カメラマンではないので撮影対象を正式な位置から撮ることはありません。三脚にカメラが据えられ、スタイリストがその前で盛付けているのを背後や横から「風景」として撮ります。だから撮影対象に正しい照明は当たっていませんし、料理の後ろには「かませ」が見えていたりします(笑)。写ってはいけないものも多々、フレーム内に入ってきます。
最近ふと、この「裏方の写真が好きな自分」を発見しました(苦笑)。なんて言えばよいのでしょうか。スポットライトを浴びる舞台と役者、明るい照明のTVスタジオと着飾ったタレント…などを幕の外からそっと写したような画像。華やかな世界とは裏腹の人間くさい生身の世界を見るような。「表」が悪いとか嘘ということではなく、その華やかさやメッセージを支えている「裏」みたいな。うん、そんな感じなんですがうまく表現できません。

2011.09.27 UT
“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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