

ゴ「なんか悲しくなってきたな」
ハ「料理撮影なんて嫌いよ」
ゴ「カメラマンのバカ!」

*初ベランダ撮影をしたカメラマンKTさんに捧ぐ。

2011.08.02 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年08月01日

お粥のカレーライス…[Team-F1]456

駅前に出来た新ビルの中の[yuuyoo CAFE北海道]でランチをいただきました。ここは札幌市にある[株式会社ミキコーポレーション]という会社が経営しています。関連会社として[マルセンクリーニング]という会社が表記されていますので、本業で儲かったので通信販売や飲食業にも進出したということなのでしょう。

最初この[YUUYOO]が読めなくてオーダーを取りに来たスタッフに質問。「ゆうよう。ゆったりとした…などの意味をもつ悠揚という言葉からつけられた」とのこと。店自体が2階にありますので木の階段を昇って入店します。50〜60人座れる2階フロアの他、らせん階段を上がると階下が見下ろせる3階フロアになります。
北海道yuuyooCAFE

お客様は圧倒的に女性客。
「なぜ男性客がいない?オシャレな感じがして照れくさいから?」

これはランチが来てわかりました。駅前ということでお値段も安くはありませんが「量が少ない」んです。この量では男性は絶対に足りませんね(笑)。でも繁盛するかも知れません。立地が駅の改札を出たら真正面のビルなんですから。商店街の中に行けば「もっとリーズナブル価格でボリュームもあって味も自分好みの店が」あるかも知れませんが、雨だったり猛暑だったり雪だったりしたら、きっとこの店で待ち合わせするでしょうし。

スープカレーランチ(yuuyooCAFE)
掲載写真は私が注文した[スープカレーランチ(\980)]なんですが、ライスを五穀米とか玄米とかお粥から選べます。「お粥のカレーライス?」と驚き、もちろん注文しました。味は「なるほどねえ」です(笑)。

2011.08.01 UT

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2011年07月31日

撮影の順番…[Team-F1]455

「香盤表をお願いします」と広告代理店やクライアントから要求が。

当ブログを見ている方々は「香盤表とは何か」をご存じのことと思います。とは言え昔、私は知りませんでした。20年前、30年前の撮影現場では使っていなかったような記憶があります。もともとはテレビ局の用語でしょうか。映画だと確か台割り…かな。まあどうでも良いんですが、今では撮影点数が多かったり数日にまたがる場合、この[香盤表]があることが当たり前になりました。

各社各人それぞれ記載の仕方が異なりますが、内容としては「撮影(収録)の順番」と「このカット(シーン)どう撮る(録る)のかのポイント説明」でしょう。10分刻みタイムスケジュールで書く人、「午前に3、午後から5カット、終了は20時頃」みたいにアバウトな人。香盤表作成を担当する方の性格やその企業の仕事への姿勢が窺えてなかなか面白いものです(笑)。私の場合「次のカットはどんな絵柄?」をカメラマン、スタッフ、クライアントが一目で理解できるように、なるべくビジュアルを多用しています。カメラプラン時に作成した画像、或いは求める絵に近いレンタルポジ画像、使用する食器やクロスなどを香盤表に貼り付けています。最後のページにはスタジオ入りする全員の所属と名前。そしてキッチンスタジオの地図や電話番号。参考に以前のものを掲載してみましたが、あらためて見ると「○○さん2時間お出掛け」とか「屋外撮影…雨の場合は室内で」とか「缶も写る」などけっこう細かく書いています・・・う〜ん、性格が出ますね(苦笑)。
香盤表


「撮影の順番をどう決めるか」についても各人、判断が異なると思います。私の場合の順位のつけ方は以下です。
*****
01.照明が同じものを続けて撮る
02.クロスが同じものを続けて撮る
03.簡単な調理と難易度の高い料理は交互に撮る
04.クライアントの見たいカットを立会える時間に入れる
05.A
*****
「Aってなに?」
ええ、時には「01.照明が同じもの」より優先することがあるAがあるんですが、クライアントがこのブログを見ると「えっ!そんなこと考えて順位決めていたの?」と驚かれるので、ここは[秘]で(笑)。

2011.07.31 UT

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2011年07月28日

BBQ大会、08/21(日)決定!…[Team-F1]452

<F1関係者へ緊急案内>
やりますバーベキュー大会!
開催日は08月21日(日)
場所は京王多摩川駅から1分の[京王フローラルガーデン アンジュ BBQ-VILLAGE]。
http://www.herofield.com/bbq/ange/

ここは「手ぶらでBBQ」というのが謳い文句なので「食材、飲料持ち込み禁止」という変わったルールがあります。しかも完全予約制となっているので07/31日(日)までに「参加する」、「参加したいがまだ不明」、「残念ながら今回は不参加」、「参加だけど友人も3人プラスで」など表明ください。配偶者、家族、友人知人もお誘いあわせOKです。もちろん二次会(店は未定)も「有ります」です(笑)。※掲載画像はイメージです。
BBQやろう01(多摩川)

*夏休み真っ最中なので場合によっては予約がとれず、別の場所(多摩川土手等)での開催か或いは中止の可能性もあります。*人数が多すぎる場合、途中で打ち切る場合もあります。※注意:全体把握・準備・食糧予約の関係から「突然の参加」や「人員の追加」は勘弁してくださいね。
BBQやろう02(多摩川)

2011.07.28 UT

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2011年07月26日

八天堂のくりーむパン…[Team-F1]449

主にテレビ関係のフードコーディネートをしているSMさんが来社時に、お土産として持ってきた[八天堂のくりーむパン]。
八天堂03

見た瞬間に「あっ、美味しいかも」と感じました(苦笑)。決して、カラフルでゴージャスな飾り付けのスイーツではありませんが、口に頬張ると柔らかくほんのり甘い食感があるに違いないと想像できますし、「中身は何なのかなあ」の期待感も膨らみます。
八天堂04

[くりーむパンは冷凍保存したものではなく、出来上がったものを冷蔵してお届けしています。保存料を一切使用していないため、賞味期限はお届けから2日間しかありません。冷蔵庫で良く冷やしてお召し上がりください]。広島県にあるというこの店のホームページには、そう書かれています。本店は広島市のようですが今は東京の品川や秋葉原にも出店している様子。「そうかSM子さん、アメ横で食料品店F屋も経営しているから秋葉原店に近いのかも」と納得。

昭和の始めに初代が和菓子屋として開業。二代目、三代目が「和と洋が融合した菓子づくり」を目指して、この[くりーむパン]が出来たそうです。暑い最中、冷蔵庫で冷やした後にいただくと、なんとも美味しいんです。

八天堂
八天堂01

2011.07.26 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年07月22日

水滴をつける…[Team-F1]448

コップなどに水滴をつける方法にはいくつかあります。

簡単なのは100円ショップでも売っているプラスチック製スプレー瓶に水をいれてシュシュとするやり方。このプラスチック製スプレー瓶は野菜に水気を拭きかけたりもするので、綿棒とともに重要な小道具のひとつです。[みりん]や[オイル]入りのものを用意して使い分けているスタッフもいます。


掲載画像はフードスタイリスト養成スクールの生徒さんが、スプレー缶で細かい水滴をつける練習をしているところです。水入りプラ製スプレーとどう違うのかと言うと、こちらは「より細かい水滴」がつけられます。「どんな場合でも細かい方が良いの?」と問われると「いいえ時間経過を表現するために大粒の水滴が良いか、或いは細かい方が適しているのかと異なります。冬の紅茶なのか、真夏のジョッキなのかでも使い分けます」が回答です。
スプレー缶で水滴をつける

他に液体ではなく透明接着剤のような物質も使うことがあります。これは接着剤なので時間が経っても流れ落ちませんので、シヤッターチャンスが長くなります。昨日、ホームセンターのカー用品コーナーに行ったんですが、[窓ガラスの曇り止め」品の宣伝POPで面白いものを発見しました。「○○曇り止めを使った場合と、使わない場合」の比較POPなのですが、使っていない方のガラスには立体の大粒の雨粒がついています。「えっ?なんで?これって乾かないの?」と手で触れてみたら、我々と同じ発想で透明接着剤を雨粒をイメージさせるように半球状に点けていました。「なるほど、みな考えることは同じなんだなあ」と(笑)。

2011.07.22 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年07月19日

ムービー授業…[Team-F1]446

ラーメンの話しが続いたので、ついでに(笑)。

フードスタイリストを育成する<F1-フードスタイリング養成スクール>では「スチール撮影でのスタイリングを基本に指導」しています。理由は世のなかスチールのお仕事が圧倒的に多いことと、「スチール対応ができればムービーは応用が利く」からです。いや正確に言えば「ムービーはムービー独特のスタイリング技術や留意点がある」のですが、スクールでは時間の関係もあり[基本の実践]にこだわっています。

さて「スクールでの動画の授業はどんなものか」と言うと、その時点の在校生のレベルや将来進みたい方向性に合わせているので、「こんなこと」とは限定できません。4人全員が元々フリーとして活躍している生徒さんの場合、コマーシャルフィルム撮りと同じ状況で収録してBGMも入れて15秒枠に収め、監督名やスタッフ名を流すエンドロールまで入れたりしています。しかし必須ではないとも考えているので「この生徒達には必要無し」と判断すれば、ムービーカリキュラムを行わない年度もあります。

掲載画像の時は「通販番組でのラーメン紹介の動画。購買欲を誘うため、熱々で綺麗に盛り付けられたラーメンのスープを掬って、麺を適量持ち上げるシーン。ナレーションも同時に入れる」というもの。撮影はいま主流になりつつあるデジタル一眼レフカメラで行いました。湯気が一番見えている数十秒の中、コンマ秒単位でスープを掬ったり最適な量の麺を掴んで美しく持ち上げるのって相当に難しいんですよ。

2011.07.19 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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スクール:http://www.fst-f1.jp/School/index.html
スクール問い合わせ:school@fst-f1.jp
デジイチでムービー撮り(School)
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2011年07月17日

ビスケット宙を舞う…[Team-F1]445

なぜこんな写真を撮っているのかと言うと、「別に撮影したビスケット写真と合成するため」です。
ロシアビスケット跳ぶ!

非常に硬〜いビスケットの商品があり、「割っているシーンでお願いします。堅さを訴求したいので出来れば破片が飛び散っていたりすると嬉しい」なんてご要望がクライアントからありました。通常ですとリアリティを追求したい方なので、何度も何度も割る瞬間を撮り続けてグッドな一枚を獲得するのですが、今回は「時間を短縮して欲しい」という希望もあったため、仕方なく別撮りをして、後日にデザイナーさんに合成をお願いすることにしたのです。

それでも、このシーンだけでも10数カット撮るんです。破片を望み通りの形で空中を舞わせるなんて計算通りには行きませんから(笑)。大小さまざまな形の[かけら]を用意し、上から落としたり、摘んで放り投げたり、下からドライヤーで飛ばしたりと。今回は、掲載写真のように下からポンと弾いたのが一番うまくいきました。

2011.07.17 UT

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問合せ:info@fst-f1.jp
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2011年07月15日

干し物?鯉のぼり?…[Team-F1]443

ちょっと前のブログで「素麺が好きです」と書いたら、読んでいる方からナント素麺が贈られてきました。お礼のメールを差し上げたら「四日市にある大矢知素麺でブランド(金魚印)品だそうです」とのこと。鈴鹿市のWH様、本当にありがとうございます。1本1本を味わいながらいただきます。

しかしブログで好みの品の話しをしてみるものですね。「素麺の他には[無料の海外旅行券]なんかも好きです」と付け加えておきましょうか(笑)。

掲載画像は素麺ではなくラーメンですが、なぜ鯉のぼり状態になっているのかと言うと、[持ち上げシーン]を撮るための準備段階なのです。持ち上げは何度も何度も撮り直しがありますので、その度に用意していては間に合わないのです。もちろん、このまま吊していたのでは乾燥してしまいますから、待機している間は濡れたティッシュなどで保護します。飲食店のメニューブックで見るラーメンメニュー写真が出来る裏には、こんな手間作業もあるのです。

2011.07.15 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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麺が鯉のぼり状態
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2011年07月14日

お母さんになりました…[Team-F1]442


F1スタッフの二人が今春、お母さんになりました。

フードスタイリストという職種はまだまだ社会的に認知されていません。だからスタッフの中には、数少ない現場アシスタントで経験を積みながら「時間のある時は生活のために飲食業でもアルバイト」というのも珍しくありません。「明日を夢見て頑張る今日」の中で異性に出会い恋をして目出度くゴールイン。そして配偶者の理解のもとフードスタイリスト業をする最中に「赤ちゃんに恵まれた」というわけです。女性スタッフの場合、出産と育児で数年間は現場から離れることになりますが、サラリーマンと違って元々がフリーの身ですから、子育てしながら主業務をメニュー開発に切り替えることも可能です。またビジネス世界と数年間のブランクが生ずるとしても、技術を身につけているので職場復帰もOLより有利かと思います。

スタッフの子供って、なんか孫が出来たみたいで嬉しい私です。駅前のオシャレな雑貨店で赤ん坊のためにプレゼントを購入してきました。送られてきた写真の顔を思い出しながら、「紡季ちゃんにはこっちがいいな。これも喜びそう。ヤマト君は絶対コレ!」とルンルンでベビー用品選び。ついでに専門店にも足を延ばしてTシャツも・・・くっくっくっ、まるで初孫誕生の祖父母の心境です(笑)。

プレゼントは今日送りますが、ベランダで育成中のグリーンカーテンの前で記念撮影、カシャ!

2011.07.14 UT

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紡季と大和へのプレゼント
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2011年07月10日

片眼を閉じて…[Team-F1]441

「結婚前は両眼をしっかり開けて相手を見て、結婚したら片眼を閉じて…」とは若い人に向けた先輩からの[長く幸せな結婚生活をおくるため」のアドバイス。まあ先輩の一人として私も同感です。しかし恋に浮かれた男女には「馬の耳に念仏」程度にしか響かないでしょうけど。正直、結婚前に両眼を開けていたら結婚する人なんかいなくなって、人類は滅亡するかもです(笑)。

片眼をつぶって
掲載画像はフードスタイリスト養成スクールでの一コマなのですが、いま振り返ると「なんで3人とも片眼を閉じているの?」と、その状況を思い出せません。カメラを覗いているFMさんは不器用なため、片眼でファインダーを覗くには「もう一方を手で隠さないとダメなんです」というのは想像できます。でも講師まで片手でふさいでいるのはなぜ?手前の生徒までそうしているのって何?講師TFに「この時なんでこうしたんだっけ?」と撮影者の私から聞いたんですが「覚えてないわよ。見たくないスタイリング箇所でもあったんじゃない」といい加減な答え。撮った時「ふ〜んなるほど面白いね。カシャ!」とシャッターを切ったはずなんですが全く理由を思い出せません。こうなったらタイムマシンを開発して当時に戻り、柱の陰からこっそり見聞きして・・・いやいやいやいや、こんな些細なことは「サラッと見過ごして」前向きに生きましょう。

2011.07.10 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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問合せ:info@fst-f1.jp
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2011年07月09日

スクール見学会の開始…[Team-F1]440

F1が運営している[フードスタイリスト養成スクール・10月度入校希望者]への「スクール見学会の第一回目」を本日おこなっています。いつもより問合せが早かったこともあり、この時期に開催しました。次の見学会も予定していますので、入校希望者の方はメールにてお問い合せください→school@fst-f1.jp

本日の授業テーマは[メニュープランニング&スタイリング&撮影]です。生徒一人一人のメニュー撮影となりますので、いつもより時間がかかりそうですね。お一人はシチュー…ふむ、そうですか。節電が叫ばれていますが少しエアコン利かせて撮影しましょうね(笑)。

以前の見学会の模様を画像掲載しました。みなさん真剣にご覧になってますが、お一人はなんとレフ板を持っています。そう「黙って見学するだけでなく、せっかくなんだからレフ係を」とお願いしたのです(爆笑)。実際、撮影現場ではよくあることなので、この段階から練習するのも勉強のうちです。それにしても見学にきた入校希望者にいきなりレフ係をさせるスクールっていったい…。

2011.07.09 UT

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見学者
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2011年07月04日

大型冷凍庫の活用…[Team-F1]438

すっかり夏です。

毎日F1スタジオで撮影があるわけではないので普段はそんなにゴミは出ません。よって飲食店のように「トラックで毎日ゴミを回収に来てもらう」契約をしていません。それでも撮影があると一般家庭より多めの生ゴミが出ることがあります。暑い夏場は回収日まで臭いなどの面で「どうしようか」と悩みます。消臭剤をバンバン振りまいている私にTFが「撮影が終わったら大型冷凍庫が空なんだから、回収日まで冷凍しちゃえば?」と言います。なるほどグッドアイデア!時間が経った生ゴミはさすがにNGですが、撮影後の段階ならまだ食材の範囲。キチンと何重ものビニール袋に入れれば、なんら問題はありません。それ以来、真夏のゴミ処理はこの「大型冷凍庫の変則的活用」と決めています。ゴミ回収車の人は「えっ、なんでガチガチに凍っているの?」とさぞや驚いていることでしょう(笑)。
冷凍庫に生ゴミ

さて困ったのは、この夏。

節電が叫ばれる今年なのに、この方法は「いかがなものか」と。かと言って以前の[消臭剤ふりまき作戦]には限界がありますし。そうですね、冷凍にまでしない程度の冷蔵温度にしましょう。毎日のことではないので、なんとかご容赦いただけると嬉しいんですが。

2011.07.04 UT

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2011年07月03日

撮影後の食材の行方(2)…[Team-F1]437

以前にも同タイトルで書いたことがあります。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
撮影後の食材の行方… [Team-F1]342
「撮影が終わるとこれらの食材。依頼社やクライアントが持ち帰ることもありますが、大抵は「すみませんが処分してもらえませんか」となります。そういう時はカメラマンさんも含め全スタッフで分けることになります」と。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

数日前もスタッフ達が撮影から戻ってきて、回収してきた食材をF1スタジオのテーブルに並べて…それでも全部は乗りきらないのでキッチンの方にも並べてます。今日はスタッフ4人で分ける様子。きっと撤収が慌ただしくてカメラマンさんや代理店担当者に分配する時間がなかったのでしょう。

「じゃ〜んけん、ポ〜ン!」

勝った順番にテーブルの周囲をグルグルグルグルまわりながら、ひとつづつ[マイビニール袋]にゲットしていきます。そう、この時は「チーフもアシスタントも公平に」です(笑)。私は持ち帰らない主義なので様子を見ているだけですが、「Tさん、家族が多いんだから、これ持っていった方が良いよ」とある食材を勧めたり譲ったり、「あした焼肉するからこの肉は私がもらいます」と言い訳して獲得したり、もう横で見ていて可笑しいんです(苦笑)。しかし一人当たりの量は相当なもの。持ち帰って自宅の冷蔵庫に入り切るのか心配になります。
撮影食材の行方02

この数倍の食材が出る時もあります。そういう場合、ご近所に声をかけさせていただいて「お好きなものをお持ち帰りいただけませんか」とお願いしています。4〜6軒くらい来られるとなんとか片付きます。3月までの事務所の場合、やはり住宅街だったのですが、老夫婦宅が多くて「うちはあんまり食べないので遠慮します」と断られることが多くて困っていました。でも新事務所のご近所は喜んで持っていっていただけるので本当に助かります。困ることはひとつ。配った後に「ピンボーン」とインターホンが鳴ったり、ドンドンと事務室のドアが叩かれたりして顔を出すと「これ少ないけど。いいのよぉ。先ほどはあんな良いものをいただいてありがとう」とお返しが来ること(苦笑)。そのたんびに仕事の手が止まってしまうので参ります。

2011.07.03 UT

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2011年07月02日

北緯26度…[Team-F1]436

キッチンスタジオでの撮影を終えたスタッフが持ち帰ってきたのがこの[琉球紅茶]。
琉球紅茶

「あの島で紅茶が採れる?紅茶の産地ってインドとかスリランカとかじゃないの?」

ふむ、リーフレットを読むと「アッサム種が育つのは北緯29度まで。沖縄は北緯26度なので国内で唯一、自然環境下で茶畑がつくれる」のだとか。沖縄はサトウキビやパイナップルしか採れない土地だと思ってましたが、逆にそれが良いようで「普通の作物の栽培には不向きな赤土の土壌だが紅茶栽培には適している」とも書かれています。土地の狭さと生産性、人件費の高さなどから一缶の値段は相当に高そうですが、どんな味なんでしょう。「飲んでから感想含めブログを書けよ」と突っ込まれそうですが、もったいなくてまだいただいてません。缶ラベルのデザインを見て「あっ、沖縄だ」とわかりますか?そう女性の髪型が[カンプー]と言う独特の結い方なんです。[沖縄紅茶]ではなく、あえて[琉球紅茶]とネーミングされたので、ビジュアルの方向もこうなったのでしょう。

<株式会社沖縄ティーファクトリー>
http://www.flagship-okinawa.jp/products/food/okitea.html


昨年末だか今春だかに通販誌のお仕事で撮ったのが[名護珈琲]。
名護珈琲

同じく最初「沖縄の名護市でコーヒーが栽培されているの?」と驚きました。

撮影前に読んだ資料には確か「世界のコーヒー産地は『コーヒーベルト』と呼ばれる赤道を挟んだ南北25度の熱帯地域に集中する。沖縄は・・・その北限に当たる。[日経MJ(日経流通新聞)2010.08.25記事より]」のだそうです。この珈琲、飲みやすくって美味しいんです。「コーヒーは苦手だったけど、このコーヒーなら美味しく飲めるので、ずっと注文し続けてます」という人を知っています。苦みがないというのではなく、なんか口当たりが優しいんです。でも、価格がすごい(笑)。200グラム1,000円!買い続けることができるのは、よっぽどのお金持ちです。
<名護珈琲>
http://www.nago-coffee.com/blog/?p=1190

そんな緯度の限界で無理して栽培しなくても良い気もしますが、「高くても安心な国内産」をいただけるのは嬉しいですよね。

2011.07.02 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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2011年07月01日

器に付箋する…[Team-F1]435

今日から7月ですか。
2011年も後半に入ったんですね。
ここから年末まで「あっ、という間」なんでしょうね。
根拠?
毎年そうだったような気がするだけです。

撮影現場ではスペースがある限り、持ち込んだ食器や小道具は横に広げます。理由は単純にその方が撮影が早くなるからです。ケースに仕舞っていたり、器同士を重ねていては、取り出す時間がもったいないんです。さらに効率をあげるために、横に広げた器や小道具に「○○番目、△△△料理、イメージ」などと書かれた付箋を貼付しています。これならアシスタントが使用食器を間違うことなく次の準備に入れます。もちろん1日に5カットとか8カットくらいでは、そんな大袈裟なことはしませんが。

用意してある器達の横をデザイナーやクライアントが動き回るせいで、貼り付けた付箋が飛んでいってしまって大騒ぎになることもあるんですよ(笑)。
器にメモ貼り

2011.07.01 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年06月30日

身近に名店…[Team-F1]434

ず〜っと気になっていました[居酒屋G]。

事務所から歩いて10分前後。その手前にある沖縄ダイニング[みやらび]にはよく行きます。店主は知り合いだし、ここの料理撮影をさせてもらったこともありますので、「泡盛が飲みたい」とか「沖縄そばが食べたいな」となると足を運びます。しかし居酒屋Gは昔からあるのは知っているけど、なぜか入ったことがありません。店主が沖縄出身というのは店名からわかりましたので、そこでも沖縄料理がいただけるに違いありません。沖縄料理好きとしては一駅に2店舗もあるのはとってもハッピー。しかし入店したことがありません。確か20年くらい前、狛江に行く途中114号線に店があったはず。そこには店名に誘われて配偶者と行ったことがあります。しかし期待の沖縄そばがなかったので、それっきり。美味しい、美味しくないの記憶も特になし。それが10数年前から近所に移転して来ています。きっと提供料理も変わったはず。今では沖縄そばをやっているかも知れない。

食べログで評判を見ると「ふふ〜ん、かなり評価が高い」じゃないですか。店内が広くないとはいえ、直ぐに満席になるとはこれは期待できます。沖縄そばもやっているようです。「これは行かねば」と直ぐに予約を入れ、スタッフ3名を連れて行きました居酒屋G。んもう結論を言うと「グッド、グッドの二乗!」でしょう。18時半をまわったばかりというのに店内は既に70%の客の入り。男性客一人を除くと後は全員が女性客…あっ、当たり前ですね(笑)。「男性客一人に残りは女性客と山羊と猫」ってあり得ません。冗談はさておいて、19時を過ぎたら完全に満席!むむむ、なんと刺身の美味しいこと。注文した料理たいていがバッチシです。「どんな味なんだろう」と頼んだ[蟹味噌サラダ]が美味しいし、盛りつけも面白い。
蟹味噌サラダ(儀間)

居酒屋Gの店名ですか?住所ですか?

すみません、お教えいたしません。だってこれ以上、流行ったら私たちが入れなくなるんですもの。

2011.06.30 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年06月29日

撮影台を2セット組む…[Team-F1]433

商品パッケージ(物撮り)とイメージ写真の両方を撮る時、あるいは撮影点数が多い時に撮影台を2セット組むことがあります。

物撮りとイメージ撮りで2セット組む理由は「肉などの鮮度が直ぐに落ちる食品の場合、冷凍庫や冷蔵庫から取り出したら物撮りを行い、そして照明テストや食器類の確認も終えてスタンばっているイメージ台で直ぐにシャッターを切る必要がある」からです。せっかく「美味しそうに撮ろう」と目指しているのに、肝心の食材そのもののオイシイ瞬間を逃しては、意味がありません。この場合、カメラマンさんは一人の時もありますし、二人の時も。全カットの数量と撮影時間、スタイリスト&アシスタントの人数、予算で決まります。

撮影点数が数百カット以上となると、これはもう2台以上のセットを組むのが基本です。ファッションの通販誌は、広〜いスタジオの中に10セットくらい撮影台が組まれ、同数のカメラマンと助手(或いはファッションコーディネーター)が自分の担当品を黙々とこなすのだとか。その際「隣のカメラマン、全く知らない人」なんてのは普通だそうです。それでも全員の撮影画像が一定の仕上がりになるというのは、相当に「こう撮って」という指示系統がしっかりしているんでしょうね。

撮影台が2台以上でカメラマンさんも2名以上というと、スタジオも相当に広くないといけないし、当然フードスタイリストもチーフ+アシスタントが5〜6名以上いないと間に合いません。

2011.06.29 UT

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撮影台を2セット組む
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2011年06月28日

BBQに行きたい…[Team-F1]432

バーベキューに行きたいですね。
場所は河原でも山奥でも、まあ海辺でもかまいません。
料理は凝らなくて良いし、酒もほどほどあれば。
BBQ風撮影(by近内氏)

必須なのは[自然]、[空気]、[太陽]、そして[ディレクターチェア]。

梅雨の晴れ間に多摩川土手に行くか、夏を待ちましょうか。
BBQ風景(080731)

テントもタープもツーバーナーコンロもBBQコンロも炭もダッチオーブンもランタンも、みんな揃ってます。「今から点検整備しといたほうか良いかな。テントやマット、シュラフは吊して水洗いしておこうかな。ガスボンベも予備を購入しよ」。
BBQの道具

「あっ、その前に車を買い換えなきゃ」となると、当分BBQは先の話になっちゃいますね。うん、なっちゃいますね。でもBBQ行きたいんです。行きたいんですよね。

2011.06.28 UT

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2011年06月25日

注ぐスタイリング…[Team-F1]429

今日の<F1-フードスタイリング養成スクール>のテーマは[注ぐスタイリング]。

料理撮影では[シズル]という言葉とともにその撮影が流行ですが、F1では「ここはINGで」と称しているスタイリングがあります。シズルとかぶる部分もありますが、我々の言う[ING]とは「動きがあるスタイリング&撮影」のことです。麺の持ち上げ、湯気出し、スプーンでかき混ぜる又は掬う、器から垂らす又はこぼれる、包丁による食材カットetcなどがありますが、[注ぐ]もけっこう多いシチュエーションです。茶を注ぐ、ビールを、牛乳を、ワインを、シロップを、ドレッシングを…と相当にいろいろな種類があり、それぞれにテクニックが必要。太さ、粘度、跳ね方、溜まり方など、対象物に応じた見せ方があるからです。

ある生徒は「早朝のシーン。デーブル後方にミネラルウォーターのペットボトルを配置。手前に水滴のついた透明コップ。それに勢いよく水を注ぐ」というもの。ここでのポイントは「落ちていく水の太さ」ですね。水の線に回転を加えたい時は注ぎ口を高くすることで一回転とか、二回転させることができますが、大抵は「注ぎ口も見せたい」となるのでコップに近づけるパターンが一般的でしょうか。カメラマンさんの役目は、注がれた水の適度な量と躍動感ある波立っている瞬間の見極め。これは生徒でなくとも一発で決めるのは無理。何十回もやって、その中からグッドな一枚があればラッキーです。
水を注ぐ

別な生徒は「和菓子風豆腐+きな粉に黒蜜をかけるシーンでお願いします」。こちらは既に半年学んできたことと、事前に何度も練習してきたとのことで割合にスムーズ。それでも、一発勝負ではなかなかうまくいきません。それでテイク3では先に「溜まりをつくっておいて上からかけたものと合流した瞬間を撮る」に挑戦。この場合も注ぐ蜜の[太さ]で見る人に「美味しそう」とか「上品ね」などの印象を与えます。

[注ぐING]、「ド〜ンと勢いよくやればリアル感も出て一回でバッチリ撮れるさ」は決してありません。たかが注ぐ、されど注ぐです。

生徒ではなくF1スタイリストが「ワインを注ぐ」を担当した時の画像。
ワインを注ぐ

2011.06.25 UT

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2011年06月24日

現場風景の記録…[Team-F1]428

フードスタイリングF1では、現場の風景をなるべく記録撮影するようにしています。後々、F1の広報活動に役立てることと、スタッフ個々が独り立ちした際の営業活動用として。だから雰囲気を撮影しますが、代理店担当者やクライアントの顔は明確に写さないように、写ってもモザイク処理するなどしています。撮影商品も発売前だったりするので、露出には気を遣ってます。

気軽にピースサインをしてくれるお茶目なクライアントもいますが、「なんで写すんだよ!」的な顔をする広告代理店の営業マンもいたりします。たまにこちらのカメラのストロボが自動設定になったままなので、シャッターを切ったらカメラマンの大型ストロボに同調発光して大騒ぎになったり(爆笑)。

そんな中、先日の[肉のタレ]ムービー撮影ではカメラマンさんがこちらを逆撮影。盛付を待つ間、手持ち無沙汰だったのでしょうね、ご自分のコンパクトデジカメで作業中のF1スタッフをパチリ。後日にメール添付で送られてきたので「あら、いつの間に」と驚きました。
110531-撮影風景byカメラマン

2011.06.24 UT

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2011年06月23日

調理行程を撮る…[Team-F1]427

通販誌やメーカーの商品カタログでは撮影対象のほとんどが調理済み盛付写真。あっ、商品そのものの物撮りもあります。

でも料理書籍や女性誌の場合、レシピも掲載するので調理行程も撮ることは多いですね。文章では伝えにくい作り方、間違いやすい行程がありますから、そんな時には「写真で見せた方が早い」ということになります。

この行程写真、[盛付スタイリング完成写真]を撮るカメラマンが担当する場合が普通ですが、時間が限られているのに撮影カットが多い時や、掲載する画像サイズが小さい時などには、同行してきた編集者やデザイナーがコンパクトデジカメを使って担当することもあります。

失敗しないためには、最初にプロのカメラマンに別場所に照明セットを組んでもらって、<同じアングル>に<同じ照明>で撮るのが無難です。ただ全てがテーブルに置いて写せるとは限らず、コンロの上で中華鍋をシャカシャカと動かしている難易度の高いシーンも必要だったりするので、ここはやはりカメラマンさんにお願いするのが無難でしょうね。

掲載画像はあるレシピブック撮影の際、やはり別セットを用意してHS出版社の編集者が撮ったものです。素人撮影にしては成功した珍しいケースかも知れませんね。
調理行程を撮る

2011.06.23 UT

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2011年06月22日

イタリアントマトそば…[Team-F1]426

これってあの有名なイタリア料理店[ITALIAN TOMATO]の「そばにある○○○」って受け取られかねませんね(笑)。

日曜日、よみうりランド裏にあるというスーパー銭湯[丘の湯]に行こうと車で出掛けた際に、「先にメシ食べようか」となって目についた[手打ち蕎麦 はしば]の話し。銭湯は丘の上なんですが、麓に[アメリア稲城]というショッピングモールがあり、その近所にこの蕎麦屋さんがポツンと見えます。駐車場が2台しかないないというのに既にご使用中。仕方無くアメリア稲城に停めさせていただきました…ごめんなさい。

外観を見る限り普段だったら多分、入店しようとは思わないファサード。妙にピカピカしてて、変にツルツルな感じがして(苦笑)。店主には大変に失礼で申し訳ないのですが、「もしか安普請?」なのかな。でもモール内の飲食店以外、周辺には他の店が見あたらないので連れと「ここで良いよね?」と納得し合い店内へ。入って直ぐに胡蝶蘭。「あっ、これ造花タイプのヤツだ」。そして蕎麦屋さんには似つかわしくない洋楽のCDジャケット類が「なぜ?」か壁に貼り付けられています。ビートルズ、ジャネットジャクソン、…あとは懐かしいグループの、ええええ誰だっけ。店主って割とご年配なのかも知れません。

とグダグダと長い前置きをしてしまいましたが、ランチメニューブックを見たら[イタリアントマトそば 1,000円]とあります。写真がないので姿、形、味が想像できませんが、「オリジナルですか?」の私の問いに「そうですが」と返ってきたら、これはもう頼むしかないでしょ。しかし、うどんではなく蕎麦ですか。冷製ではなく温メニューですか。連れは無難にせいろを注文しています。賢いヤツです。

その味ですが、「大いに有り」です!なるほどパスタ風に仕立てたんですね。チーズ、トマト、小えび、ホタテ、これらの具材がほどよいスープダシとなり蕎麦とマッチしています。考えもしませんでしたが、蕎麦とトマトって合うんですね。驚きました。惜しむらくは蕎麦がもう少し太めだったら、或いはコシがあれば個人的には100点満点あげちゃいます。当ブログをお読みの方々にお勧めしますし、私自身も近々家族を連れて再訪店しましょ。
イタリアントマトそば2

[手打ち蕎麦 はしば]
042-378-2868
東京都稲城市矢野口2287

2011.06.22 UT

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2011年06月21日

角だせ槍だせ頭だせ…[Team-F1]425

梅雨時だから童謡[かたつむり]の歌詞を題名にしたというわけではなく。

そんなに多くはないのですが、撮影現場で監督やディレクターから「ちょうどいいや。そこのフードスタイリストの○○ちゃん、そっちのエプロンつけてみて。全身、映ってもらうから」と言われることがあります。これはさすがにお断りしています。F1スタッフはモデルとして起用され赴いたわけではないし、そのギャラもいただいてませんから。ビジネスなんですからモデルが必要ならハナからその手配をすべきですし、F1スタッフの顔出しが希望だったのなら当初からご相談いただければ良いことです。「手近で済ませば予算もかからないし」という心根が見えて好きではありません。少なくとも本人に言う前に「この場面はどうしても女性の調理シーンがあるのが好ましいなあ。う〜ん想定してなくて申し訳ないけど、F1スタッフさんの出演について検討いただけませんか?」と、マネージャーの私に窺いをたてるのが筋だろうと思います。責任者の私としては、彼らの肖像権や個人情報を守る責任があるのです。

ただ「なにがなんでも画面内には写らないぞ」ということではありません。「ここは単に出来上がった料理があるだけじゃ静的すぎる。悪いけど調理している感じで手元を写しても良いですか?」というご依頼には、なるべくお応えしています。包丁シーンやキッチンでの人影など、より良い料理写真になることに協力は惜しみません。本人達の肖像権にも影響しませんし。
手タレ

<顔出し>がOKの場合もあります。それはF1スタッフの考案レシピを掲載するので「その作者として名前(または顔出しも)を掲載したい」と言うケースです。またフードスタイリストとして売り出せる機会をいただけるなら、もちろんOK。当然、特集ページとなり名前も前面に出していただけるでしょうし、プロフィールの紹介もあるものと思います。その時は「名前だせ顔だせ売りだせ」です(笑)。

2011.06.21 UT

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2011年06月19日

スタジオの移動…[Team-F1]423

数日間の撮影の場合、スタジオを移動することがあります。理由は「連続して同じスタジオがおさえられなかった」とか「違うシチュエーションを撮るから」です。

雑誌を主に担当しているスタッフやCM録りのクルーなどは、1日の間に何カ所も動くことが多いので、搬入搬出撤収が相当に慣れています。それに比べ私たちは移動は大変です。普段の慣れも当然関係しますが、人員の違いと荷物の多さが違うのです。その多い荷物も割れ物なので、サッサカサッサカと収納できません。だから出来れば同じスタジオで連続して撮影できるのが理想。

掲載画像は神楽坂にある[坂ノ上スタジオ]で撮影した時ですが、この時は2日間でした。両日、同じAスタジオが取れず、仕方無く2日目は隣のBスタジオとなりました。まあまったく違うスタジオに移動するのにではないので、まだましですが、写真からもわかるように食器の数がすごいんです。1日目の撮影が終わると、隣に移動。冷凍食品も隣の冷凍庫に、冷蔵は冷蔵庫に、常温の野菜は、クロスは、撮影セット台も、クライアントのお荷物もお茶菓子も・・・ふう。
デリカムLandscape

2011.06.19 UT

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2011年06月18日

Eye-Fi…[Team-F1]422

撮影した画像を「その場で見たい」ということがあります。
[1]デザイナーやクライアントが希望の画になっているか確認する。
[2]私たちスタイリストが各器の位置関係やアングルや照明による具材の状態を確認する。

いまは殆どがデジカメ撮影ですから、カメラに繋がったPCモニターで見ることは可能ですが、何人もがゾロゾロとカメラマンのモニターを覗いていては進行に影響が出ます。だから別途のモニター画面に繋がっていれば良いのですが、TVCM収録時くらいの大型予算の現場でないとなかなか。またキヤノンやニコンのカメラメーカーから本体に取り付ける無線機器が別売されていますが、高いことと操作性が悪くなることから活用しているカメラマンは少ないのです。

「撮影の仕事は100%飲食店かな」というカメラマンMさんは、有線の小型液晶モニターを使用しています。このおかげでF1スタッフは次の盛付準備をしながら、画面を見て現在のスタイリングを修正するか判断ができるのです。これはとても便利。
撮影画像を飛ばす

「やはり無線の方が違うフロアで受け取ったり、クライアントが控えているテーブルで見ることが出来るので良いかも。正規の高額な無線機器以外にないのかな」と探すと、何種類かあるのですが「帯に短し襷に長し」。そんな中、見つけたのが[Eye-Fi]。説明文を読む限り「PCに接続することなくカメラ本体の画像データをコードレスでPCに転送できる、同時に携帯にも転送OK、webサイトにも自動的にアップ可」とすっごく便利。これならカメラマンさんが撮った瞬間に別に用意したPCモニターで撮画像をデザイナーやF1スタッフが即・確認できるじゃありませんか。こんな便利機能なのに価格はたったの数千円。多くのメーカーのカメラ(一眼でもコンパクトデジカメでも)に対応しているし、PCもWindowsでもMacintoshでもOK。最高じゃありませんか。なんで世間で流行ってないんでしょ?
Eye-Fi

ネット注文したのが届いて早速、テスト撮りしてみて・・・なるほど流行らない理由が分かりました。一枚の画像を転送するのに要する時間が約30秒かかるのです(苦笑)。これではまともなビジネス撮影では使えません。特に料理撮影は鮮度が命ですから、3枚も撮らないうちに「良い状態」が死んでしまいます。※但し、外で撮影してきた数十枚の画像を家に戻ってきてコードレスでPCに自動的に転送するとか、webサイトにアップできるので田舎のお爺ちゃんに見てもらうなどには便利かも知れません。当方の希望する用途には向かなかっただけです。

2011.06.18 UT

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2011年06月15日

カメラプラン…[Team-F1]420

「通販誌を発行しているのだが商品の良さ、美味しさを引き出せない。だから一品ごとに<どこ>を<どう撮る>のかを指導して欲しい」との依頼があって、定期業務として引き受けたのが2年前。

最初「アートディレクターを探している?でもデザイナーさんはいるんですよね?カメラマンさんもいる?フードスタイリストさんも?そこまで人員がいるのに何が不足しているのですか?」と何度も聞き返しました。ええ、ご依頼の意図が理解できなかったんです。普通、予算の関係でフードコーディネーターやスタイリストを起用しないとか、デザイナーさえいない料理撮影現場なんて世間にはザラです。それが「商品の特長を見いだし、それをターゲットに上手く見せる撮り方を考えるだけで良い」というのですから、う〜んと唸ってしまいました。「そんな外注費を使ってまで見せたい商品ってなに?」と確認してみたら、他通販会社でも扱っている普通の商品群です。つまり何回か発行してきたのだけれど、撮影した数点の商品についてクライアントの好む「絵」がどうしても得られず、制作会社の能力に対して疑問が生まれ、「それなら撮影についてだけ更に専門家を起用しよう」となった様子。詳細を聞いていても単純に発注側と制作側の相互に「不信感」が生まれ、悪循環の関係になっている感じです。当方はフードスタイリングが主業務の会社なので、撮影とスタイリングもご依頼いただけることを条件にお引き受けしました。

「どうやってプランを伝えようか」

これまではデザイナーが鉛筆書きのラフを描き、横に「これはチェックのクロス、コップに注ぐ」とかの注釈をつけていたそうです。通常それで問題ないのですが、いざ撮影現場になって「これは提案と違う」とか「もっと違う感じだと思っていた」などと齟齬が生じていると言うことでしたので、提出スタイルを変更。提案したい画像に近い写真を探しそこに追加の料理や器や小道具を合成したり、色合いを変更したりして提案画像を作成。最近では「もっとイメージしやすいよう」に殆ど本番と同じシチュエーション設定&スタイリングを実際にテスト撮影して提案するようになってました。もうこうなってくると「なんで2度も同じシーンを撮るの?」ですが(爆笑)。まあ我々としてもスタイリングの予行演習になるので、当日に時間が短縮できるというメリットはあります。ただあまりにテスト写真が良すぎると、カメラマンさんが本番で苦労するというデメリットもありましたが(苦笑)。
撮影プラン例

[1]夏の清涼感を表現するためガラスの下から透過光撮影のプラン。氷の見え方を確認することと、ブルーの度合いを何種類もの素材で繰り返しテストした画像。本番では器に商品が載る。
旬穀旬菜TEST(氷敷詰めカタラーナ用)

[2]一般的にハムやソーセージは白皿に載せて寄り撮影。それでは差別化が図れないので、発行が夏ということもあって屋外BBQ想定。テスト撮りしたのだけれど最終的には没。テスト撮影に時間かかったんですけど(笑)。
旬穀旬菜TEST(ハム-再撮)

2011.06.15 UT

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2011年06月14日

スクールでのすき焼き撮影…[Team-F1]419

先週土曜日は[F1-フードスタイリングスクール]。テーマは[シズル・INGの技術/泡/鍋もの=グツグツ,ジュージュー=すき焼き]。

生徒には半年以上学んできた者、この4月に入校して来たばかりの新入生がいますから、担当するシーンも難易度が違います。肉単体のジュージュー持ち上げ、鍋に具材をすべて並べてのグツグツ感、煮えた鍋から肉を持ち上げ汁が垂れる…など。ひとつの鍋撮影ですが、いくつもの「見せる場面」があります。「どのシーンを撮るのが一番良いのか」は、媒体の記事コンセプトやキャッチコピーによるので、正解はひとつではありません。

さて掲載画像はスタイリング中の風景。
Q:画面内に濡れティッシュの円筒形の箱が見えますが、これは何のためにあるのでしょうか?
必須ではありませんが、このような料理撮影シーンではよく使用します。ティッシュではなくても、このくらいのサイズなら他の箱でもOKです。手近にある養生テープを2個とか3個積んで利用することも。※ヒントは「持ち上げ時に使う」ですが、正解を書いた方が良いですか?
撮影時の濡れティッシュ箱

生徒はまだ慣れていないこともありますが、特にこういうシズル感演出や動きのある撮影では緊張しテンパッてますから、ミスが出ます。以下画像は本人が「スタイリング完成しました。本番、撮ってください」と言うので、シャッターを切ったのですが、もちろん皆さんは「あららら!」と気づきましたよね。
付箋つけたままのすき焼き

そう鍋の正面を決める「付箋」を取り忘れて張り付いたままです。先輩から「付箋つけたままよ」と注意され再撮影になりました。春菊の「くたびれ度」も気になりますが、それ以前に「画面にあってはいけないもの」に気が回らないほど、まだ一杯一杯の生徒さん達です(笑)。

2011.06.14 UT

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2011年06月13日

再現ドラマ完成ならず…[Team-F1]418

スタッフTFとKMがステーキレストランにランチしに行った時のこと。

「年配だけどいかにもその筋みたいな男と、かなり大柄な男性の2人が洋食ランチを食べてたんです。食べ終わる頃、その初老の男性が2つ先のテーブル席のサラリーマンらしき男性達に突然、大声で文句を言い始めたんです。声が大きいとか、うるさすぎて食事がまずくなったとか、お前達はご飯時にそんなぺちゃくちゃ食べろと教わったのかとか。もうそれが店中に響いて一番うるさいんですが、サラリーマン達も急に怒鳴られたので何がなんだかわからないままとにかく平謝り。そこに店長がやってきて、他のお客様に迷惑なので静かにして欲しいと言ったから、今度は怒りの矛先を店側に変更しだしたんです。気持ちよく食事が出来ないのは店が悪いとか、もっと客を大事にしろとか。そして大柄男も食べ終わって参戦してきたので、店長も途中までは静かにしてもらうだけのつもりだったのに、強力なクレームをぶつけられてタジタジ。そしてすみません、すみませんの連呼。私たちが先に出てきたので、その後どうなったのか分かりませんが、もめるテーブルの間の席だったので、もう怖くって怖くって。きっと食事代をタダにさせようという魂胆で仕掛けたんですよ。でもたった880円の値段なのに情けないです。その大柄の男が注文時、このビール煮って酔ったりしない?車を運転するんだけど、なんて可愛い質問していたのを覚えてます。ウェイトレスさんも、いいえビールと言っても煮詰めるのでアルコールはほとんど飛びますから大丈夫ですと答えていました。大きななりしてビール煮のアルコールを心配するなんて笑っちゃいます」

さきほど、そのレストランにTFと行きました。ランチ時で、なおかつちょうどその事件日の一週間後の月曜日。日替わりメニューはあの[牛肉のビール煮]。本当はチキンステーキを食べたくて入ったんですが、TFが「あの時のウェイトレスさんだわ」と言うので急遽、牛肉のビール煮を注文し「これ食べても酔いませんか?運転するんですけど」「はい大丈夫です。ビールと言っても煮詰めるのでアルコールはほとんど飛んでしまいます」との期待通りのお答えが返ってきました。しかし隣の隣の客を見るも母親とOL風の娘の2人客であって、お喋りなサラリーマン男性客ではありません。さらに店内を見渡すも本日は店長がいない様子。残念です、前回のドラマを再現出来ませんでした。
牛肉のビール煮

それならチキンステーキにすれば良かったな。

2011.06.12 UT

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フォルクスの洋食ランチ
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2011年06月09日

夏のすき焼き撮影…[Team-F1]416

明後日の[F1-フードスタイリスト養成スクール]の授業は<シズル・INGの技術/泡/鍋もの=グツグツ,焼き物=ジュージュー>で[すき焼き]なのだとか。私としては「何もこんな暑い季節に、そんな汗の出るようなテーマにしなくても良いのに」と思うんですが(笑)。

焼肉やすき焼きの撮影は数えきれないくらいやってます。正直なところ「○○肉」が「△△肉」に変わったとしても、依頼者から望まれることは「とにかく高級感を出して。そうそうシズルもよろしく」と内容は同じです。そのたびに鍋を変えたり、背景を工夫したり、持ち上げたり、湯気を過剰演出してみたり・・・と知恵を絞ってご期待にお応えしています。
ダイリキ撮影風景

生徒から送られてきたラフを見ても、まあシーン設定は当然似たものです。「すき焼きって、この瞬間が食べた〜いと思いますもんね」と誰もが同じ感覚を持ってますから、無理に玉子を割るシーンをメインにする必要はありません(笑)。
110611授業-撮影ラフ

肉を持ち上げようと持ち上げまいと、撮る肉の表情で大事なのは「赤味の残っている部分と、既に火の通った部分のバランス具合が一番美味しさを感じさせる」です。
旬穀旬菜=すき焼き

暑い日の[すき焼き撮影]は嫌でも、真夏だろうと「エアコンがビンビン効いた部屋でビール飲みながら、すき焼き食べた〜い」…これも全員が「同感」ではないでしょうか。だから明後日の授業後は絶対にビール片手に「みんなですき焼きパーティ」になるでしょうね(苦笑)。

2011.06.09 UT

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2011年06月08日

人の流れ…[Team-F1]415

♪川の流れのように〜 穏やかなぁ・・・

こんな歌がありましたよね。その川の流れは穏やかなのかも知れませんが、いま仙川の街はちょっと活気に溢れていて人の流れも急かも知れません。もともと急行の停まる隣のつつじヶ丘駅より[賑やか感]はありました。スーパーの数も商店の数も多いですし、有名な白百合女子大や桐朋音大もあるので学生も溢れていました。その仙川に昨年、待望のホームセンター島忠が出来たことで商店街を歩く人が増えたため、これまで閑散としていた飲食店にも客が入るようになりました。そして先週、駅前に2年前から建設していた新ビルが完成・オープンしたことでまた駅の乗降客に変化が。商業ビルのひとつやふたつで街の活気が大きく変わるのって凄いですよね。
仙川-新ビル02_110603
仙川-新ビル01_110603


ちょうどテレビではタイミング良く[アド街ック天国]が仙川編を放映。きっと新ビルのオープンに合わせて仕掛けられていたんでしょう。まあそれは良いんですが、そのベスト30の紹介店のこと。30位の中には「なんで、この店?地元でも知らない人多いし、人気なんかないじゃん」な店舗がいくつか登場します(苦笑)。店を決める際に「似たような業態はダブらないように」とか「目新しさがないと」など基準は当然あるとしても、いくらなんでも「この店が?」な疑問が頭をよぎってしまって。放映以来、地元の飲食店で知り合いに会うと「あそこって誰も行ったことないよね?」とか「有名人が関係しているからだよ」、「あの店より○○○店でなきゃ変」的な話しが湧き起こってます。そういう「地元民同士のコミュニケーションが活発化した」という意味では成功なのかも知れませんね(笑)。

2011.06.08 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2011年06月03日

展示会も活気が…[Team-F1]413

「4月初旬の<ファベックス2011>に展示する画像が欲しいから大至急、撮影を」と突然に依頼されたのが3月頭。初のお取引先、デザインもない、コンセプトも決まっていない。わかっているのは「600x900サイズ程のタペストリーをつくりたい」と「大体5〜6点欲しい」だけ。

急ぎ担当スタッフのYSと訪問したのが3月8日(火)。名刺交換をして「さて何をどう撮りましょう」と打合せを始め、今回の出展趣旨に沿ってカタログから6商品と「急のため平日は難しいので撮影は13日の日曜日に」と決めて帰社。

カメラプランを考えている間、3月11日(金)に定期の通販誌撮影を新宿・曙橋の地下スタジオで行っていたら東日本大地震が発生。この日のことは別記したか或いは今後にお話しするとして、ともかく翌々13日(日)には約束の撮影があります。「15日〜16日には画像をいただかないと間に合わない」と聞いていたので余震が続く中、届いた商品をチェック、選り分け、撮影準備をすすめます。当日が日曜日のため「休みなんです」と言うクライアントの立会もなく、スタイリストYSとカメラマンと私の3人で撮影を強行しました。さらに急ぎで色調やコントラストの基本調整を終わらせた画像類をクライアントにサーバアップで納品。数日後「どうですか?うまくデザインにはまりましたか?」とお聞きしたら「それが、震災の影響で展示会そのものが延期に」とのこと。あの頃の状況ではありえる話しですが、急いで撮影しただけに「ガクッ」と腰が揺れ床に崩れ落ちて…はオーバーですが拍子抜けしたのは間違いありません(苦笑)。

その延期となった<ファベックス2011>が、06/01〜06/03までの3日間、幕張メッセで開催されたので昨日、行ってきたのです。
ファベックス2011

行ってはきたのですが、なんか全体に賑わってないような印象を持ちました。展示会場はまだしも、上層の廊下はシ〜ンとしたなんとも重く暗い雰囲気。上記クライアント社の社長も「なんか今年はダメだねえ。反応もいまいちだし第一、来場者が少ないんだよ」と嘆いていました。来る人が少ないんじゃ、うまく撮った写真とカッコ良くデザインされたタペストリーも効果を発揮できません(涙)。

会場を後にして駅前の喫茶店でお茶をいただいていたら、雀が「餌くれ、餌くれ」とすぐ傍まで飛んできます。私の手の数センチの近さまで怯える様子もなく寄ってきてはパクパクと。いいなあ、被災地の子供達の屈託無い笑顔や希望に満ちた瞳に大人達が勇気づけられるように、この雀の図太い根性にも少し元気をもらった気がします。
幕張の雀02

2011.06.03 UT

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2011年05月30日

撮影の湯気…[Team-F1]410

シズルを要求されることが多い昨今。

F1のフードスタイリングスクールでも、この[シズル演出]の授業時間が年々、増えていってます。本来はそういう特殊な[カーブ]より、基本である「センスあるカラーコーディネート」とか「各器間のバランス」、「スタイリストとしての食材カットの習得」などの[直球]に時間を割きたいところなんですが、まあ依頼者から「何がなんでもシズルで」と言われる時代なので仕方ないですね。某広告代理店の担当者は口を開けば「この商品でシズル感を出せますか?どう出しますか?もっと出せませんか?」と、「シズル写真でなければ料理写真ではない」くらいの勢いで求めてきます(爆笑)。

客「シズルでお願いします」
私「しかしこの商品は引き写真の方が理解させやすいですよ」
客「えっ!シズレないんですか?」
私「最初のページから最後まで全部そういうのってのもどうかと」
客「でも今はシズラば、シズリます、シズルのね、シズレ、シズロうでせう」
私「はいはい、シズルの五段活用ですね」
客「お昼はシズラーでランチしましょ」

シズルの意味や種類と活用については、このブログを読まれている方はとっくにご存じかと思いますので割愛しますが、そのひとつに「湯気出し」があります。掲載写真はF1スクールでの一コマ。鍋料理の際の湯気の出し方の授業です。部屋を冷却して本当にコンロで煮立てて出す以外に、タバコ、化学薬品、アイロン蒸気、ドライアイス、ヤカンの湯気など、そのシーンに合った方法を用います。この時もいろんなやり方を試したあと最後に、カセットコンロにヤカンを載せ、出てくるスチームをホースに通して鍋の横から降り注ぐというやり方の最中。手袋をしていることでもわかるように、案外に危険も伴うお仕事なのです。

*「鍋料理のスタイリング」は湯気出しより、具材を綺麗にセットすることの方が難しいものがあります。大きさや色合いのバランスで並べたものの、熱と湯気で野菜がすぐにグッタリするし、それに伴って各具材が動いていってしまう大変さがあるんですが、生徒にも依頼者やクライアントにも理解してもらえません(苦笑)。

2011.05.30 UT

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鍋撮影時の湯気ホース
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2011年05月28日

PC置き台…[Team-F1]409

私たちの場合だけかも知れませんが、いま撮影はほとんどがデジタルカメラ。たま〜に「いいえフィルムでお願いします」なんてこともありますが、本当にたま〜にです。

デジタルカメラ撮影は何百枚撮影しようとポラロイド代・フィルム代・現像プリント代などの経費がかかりませんし、なによりその場で写真の確認ができるというメリットは大きいですよね。それと撮影から納品までの時間が短縮できることも制作社には有り難いかも知れません(※正確にはデジタルカメラのデータも専門のラボに入れたり修正をお願いしたりすればフィルム同様に時間と費用がかかりますが、昨今は経費削減と時間短縮の意味合いからカメラマンやデザイナーがこの行程を担当させられているのです)。

カメラマンさんによっては「本当はフイルムで撮りたいんですけどねえ」なんてぼやく方もいます。私も個人的には、あのフィルム一眼レフのシャッター音に魅力を感じます。理論的にはフィルムとデジタルの画像再現力に違いはないそうですが、ディテールの出方が私はフィルムの方が好きですね。だからと言っていまさらフィルム機を持ち出す気はありませんが。

デジタルカメラの場合、当然その場で画像を確認できるのが特徴ですから、多くのカメラマンさんがPC(パソコン)を持参してきます。或いはスタジオで用意してあるPCの時も。狭い現場だとそのPCを置く台や場所に困ります。掲載した画像はホールチキンの撮影時、カメラマンさんが手作りしたというPC専用台。使い古しの三脚の台座を加工したのだとか。元が三脚ですから高さや角度が自由に変えられます。これはグッドアイデアですね。思わずデジカメでパチリ!

2011.05.28 UT

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三脚上のPC
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2011年05月26日

チョコレートとエクササイズ…[Team-F1]407

スポーツ系企業からの依頼。
「既存商品のパッケージデザインを変更するのでその撮影とスタイリングを」。

聞けば「ハードなスポーツ時に手軽に栄養を補給できる食品。まあ簡単に説明するとカロリーメイトのようなものと思ってもらえば。特徴はチョコレートが原材料中に入っているので美味しく食べられるというところでしょうか」。

なるほどチョコ好きとしては大賛成な商品ではありませんか。子供の頃から国内菓子メーカーのチョコレートやチューインガムには目もくれず、せっせと[米国製本物甘みタップリ]品だけを食べ続けてきた私です。となるとカメラマンは[酒好き辛党]ではなく、[酒ダメ甘党]の方をキャスティングしましょ(笑)。

撮影で使用するチョコレートを前日にあちこちで買い集めたのはKM。「使用しているチョコ種が不明でしたので、ビターからスイートまでいろんな種類を買ってきました」とテーブル上にずらっと並べた時、チョコ好きにはたまらない景観です。ああ、片っ端から食べ続けても半年はかかりそう(苦笑)。

商品画像の背景として、チョコレートが「ドロ〜」と垂れ落ちるシーンなので、何種類ものチョコを鍋で溶かしては一番近い色合いのものを探します。テスト撮影をして照明の影響も計算しての選択になりますので、時間がかかります。あとは垂らした時に落ちていくスピードとそして溜まる形に応じた粘性を、別溶剤を混ぜながらつくります。これも時間がかかります。この間、クライアントの「そこまで気にしなくても良いのに」な顔が可笑しかったです。通常は代理店とか制作会社のデザイナーが立ち会うのですが、今回はクライアントの担当者とマーケティング部の責任者だけの立会でした。あまりこういう撮影に慣れていないのかも知れません。

撮影は無事に済み、記念に商品を何箱かいただいたので、あらためて食してみたのですが「美味しい」。しかしこんなに甘くて美味しいと、どんなにエクササイズしてもダイエットできないのではありませんか?あっ、もしかしてこの商品。「スポーツに必要な栄養素もタップリだけど美味しいあまりに余分に食べてしまう。太らせて、次のダイエット食品を売ろう」なんて陰謀じゃないでしょうねえ(笑)。

2011.05.26 UT

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バーX撮影時のチョコ
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2011年05月25日

収納のケース…[Team-F1]406

クロスや小道具などの収納は主に市販の衣装ケースを利用しています。事務所内での保管でも使いますし、撮影現場に持ち込むのにも適しているからです。

基本の形状は一段型、開閉は上部蓋方式がいいかも知れません。積み重ねを考えると同一メーカーの同じ仕様やサイズに統一した方が良いですよね。でも永い年月、特殊な用途が出てきたり、同じ品番が店頭から無くなっていたりして、現実にはバラバラ(苦笑)。仮に今「よし!これからサイズや仕様を統一するから○○メーカーの△△に切り替える。古いのは一掃だあ」と思っても、普段の酷使で早いと3ヶ月経つと壊れてしまうものも。追加で購入しようとしても、その時には廃盤となって入手不可になることも。困ったものです。

掲載した写真は「撮影現場には持ち込まない保管用」なので3段のチェストケース。以前からあったものに統一したのですが、既に3つのホームセンターには無し。メーカーに問い合わせるも「もう製造していません。在庫もありません」。ネットで探したところ、何軒かのショップで少数見つけるも価格がバカに高いんです。「まあ仕方ないか」と妥協して数個を注文。しかし以前に買った時より倍くらい高いと言っても、一個1万円もしない廉価品。いずれ壊れるんでしょうねえ。だからと言って将来用に余分に入手しても、保管するスペースもないし。困ったものです。

2011.05.25 UT

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3段ワイドチェスト
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2011年05月24日

写真に雰囲気をつける…[Team-F1]405

普段の撮影現場では本来、フードスタイリストの仕事ではないかも知れません。まあ手が足りない場合、お手伝いすることは多々ありますが。

飲食の撮影というと、大抵がテーブル上に食器やクロスやカトラリー、そしてメインの料理を配置します。そしてその主役の料理をより良く見せる照明を施します。ここまでは割とオーソドックス。さらに設定シーンを演出するため、時には背後に障子を置いたりレースのカーテンを揺らしたりキッチン風景を見せたり、と様々な工夫を凝らすことも。そして「若い女性の部屋の中だよ」とか「明るい朝だからね」を表現するため画面内に、花を活けた花瓶や小型の観葉植物を置くこともあります。

それでも「何か作りものっぽいよね」という時、或いは「もっと真夏の窓際って感じにしたい」時などに、花や樹木の葉の影を落として画面外の風景を想像させたり、全体の照明に変化をつけたりします。掲載画像はスクールの授業中に、やはり「何か足りないな」と思ったので生徒に造花で影を作らせている写真です。主役はあくまでも料理ですが、周囲のクロスやテーブルなどと共に「影」も主役を盛り立てる役割をするのです。いつもと違う料理写真を撮りたいと思ったときに試してみてください。

さて、ここで問題です。

あなたは「陰」と「影」の違いを説明できますか?

英語で書くと陰は「Shade(シェード)」で影は「Shadow(シャドウ)」。案外、プロのカメラマンさんでも答えられない方いるんですよね。

2011.05.24 UT

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葉の陰を落とす
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2011年05月23日

ロールスクリーン…[Team-F1]404

食器部屋の器類はスチールパイプ製の可変式棚と、最初から壁に施工した食器棚に収納しています。以前の事務所の食器部屋は狭かったのでスチールパイプ棚のみでしたが、新スタジオではプラスこの[木製棚]の分までスペースが広がりました。それでもまだ足りていませんが。

器というのは落ちると大抵、割れます。だから地震に備えてロールスクリーンを取り付けています。完璧ではないでしょうけど、かなりの効果はあるとの期待で購入し設置しています。但しスタッフや生徒が最後にちゃんと閉じたらの話しですが(苦笑)。本当は素材がこんな白布ではなく透明タイプだと内部が一目瞭然なので便利なのですが、残念ながら現在までそんな製品にはお目にかかっていません。
ロールスクリーン


この木製棚が増えた分、ロールスクリーンを買い足さないといけないのですが、以前に購入したホームセンターにも他店にも取り扱いが無くなっています。仕方なく製造メーカーのアイリスオーヤマに問い合わせしたら「申し訳ありません。当品は既に廃盤となっています」とのこと。そんな、このサイズに合わせて棚を設計したのに(涙)。
食器棚=木製(食器なし)


余震が来る度に隣部屋にいる私は急ぎ様子を見に行くのですが、左右4400mm&高さ2000mm余りの棚を一人で同時に抑えることは出来ません。う〜ん、なにか策を設けないと。

2011.05.23 UT

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2011年05月22日

裏メニュー、廃店、新メニュー…[Team-F1]403

わけのわかんない題名だこと。

つつじヶ丘駅南口に[モモ焼 サンダーバード]という看板がかかった飲食店が。店頭の提灯や雰囲気からも「ははん、焼き鳥屋かその類だろうな」とはわかります。それにしても面白い店名です。いったい「どんなメニューなんだろうか」とか「客層って?」と気になりますよね。

インターネットで調べてみると数十メートル先の駅傍にある[エビスつつじヶ丘店]とは運営している会社が同じ。ふ〜ん、こんなに近くで2店舗を出すなんてのも、少し変わっていますね。まあエビスの方は[モツの店]ですから業種は異なっていますけど。

そんな風に気になっていたのでスタッフ2名と先日の夕方、入店してみました。むか〜し、ラーメン店だった頃に比べると思いの外に奥行きがあります。とは言っても相当に昔なので記憶は定かではありません。テーブルや椅子はかなりチープなものを使用しているところから「経費を抑えて安く飲食を提供」のイメージを持ちました。サラリーマン3人客、この店には似合わない化粧濃いめのOL3人連れが既に入っていました。奧に座敷もありますが、掘りごたつではないので空席です。

メニューアイテムは少なめでしょうか。味や価格は、まあ店格にマッチしていて私はOKでした。焼き場、接客、会計は店長(多分)が一人で担当してます。いや途中で[エビス]と大きなロゴが入ったTシャツを着たエビス店の女性スタッフが一人、応援に来ましたっけ。


「焼肉の中毒事件を起こした店名(えびす)と同じだとお客さんから嫌な目で見られたり誤解されない?」
女性スタッフ
「はあ?ああそう言えば同じ店名でしたっけ?でも一度も言われたことありません」

さて次は何を注文しようかと壁のメニューを見ると「裏メニュー」と書かれているのがあります。おいおい裏メニューをバリバリ、目立つところに書いちゃ「裏」にならないんじゃないの?と店長をからかうと、そんなことはどうでも良いという風に流されて「実はもうこの店は閉じるんです」と言う。ガラス戸から見える帰宅する人の流れが多いこの時間帯に客が3組じゃ確かに経営は難しいのかも知れません。いくらここまで経費を抑えたとしてもです。

昨日、たまたまこの店の前を通ったので「いよいよ廃店したかな。次は何の店になるんだろう」と見ると表に[新メニュー]の貼り紙があります(爆笑)。え〜っ、辞めるんじゃなかったの?

2011.05.22 UT

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サンダーバード
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2011年05月19日

F1スクール/アイスクリーム…[Team-F1]402

大震災の影響で遅れたF1・フードスタイリングスクールも新入生を迎えて遅ればせながらスタートしています。

去る04/23(土)の授業は「アイスクリームのスタイリング」。

実際の撮影現場では、本物のアイスクリームを使う場合と、偽物で行うことがあります。偽物でやる理由は「本物は溶けるのが早いのでシャッターチャンスが少ない。だから寄りのアップでない、メインメニューではない場合はダミーで撮る方が効率的」ということです。よって生徒もこの2つを習得しなくてはなりません。

ダミーで作る場合の素材は個々のフードコーディネーターによって様々。我々は色づけしやすいマッシュポテトを使うことが多いのですが、撮影内容によっては別の素材を使ったりします。日頃から新素材の発見や開発が重要です。

この日は生徒一人一人が自分で選んだフレーバーをつくり、さらに想定したシチュエーションの中にスタイリングするというもの。「場所はカフェ。若い女性向きに可愛いハート形の器に盛って」とか「足つきのグラスに盛りつけスティック菓子をスタイリッシュに飾る」とか、みなさんそれぞれの設定で行いました。
アイス授業風景_110423


そして最後にイメージっぽい集合スタイリングに全員で挑戦。器に盛った8種類のフレーバーを真俯瞰で撮るので、アイスクリームの冷たさとかシズル感はもちろん表現できませんが、それでもなかなか良い出来映え。嬉しくなってポスター風にして事務所に飾りました。
アイス集合_110423


2011.05.19 UT

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2011年05月18日

メニューブック考…[Team-F1]401

「料理の撮影をお願いしたいんだけど、メニューブックのデザインも併せて」のご依頼だと、その形状や大きさなどから検討します。検討に際してはメニュー点数、業態、客層、テーブルの寸法、回転率、フロアスタッフの動線と人数…などを考慮しなければなりません。もちろんご依頼者の希望も。

掲載画像は和食店のランチメニューブック例。3つ折り6ページ仕様で、A4サイズ表裏4ページ+その縦1/2サイズが袖ページとなっています。オーナーが先に購入してあって「これに合うように製作して」との要望。最初は「狭いテーブル席でこのサイズを広げるのは苦しいんじゃないかな」と思ったのですが、10〜15分サイクルでめまぐるしく客が回転する店ではないので、「まあ良いかな」と。表1Pにメインの丼7種、広げた中の袖ページが本日の日替わりランチ3品、中面2Pで定食メニューや単品やドリンク類。そして折り返した袖ページがデザート4品、背面ページがショップコンセプトや店名・住所・電話番号など。*通常、店内メニューブックには限られたスペースの有効活用という点から、店名や住所等は表記しないことが多いのですが、立地が名所スカイツリーの傍と言うこともあって、フリーの観光客の来店も意識してのこと。来年の春バージョンでは外国語の併記も予定しています。ショップコンセプトには仕入食材の安全性や味へのこだわりなどの他、大正時代から4代続く老舗の安心感も綴りました。また「一時的流行の和ダイニングではない伝統の和食」であることと、浅草下町という立地感などを表現するため、江戸をイメージしたビジュアルを多用しています。そしてちょっと入りやすくするための「泥臭さ」も(笑)。

実際、店内にはお婆さんがその昔に購入したという[東海道五十三次]の絵皿が飾られています。スペースの関係で多くは倉庫にお仕舞いになっているとかで店内には10数枚しか展示されていませんが、日本橋や桑名の渡し場、酒匂川、荒波の合間に見える富士の山など、50センチ前後の大きさの陶器でそれは見事なものです。
3つ折メニューブック(冨久井ランチ)


飲食店のオーナーや店長は日頃から「作るとしたらどんなブックにしよう。大きさはどれくらいが適当かな」と悩まれていることでしょうね。いやホントに様々な形、材質、サイズがあるので決めるのは大変です。
参考:メニューブック形状


2011.05.18 UT

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2011年05月17日

飲食店内での撮影風景…[Team-F1]400

以下画像は、その本所吾妻橋[割烹 冨久井]さんでのメニュー撮影風景。

ご依頼されてこられる飲食店様の中には「テーブルひとつかふたつあれば撮影場所として充分だろう」と思われている方もいますが、なかなか(笑)。今回は丼メニュー10品前後のみの撮影でしたので掲載画像のスペースで充分でしたが、20〜30数カットとなるともう少し広いと撮影も楽になり無駄な時間がかかりません。

写真ではスタイリストもアシストもカメラマンも全員がマスクしていますが、別にF1のスタイルということではありません。グラスなどへの写り込みを防ぐための[黒づくめ服]というのは我々の基本スタイルですが、マスク姿はたまたま季節的なものです。
冨久井の撮影風景-110210

朝10時からスタートした撮影の途中でランチタイム。「いえ私たちは他所で食事してきますのでお気遣い無く」とまかないをお断りしたのですが、「そんな!うちは飲食店なんだから食べてくださいな」との有り難いお申し出をいただきました。2月の訪問から何度も打合せで足を運び、その度に撮影するメニューを確認するため対象メニューを試食させてもらってましたが、本当に美味しい。「刺身に自信があるのでご飯はあえて酢飯にしていません。それをごまだれで召し上がっていただきたくて」という鉄火丼は絶品です。いや、お客様だからゴマをすっているわけじゃありませんよ。私は悲しいかな昔から相手がお客様だろうとお殿様だろうと、お世辞や嘘が言えない質なんですから。
冨久井様でランチ


<余談>
ご主人によるとスカイツリー観光で訪れる通行人や、隅田川対岸の簡易宿泊所の客には外国人が増えてきたとか。そんな外国人が来店した時の面白い話。

店主「もういろんな国の人が来るが料理を選んでもらうのが大変」
 私「ふ〜ん、何か面白いことありましたか?」
店主「こないだも中近東の人らしき2人がやってきてカウンターへ」
 私「どんな和食を注文したんですか?」
店主「それが何十分もメニューを眺めていて」
 私「うんうん、さぞ説明も大変だったでしょうね」
店主「結局、プリーズ ミソ スープ ワンと」
 私「えっ?ミソスープって味噌汁?ひとつ?2人で?」
店主「そうなんです。2人で一杯の味噌汁を30分かけてすすって」
 私「くっくっくっ、難儀ですねえ」
店主「んもう、笑い事じゃないんだってば」

2011.05.17 UT

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2011年05月16日

本所吾妻橋の冨久井…[Team-F1]399

友人のデザイナーから「知り合いの割烹店なんだけど、ちょっと相談にのって」と頼まれ、本所吾妻橋交差点にある[割烹 冨久井]様に伺ったのが今年の1月中旬。

大正10年頃から続く老舗の飲食店なんですが、スカイツリーの建設が始まって以来、通りを歩く観光客の数が増えてきたそうです。「せっかくだから、なんとかランチ時だけでも来店して欲しいんだけれど今のままだと入りにくいのかも。なんか来店促進策を考えて」との依頼。確かに現在のファサードでは店内が見えないから初めてだと入りづらいということもあるし、そもそも割烹と言われると「高そう」との先入観が先にたつのかも知れません。希望は店舗全体のリニューアルをするとか、割烹という業態を居酒屋などに業態変換したいというほどのレベルではなくリーズブルな予算の範囲内で、ということです。

メニューの中に「テレビにも取り上げられた名物のごまだれ鉄火丼がある」と聞いたので、「それをランチの目玉にして懸垂幕をつくりしょう。そして暖かくなる季節には夜間の観光客も増えるはずだから、電飾看板もつくりましょう」と提案。これなら料理撮影をして知り合いにデザインしてもらえば、懸垂幕と電飾看板と店内のランチメニューブックも同時につくれます。幕の製作は代理店を通さずに発注し、電飾看板も合羽橋が近いことからオーナー自ら購入にいけば予算がかなり抑えられるはず。
冨久井-懸垂幕
冨久井のスタンド・ラフ案

そう来店客を増やすには、店外での告知アピール!

店内のメニューブックを綺麗につくり直すのも重要ですが、その効果は既存の利用客の客単価を上げるとか、イメージアップで再来店を促すもの。今回は課題が来店促進なので店外での宣伝活動が主要。懸垂幕や看板以外にも駅貼りポスターとかチラシ配布、フリーペーパーへの広告掲載などの手法もありますが、目の前の通行人をキャッチしたいとなると、やはり店頭での販促ツール=アイキャッチツールが一番です。

その撮影風景は次のブログで紹介します。

2011.05.16 UT

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2011年05月14日

駐車場にペイントする…[Team-F1]398

当初の予定では公道側の壁面に10数メートルの長さで[FOOD STYLING STUDIO]の文字を専門社に描いてもらう予定でした。ただ本体の細かい修正や補修が終わらないので、現在まで施工に至っていません。それでは初めて来られる方には目印がなくて困るだろうと思い先日、駐車場の入口に掲載画像のようなペインティングを施しました。

PCで文字を入力し、[A3伸び]の用紙4枚に分割してプリントしたのを貼り合わせると2メートル弱。その中の文字部分をカッターで丁寧に型抜き。そして裏返してスプレー糊を吹き付けます。ここまではとてもスムーズに進み、なんのことはありませんでした。

ただ当日はスタッフが全員、都内のスタジオに撮影業務に出掛けていたのでペイント作業を行うのは私一人。2メートル弱のペラペラの長い紙片(裏面には糊がついてます)は、風に煽られ右や左に舞ったり勝手に張り付いたりするので、30分もかかってやっとコンクリート面に貼り付け。吹きつけ塗料が他地面に付着しないよう「外面にダンボールも敷いて」と。

こんな苦労したのに出来上がって見たら大したものじゃないですね(苦笑)。本当は行毎に色替えしたかったんですけどねえ。まあ「良し」としましょう。

2011.05.13 UT

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駐車場にPaint
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2011年05月13日

おたまカレンダー…[Team-F1]397

チーフTFが面白いものを見つけてきました。

カレンダーなんですが大型壁掛け型とか卓上タイプとかではなく、「お玉」や「ヘラ」や「スパチュラ」の形に型抜きしたもので、上部に穴が開いていて何処かに吊す仕様になっています。
おたまカレンダー

オシャレですよね。

これをキッチンの窓辺にぶら下げたり立てかけたりすれば、来客にもきっと大受けすることでしょう。難点は、見た目を重視したのでしょうが肝心の月日をインクでプリントせず型押しにしたので非常に見えにくいこと(笑)。裏面にはお勧めレシピが、これはさすがにちゃんとプリントされています。

ヨーロッパのある国からの依頼で製造したようですが、なんともグッドセンスを感じます。

2011.05.13 UT

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2011年05月12日

器をリメイクする…[Team-F1]396

う〜ん、[リメイク]という言葉は適していないかも、です。この場合「ヘ〜ンシンさせる」が近いのかも知れません。
*[リメイク(英語:re-make)は、過去に制作された映画などを、新たに作り直すこと、または作り直された作品。元来は映画を対象とした語であるが…]

数千カットもの撮影、あるいは毎年担当するお中元やお歳暮カタログに使用する食器類は、いつか限界が出てきて前回使ったものが再登場することが多々あります。手持ちの全ての食器、何軒ものレンタルショップを利用しても、です。レンタル屋に置かれることを嫌う食器メーカーや有名作者の一品物を除くと、どうしても限りが来るのは仕方ありません。「えっ、一軒のレンタル食器屋さんだけでも何千何万という器があるのに足りなくなっちゃうんですか?」と驚かれる方がいるでしょうけど、そうなんです。「この松阪牛は高級感を訴求して欲しいので…」となると、どんな器でも良いということにはなりませんから、何万の器の中でも使える数はごくわずかしかありません。

チーフTFは自分で土から練って作った「世界にひとつしかない器」を使うこともありますが、そんな程度では間に合いません。そこで究極の裏技として「食器を買い取って、ペインティングする」ことがあります。簡単なものは自分たちでやりますが、「寄りの撮影」となると器の肌理がドアップになるので器用なカメラマンさんにお願いすることもあります。*天板でも同じ悩みが。そんな時は希望の色に塗り替えてくれる天板専門ショップさんに塗り替えをお願いしています。

「こっちのお皿の方にしようかな、でもこれも捨てがたいし」なんて器の選択で悩んでいるうちは、まだスタイリング業務が楽しい時期かも知れませんね。

2011.05.12 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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皿に塗装-110217
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2011年05月11日

2011年03月度修了(3)…[Team-F1]395

修了作品のスタイリングは入校1年目と半年目の生徒さんですが、完成写真を見たら「ほほう!」と思っていただけるかと。とくにこれまで店で使用していたメニュー表と並べてみましたので、比較してご覧ください。
チェンマイメニュー表比較

従来は写真の他、メニュー名と価格しかありませんでしたが、今回はオーナーからのヒアリングも参考に生徒さん自身が実際に食べての説明文を加えました。これによって初めて来店された方にとってもメニュー選択が容易になったかと思います。いえオーナーやお店のスタッフの方達は何が書かれているのか理解してないんですけど(爆笑)。でも特別に店頭用のA3サイズの拡大版も追加作成してA4メニュー表を進呈に行ったら、オーナーから「コッブクン(Khob-khun)、コッブクン、ホントにありがとございます」と手を合わせて感謝の言葉をいただいた時、「ああやって良かったな」とこちらも感謝と嬉しさがこみあげてきました。

<余談>
実はこの6品のランチメニュー以外に裏メニューがあります。レッドカレー、イエローカレーの他、私が命名したガパオスペシャルとか、「グリーンカレーでチャーハンつくる、もう絶品ね」とオーナーが耳打ちしてくれたメニュー等々。世界の国々にはそれぞれに幅広い料理と歴史がありますが私は「和食が一番」と思っています。しかしタイ料理、なかなかに侮れません。

2011.05.11 UT

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2011年05月10日

2011年03月度修了(2)…[Team-F1]394

その修了作品の撮影を4月初旬、完成したばかりの新スタジオで行いました。食器や器具、撮影備品などを収めたばっかりで「ヘラはどこにあるの?ザルは?」な状態でしたが、前日に準講師二人があちこちひっかきまわしては翌日の道具類を準備。さあ本番です。

「9時?ダメダメ、そんなに早くは店に行かない。10時?わかった、頑張ります」と、撮影日の朝10時に食器や食材をもらいに行くことをオーナーと約束していたので、生徒達はカートやカゴをぶらさげお店に伺います。実際、10時には来られなかったようで少し店頭で待ったようですね(笑)。まあ、「世の中こんなこともあるさ」というお勉強です。

うん、やはり新スタジオは「スタイリングがしやすいように、熱い料理が冷めないままに撮影が出来るように」とスタッフが設計から参加したので使い勝手が良さそうです。田島講師の指導の下、それぞれ自分の担当料理の盛付スタイリングをする生徒達。
チェンマイ撮影風景

ガパオを担当したのは大阪から新幹線で通うFMさん。最後の目玉焼きの置き場所や傾きに苦労している様子。でも出来上がった写真を見たら「バッチシ!」でしたよ※この画像は次のブログで。
チェンマイガパオ盛付

2011.05.10 UT

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2011年05月09日

2011年03月度修了…[Team-F1]393

今春の修了制作の協力店は仙川にあるタイ料理店[チェンマイ]。この店は商店街の端にあるためか、とっても美味しいのにいつも空いています。タイ人のオーナーにタイ人の料理人、タイ人のフロアスタッフ…と全員がタイ人。だから日本語が通じないことでのコミュニケーション不足や、宣伝告知にお金をかけていないこともあって、認知度が低いのかも知れません。でも「辛いアジアン料理大好き」な女性が多いF1スタッフやスクール生達には一番人気。だからスクールのある土曜日は大抵この店でランチをいただくことが多々です。

ただ残念なのは「メニュー表の料理写真がひどい」です(笑)。オーナーの頭には「外部にお金を払って、デザインしてもらい、撮影してもらい、製作してもらおう」の考えはなさそうです。だからグランドメニューブックも壁に貼られた手作りポスターも正直、食欲をそそるものがありません。説明文の日本語も間違っている箇所がいくつかありますし(苦笑)。ランチメニュー表はA4のサイズで表面はラミネート加工されたもの。「ああ、これは写真わたしたらサントリーがつくってきてくれるの」とのこと。ふむ、これでは良いメニュー表になるわけがありませんよね。

「スクール生の修了作品として貴店のランチメニューを撮らせて欲しい。費用はかかりません。現在のメニュー表も新デザインにして作成してあげますよ」と説得するも、細かい部分での日本語がよく通じずに交渉はちょっと難航(苦笑)。それでも準講師YSの丁寧な細かい説明でやっと納得するが「客席の半分を撮影で使う?ダメダメ。商売できない。店内では撮影しないで欲しい。食器貸します、材料も出します、作り方も教えるからそっちで撮って来てね」と。

掲載した画像は撮影前の02月下旬にオーナーに店のコンセプトや客層、メニューの作り方などをヒアリングする風景です。「ということは、このメニューではタイ米と日本米をブレンドしているってことですか。理由は?それぞれの比率は?」と生徒もなかなか鋭く質問していました。撮影を3月中旬にする予定でしたが、東日本大地震の影響で食材が入手できなくなったとのことで大幅にずれて、4月初旬の撮影になりました。その内容は次のブログで・・・

2011.05.09 UT

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チェンマイヒアリング風景
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2011年05月07日

カリキュラム会議後の飲み…[Team-F1]392

今日は4月に開校した[F1フードスタイリングスクール]の第2回目の授業。2回目と言っても今春は東日本大震災の影響で3月の授業が延期となり、4月にまで食い込んだため新4月生は前回と今回、1日に2カリキュラムをこなします。だから今日はカリキュラム3と4を午前と午後に集中して学ぶことになります。

本日の受講内容は[スタイリングのための各野菜の切り方]と[海苔のパリパリ維持]、[魚の焼き方]です。「野菜をカットするのは早いので得意です」とか、「魚を焼くくらい簡単じゃん」と思われる方も多いかと思いますが、「魅せるスタイリング」に必要な切り方や焼き方というのがあるのです。野菜は早く切ることより同じサイズのものを選び出して同じ長さにカットするとか、魚や肉は100%焼かないなど通常の調理技術とは異なります。

[F1-School]は他校と違い「理論より実践」を標榜していますし、また少人数制なので当年度の生徒のレベルや希望進路に沿ってカリキュラムを細かく変更しています。だから講師、準講師は授業日以外の日に何度もカリキュラム会議を開いてます。「今年のAさんの職歴だとシズル技術を多く取り入れましょう」とか「でもBさんは技術も意識もまだまだ。シズル重点ではついていけませんよ。ここはやはり・・・」とか(苦笑)。

そんな小難しい会議の後は、「F1お約束」の飲み会となります。チーフのTFが「飲めない奴はF1に入れない、飲まなきゃ語れない」という身勝手な信条を持っているのでスタッフ達も大変です(爆笑)。そんな春先の会議後の飲み会の画像です。食材は撮影したものが豊富にあるので、それを調理すれば問題なし。そして冷蔵庫を開ければビールに日本酒に焼酎に缶チューハイが、とこれも問題ナッシング。

今日も授業後は生徒を交えて、絶対に飲み会になるでしょうね(笑)。

2011.05.07 UT

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カリキュラム会議後の飲み
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2011年05月06日

鏡に写る…[Team-F1]391

この「写る」と書くべきか、それとも「映る」なのか。
チーフTFによると「スチールは写真というから“写る”で、映画やテレビは映像というから“映る”でしょ」との説明。なるほどわかりやすい。

で今日はスチールの話しなので「写る」です。

私は以前から「料理が何かに写っているのを全編にわたって撮り、一冊の本にできないかな」と考えています。コンセプトは「大都会のマンション。一人暮らしする女性の暮らしの中で鏡や食器具に写った食べ物や飲み物を通してその生き様を表現する」です。

朝、パジャマ姿で歯磨きする女性。その洗面台の鏡の中に後方の狭いキッチンではお湯がピーピーと沸いて湯気を出すヤカンが見える。朝食のトーストを食べながら食卓に鏡を立てて化粧する女性。鏡の前にはリップスティックやマスカラなど…鏡には食べかけのトーストやサラダが写る。オフィス。来客があったため湯沸かし室で茶菓子をセットする様がピカピカのケトルに写り込んでいる。今夜は久しぶりに会う女友達とオシャレに麻布のフレンチレストランでディナー。奮発した料理とワインと友人が、道行くタクシーも透かしながら大きな窓ガラスに見えて「ちょっと幸せ気分」。日曜日の朝11時。何気にテレビをつけながらテーブルで郷里の母に手紙を書く。母から届いたミカンのカゴがまだ液晶に切り替えてないブラウン管に写る。

…みたいな。

2011.05.06 UT

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鍋に映る枝豆
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2011年05月05日

主役はだれ?…[Team-F1]390

GW中のランチ。近所の寿司屋さんに行った時の話し。

高級店ではないけど、内装もしっかりと「清潔な寿司屋」さんらしく造作されているので日頃から主婦や家族連れなどの他、接待などにも使われている割と人気のお店。味も価格もまあ及第点です。

数週間ぶりに行ったら、メニュー表が新しくなっていました。寿司専門店だからといって、寿司だけのセットでは郊外の住宅地にある店舗では来店客が限られてしまいますので、握りやチラシだけではなく「焼き魚ランチ」や「そばセット」なども増やしている様子。メニュー表も手作りのようですがちゃんと作成されています。

当方の職業柄、気になったのが撮影する際の各料理の配置。握りのセットで蓋をしたままのみそ汁や茶碗蒸し、空の醤油皿が手前になり、肝心の寿司が後方になっているところ。この店にとって「売りは新鮮な寿司」だと思うのですが、それが後ろに脇役として位置しているのです。「いやお客さんは殆どが固定客だからさ、もううちの寿司の美味さは充分にわかってもらっている。だから、セットには茶碗蒸しがついたりみそ汁もつくんだぞ、お得だぞというのをアビールしたいと思ってさ」との反論があるかも知れませんね。でも、それにしては茶碗蒸しやみそ汁に蓋がしたままというのは解せません(苦笑)。

我々の業界でも「撮影する際の料理の配置としては何が正解か」というのはありません。考え方として「やはり食べる人から見た配置を撮影するのが常識でしょう」というのが多いのは事実。とするとこの寿司屋さんの撮り方は間違ってないかも知れませんし、宅配弁当屋さんのチラシ写真「真っ白なだけのご飯がど〜んと手前に来て総菜などは後方」も正しいのかも。でもメニュー写真や販促料理写真は「買いたい」とか「食べたい」と思わせることが目的だとしたら、「売りもの」や「差別化品」をメインにすべきかと。

まあ、あまり上手に撮られると私たちのお仕事が減ってしまいますから、このくらいで良しとしましょ(笑)。しかしせめて椀の蓋はとってもらいたかったですね。

2011.05.05 UT

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主役は誰?
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2011年05月02日

蘭の贈り物…[Team-F1]389

新スタジオの完成および移転に対して、お取引先や友人知人などあちこちからお祝いの品をいただいています。スタッフ達や私の好みを考えると「アルコール」になりがちですが、「食器部屋のクッション(マット)敷き詰めプレゼント」なんて嬉しい品もありました。いやもちろんアルコール類も届いています(笑)。でも通常の飲み会とか打上とか、チーフの誕生日祝いなどとは「違う特別なこと」と思ったのでしょう、花や植木関係も多いのです。

いいだいた蘭のひとつを窓際に置き、記念撮影をして送り主にお礼代わりとしてお送りしました。その画像が掲載した写真です。

2011.05.02 UT

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謹呈[蘭]110429
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2011年05月01日

持ち上げスタイリング…[Team-F1]388

撮影は3月の頭でしたが、通販誌が発行・配布されるのは5月。だから5月から6月にかけての旬の食材が撮影対象となります。生産月が異なっても産地が用意してくれるのなら、なんの苦労もないのですが大抵は「まだ生産していません。そちらでなんとかしてください」となることが多いのが通常かも知れません。でもニッポンは広いし、最悪海外から取り寄せることだって可能です。ニッポンの逆半球は季節が逆ですから、なんとかなるものです。

これは梨の撮影をした時のシーン。当初の撮影プランでは「現地産の本物ではないからドアップは避けて、氷の上に数個並べた清涼感訴求で」だったのに、直前にクライアントから「いや、やっぱり桃はカットした際の瑞々しさでしょうが。変更してください」と。

それで急遽、持ち上げシーンになったのですが、人の手で持ち上げていては「寄りの写真」だと手の震えが出る場合があります。そこで当日は固定具でしっかりとおさえての撮影。手前の持ち上げるカット桃の大きさと、後方のホール状の桃群との大きさのバランス、そしてフォーカスのバランスが大事。さらに照明の差違をつけることでの主役と脇役にメリハリをつけるのも大事。カメラマンさんによっては、これらのバランスに個々の好みが出ることもありますので、ここは「もっとレンズを広角に変えて手前を強調して」などと細かい修正をお願いすることもあります。

2011.05.01 UT

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梨の持ち上げ
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2011年04月30日

仕掛け屋さん…[Team-F1]387

今日で4月も終わりですか。ホントに時の過ぎるのは早いものです。

このお話はだいぶん前に担当したインスタント焼きそばのムービー収録。若い女性達に凄い人気という若手男優がキャラクターを務めているというので、うちのスタッフ達もウキウキ気分。でも彼は君たちよりずっ〜と若いと思うんだけど、それでもルンルンになる?ふむふむ、やっぱ普通の女性なんですねえ(笑)。

広いスタジオでキャラ男優が飛んだり跳ねたりポーズしたり。衣装を変えてまた何度も同じ動きを繰り返しています。若いからどうってことないんだろうけど、人気役者も大変です。

こちらはスタジオの片隅でひたすらインスタント麺を茹で続けます。用意されたコンロだけでは足りないので、カセットコンロでも湯を沸かします。男優の動きに合わせるように、麺も空中で踊らせますので、それ用の麺もタンと用意します。チーフTFは[踊らせ麺]を持って、太陽直下のようなHMI照明群の真下でディレクター、仕掛け屋さんと何度も何度も何度も「麺の踊り」を録り続けます。関心したのは仕掛け屋さんが作ってきた「スイッチを押すと下からポンと台座が上に飛び上がる仕掛け」。直接に確認する機会がなかったので推測ですが多分、エアで動かしているんじゃないかと。実は前日に監督が「こういうシーン録るから、なんかつくってきて」と注文したそうですが、それを翌日には用意するなんて、まさにプロフェッショナル!

いっそ、男優の床も「スイッチポンで飛び上がり廻る仕掛け」だったら、さらに面白かったでしょうね。

2011.04.30 UT

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AceCock焼きそばムービー
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2011年04月28日

撮影前の試食会…[Team-F1]385

「撮影前の試食会です」ってのは当たり前ですよね。「撮った後に試食してどうすんだ」って、突っ込まれそう(笑)。

「撮影する商品はどれくらいの大きさなのか、色合いはどうなのか、どんな味なのか、本当にターゲットにマッチしているのか、後ろから見たら前から見たら横にしたらどう見えるのか…etc」を撮影前に知っておきたいのです。本来は実物を見て試食して初めて「コアターゲットに商品のココを訴求したいなら、こう撮りましょう」というカメラプランが出来上がるのです。

しかし実際には年間でお受けするお仕事の大半が当日か或いは最悪、食べることもせずに撮ってしまう、スタイリングしてしまうということが多いことを正直に告白しましょう。理由は「試食会を設けている時間がない」とか「実はまだ商品が完成していないので似たもので撮って」とか「知る必要ないでしょ。普通の○○○ですから。それをいかにも美味しそうに撮ってもらえれば良いんです」とかです。

それでも理解あるクライアントや、商品を愛していて「本当に美味しいんです。撮影前に食べていただきたいのでサンプルを送ります。ぜったい味わってみてくださいね」という熱〜いご依頼者様だと、試食の機会をいただけます。やはり、この方が結果的な画像に違いが出ます。※万一、アピール通りの美味しさでなかったとしても良いスタイリングはいたします(苦笑)。

掲載画像は定期で担当している通販誌の試食会風景。場所は制作会社や広告代理店の会議室が多いでしょうか。出席するのは私達と制作会社のディレクター数名、デザイナー、ライター、代理店担当者など10名前後。この日は来なくてもOKなカメラマンさんも出席してくれました。そう、手前の帽子をかぶった方です。カメラマンNKさんの実家が築地市場で長年、食関係のお仕事をしているということもあり、「築地の若大将」として時に貴重なアドバイスをくださったりします。いや単に食って帰ることも多いのですけど(爆笑)。

2011.04.28 UT

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試食会風景
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2011年04月27日

F1スクール、修了撮影…[Team-F1]384

昨年の秋のことになりますが、[F1-フードスタイリスト養成スクール]の2010年10月度卒業生の修了作品撮影を行いました。この最後のスタイリングと撮影は「出来る限り世に出る形にしたい」という私の希望に沿って毎回、親しいレストランや居酒屋さんに協力をお願いして、既存メニューを撮らせていただいております。そして実際に店舗で使用していただきます。これはスクール生徒にとって嬉しいことなのじゃないかなと、勝手に自画自賛しています。

この時は事務所がある仙川の商店街で営業する沖縄料理居酒屋[美ら風(ちゅらかじ)]店に迷惑を承知でお願いいたしました。「もちろんいいですよ。だってタダで美味しそうな料理写真を撮ってくれるんだもん。しかもメニューとかポスターにまでしてくれるし。願ったり叶ったりさあ」と快諾してくれましたが。

夜間の営業が始まる前までには完全撤収しないといけないので、朝の10時から入店しました。生徒達の他、講師の田島富佐江、助講師の2人、プロのカメラマンとデザイナー、そしてディレクターとしての私も含めた大勢。店舗側もオーナーの他にスタッフ2名を投入してくれました。感謝、感謝です。

出来上がりですか?
もちろん、ばっちりの作品になりました。
その画像は後日に紹介いたしましょう。
撮影後はオーナーや店スタッフ、我々全員で記念写真を撮って「はい、お疲れ様でした!」

2011.04.27 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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<美ら風>L2修了撮影風景
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2011年04月25日

数千カット撮影の業務分担…[Team-F1]382

先の<2200カットの撮影… [Team-F1]381>に書きましたように、2,000カットを超える撮影の場合、カメラ前の盛付スタイリングをするチーフスタイリストの他に、多くのスタッフが必要です。私達のケース例ですが、50坪くらいのスタジオに撮影セットを2台組み、物撮りカメラマンとイメージ撮りカメラマン2名がいらっしゃいます。

01.配達商品受取り&チェック&ストック管理&商品出し要員…これで専任1名とられます。
02.切り抜き(商品撮り)スタイリング要員…1〜2名。
03.調理班…1名。
04.アイロン掛け、食器&クロス&板材出し要員…1〜2名。
05.イメージ撮影スタイリング要員…1名。
06.イメージ撮影補助スタイリスト…1名。

上記のような役割で数週間から数ヶ月かけて撮影をこなしています。毎日、4〜6名ほどのスタッフが現場であたふたとお仕事に勤しんでいるわけです(笑)。その日の撮影内容に応じて人数は変化しますし、時には現場を抜け出してレンタルショップに走ったり、渋谷のデパートまで食材の買い出しに行ったりとなかなかに忙しいんですよ。

掲載画像はたまたま4名が写っていますが、撮影する私の後方にチーフ2名が撮影台の前でスタイリングしていますので、この日は6名という現場でした。

2011.04.25 UT

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SEKI-Landscapse
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2200カットの撮影… [Team-F1]381

年間、多くはありませんがこんな問合せが来ることが。

「制作会社です。普段、食の仕事は少ないんですが今回、某デパートの食カタログ制作の話しがありまして、見積りをお願いしたいなと。撮影点数が1,000カット以上もあるんです。カメラマンとスタジオは用意しますが、御社でスタイリングは可能ですか?スタジオですか?ええ、事務所兼スタジオを所有しているというカメラマンさんに相談しています。この方は料理を撮影したことがあるカメラマンさんです」

はい当方は大丈夫です。年間でデパートのギフトカタログを担当していますので。食器の選別と調達、クロスやマットの手配、食材の買い出しや調理、テーブル板の用意…お任せください。

しかし問題は当方より、こういう大量カット数の経験のない制作会社様やカメラマンさんが心配です。頭の中で「商品撮りなら1日に50はいけるだろうし、イメージも頑張れば25くらいは。だから全日数は3週間弱かな」と、1日で撮れる理論上のカット数だけを計算していること。スケジュール把握はもちろん大事なことですが、その前に1,000の商品が届くということは、全国から日々送られてくる商品の受け取りとチェックがあります。また食品には常温・冷蔵・冷凍の温度帯があり、かなりなスペースをとりますがそれらのストック機器は用意していますか。そして毎日、相当量のダンボール処分や生ゴミ捨て、残食材の処理があります。そしてなにより食器やクロスや板材の置き場が必要です。

「食器や布は重ねておけばそんなにスペースは…」
いえいえ、重ねておいては撮影のスピードが落ちてしまうので、出来る限り広げておきたいのです。私達は器やクロスに一個づつ「No.00xx用」と付箋をつけて対応をしています。それだけで前準備に時間を取られますが、実際の撮影現場ではかなり効率が変わります。これは長年の経験値からきたやり方のひとつです。※掲載画像は本日撮影の食器類ではなく、予備や翌日以降の器達の置き場の一部です。

あと調理場の使い勝手や、動線も仕事効率に大きく影響します。ガス口が何口あるのか、レンジやオーブンは備えられているか。撮影用料理を調理しながら、来訪したクライアントにコーヒーを湧かす場所は別にあるのか等々。

数十カットと数千カットの撮影点数の差って、様々な面で大きく異なるのです。失礼な言い方かも知れませんが、慣れていない代理店やカメラマンスタジオでは、これら数千単位のストックスペースや商品管理について頭ではわかったつもりでも、現実的な対策を理解できてないことが多々。広告代理店のトップ電通はイベントをプランするとき「始めにトイレの数と設置場所から想定する」と言いますが、すごくよくわかります。やはり経験から培われたノウハウですよね。我々も「1日に何カット撮るから終わる日は…」と考えるのではなく、「物を置くスペースや機材の手配」から考えますもの。

今年始めから3月中旬まで2,200カット撮影時のスタイリングを担当させていただいています。震災の影響もあってか、予定全商品の到着にずれが生じて、今月から来月にかけてもとびとびで残りの撮影があります。

2011.04.25 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2,200カットの食器
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移転通知… [Team-F1]380

新スタジオに引っ越してから2週間余り。やっと本日、移転通知ハガキを書き終えて先ほど郵便ポストに投函しました。

スタ「Uさん、なんで先に準備しとかなかったの?」
 私「うん、内装画像を入れたかったから完成と荷物の搬入を待ってたの」
スタ「内装画像?あの漫画チックなやつのことですか?」
 私「マンガ?イラスト風と言いなさい」
スタ「どっちにしても、どうせ本物写真じゃないじゃないですか」
 私「プロの絵描きじゃないんだから0から画を起こすのは無理」
スタ「でしょうけど、告知ってニュースと同じで早さが優先でしょ?」
 私「人の苦労も知らないで!お前さんは口の悪さが優先だね」
スタ「Uマネージャー、格好つけてないで営業よろしくですよ!」
 私「はいな!」

*このハガキをご所望の方は→info@fst-f1.jpまでお名前、郵便番号、住所、何者か(笑)…を明記してメールください。

2011.04.25 UT

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110425-移転通知ハガキ
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2011年04月21日

魯山人のアサガオ… [Team-F1]378

昨年の秋の話しですが調布市開催で“芸術鑑賞講座”というのがあり、[北大路魯山人〜その生活と作品〜]という催しがあったので参加しました。全2,000円会費で一回目は公民館での講座、2回目は貸し切りバスで茨城県笠間市の日動美術館へ行き、彼作の展示品を見学するというもの。

この魯山人という人物には昔から興味大でした。「食」に関係する仕事をしていると常に何処かで名前を耳にしますし、なんたって漫画[美味しんぼ]のモデルになったことでも有名です。

「それなら著書とか伝記本でも買って読めばいいじゃん」
まあ確かにそうなんですが、なぜかそういうものから接したくなかったんです、彼には。偶然どこかで、いきなり出会うみたいな機会を待っていたのかも知れません。

今回の講座では、私が一番知りたかった「彼はどこで料理と出会ったのか、なぜ美食を追求したのか」は不明なままでした。生い立ちと陶器への情熱などは知り得ましたが。「妾の子で北大路姓が名乗れなかった、度重なる養子縁組、丁稚奉公、世界的大富豪ロックフェラーやピカソやシャガールとの交友関係。5度の結婚、5度の離婚。美食倶楽部や星岡茶寮の開業運営。人間国宝の辞退。北鎌倉7,000坪につくった窯や工人村・・・」う〜ん、すごすぎる生き方です。

掲載画像は住居にもした春風万里荘に残っている彼作の男性便器です。ちなみに、こういう男性便器のことを昔は[アサガオ]と呼んでいたんですよ。

2011.04.21 UT

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魯山人のアサガオ
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メニュー写真は綺麗な方が良い… [Team-F1]377

病院の帰り、処方箋をもらおうと薬局に寄ったら、掲載画像のようなPOPが貼ってありました。病人用に管理栄養士が栄養素やカロリーを考慮してレシピ開発したもののようです。

メニュー名、材料、作り方だけでは「いまひとつ」と思ったらしく、写真もついています。確かに写真があると「出来上がるのは、丸いのか四角いのか」とか「赤いのか黒いのか」はわかります。でも苦労して作られた方には申し訳ないんですが、この料理写真では「よし作ろう」とか「美味しそう」とは思えないのです。プリントの悪さも追い打ちをかけているかも知れません。日々に病に苦しむ病人だからこそ、食事に制限がある人が対象なだけに、料理写真はより魅力的であって欲しいと思うんですが。

まあ予算、時間の関係もあってなかなか理想的には行かないのでしょうけど、「もう少しなんとかならないのかな」とPOPを見て思った次第です。

2011.04.21 UT

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管理栄養士作メニュー
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2011年04月20日

撮影時の立会い… [Team-F1]375

F1スタッフの中で唯一の男性であり、チーフのYSです。

数ヶ月前のネタで恐縮ですが、代理店・製作会社を通じての依頼で大手通販社が販売する「ダイエット弁当」撮影時のスタイリングを担当させていただきました。

商品名が示す通り、どれもカロリーが少ない=ボリュームがない=見栄えが乏しい…ということです。だからスタイリングポイントとしては、「なるべくカラフルに、ボリューム感を出す」です。最近は介護食や病院食、老人食のスタイリングが増えてきたので、仕事的には問題ありません。おまかせください!

ただちょっと・・・。
いやそんな大層な話しじゃないんですが、立会人の数が多いかなあと思ったもので。これまでの撮影でも大手代理店が絡む仕事は、クライアント数人、代理店数人、子代理店数人、製作会社から数人…プラスαと多いことも多々ですが。しかし今回の内容にしては、ちよっと珍しいくらい多いかなと。いや、ちょっとですよ。マネージャーであるボスへの業務報告も兼ねて現場風景を撮影してみましたが、ここに写っていない方々も合わせると、う〜ん。これはクライアントの期待の大きさかも知れません。自分のスタイリングで「あらん、美味しそう。これでダイエットできるならラッキー!」と売上増大に結びついてくれると嬉しいんですが。

2011.04.20 YS

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
ダイエット弁当撮影風景
posted by F1 at 22:39| フードスタイリスト

新スタジオが完成しました… [Team-F1]374

9月に着工した新スタジオ兼事務所がこの4月、完成しました。
[新スタジオ案内図]http://www.fst-f1.jp/studio/F1studioAnime.gif
※最初の画像の右下に写っているのが番猫[シズル]。

3月中に移転する予定が震災の影響や、お仕事の関係で4月にずれ込みましたが、なんとか10日間かけて無事に移ることができました。

あらためて思ったのは「食器の多さ」です。自分たちで運ぶにせよ、運送屋さんにお願いするにせよ、万一にでも割れたら食のプロとしては「恥」。だから大勢のスタッフが毎日ひとつづつをプチプチで包んでは移動ケースに収めていくのですが、これが何日かけても終わらない。見ている側としても「もういい加減にしてよ。一体いつになったら食器の次に移れるのよ。んもう、ぜ〜んぶ窓から放って割ってしまえええええええ〜」な気持ちになったものです(笑)。

そしてかなりのものを廃棄処分したはずなのに、新スタジオに入れ始めると「入らない」。なんで?設計から担当して以前より使い勝手も、収納環境も良くなったはずなのに・・・???「え〜い、とりあえず3階に放り込んでしまえ!」、「あらららら、まだあるの?そいつぁ、駐車場に置いておこ」と無理矢理に詰め込みました。あああ、明日から数十日間はこの整理に悩まされるんだろうな。「ぜったい欲しいです」とYSが言うので、取り付けたシャワールームもとっくに倉庫状態に(苦笑)。業務用大型冷凍庫も書類箱の保管庫。

こんなことじゃ、スタジオの番人の猫[シズル(旧名:トッポ)]の小屋づくりなんて先の先ですね。※猫が番犬代わりになる予定ですが、本人の希望もあり駐車場に住まいを建て、そこで寝起きする予定です。なのでスタジオおよび事務所内には入りません。まあ「お入りよ」と誘っても絶対に入らないんですけどね。お近くにおいでの節は、ひっかかれないよう、噛まれないようご注意ください。

2011.04.20 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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新フードスタイリングスタジオ
posted by F1 at 22:37| フードスタイリスト

2011年01月16日

天気が悪いなりに… [Team-F1]369

南青山のキッチンスタジオで定期業務の通販誌の撮影をした時のこと。

全20数カットの撮影予定の中に、ベランダでジュースを撮るシーンがあります。このジュースが「無添加だかの体に良い商品」ということだったので、自然光で撮るというカメラプランを提案し通りました。撮影自体に問題はないのですが、なんと当日は雨こそ降っていないものの、濃い曇り空。「参ったなあ、室内撮りに変更しようか」とカメラマンN氏に相談したら「いや、大丈夫です。なんとかイメージ通りの画にできます」との力強い返事。なら、やるっきゃない!

草木や都心の窓外の風景を取り入れるため、テーブルを持ち上げ、花壇を動かし、そしてストロボをシンクロさせ・・・成功!いえ掲載画像は私が撮影中に携帯で撮ったものですから、本当の写真はこんな侘びしい画像ではありませんよ、念のため。

2011.01.04 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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トラズでの室外ジュース撮影
posted by F1 at 14:26| フードスタイリスト

新スタジオ建設中… [Team-F1]368

現事務所から歩いて10数分の場所に事務所兼の新スタジオを建設中です。9月に着工し完成予定は3月末。途中、不測の出来事がない限り4月から新スタジオに移ります。最寄り駅は急行の停まる京王線[つつじヶ丘]駅か今と同じ[仙川]駅。歩いて10数分、駅も変わらずなのに住所が世田谷区から調布市に変わってしまいます。しかし電話番号は変わらず。なんかわかりにくいですね(笑)。

私達、フードスタイリストが使い易いつくりを設計してもらったのですが、土地そのものが狭いし、資金の問題もあって贅沢な設備もできませんでしたが、通常の料理写真を撮るには問題ないかと。ベランダも大きくしてもらう予定なので天気の良い日は、そこでの自然光撮影にも期待が出来そうです。

ただ本格的な厨房設備が整ったキッチンスタジオではありませんし、撮影機材がタンとあるわけでもないので、名称として[キッチンスタジオ]とは呼びません。そうですね[フードスタジオ]とか[フードスタイリング・スタジオ]と命名しましょうか。うん、みんなで協議して決まったら壁面に大きくペイントすることにしましょう。


<新事務所兼スタジオ>2011.04.01から
〒182-0005 東京都調布市東つつじヶ丘1-11-14
TEL.03-5314-5816 FAX.03-5314-5817

2011.01.03 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
101204_スタジオ建設中
posted by F1 at 14:16| フードスタイリスト

フードスタイリングスクールも… [Team-F1]367

F1フードスタイリングスクールも15日(土)から今年初の授業が始まりました。

今年初なのにいきなりの野外ロケハン(笑)。フードスタイリストのお仕事の現場は、100%近く撮影スタジオで行われることが多いのですが、時に「ゴールデンウイーク特集でキャンプ場での野外料理ページかあって」とか「バーベキューシーンを撮りたいんです」の依頼も。そこで個人ではなかなか履修できない、この屋外スタイリングについても時間を割こうとの考えからです。屋外は室内スタジオとは違って、風による乾燥や飛びはねなどの他に虫や通行人が邪魔するとか、冷凍や冷蔵の食材ストックが出来ないなど様々な想定外の出来事があります。他校では教えないカリキュラムのひとつでしょうね。

スクールから近くにある祖師谷公園は割と広くていろいろなシーンが撮れます。生徒達はそれぞれに自分の考えるメニューに合ったロケーションを探してはデジカメでパチリ。広いだけに来週の[野外撮影スタイリング]ではMカメラマンも、あちこち飛び回ることになりそうです(笑)。

2011.01.02 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
110115-ロケハン(祖師谷公園)
posted by F1 at 13:53| フードスタイリスト

謹賀新年です… [Team-F1]366

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

4月から建設中の新スタジオに移転します。
フードスタイリスト達が使い勝手を考え、設計に参加したフードスタジオです。
食器部屋や資材置き場も考慮、洗い場も2箇所設置しました。
どうぞご期待下さい。

2011.01.01 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
2011.F1年賀状
posted by F1 at 11:53| フードスタイリスト

2010年07月19日

自分の首を絞める?… [Team-F1]364

私「ふむ、いろんなことがビジネスになる時代だなあ」

こう思わせたのは先日の売り込みメール。「素人の写真や失敗した画像を送ってくれたら自動的に綺麗に補正するwebサイトを運営しているので、ここに貴社広告を掲載しないか」という内容。そのイマイチ画像がどう綺麗に変身したのかの画像を見ると、なるほど暗い写真が明るくコントラストあるものになっていたり、色調がおかしかったものが正調になっていたり。このくらいはフォトショップを使えるデザイナーさんなら簡単に修正できるのですが、これを自動で簡単に出来るってところがすごいですよね。

私「しかし、なんだかなあ…」

シズル感ある撮影やスタイリングを業務とする弊社が、「失敗写真だって綺麗になります」のサイトに広告を載せるってどうなんでしょうか。素人写真が綺麗に修正されるなら「そんな金を払ってまでプロに依頼することないじゃないか」みたいに誰しも思いませんか?このメールしてきた会社はなぜ「そうだ!カメラマンやフードスタイリングをする会社に広告掲載を依頼しよう」と発想したのでしょうか、不思議です(苦笑)。

2010.07.19 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp
画像のBefore.After
posted by F1 at 08:00| フードスタイリスト

2010年07月18日

架空のレシピカード… [Team-F1]363

フードスタイリスト養成スクール[F1-School]では「出来るだけ実践に近い講義を」の思いでカリキュラムを作成しています。だから卒業制作も実店舗のメニューブックのスタイリング&撮影とか、普段の授業のスタイリング画像も暑中ハガキやDM仕上げにしたりしています。

先日のレッスン1の授業は「スーパーに行くと商品の販売を促進するために、レシピカードをつける事が多い。そのレシピカードのメニュープランニングとスタイリングをしてください」でした。生徒が想定した商品は[卵パック]の中に入る印刷物。新鮮な卵を使った簡単メニューをレシピカードに仕上げるということですね。ただ単にレシピを考案し、カメラマンによる撮影で終わりでは、生徒にとってもなんか実感がわかないでしょう。だから掲載画像のように「ありそう」なカードをデザインして生徒作品を実際にはめこんで、プリントアウトして差し上げてます。卒業後はこれを持って「私の作品です」と就活できるように。

2010.07.16 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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100619-卵パックレシピカード
posted by F1 at 08:00| フードスタイリスト

2010年07月17日

チャレンジ撮影… [Team-F1]362

その日、私が作成した香盤表の予定より1時間も早めに撮影が終了。スタッフの前準備の良さと、ディレクションする私の指示が的確だったせいでしょう、えっへん(苦笑)。でクライアントも代理店も早々と飲みにお帰りになりました。

まあ我々も早々と片付けて撤収しても良かったんですが、なんかもったいない気がしまして。そこで私から全員に提案。

「せっかくキッチンスタジオにいる、機材も揃っている、カメラマンもいる、カメアシ(助手)もいる、フードスタイリストも何人もいる、撮影対象もタンと残っている。となるとこれは日頃、こんなん撮りたいとか、こういうスタイリングをしたかったということにチャレンジをするべきじゃないの?そんな自分の挑戦テーマを持ってないとしたら君たちはプロじゃないよ」と。

全員が「ワォ〜!」となって撮影大会に(笑)。なるほど普段の商業撮影ではやらないようなシチュエーションに皆さん挑戦していますね。カメアシIMは赤パプリカと黄パプリカを縦半分にカットして、それを合わせてカシャですか(爆笑)。おやチーフTFは、そんなスタイリングをしてみたかったのか・・・と楽しい1時間を過ごしました。いや、たまにはこういうことも楽しいものですね。

2010.07.17 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp
テスト撮影してみる
posted by F1 at 08:00| フードスタイリスト

2010年07月16日

四季柑とシークァーサー… [Team-F1]361

沖縄県産の商品[シークァーサー麺]を撮影・フードスタイリングする際、「うん、これは葉っぱか実があった方が良いな。まだシークァーサーそのものを知らない人もいるだろうし、画面にも本物感が演出できるし」ということでクライアントに取り寄せをお願いしました。しかし諸事情で難しいとのことなので、沖縄の知り合いに電話で依頼。

「近所や知り合いの農家を回ったのだけど季節外れでナッシング!それでも探し回ってやっと友人のお友達の知人宅の庭に刈り入れそこなったものがあるというので、ハシゴとハサミを持って取ってきたので送るわね」とのこと。そこまでご苦労いただいたとは本当に感謝、感謝です。絶対に良い絵を撮ります!

しかし送られてきたのは[実]以外に掲載画像の2種のジュースと枝付き葉っぱも。なんで?

「あのね、普通にシークァーサーと思っているのは実は“四季柑”という種類だったの。本当のシークァーサーよりちょっと大きいんだけど、見た目や味はそんなに変わらないそうよ。私も60過ぎて始めて知ったんだけど、農家の人でも四季柑をシークァーサーと思い込んでいるらしいよ。だから比べて欲しいと思って2種類を送ったのさあ」と。んまあ、探し回ってくれただけでも有り難いのに更にこんな親切な解説までも。本当にありがとうございます。

もちろん撮影には本物のシークァーサーを使いました。味比べですが、「う〜ん両方とも相当に酸っぱいことには間違いなし。よくわからない」というところでした。

2010.07.16 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp
四季柑とシークァーサー
posted by F1 at 08:00| フードスタイリスト

2010年06月30日

ビールで乾杯… [Team-F1]359

前ブログ記事からの続きです。

その「ビールで乾杯!ガチャ〜ン」の設定ですが、青空に向かって突き出すシーンにしたいということで、持ち上げる役を助講師のYSとKMが担当。シャッターを切るまでの準備や用意が多いので腕が痺れてきた様子。

「こんなに腕が疲れるとビールで一杯やりたくなるわよね」、
「ホント、ホント!これ飲んじゃいましょうか?」

な〜んてキャッキャッとはしゃいでます(笑)。
カメラマンのMKさんも、くたびれてきたみたいですよ。
MMさん、手早くお願いしますね。

2010.06.30 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
100519-Schoolビール撮影
posted by F1 at 09:40| フードスタイリスト

ビールの泡づくり… [Team-F1]358

同じくレッスン2では、生徒のMMさんが「青い空と海を背景にビールで乾杯!」というシチュエーションで、難しいビールのスタイリングに挑んでいました。ドリンクの中でもジョッキのビールはなかなか大変なんです。

掲載画像は、そのビールの泡づくりをクラスメートのHAさんにも手伝ってもらっているシーン。ジョッキの中の液体とは別に、演出用の泡をつくらねばならないのですが、今回の手法は「ペットボトルに各種材料を入れて、思いっきり振る」です。二人の姿は、まるでカラオケボックスでマラカスを振っているかのようです(笑)。

2010.06.29 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp100519-Schoolビールの泡作り
posted by F1 at 09:40| フードスタイリスト

2010年06月28日

生徒のジャンボ茶碗蒸し… [Team-F1]357

先日のフードスタイリスト養成[F1-School]では、こんなスタイリングと撮影が行われました。

レッスン1のAMさんが、ジャンボ茶碗蒸しの調理とスタイリングに挑戦です。料理はもともと経験が浅いと言っていたAMさんですが、入校して3ヶ月目を越えたので、スタイリング以外の料理方面でもいろいろと意欲がわいてきたようです。いや、もしかしたら料理への関心は「来年、結婚する予定です」が案外、主原因かも知れませんね(笑)。

2010.06.28 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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問合せ:info@fst-f1.jp
100519-Schoolジャンボ茶碗蒸し
posted by F1 at 21:33| フードスタイリスト

2010年06月12日

澤村農場の塩トマト… [Team-F1]355

3月に通販誌のお仕事で撮影した熊本県は[澤村さんの塩トマト]。その通販誌で注文しようとしたら、既に売り切れ。仕方なく、ネットをあちこち探し回って、やっと見つけて注文。

この澤村農場の土地は「海に近いため畑に塩水がまざってしまい通常は農業に向かない。しかし試しにトマトを植えたら、その甘さに驚いた!」とのこと。なんでも「スイカに塩を振りかけると甘みが増すことと同じ」だそうです。最近では、この澤村さんの塩トマトが全国的に有名になったため、畑に海水を撒いて「塩トマトだよ」と売る農家が出てきたのだとか。今回の売り主が横浜在住の女性でしたので、本当に澤村さん家の塩トマトなのか電話で確認。「はい間違いありません。私は結婚して横浜に住んでいますが出身は熊本。上京して始めて熊本の産物の素晴らしさを知り、その良さを広めたいと思い販売会社を立ち上げました。だから澤村さんご本人もよく知っていますよ」とのことでした。

さて塩トマト。1kgで3,400円〜4,000円というお高いトマトなんですが、撮影時に感動した「あの甘み、あの旨み」をもう一度味わえるのです。なんという幸せなのでしょうか。小ぶりなのに一個で400円前後もするトマトなんて私にとっては年に一回、いえ数年に一度の贅沢。神と仏と自然に感謝をしていただきます。

ガブッ!
あれ?
もっと美味しかったはずなのに。
もっともっとジューシーで甘〜いはずだったのに。

あまりにも期待が大きすぎて、私の頭の中でかなり「美味しさ」が膨らんでしまっていたようです(苦笑)。

2010.06.12 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp
塩トマト
posted by F1 at 14:30| フードスタイリスト

2010年06月11日

飾り切り授業… [Team-F1]354

先日のレッスン1の授業は[飾り切り]。

キュウリやにんじん、ラディッシュなどの野菜を包丁を使って松飾りを作ったり、わさび受けや梅・桜の花びらにしたりする日本料理古来の技。お節料理やハレの日の料理皿を飾る調理技術として欠かせません。詳しく調べれば中華をはじめ、海外でもこの「食材を飾り物に変える」という考えはあるのかも知れませんが、日常的に取り入れているのは日本だけではないでしょうか。お客様に目でも存分に楽しんでもらおうという、もてなしの心遣い。こんなところにも和食文化の素晴らしさを感じます。

この授業の講師は助手KMとYSが担当します。なので何日か前から二人で練習しています。練習と言っても「今更な」切り方を復習するではなく、指導のロールプレイング。それを私とチーフTFが見て「あらら、そこんとこは正面を向いた方が生徒から見やすくなるわよ」とか「ここで一発、笑いをとりましょ」などと注文をつけます。フードスタイリスト育成の授業で「笑いをとりましよ」って一体…(笑)。
http://fst-f1.sakura.ne.jp/sblo_files/fst-f1/image/BEFEA4EAC0DAA4EACEFDBDAC.jpg

さて受講当日。KMもYSも講師としてそつなく指導しています。途中、KMが「ここがポイントですよ、みなさん」と言うと生徒全員が携帯を持ち出しパチリ!これにはさすがに驚きました。う〜ん、重要な箇所だから忘れないようにと記録撮影したのでしょうけど、たかが飾り切り。ファインダーを覗くより、しっかりと頭に記録してもらいたいのですが、これも時代なのかも知れませんね。

2010.06.11 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp
1006004-飾り切授業で携帯撮影
posted by F1 at 11:24| フードスタイリスト

2010年05月30日

濃い味、薄味… [Team-F1]350

健康に関心の高い人、料理に詳しい人はよくこう言います。

「体のために料理の味付けは薄味にしなさい」
「濃い味は塩分摂りすぎになるから体に悪い」

これって変ですよね。「変」というか正しい表現ではないと思います。塩分量って取り入れる分量なのであって、薄さ濃さではないはず。だから言うとしたら「味の濃い料理でも薄味でも摂りすぎると塩分摂取が多くなり体に悪い」かと。さらに言えば、「薄味だから塩分が低い」ということでもないはず。同じく「関西の料理は総じて薄味だから美味しくない」も妙です。関西は薄味でもしっかりとダシをとって調理されているので、濃い目の味付けの関東風とは違った意味で美味しいものは美味しいのです。

「味の濃い料理が悪いんじゃない。問題は量!」
「でもその濃い味付けを大量に食べたり飲んだりするじゃない」
「あら問題は私の胃袋だったのね!」

2010.05.30 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp
塩分計
posted by F1 at 10:57| フードスタイリスト

2010年05月29日

琉球珍麺… [Team-F1]349

沖縄から届いた食料品の中に珍しいものが入っていました。[手延ゴーヤー麺]と[手延紅芋麺]。なるほど面白いですねえ。先日、やはり沖縄産という[黄金(くがに)麺]というのを通販誌のお仕事で撮影しましたが、当地ではいろんな食材を練り込んだ新麺が開発されているようです。紅芋はともかく、ゴーヤー麺は暑い夏に冷や麺でいただくと、けっこう美味いのではないでしょうか。ほんのりニガウリ独特の苦みがあれば清涼感が期待できますもの。

さて食べてみましょ。
う〜ん思っていた味と少し違うかな…???コシがあるというより、強い芯の残り方なのはきっと裏面の調理説明通りだと茹でが足りないのかも知れません。プラスあと1分くらいでしょうか。それよりもったいないのがゴーヤーや紅芋の風味が少ないこと。色は充分に演出できているのに、味に反映していません。これは私だけの感想かも知れませんが。

送っていただいた方にお聞きしたら「ね珍しいでしょう?こんな麺、沖縄の人達は誰も知らないさぁ。観光客相手の土産屋を覗いたらあったのさあ。もうすぐドラゴンフルーツ麺やら言うのが出るらしいから、そしたらまた送るさあ」とのこと(笑)。

もうこうなったら、なんでも麺にしてくださいな。サトウキビ麺、トウフヨウ麺、スクガラス麺、泡盛麺、シーサー麺、珊瑚麺、イカスミ麺、しぶい(冬瓜)麺、海ぶどう麺、パイナップル麺、ナーベラー(へちま)麺、ソーキそば麺・・・あっ、[ソーキそば]は元々が麺でしたっけ。

2010.05.29 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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スクール問合せ:school@fst-f1.jp
琉球麺2種
posted by F1 at 16:32| フードスタイリスト

2010年05月28日

活躍するゴミ袋… [Team-F1]348

掲載画像はメニュー提案のための試作をスタッフKMが調理しているシーン。この作業自体に特別なことはありません。調理場は別なスタッフのYSが同じく試作作業をしているので、単にスタジオにガスコンロを持ち込んでフライパンを使用しているだけです。ただちょっと注目なのが壁に貼ったゴミ袋(笑)。スタジオの壁に油が跳ねてはいけないと気を遣い、テープで留めたのでしょう。45リットルサイズと見えるのが笑えます。

このゴミ袋。当然、生ゴミや不燃ゴミを回収車に収集してもらうための入れ物ですが、F1ではいろんな用途に使っています。上記の臨時の汚れ防止用に、或いは細かい小道具類の運搬収納用に、空気を入れ膨らませて野菜の形状を痛まないように運ぶために、水や氷を入れて簡易冷却容器として、撮影先のテーブルを痛めないための保護用テーブルクロスとして・・・等々。色温度が変わるのでお勧めできることではありませんが、照明や太陽光が強すぎるときには、減光するディフューズとしても活躍します。

2010.05.28 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp
試作する加藤美奈
posted by F1 at 15:05| フードスタイリスト

2010年05月26日

キューピー工場見学… [Team-F1]346

京王線の仙川駅にあるキューピー工場。ここの見学が人気です。夏休みなんて希望者が多過ぎて予約さえ、ままなりません。年間で2万人(4万人?)もいるんだとか。目玉は一分間に卵を600個も割る行程を見られるのが大人気です。創業が1951年といいますから、もうすぐ60年。その60年前からトイレが水洗だったというのは驚きです。そんな仙川工場ですが来年の3月には閉鎖されてしまうのだとか。「おっとっと、地元だからいつでも行けるなんてのんびりしていたらやばい。早く行かなきゃ」と先日、F1スタッフやスクール生達と見学に行ってきました。

*見学者にはこんなプレートが渡されます。これは最後に<お土産引換券>になります。
http://fst-f1.sakura.ne.jp/sblo_files/fst-f1/image/100522-A5ADA5E5A1BCA5D4A1BCB9A9BEECB8ABB3D801.jpg

*敷地内の横断歩道にはキューピーの足跡が(笑)。
http://fst-f1.sakura.ne.jp/sblo_files/fst-f1/image/100522-A5ADA5E5A1BCA5D4A1BCB9A9BEECB8ABB3D802.jpg

*製品が並べられている中にもキューピー人形がたくさん飾られています。
http://fst-f1.sakura.ne.jp/sblo_files/fst-f1/image/100522-A5ADA5E5A1BCA5D4A1BCB9A9BEECB8ABB3D803.jpg

無料で見学して、さらに試食などもいただけるのですからお得な社会勉強です。そして面白いのはキューピーグッズが売られていること。人形から、ノート、ボールペンに、ファイルに…となんでもキューピーのキャラクターものばかり。中にはビニール傘なんかもあるんですよ。私もついストラップを買ってしまいました。首都圏の皆さん、見学お勧めです。

*そして掲載画像が嬉しい嬉しいお土産の中身!

2010.05.26 UT

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100522-キューピー土産
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2010年05月23日

アニメ・美味しんぼ… [Team-F1]345

You Tubeのアニメ[美味しんぼ]にちょっとはまってます(笑)。確か枝豆についてネット検索をしてたらたまたま見つけたんです。むかし漫画本で読んでいた頃があり,その懐かしさもあってつい…だったかと。単に懐かしいと言うだけでなく,大げさな親子対決や素朴なラブストーリーが絡み合ってて面白いし,食材や料理について改めてためになることもあります。

アップされているのは全136話。1話が約20分前後なのですべてを見るには50時間くらいかかる計算。寝ずに見るとしても丸々2日かかる(そんな人はいない!)。1日に1話視聴だと5ヶ月弱(だからそんなに必死にならないでってば)。

劇中に出てくる陶芸家で美食家の海原雄山はヒール(悪役)の設定。ことあるごとに主人公を苛めているようでいて,実は厳しい中にも深い息子への愛情を感じさせます。でもまさかこの漫画を読んで「なんて非道い父親なんだろう。士郎がかわいそすぎる」なんて思った人はいませんよね(笑)。

<美味しんぼ85話 「下町の温もり」1of3>
http://www.youtube.com/watch?v=SAieOkjbQTM
※違法アップなのか、若いナンバーからどんどん見られなくなってます。

2010.05.23 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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美味しんぼ
posted by F1 at 14:12| フードスタイリスト

2010年05月18日

撮影後の食材の行方… [Team-F1]342

私達の仕事には常に「食品」が存在します。撮影時にはもちろん、試食やレシピ考案時にも対象食品が依頼者から届いたり購入したりと。フードスタイリスト養成スクールでも、この食材は必須になります。たま〜にダミーを使用する場合もありますけど。

撮影が終わるとこれらの食材。依頼社やクライアントが持ち帰ることもありますが、大抵は「すみませんが処分してもらえませんか」となります。そういう時はカメラマンさんも含め全スタッフで分けることになりますので、帰宅すると家族から「んまあ!有り難いわねえ」と大喜びされることになります。特に野菜不足の昨今、高級野菜類を持ち帰れるなんて「この職業を選んで良かったわん」と心が満足感に満たされるのです←ちょっとオーバーですね(笑)。

先日のスクールでホタテ貝をスタイリングの素材に選んだMMちゃん。単なる物取り(商品撮り)のはずだったんですけど、貝があまりにも見事だったので、氷を敷き詰めて撮るという別なバリエーションにも挑戦していました。ご想像通り受講後はスタッフも含めた全員で、この美味しいホタテ貝を酒の肴でいただきました。はいごちそうさまでした。

2010.05.18 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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スクール問合せ:school@fst-f1.jp
100518-L2受講風景
posted by F1 at 11:05| フードスタイリスト

2010年05月14日

ルーシー・リー展… [Team-F1]341

乃木坂にある国立新美術館でこの展示会を見て来ました。世界的に有名な陶芸家なのですが、恥ずかしながら私は最近まで知りませんでした。購入した雑誌のページを開いて、この作家の作品に出会った瞬間、これまでにない感銘を受けました。

南の島の海のような澄んだ青。
そして華やぎすぎない品のあるピンク色。
その独特なセンスあるフォルム。

展示会場には平日にも関わらず多くの人が来場していました。やはり年齢は少し上の人が大半ですが、男女比で言うと若干、女性が多いでしょうか。食器だけだと思っていたら、陶器製のボタンや花器も多く作られていたんですね。数々の作品の他、彼女の幼少の頃から晩年までの人生記録もパネル説明で見ることができました。会場中央ではカメラ嫌いだった彼女をインタビューした貴重な動画も上映していました。上半身をすっぽりと釜の中に沈み込ませ、焼き上がった器を取り出す際、インタビュアーに「ねえ私の足を持ってくれない?体がね落っこっちゃうのよ」と言うシーンがとても可愛く感じられました(笑)。2時間以上見てまわっても、陶芸に素人な私にはとても彼女の芸術の素晴らしさを言い表すことはできません。しかし久々に感動の一日を過ごしました。

料理家・道場六三郎氏の店では期間中、ルーシー・リー展を記念した料理を提供するようです。ランチコースで7,500円。う〜ん、本物の彼女の器でいただけるならとても安い食事代だと思いますが、さすがにそれはあり得ませんよね。

<ルーシー・リー展>
http://www.lucie-rie.jp/

<道場録三郎 ルーシー・リーに捧げる一品>
http://www.kaishoku-michiba.jp/lucie_index/$file/michiba_lucie.pdf

2010.05.14 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp
ルーシー・リー展
posted by F1 at 17:00| フードスタイリスト

2010年05月11日

データベースがあれば… [Team-F1]340

昨年の夏、国内の数百カ所店舗で女性向けビジネスを展開している企業から問合せがありました。これまでに獲得した会員相手に「新規事業として料理教室を展開したいのでフォローしてもらえないか」という内容。ジャンル毎のレシピを考案する、講師候補を指導育成する、実施マニュアルを作成する等、業務自体に問題はないのですが、時間があまりにも迫っていることとギャラの面で折り合いがつかずお受けできませんでした。

しかし、この「データベースを活かした事業を立ち上げる」ことが出来るとは羨ましい限りです。もちろんビジネス毎にそれ相当の技術やノウハウが必要なので単純でないことはわかってます。しかしターゲットが同じ若い女性層、個々の志向も把握しているとなれば、全くの新規市場に「1」から参入するのとは異なり、明らかに優位であることは間違いありません。起業したことのある方ならご存じでしょうけど、自社品に適した見込客を開拓するためには初期に莫大な広告宣伝費や販促費がかかります。数千万から数億円の予算をつぎ込んで成功したとしても獲得数はまだ数万人。さらに増やすためには、それ以後も宣伝費をかけ続けなければなりません。だからスタート時点で数十万人から数百万人の顧客データベースがあると非常に成功する確率が高くなるというわけです。顧客名簿に沿ってダイレクトメールを郵送する昔と違い、今の若い女性のほとんどがメール所有者ですから告知や受付にもほとんど費用がかからないこともグッドですよね。あとは中身や設定金額を大きく誤らなければ失敗する心配はありません。

ただこの問い合わせてきた企業。問合せから10ヶ月経ったいまもwebを見る限り、スタートしていない模様。確か昨夏「今年の09月には1号店を出します」と言っていたのですが、何か大きな問題が発生したのでしょうか。もしかするとビジネスには「コアターゲットのデータベースを持ち、豊富な資金もあり、十分な選任担当者を配置」しても先に進めない難しい要素があるのでしょうか。

2010.05.11 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp
会員数グラフ
posted by F1 at 13:23| フードスタイリスト

2010年05月04日

片付け魔… [Team-F1]336

世の中にはいわゆる[片付け魔]という方がいるようです。物が散らばっていたり、所定の位置からはずれていたら、整理整頓しなければ気が済まない性格の人のことです。これは万事いい加減な者からみれば、とても有り難い存在ではあります。男と女をつくられたように、神は[几帳面な人]と[ずぼら]な二通りの人間も創生したようです。

一見、有り難い人種のようでもありますが、ここまでになるとちょっと。たとえば、まだ食事中なのに勝手に食べ終わったと判断して料理が入っている食器を下げてしまう飲食店の店員さん。撮影途中でフレーム外に皿を移動させて欲しくて言った「下げて」を「片付けて」と勘違いして、さっさと洗い始めるアシスタント。空ではあるけど「もう一杯飲もう」と思って置いてあるコーヒーカップを持って行ってしまう優しく生真面目な義母。

F1スタッフと飲食店で食事していると可笑しいんです。日頃、片付けることも大事な業務のひとつですから、食事をしていても食べ終わった器類を、無意識に皆でついつい片付け始めます。コップはコップ、皿は同じサイズでまとめて重ねて、カトラリーもきちんと、テーブルも拭かれて。店員さんが来た時「えっ!」と驚く表情を見るのが楽しい私です。

2010.05.04 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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片付ける習性
posted by F1 at 23:29| フードスタイリスト

2010年05月03日

人気の回転寿司店… [Team-F1]335

数年前から「下高井戸に相当に繁盛している回転寿司店がある」ことは知っていました。駅から1分の近さですので、通りから見たことも何度かあります。でも入ったことはありません。入らないのは、すぐ近くに知り合いの飲食店があるので遠慮していたのが理由です。

しかし一昨日、その知り合いの店で飲み食いした後、まだ小腹が空いていたので連れと「入ってみようか」と入店。GW中の週末であり、かつ人気店だけに30分近くも待たされました。いつもは「待ってまで食べることはしない」が流儀の私です。ですが、その日はアルコールが入っていたこともあったのでしょうが、それほど苦になりません。清潔感があって活気に溢れた店内、フロアスタッフのちょうど良い具合の接客対応、ニコニコと美味しそうに食べているお客様の顔、顔、顔。実際、食べてみても「うん、これはいける」と鮮度や味にも納得です。

なかでも「回転寿司屋なのにここまでやるか!」と驚かされたのが壁面のカラーコルトン。フロアから天井まで、寿司の写真が飾られています。それも中途な出来ではなく、予算をかけてしっかりと撮られた画像です。ただこのコルトンサイズ用に撮影したわけではなく、カタログなどにも使う写真を流用したのが明らかなのが残念なところではありますが、まあ迫力は伝わってきます。

ありふれた表現ですが「たかが回転、されど回転」。そんな感想を抱かせてくれた人気の回転寿司屋さんでした。

2010.05.03 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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まぐろ人(下高井戸)
posted by F1 at 10:22| フードスタイリスト

2010年05月01日

タイラさん?ヒラさん?… [Team-F1]333

これは先日の撮影時の話。この日は立ち会いが多い日でした。クライアント1名、大手広告代理店から数名、他にデザイナー等。カメラマンや私達も含めると10名くらいになります。狭いスタジオでは、なかなか身動きもままなりませんが、それはいつものことなので特別に気にはなりません。

いらっしゃった皆様にコーヒーとか冷たいお茶をお出しするのも私達の役目…では決してありませんが、撮影を見に来られた方をおもてなしするのが礼儀だと思っているので、昔からスタッフにはそのように教育しています。スリッパを揃えることも徹底させています。今回、茶菓を提供する担当はKMちゃん。昨年の1月からF1に参加していますが、とっても愛想が良くて気が利くのでどの方にも気に入られています。

KMちゃん、いつものように使い捨てカップにお客様の名前を書いてはウーロン茶を入れてます。そして「はい、お茶をどうぞ」と渡したら相手が「えっ、タイラ?僕は名刺にあるように田中(仮名)ですけど、タイラって」。KMちゃん一瞬、キョトン。慌てて私が「違うわよMちゃん、この方は田中さんでしょ」と注意。「はあ〜、私なぜこんなこと書いたのか自分でも…???」と本人が一番とまどっている様子。この田中さん、日本でトップの広告代理店の営業社員なのですが今年新卒で入った新人。たぶん、多分ですが名刺交換をした時、KMの頭の中にチラッと「入りたてだからきっとヒラですわん」と思ったのかも知れません(汗)。或いは知り合いに[タイラ]さんという男性がいて、とてもよく似ていて無意識に書いてしまったとか。いずれにしてもお名前を間違えるということは、とっても失礼なこと。指導する立場の私としては深く深くお詫び申し上げる次第です。

後日、彼の上司から聞いたのですが「田中の奴、業務日誌に撮影状況のことは一切書かずにただ、“KMさん可愛かった”とだけ記述してるんだよ。先が思いやられるなあ」と嘆いてました。名前を間違えられたことを不愉快に思わず、逆にKMちゃんに好意を持っていただいたことは、せめてもの救いでしょうか(笑)。

2010.05.01 TF

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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平コップ
posted by F1 at 15:26| フードスタイリスト

2010年04月30日

野外撮影時の飛び入り… [Team-F1]332

飛び入りと言っても、迷惑な虫とか突風ではなく先日は可愛い女の子でした。

近所に住んでいるのでしょう。いつものように、お爺さんと公園に遊びに来たら、フード撮影という珍しい光景に出会ったのです。撮影している我々の、後ろを、横を、遠のいては、近寄っては見学しています。

「近くで見てもいいよ」と声をかけたら、「これあげる!」と手渡ししてくれたのが20本ほどの土筆。この嬉しいプレゼントをスタイリングしたフードの横に飾って撮影させてもらいました。春らしさがより強調されて良かったなと感謝、感謝。

2010.04.30 TU

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土筆と少女
posted by F1 at 11:40| フードスタイリスト

2010年04月29日

レッスン2の野外授業風景… [Team-F1]331

ロケハンを終えた翌週に祖師谷公園で撮影の予定でしたが、天気が悪かったためカリキュラムを前後して中一週あけての実施になりました。この日は午前中ピーカンの天気だったのが、午後からは雲が多くなり必ずしも最高の日和とは言えませんでしたが、なんとか無事に野外スタイリング&撮影を終えることが出来ました。*もしかして生徒か講師陣に[雨女]がいる?

野外だと室内での撮影時とは異なった状況が多々、出てきます。太陽の位置がどんどん変わる、風でクロスや小さな小道具が飛ばされる、虫対策が必要、水場の確保・・・etc。撮影する向こう「景色の抜け」の方向に、公園に遊びにきていた人が荷物を置いてしまったり、ぞろぞろ歩いていたりなども発生します。逆にメリットとしては画面に奥行き感を演出できること、自然光を活かせる、空気感をとらえられる、などがあります。

今回、生徒が思いついた「野外だからこそ」の演出が「シャボン玉」。風の向きや強さを計算しながら、カメラマンと呼吸を合わせて「ふぅぅぅぅ〜!」と。

※公園で授業する場合、正式な書類を提出して事務局から許可をもらい、現場に撮影班の幟を立て、少額ですがちゃんと料金を支払って行っています。

2010.04.29 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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100424-L2受講風景
posted by F1 at 12:52| フードスタイリスト

2010年04月28日

Lesson1生徒の作品… [Team-F1]330

[F1-School]では生徒の実習したものを基本的に撮影します。主に当校を卒業したカメラマンがボランティアで撮ってくれています。時にフード専門のカメラマンが作品として撮影することも当然あります。

その撮った写真画像をプリントして次の授業時に講師が講評することになっています。実践の場でも指導しますが、後日に個々のスタイリングについて、あらためて細かく指摘をするので、非常にわかりやすいだろうと自負しています。これは大人数制の他校では真似できないシステムでしょう。

ただ、この時に何十枚もの画像の中から講評に適した数枚を選ぶ作業が大変なんです。生徒本人やカメラマンがそれぞれ思い入れを持っての写された画像ですから、選ぶ私も真剣にならざるを得ません。それにしても、もう少し絞って撮影して欲しいものですが、とても言い出せません(笑)。

2010.04.28 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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100424-L1受講作品
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2010年04月27日

レッスン1、初の実習… [Team-F1]329

フードスタイリスト養成スクールの[F1-School]では実践主義を第一に掲げています。それでも全くスタイリングの知識や技術を知らないレッスン1では最初の2回くらいは、講義中心になります。業界用語を覚えたり、テーブルコーディネートの基本に、器の知識や取り扱い方などを学びます。

先週の3回目の授業からついに実技です。まだ基本の部分ですが、それでも少し緊張感が見えます(笑)。何期かに亘って共通しているのは全員が必死にノートをとること。個人的には子供の頃から学校でノートをとるという習慣がなく、黒板を見てそのまま要点だけを頭に入れるか、覚えられないのは教科書の隅に書き込むタイプだったので、この生徒諸氏の行為が不思議なんです。せっかく実技を講師が目の前で行っているのだから、或いは仲間がスタイリングしているのだから、眼を凝らして見ないなんてもったいないなと。いやいや学び方はそれぞれのスタイルや考え方があるでしょうから、押しつけはいけませんよね。

2010.04.27 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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100424-L1受講風景
posted by F1 at 21:54| フードスタイリスト

2010年04月22日

熱風500度… [Team-F1]_Vol.326

「これってフードスタイリングの道具として使えるんじゃないの?」

と思って購入したのが、一見ドライヤー似の熱風吹き出し機・ヒートガン。その温度はなんと400〜600度にも達します。本来は工事現場や車修理屋さんで、塩ビ管などの曲げ、パテの乾燥、塗装やシールの剥がし作業、熱収縮チューブの加工、シュリンクフィルムの収縮などに使われる機械。製造効率を求めて菓子作りに使用しているパティシェもいるようですね。

「で実際に何に使うの?」

いや実はまだわかりません(笑)。だって入手してみないと一体どのくらいの熱風なのか。熱するのは良いが、その風量は食材をも吹き飛ばすくらいなのか、想像もつきませんもの。まあアバウトですが撮影中に冷めていく水物の温度低下を遅らせるとか、シズル感を出すためのチーズ溶かしとか、スープやコーヒーの水面を揺らすとか・・・ん〜ん〜そんな程度なのかな。少なくとも冷凍食品を素早く解凍するのには良いかもですが、「それなら電子レンジでいいじゃん」と突っ込まれそう。なら、屋外ロケで凍えたスタッフの指先を温めるとかは、「甘い!」はいはい。

届きました、本日。早速テストしてみましょう。

[カップの中の水を暖める]
数分、熱風を当て続けても50〜60ccの水量でも熱くするのは難しいですね。すこ〜し温くはなりますが。ただしカップ自体はすぐに高温になります。とても手で持てないくらいに。ここに何かに使えるヒントがありそうです。

[砂糖を溶かす]
これは案外はやく溶けました。カップの中に少量のシュガーを入れて試してみたのですが、1分と経たずに溶け出しました。ただし風量があるので周囲に砂糖が飛び散ります(苦笑)。

[空のペットボトルにあてる]
思いっきり変形。長くあててると遂には穴が開きました。固くて開かない瓶の蓋を暖めるのには効果大かも知れません。

[ビニールの溶着]
ビニール同士って専用の接着剤でも素人では強度の確保が難しいもの。やってみましたら温度が高すぎたせいか、くっつくというより丸まって溶けかかってしまいました。温度調節とコツが必要かなと思います。←もはや料理やスタイリングとはまったく関係ない話になってるし。

2010.04.22 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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ヒーティングガン
posted by F1 at 12:17| フードスタイリスト

2010年04月19日

高原のイメージで撮る… [Team-F1]_Vol.324

自然光が入ってくる南向きの窓辺で撮りたい。
真夏の太陽直下の河畔でバーベキューしているシーンにしたい。

などと室外でのシチュエーションを欲する時も多々ありますが、他のカットや予算・時間を考えると難しいことがあります。まあ大抵は「不可」ですね(苦笑)。だからスタジオ内で照明をHMIに換えたり、カメラ側の色温度を調整したりしています。フィルム時代なら特殊鏡面を使ってレンタルポジ画像と商品を重ねて撮ったり、2重露光という方法で商品と風景を別撮りするやり方もありました。しかしデジタル時代になったら、そんなアナログ的なことが逆にできなくなってしまいました。そんな面倒な操作よりPC上で画像処理する方がより簡単です。それでも、擬似でもやはりリアル感を求めて、スタジオで以下の方法で撮影することがあります。掲載した画像例は「高原の別荘のテラスで森林を向こうに眺めながらワインを楽しむ」という設定です。背景の高原写真はレンタルポジ画像を大型インクジェットで出力。それとワインとカメラの位置関係を実際にファインダーで探し、自然に見える距離に。そしてボケ具合も調整。

「別にそんなに凝ってもそこまで見る人はいないわよ」
「PCで同じことができるのに無駄な作業」

まあそう思う方も多いでしょうから、「できる限り嘘の写真は撮りたくない・見せたくない。嘘でも最小限の範囲で…」とこだわる私たち制作側の姿勢は単なる自己満足、マスターベーションなのかも知れませんけど。

2010.04.19 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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高原風に撮る.jpg
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2010年04月18日

ニーズは多様だ… [Team-F1]_Vol.323

最初、この依頼が来たとき「???」でした。
いや我々が担当する業務の内容には何の疑問も不安もありません。
しかし作成するコンテンツを理解できないのです。

頼「CSチャンネルでも流すし、DVDとしても販売予定」
私「それって観たい人がいるってことですか?」
頼「ええ人気の声優達ですから」
私「ターゲットは女性?彼らの素顔を見ても欲しい?」
頼「トークショーなどでも集客して好調なんですよ」
私「男性声優が調理するシーンのDVDが売れる?…んですか?」

それほど料理が得意ではない人気男性声優4人がキッチンスタジオで、当方スタッフが考案したメニューを4人で手分けしながら調理する動画だという。リアル感を出すため、彼らの当意即妙なリアクションに任せ詳細な脚本も用意しないと言う。それはいいんですが、本当にそんなコンテンツが何パーセントかの大衆に望まれているんですか。可愛い女性声優陣ではなくって?せめてAKB48にしませんか。パフュームでもいいし。そうですか業界の経験から、それなりに勝算があるのですね。1億人みんながNHKの紅白を見るとか、全国民が[1Q84]を読みたがってるとか、有権者の100%が民主党を支持するとか…そんな金太郎飴的感性が嫌いな私ですが、この動画DVDを購入する人がいる現代のニッポン、わかんないんですよねえ。

その動画がYou Tubeにアップされていました。
<アニメ星人 #31>
http://www.youtube.com/watch?v=AO5NFUSeFuY&feature=player_embedded

2010.04.18 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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スクール問合せ:school@fst-f1.jp
091206-男性声優つくばTV
posted by F1 at 11:09| フードスタイリスト

2010年04月17日

雪の重み… [Team-F1]_Vol.322

東京は本来、豪雪地帯ではありません。
だから雪対策なんて通勤でも車両でも家屋でも想定していません。

F1事務所の2Fはフード撮影のスタジオとしてとか、フードスタイリスト養成スクールの教室で使用する機会があるので、通常の備品はベランダに出しっぱなし。雨に対応するため強化ビニールで簡易ルーフを自作しています。強風や台風時にはさすがに荷物を屋内に戻し、なんとか風が収まるのを待ちますが。それでもこれまでに大した損壊もなく過ごしてこられました。

ところが今日の雪。「40年振りの珍しい4月の雪」とは言え、量的には大したことなかったのにベランダの自作屋根が崩壊してしまいました。3月の降雪時にもなんとか持ちこたえた経緯があるので今朝、出勤して来てもまったく気にも留めていませんでした。しかしスクールが始まった途端、スタッフや生徒が大騒ぎ。「キャ!壊れてま〜す」、「雪が溶けて荷物がびしょ濡れにぃ〜」と叫んでいるではありませんか。ショック、ショック。明日からの修復作業が嫌になります。ここのところの天候「暑くなったり寒くなったり」でハトメ部分も伸びたり縮んだりで、ガタがきていたのかも知れませんね。

2010.04.17 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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スクール問合せ:school@fst-f1.jp
100417-ベランダルーフ崩壊
posted by F1 at 10:38| フードスタイリスト

2010年04月14日

スクール初日からロケハン… [Team-F1]_Vol.320

F1フードスタイリスト養成スクールも新学期がスタートしました。

今期も問合せや応募者は多かったのですが、こちらの入校基準が厳しかったせいか新入学者は1クラスのみの編成。迷っている方、連絡しても応答が遅い方などはお断りさせていただきました。やはりはっきり「この道に進むぞ!」と決意が明快な方が望ましいと思っています。我々も授業のある日は、条件の良いスタイリングの依頼があってもお断りしていますから、生徒にもそれなりの情熱を感じさせて欲しいと願ってます。

レッスン2は前レッスン1の生徒が全員進級したのですが、初日からいきなりの屋外授業(笑)。このクラスは全員が元々レベルや意識が高いので、講師陣としてもこの意欲に応えたいとの思いがあります。そんな訳で近くの祖師谷公園に出かけて、自分がどんなシチュエーションを設定して、どの場所で、どんな料理をスタイリングして来週、撮影してもらうのかのロケハンを行いました。おのおの自分のカメラで芝生を撮ったり、木製のテーブルとイスを眺めたり、頭の中には様々なシーンが渦巻いている様子。「背景に赤い自転車が欲しいので、当日Uさんのクロスバイクを貸してください」なんて要求も出ましたよ(笑)。うんうん、次週が楽しみです。

2010.04.14 TU

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100410-祖師谷公園でのロケハン
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クライアントの情熱… [Team-F1]_Vol.319

定期通販誌の撮影とフードスタイリングを担当させていただいております。具体的な業務内容としては、クライアントが生産者と商談し掲載することが決まった品々を事前に試食し、撮影プランを立てます。商品やターゲットにあわせたシチュエーションの設定、適した器やクロスの選択、メニュー化が必要ならどんな料理にするのかなどの他、カメラアングルや照明プランなどを含めてイメージ画像にして提出。それをご担当者様のご意見やご要望なども取り入れて修正。そして撮影全体の内容に適ったスタジオを探し押さえます。あとは数日間の準備を終えて、撮影当日にフードスタイリングとフードカメラマンによる撮影となります。スタジオにはクライアントが3人前後、広告代理店の営業が2〜3人、制作会社からディレクターやデザイナー3人の立ち会いがあり、我々も入れると全員で14〜15人とけっこうな人数になります。だからスタジオ選定も撮影内容に沿っていれば良いとか、安ければ、近ければ…というだけではなく、この人数が収容できる広さもくみしないといけないのです。今回は本当の陽光で撮りたい商品が何点かあったので、屋上付きのハウススタジオにしました。新宿から電車や車で10分弱で最寄り駅からも数分の場所。かつ料金もリーズナブルというスタジオです。ただ通常のキッチンスタジオと違い、調理器具や大型冷凍冷蔵庫、椅子・テーブルなどの備品関係がないので、それらのものを運び入れるのが大変でしたが。

その屋上での撮影ですが、用意した葉っぱ類を敷き詰め、その上に商品を置き水をふり撒いて撮るというのが当初のプラン。全体のプロデュースと進行を担当している私は次のカットの設定があるため、ひとり屋内で作業。そろそろ屋上の準備ができたかなと、屋上に上がろうとしたらクライアントが手を真っ黒にして洗面所に。その後からも制作会社の面々が同じく手を泥だらけにして続きます。「???」いったい何があったんだろう。現場に行ってみると男性陣が屋上の溝を手でまさぐってます。「どうしたの?」と聞くと「クライアントのTさんが、葉っぱだけでは物足りない。もっと深い森の中っぽい雰囲気が欲しいと言い出されて、自ら溝の中の苔をすくい始めてはカメラ前に並べるんです。それを見たら我々だって見ているわけにはいかなくて」と答えるではありませんか。ファインダーをのぞくと確かにセッティング始めの時より良くなってます。みなさんが手を汚して集めてくれた苔を十分に敷き詰めて撮影開始です。水をホースで撒く、ジョーロで降り注ぐ、バケツで思いっきりぶっかける、など様々なシーンを撮って無事に終了。

限られた時間内に予定のカットを撮り終えなければならない身としては、あまり凝ったことはプランしにくいのですが、この結果画像を見る限り、反省すること多々でした。何も大幅な準備や経費をかけずとも「もっと良い写真を」、「さらに工夫できないか」の気持ちを常に持ち続けていれば、より良い画像が得られるのです。今回はクライアントの情熱に大いに教えられました。いつのまにか効率を重んじ、クリエイティブ魂を忘れがちになっていた己を素直に反省し、初心に返ることができました。

2010.04.13 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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苔と水素水撮影
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2010年04月12日

TVショッピングのスタジオ見学… [Team-F1]_Vol.318

最近、手元タレント(手タレではない)としても活躍しているF1スタッフのKMです。

テレビショッピングを専門に放映するチャンネルがあります。ショップチャンネル、QVC、ジャパネットたかた、プライムショッピングなどが有名ですね。年々、急成長するインターネット通販とはまた違い、ある特定の客層があるようです。ソファにどっしりと座り、片手でドリンクやお菓子をつまみながら、別の片手には注文をするための受話器を持ってテレビ画面を見ている中高年の女性のイメージがあります。物によっては放映30分で数千万円も売り上げるのだとか。世界的不況が叫ばれる中で恐るべし熟年女性のバイイングパワーですね!

そんなテレビショッピングのライブスタジオを見学する機会がありました。スタジオは1ヶ所だけではなく何フロアかにあるようですが、フードだけが対象というわけではなくファッションもジュエリーも登場するので、元々が広いスタジオも狭く殺気だって感じられます。それでもスタジオ内にはキッチン設備がいくつか設けられていて、業者さんごとに譲り合って準備に勤しんでいました。刻々と入る注文の数値がスタジオ内のモニターに映し出されます。当初30分と決められていた放映時間が視聴者の反応次第で、15分で打ち切られたり、2時間に延長になったりするので現場スタッフは大忙しです。延びた場合、試食タイムが何回も再現されねばならないので、必死でさきほど出した物と同じものを調理しなけばならないのです。まあ見学に行ったところがライブの番組だったので、録画番組に比べるとその慌ただしさが際立っていたのでしょうね。

しかし、あの司会の方々がオーバー気味に「美味しいぃぃぃぃ〜!」だのと表現しまくっているのを聞いても、個人的には買おうという気にはならないんですが、テレビの前でご覧になっている視聴者には共感を呼び受け入れられるんでしょうね。

2010.04.12 KM

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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ショップチャンネル見学
posted by F1 at 15:19| フードスタイリスト

2010年04月10日

調理行程の撮影… [Team-F1]_Vol.317

フードスタイリストの主業務は料理を美味しそうに見せるために、それように食材をカットし、綺麗にバランス良く盛りつけて完成させ、それをフードカメラマンに撮ってもらうこと。それはムービーの動画収録でも同じです。

しかし完成料理以外で多いのが、調理行程のシーン撮影(収録)。当然、手元が映ります。だからそういう場合は若く指先の綺麗なスタッフが一人、入ります(笑)。「なによ!若くなければ調理しちゃいけないわけ?」とのお叱りの声をいただきそうですが、これを望んでいるのは私ではなく、代理店やクライアントなので、誤解のないように(苦笑)。わたし自身は例えお年寄りの手だって、むくつけきオヤジの指だって気にしていません…半分、ホント。いえ、本当ですってば。

2010.04.09 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp
ヤマキ撮影
posted by F1 at 11:07| フードスタイリスト

2010年04月08日

介護食用の箸… [Team-F1]_Vol.316

「介護食の撮影とスタイリングをお願いしたい」と大手広告代理店からのご依頼。

最近とくに増えてきたジャンルで、高齢化社会に伴ってさらに拡大していくことは間違いありません。通常の食材を使った歯ごたえのある料理と違い、大抵は裏ごししたとろみ状やゼリー、テリーヌ状になっています。どうしても「ベチョベチョ感」や「ペチャンコ」に映ってしまいがち。つまりスタイリングが難しいのです。そこをどう工夫して立体感のある盛りつけをするかが重要。そして地味な色合いや少ない量を華やかな雰囲気に変える食器選びやシーン設定も大事です。

まあフードスタイリングや撮影は多く経験済みなのでここでは詳細を省きますが、書きたいことは介護食用のカトラリーについて。身近に介護対象の人がいないと、どんなものがあるのか、なぜ必要なのか、具体的によくわからないと思います。介護対象者全員に共通のものがあるのではなく、ユニバーサルデザインフードの区分によって箸で良いのか、特殊なスプーンでないと食べられないのかが違ってきますので、テーブルコーディネートの設定に難しさがあります。まあ媒体のターゲットが明確になっていれば我々としても楽なのですが。

掲載した画像はそのひとつの[箸]。木目が活きていて暖かみが感じられ、機能性やデザイン性にも優れているので、とても素晴らしいと思い掲載してみました。他にも持ちやすく飲みやすいカップとか、不自由になった手に合わせて自由に曲げられるスプーンとか、金属の触感が口に入るのが嫌という方向けのプラスチック製のものとか様々です。特に近年はこの手の品が近所のスーパーや薬局でコーナー化して売られていることが嬉しいですよね。

2010.04.08 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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スクール問合せ:school@fst-f1.jp
介護食の箸
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2010年04月07日

大投手に料理指導する… [Team-F1]_Vol.315

去る1月中旬、都内のキッチンスタジオで男性向け料理雑誌“Men`sKitchen”の撮影がありました。
この日の出演者はプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手。
このマー君が今春から寮を出て一人暮らしを始めるとのこと。
そこでF1チーフのYSが誌面を借りて料理指導するというシチュエーション設定。

包丁は料理に欠かせない道具ですが、指先管理が最重要なピッチャーという立場上、絶対に使えないというので調理バサミや手でちぎる料理に限定というのが今回のレシピ選択の難しいところ。それでもパスタとかカルビ丼他に挑戦してもらいました。

予定時間より2時間も遅れてマネージャーとスタジオにやってきたマー君。午前中からずっとカレーCMの収録があったそうで、とてもお疲れの様子。キッチンに立つと排気フードより頭ひとつ高い(苦笑)。受け答えがすごく素直で、まるで大きく育ち過ぎた子供みたい。とても楽天大躍進の立役者とかWBCで大活躍の大投手とは思えませんでした。「ダウンタウンの番組でやっていた、あのコント。もう少し練習すれば良かったのに、ひどかったよ」と言ったら「いやあれはぶっつけっす。ああいうのは勘弁して欲しいっす」なんて苦笑いして答えてくれました(笑)。調理自体は問題なく進んだのですが、身長190センチ近い彼には普通のシステムキッチンは低すぎて腰がつらいらしく、可愛そうなくらいでした。今年のペナントレースでも更なる活躍を期待しています。
 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=3MfOHn0su2A&feature=related

2010.04.07 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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メンキチ出演のマー君
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2010年04月06日

F1-Schoolの受講風景… [Team-F1]_Vol.314

今週の10日(土)から新学期が始まるF1-フードスタイリスト養成講座。
今春は選考を厳しくしすぎたため、レッスン1の入校者が定員に達しませんでした。
まあ中途半端な方や、進路に迷いのある人を受け入れても互いに不幸かも知れませんから、良しとしましょう(苦笑)。

大手のように学校経営を生業としていませんので、特に説明要員がいるわけでもないし、美麗なカタログ・パンフレットも用意していません。入校時期が近づいたら問い合わせしてきた方に、授業を参観してもらうだけです。さすがにこれでは「参観の前には判断しにくい。少数精鋭とか実践主義と言ったってもう少し具体的な説明が欲しい」と思われるかも知れませんね。

そこで、この半年間のレッスン1とレッスン2の授業風景や、その際の生徒作品の一部をまとめてYou Tubeにアップしました。9分間とちょっと長いので、見るのが大変かも知れませんが、「どんな教え方をしているのか」とか「授業の雰囲気」くらいはお伝えできるかと。ご興味のある方はどうぞご参照ください。※講師、助手以外は肖像権保護のため顔にモザイクをかけています。
 ↓
<You Tube>
http://www.youtube.com/watch?v=Z1CTxbT9CWM

<F1サイト>
http://www.fst-f1.jp/School/F1-FoodStylingSchool.mov

2010.04.06 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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スクール受講風景
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2010年04月05日

レッスン2の卒業作品… [Team-F1]_Vol.313

そして晴れて卒業するレッスン2生は実店舗“くいもの屋わん”のメニュー6品。

仙川にある全国チェーン展開の”わん”のI店長を説得して、仙川店限定の[春のキシメンメニュー]を、スタイリング・撮影・デザイン・製作させていただきました。本来なら事前にチェーン本部の了解をもらわねばならないのですが、I店長は「ええ、生徒さんの卒業記念になるのなら喜んで協力しましょう。当店だけのメニューですし」と快諾してくれました。そして本来のメニュー案も生徒の提案を受け入れていただき、あっさりと変更してくれました。

2010年03月13日(日)。
午前10時に入店し、撮影台セッティング、スタイリング場所の設定、全員ミーティング・・・夜間の営業に影響しないよう
16時には完全撤収しなければなりませんので、全員真剣そのもの。撮影はフードカメラマンのSY氏、ディレクター&デザインは都内有名デパート数社のギフトカタログを手がけるKT氏。卒業生がスタイリング担当ということを除けば、まったく本物の飲食店でのメニュー撮影現場です。KYとTMのF1スタッフ2名も興味津々で先輩顔して見学に来ましたっけ(笑)。

店舗限定メニューなのでA4片面になりますが、なかなか立派なものができあがったかと思います。I店長にも「感動しました!」とすごく喜んでいただけました。

2010.04.05 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2010.03-L2卒業作品WAN
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2010年04月04日

レッスン1の卒業作品… [Team-F1]_Vol.312

F1のフードスタイリング養成スクールも03月20日で修了しました。
レッスン1は全員、レッスン2への進級を望んだので更に半年、通います。
レッスン2の6人は1年間のカリキュラムを終え、晴れて卒業です。
「もう1年も経ったのか」と、なんとも月日の過ぎる早さに驚いてます。

[F1-School]では修了や、卒業に当たって半年間の成果を作品にしています。
今回、レッスン1の生徒は「ファミレスメニューを考案してPOPにしたい」と。
春野菜をテーマにして各々がメニュープランニングに価格設定にコピー文を担当。
バーニャカウダ、ハンバーグ、黒豚のせいろ蒸し、わらび餅パフェと多彩です。
そして撮影はフードカメラマンのSY氏にお願いして撮っていただきました。
「ビジュアル的には春らしさのデザインで」なんて要望もありまして(笑)。
できあがったのが、掲載画像です。
6ヶ月間に亘って培った[学び]>
画像から少しはうかがえますでしょうか。

2010.04.04 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2010.03-L1卒業作品
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2010年04月03日

足下に“かませ”… [Team-F1]_Vol.311

スチール撮影時のスタイリングでは、木片の積み木をよく使います。
重なる食材に立体感を出すために、少し浮かせたり、傾けさせたりと。
数ミリ単位の三角片から数センチ角のものまで様々に用意しています。
その木片を私たちは”かませ”と呼んでいます。

先日、南青山のスタジオで新発売のサイダーの店頭VTR収録がありました。
あまり知られていないスタジオですが、なかなか綺麗ですし、駅からも近くて便利。
元々が建設会社のショールームだったそうです。
備え付けのシステムキッチンは立派なのですが、日本人にはちょっと大きいサイズ。
この日、手元モデルとして担当するKMには高すぎます。
それで足下にレンガを積んでの動画収録となりました(笑)。

その収録風景をYou Tubeにアップしたのですが、スタッフYSから
「画像はいいんですけど、バックの音楽がミスマッチですよ」
いいんだってば、そんな些細なことは(苦笑)。

<You Tube>
http://www.youtube.com/watch?v=3YdR-EvuLo0

2010.04.03 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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三ツ矢サイダー
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2010年03月28日

CMは東京でつくられる?…by [Team-F1]_Vol.310

02月、大阪の食品メーカーのTVCM収録時のスタイリングの依頼が。
問い合わせてきた制作会社は当然、大阪の制作会社。
「大阪まで行くのですね?」
「いいえ収録は東京です。既にロケハンも終えてます」

ということで足立区の小さな中華料理屋さんを借りての収録がありました。
カメラは流行りのデジタル一眼レフでのムービー撮影。
機種はキヤノンの5D・マークUが2台。
最近は本当に、このデジ一でのムービー録画が増えましたね。
「従来のムービーカメラに比べてスタッフの数を減らせるんです」
とはプロデューサーTK氏の言葉。

「なんで大阪のメーカー、大阪の制作会社なのに東京で収録?」
「今、CMやドラマ制作などはほとんど東京でつくられてるんです」
「でもスタッフの移動費だってバカにならないでしょうに」
「東京は全て高いけど、レンタル品にしてもスタジオにしても多いのが理由です」
「大阪にだってスタジオはあるし、コーディネーターだっているでしょ?」
「いえいえ東京に比べると数が桁違いに少ないんです」
なるほどなあ。
確かにF1生徒の名古屋のスタイリストSBちゃんは、撮影で使用するレンタル食器類は新幹線を使って、東京・青山まで借りに来るのだそう。F1にも大阪や神戸のホテルやレストランから「スタイリングをお願いしたい」とよく問合せがあるし。

3月に入って、このコマーシャルを見ていると、こうつぶやいてます。
「このCM、大阪やないやろ。な、大阪やないんやろ?」
「うるさいなあ。大阪、大阪て何編も言うな!」
「でも大阪ちゃうやろ?大阪ちゃうんやろ?」

2010.03.28 UT

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ケンミンビーフンTVCM収録
posted by F1 at 13:45| フードスタイリスト

2010年03月26日

感動した料理本…by [Team-F1]_Vol.309

素晴らしい。
美しい。
センス最高。
感動しました。

平山あやさんの撮影現場を訪ねた後、何気に立ち寄ったブックオフでこの本に出会いました。常に「何か参考になる料理写真が載った本はないかな」と本屋をのぞくので、その日も店内中を探索。透明の塩ビカバーに包まれた分厚い本。タイトルは[RESTRANT YONEMURA]。なんだか重厚で凝った製本。定価が8,800円とは高いものだな。どれどれ、あああ〜カバーが面倒だな、中身はどうなんだよ、えっ!すっ、すごい!なんとも美しい料理本だこと。表装、デザイン、文章、撮影、料理、器、盛付・・・どれをとっても素晴らしく、調和もとれています。こんな最高な本が古本なのでたった2,200円?

京都の料理人・米村昌泰が、企画者やクリエイター達と2年を費やして作成したという。これは私のヘタな説明を連綿と綴っても、とても感動は伝わらないことでしょう。お買いなさい。全国の古本屋を探し回って、このセンスに出会うことをお勧めします。例え価格が何万円しようと買い求めるべきです。

2010.03.26 UT

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レストラン・ヨネムラ
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2010年03月25日

ガスバーナー…by [Team-F1]_Vol.308

フードスタイリングでは、けっこうガスバーナーを使う場面が多いものです。
魚やステーキの焼き加減の最終調整、鉄板焼きのタレのジュージュー感を補完したりと。
居酒屋では客席で炙り焼きの演出をする際に、ガスボンベ型のバーナーを使っています。
あれでも良いのですが、微細な部分に使用するにはちょっと大きすぎます。
また、ただでさえ荷物が多いので出来れば小型だと嬉しいもの。

そんなことでF1ではキャンプ用品コーナーで売られている小型ガスバーナーを重用しています。
種類はいくつもあります。
使い捨てライターをセットするもの、ガス補充が出来るもの、ガスの残量が見えるものなど。
大抵2,000円から4,000円弱が中心ですが先日、ホームセンターで980円という廉価品を発見。
「うんこれは残量が一目瞭然だし、ガス補充もできるのにとにかく安い!」
と生徒やスタッフ用に10数個購入。
しかし使ってみると、ガスの出が悪かったり途中で消えたりと不良品が続出。
購入店に戻し「メーカーに返却して大丈夫なものに交換して」と要求。
2週間ほどして新品が届きましたが、安いものだけに過大な期待はできないでしょうね。

同じく980円で購入したのがアップ画像の金属製バーナー。
ガス補充できるのは当然ですが、面白いのが炎部分が2連になっていること。
内蔵でハサミやナイフ、オープナーがついていることも大受けしました。
ちょっと「カッコイイ!」と思いませんか?
使い勝手の善し悪しより、自慢として“見せバーナー”用です(笑)。

2010.03.25 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2連のガスバーナー
posted by F1 at 12:49| フードスタイリスト

2010年02月05日

懇親会の料理…by [Team-F1]_Vol.307

その生徒達との懇親会での料理ってどんなものか。
写真で掲載したのは一部の料理が写ってますが、けっこう良いでしょ。

出張した元生徒さんが送ってくれる地方名産の土産があります。
現生徒が「珍しかったので買ってきました」の食品も。
F1がスタイリング担当して、残った高級食材類もどっさりです。

調理についてはスタッフも生徒達も得意ですから、美味しさは間違ないんです。

2010.02.05 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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懇親会の料理
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2010年02月04日

受講後の懇親会…by [Team-F1]_Vol.306

いや毎回、授業が終わった後に飲み食いしているわけではありません。
午前とか午後に授業を終え、新幹線や高速バスで帰路につく生徒さんもいますし。

ただ時にスムーズに授業が終わり、ちょうどスタイリングに使用した美味しい食材と、たまたま横に旨い酒があれば、ほれ立派な大人として、一人前の社会人としては当然「ちょっとみんなでやりましょか」となるのは自然な流れというものですよ(笑)。

ここでの会話というのが、また楽しい。
あらためて各生徒の食への情熱を聞かせてもらったり、家庭環境を知ったり、地方の食文化について教えてもらったり。
講師やカメラマンも、これまでの経験談を披露しますが、これが生徒さんにとっても勉強になるようです。

当然、懇親会への参加機会が多いのは夕方クラスになるわけですが、いえいえマネージャーとしては、どなたにもチャンスを与えたいとアルコールが回る頭でちゃんと考えてますから、ご安心を。

2010.02.04 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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受講後の懇親会
posted by F1 at 15:39| フードスタイリスト

デジ1ムービー…by [Team-F1]_Vol.305

デジタル一眼レフでのムービー撮影、流行ってますね。
昨年の春に知り、すっごく興味を抱きました。
書店で専門書を探したのですが、あったのは各社の機種紹介程度。
その撮り方や、必要な周辺機器については書かれていません。
周囲のカメラマンに聞いても「いんや興味ないすね」の冷たい反応。

ところが秋過ぎから、こんな依頼が増えました。
「スタイリングを頼みたいんですが、ムービーの中のショット撮り。
 いいえスチールではなく、デジタル一眼レフなんです」
そして周囲のカメラマン達も「興味ありありですよお。えっ、以前に興味ないなんて言いましたっけ?」ですもんねえ(笑)。

ムービーの話しが来ると「デジ1ですか?マーク2ですか?」と聞くのがクセになってます(笑)。

2010.02.03 UT

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デジ1ムービー
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2010年02月02日

スクールの見学会…by [Team-F1]_Vol.304

[F1-School]、つまりフードスタイリスト養成講座のことです。
今年4月度からの入校希望を順次受け付けています。
入校に関するお問い合わせや申し込みは、基本的にはメールでお願いしています。

「なぜメール?」
なのかと言うと、授業が始まるとスクールからの連絡や生徒間の打合せもメーリングリストで行います。
そのため、メール環境…出来れば携帯メールと同時にPCメールも使えないと受講が難しいのです。

説明会を開催するより「いっそ本当の授業を見てもらつた方が理解が早い」
そこで先日の30日(土)に一回目の見学会を催し、入校希望者をお迎えしました。
「授業を見られると生徒が緊張するのではないか」との危惧をされる方もいらっしゃるでしょうが、当人達も半年前か1年前には同じ見学者でしたからノープロブレムなのです(笑)。

今年度は午前クラスと午後クラスの計6名前後に入校いただけたら嬉しいなと思ってます。
1クラス3〜4名の生徒に対して、講師と準講師にアシスタントの3人にカメラマンが指導するなんて、とんでもなく贅沢な授業ですよね(苦笑)。しかもカリキュラムは「実践、実践、実践+実際の撮影現場見学」ですから、相当な強い意欲(情熱)がないと、学校側の”プロを育てるぞ!”エネルギーに負けちゃいますよ。

2010.02.02 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2010.01.30School見学会
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2010年01月05日

年賀状…by [Team-F1]_Vol.303

Food Styling Team-F1の年賀状パターンとは別なものも作成しています。
本体の株式会社シナプスのパターン。
こちらは毎年、文字いっぱいの迷惑タイプ(笑)。

年賀状本来の姿に戻ろうと、あえて年明けに作成することに。
元旦の夕方、登っていく満月を携帯で撮影。
その画像を年賀状に添え、綿々と新年の挨拶を書きました。

とうぜん書き終えて宛名を印字し終わったら2日の早朝。
「あああ、年明け早々なにやってんだろか」
寒さと眠さの中を帰宅して入浴後、お雑煮を食べて兄弟の新年会に出席。
「きっと今年もこんな風にバタバタと1年が過ぎていくんだろうな」

文面を読みたい方は次のURLからご覧ください。
http://www.fst-f1.jp/img/2010-NewYear.jpg

2010.01.05 UT

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2010年-シナプス年賀状
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2010年01月04日

謹賀新年…by [Team-F1]_Vol.302

2010年 明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2010.01.04 UT

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2010-F1年賀状
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2009年12月31日

2009年、大晦日…by [Team-F1]_Vol.301

今日で2009年も終わりですね。
様々な案件のご発注、数々のお問い合わせありがとうございました。

初めての方々や食材達との出会いが多かった嬉しい一年でした。
そしてフードスタイリングスクールの生徒達の情熱にも大いに刺激されました。
F1スタッフのみんなも本当にお疲れ様。

[食]って性別、年代、国に関係しない全人類に共通するもの。
そんな事柄に日々に関われるということは、とても幸せなことですね。
来年もより一層「多彩な美味しさの演出」に精を出したいと思います。

どうぞ2010年も、よろしくお願い申し上げます。

2009.12.31 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2009年12月28日

年内最後のスタイリング…by [Team-F1]_Vol.299

今日は業務用食材の通販カタログの撮影です。
単品撮りは先月に終えたので、本日は朝から集合のイメージカット。
集合と言っても大皿料理ではないので、F1スタジオでも大丈夫。
机2個分くらいの撮影台があればOKなのです。

クライアントも4人で立会に来られました。
「仕事納めの日ですか?私は31日までです。客周りをしないと…」
なるほど業務用食材の販売ですから飲食店が営業している間は休めないんですね。

さて撮影およびフードスタイリングのお仕事、年内は今日が最後。
さきほど無事に終えてクライアント、カメラマンさんが帰られました。
これから我々は2時間かけての片付けですが。

そして明日、新年早々に撮影する雑誌の打合せ会議を終えれば全て完。
うん明日は飲みます。

2009.12.28 UT

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091228-年内最後の撮影
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これも食品サンプル?…by [Team-F1]_Vol.298

急に忙しくなりバタバタとしていて、久々のブログです。
アクセス数も1,000人/日を越す異常な数値もなくなって関係者だけの数字に戻りました。

今日は撮影をスタッフに任せて免許の更新に行ってきました。
場所は“府中運転免許試験場”。
誕生日が過ぎてしまっているのですが、今は後ろ1ヶ月までOKですよね。

講習を受けてから新免許証の交付まで時間があるのでランチをとることに。
時間もそんなにないことと、周囲にはあまり飲食店がありませんので地下の食堂へ。
何十年も書き換えで来所しているのに食堂があることを今日、知りました。
どれどれ、どうせ期待は出来ないんだろうけど、どんなメニューがあるかな・・・

「えっえ〜!」

ちょっと驚きました。
入口のサンプルケースの中に入っていたのはスタンド入り料理写真。
まあ、これでも立派に用をなすんですが、違和感を感じます(苦笑)。
なんか写真館のショーウインドウを覗いているような。

2009.12.28 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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免許試験場の食堂
posted by F1 at 20:10| フードスタイリスト

2009年11月23日

築地バッグ…by [Team-F1]_Vol.297

正式な名称はなんでしょうか。
築地バッグ?築地カゴ?築地籠?買い物竹篭?

料理人が仕入れ買い出しの際に使用している竹籠の話しです。
F1ではみんな「築地バックはドコ?」なんて呼んでます。
まあ呼称はどうでも良いのですが、けっこう使い心地は良いようです。
買ったものをポンポンと放り込んでいける手際の良さがグゥ〜かな。
ちょうどエコブームも影響して一般の方にも人気の様子。

このカゴの[持ち手]が、F1の通常の酷使ではよく破損します。
また荷物も1個や2個ではないので、手持ちだけでは不便です。
だから壊れると掲載画像のように私が改良します。
鉄片を両側に嵌めてボルトネジで止め、肩スポンジ入りショルダーベルトを。
ちょっと色合いにセンスが感じられませんが、使い勝手は最高です。
いまのところ10数キロの荷物でも壊れる気配がありません。
しかも両手が使えるので便利この上無し。
この改造タイプ、買ってでも欲しい方いらっしゃいますか?

2009.11.23 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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築地カゴ
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2009年11月21日

ボジョレヌーボー…by [Team-F1]_Vol.296

個人的にはよくわかんない習慣ですねえ。
熟成した方が美味しいと言いながら、わざわざ若いワインをいただく。
それもありがたがって、賑々しく、大勢で又はカップルで。

知人達と祝うため飲み会を開いたというTFから写真をもらいました。
UT「で、美味しかったの?」
TF「そういうことはどうでも良いんです」
UT「でもボジョを味わうのが目的でしょ?」
TF「そんなあ、飲む口実があればいいんですってば」
UT「まっ、そんなとこだろうと思ってたけどネ」

それでも今年は世界的不況感が影響して、例年より静かな感も。
きっかけや口実が何であれ、景気が良くなりみんなが豊かになるなら。
ボジョレ祭りも忘年会もクリスマスパーティだって賛成です。

2009.11.21 UT

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ボージョレヌーボー
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2009年11月17日

シンクロ?リンク?…by [Team-F1]_Vol.293

【シンクロ(synchronize)】
[名](スル)「シンクロナイズ」の略。
1.同時化すること

【リンク(link)】
1.つなぐこと。連結すること。
2.鎖の輪。連鎖。

何が言いたいのか。
「不思議と仕事って同時期に似たものが来る」
ってことなんですが、意味わかんないですよね?

たとえば「都内のカフェなんですがメニュー撮影を」と依頼が来ると別から「カフェレストランですがスタイリングの費用は?」と問合せが来ます。「岐阜の寿司屋ですが…」と来ると「大阪の握り専門店で…」と。「病人食メニュー開発と栄養価計算を…」と来ると他から「糖尿病患者向けの宅配チラシの撮影は…」。Aテレビ局からの依頼には、番組制作B社から問合せ。ビールの話しの次は直ぐカクテルの話しが。キャンセルがあると次々と不明にキャンセル続きに・・・これは涙。

一体なんなのでしょうか。

2009.11.17 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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2009年11月12日

やってみたい料理撮影…by [Team-F1]_Vol.292

私たちはフードスタイリストです。
シェフや料理研究家が調理した料理を最終的にカメラ映えするようにスタイリングするのがお仕事。だから、撮影の手法等には基本的に関係しません。

関係はしませんが、長い年月に亘ってフードの撮影現場で仕事しているとそれなりに撮影について珍アイデアが湧くこともあります。ええ[珍]かも知れません(笑)。

ひとつ紹介しますと、それは<食べ残しを撮る>です。
いつもは出来たての美味しそうな料理ばかり撮っていますが(当たり前だ)、食べている途中とか食べ終わって片付け前の料理も、撮ったら面白いんじゃないかと。打合せ現場でジョーダンっぽく話しますが、どなたも本気にしてくれません(苦笑)。

「いいねえ、おもしろそうじゃない!」
と賛同いただけるカメラマンさん、一緒にやってみませんか。

2009.11.11 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp
posted by F1 at 16:38| フードスタイリスト

2009年11月11日

通販商品の試食会…by [Team-F1]_Vol.291

通販カタログ誌のイメージ写真の撮影&スタイリングを担当することになりました。
掲載される食品は全て国内産で、無農薬や減農薬、無添加にこだわったものばかり。
より多く売れることより、この考え方に共鳴いただくことが大事なのだとか。

だから単に美味しそうな写真ではなく、素材の特性を「絵」にすることがテーマ。
これは言葉で言うのは簡単ですが、案外に難しいものがあります。
ひとつの面を捉えて100%全員に伝わるかというと、個人個人で受取り方は違うもの。
食べる瞬間を表現するか、或いは採れたてを見せた方が良いのか、悩みます。

いずれにせよ、そのものを実際に食べてみないと発想も湧きません。
ということで撮影1ヶ月前ですが、代理店で関係者が集まって試食会。
囓ったくらいでは本当の味、ボリュームはわかりませんから、なるべく多目に。
商品にはアルコール類も何種かあるので、それもいただきます。
白に赤に酒に、ロックで、焼酎に入れたり、牛乳で割ったり・・・ふう。

まいったなあ、2時間後に別な打合せが入っているんですが(笑)。

2009.11.11 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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通販カタログの試食会風景
posted by F1 at 12:35| フードスタイリスト

2009年11月06日

塩アイス…by [Team-F1]_Vol.290

掲載画像はそう、正真正銘の塩アイスです。

「おいしいの?」
吐き出すくらいに、とても食べられません。

「でも沖縄でも流行ってて美味しいって評判も」
あの沖縄や夢牧場の塩アイスとはまったくの別物です。

「そんなにマズイの?」
ええ、だって本物の塩ですから。

「アイスクリームじゃない?」
はい、塩を盛ると疑似アイスになるので時に撮影することも。

スクールの授業後にちょっと講師のTFが作ってみました。
生徒の誰かにイタズラで食べさせようとしたんだけど、
冷たさを演出するカップの周りの水滴を忘れてバレバレに(笑)。

2009.11.06 UT

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SaltIce
posted by F1 at 18:30| フードスタイリスト

2009年11月05日

ハート形のレモン…by [Team-F1]_Vol.289

スクール生のYSが購入してきたレモン。
「ハート型と星型がありました」とのこと。

外見ではわかりませんがカットすると、ほらこの通り。
さらに薄く切って、薄切れ1枚だけをお客様の紅茶に添えた時、
「ハートの形しているですね」とわかってもらえるのか心配です。

うっかり「レモンの形もあったら面白そ…」と言いそうになった私(笑)。
いやいや、ちょっと癒されました。

2009.11.05 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp
ハート形レモン
posted by F1 at 15:20| フードスタイリスト

2009年11月02日

レシピと写真100,いくら?…by [Team-F1]_Vol.288

昨晩のお問い合わせ。
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<お問合せ者>
高血圧予防食のレシピと写真を100提供していただいたとして、
いくらくらい?
明日中くらいで、お見積りを…
出来れば、50と100の場合で
経費込みのお見積りをお願いします。
いいえ、発注を決めるまでクライアント名は言えません。
急なお願いで恐縮ですが、宜しくお願いいたします。
 ↓

…お問い合わせの内容では、ざっくりでも算出は難しいのですが。
栄養価計算もするのか,デザインラフは,スタジオは,経費は?
レシピ開発とありますが、レシピを見る方はどなたですか?病人
や一般人につくらせるのが目的としたら、調理行程も2行程か3行
程にしなければなりませんが、病院の管理栄養士向けだとしたら
・・・このあとかなり長文になりますが、省略。
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とまあ、こんな風に回答するというか、こちらからあらためて、
質問をせざるを得ないことをご理解いただけると助かるのですが。
特にメニュー開発からの場合、ターゲットや使用場所、原価・売
価などもお知らせいただけると、費用算出も精度が高まります。

2009.11.02 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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posted by F1 at 17:23| フードスタイリスト