家のキッチン風景ならステキな個人宅をお借りして、バーの雰囲気なら銀座のお店と交渉して、自然の中のシチュエーションなら野外ロケで…と我々も出来れば実在の場所で撮りたいもの。しかし一冊のカタログの中に様々なシーン設定があり、それらを1日とか2日で撮らねばならないとなると「不可」。
そこで「らしいセットを組み立てる」ことになります。レースのカーテンを後ろに配するとかタイル敷きの小振りキッチン程度なら苦労はしませんが、大型ソファや襖と畳をフレーム内に入れたいとか、BBQ広場の雰囲気でとなると大がかりになります。そんな場合でもレンタルショップやホームセンター、セットショップで必要資材を調達したり購入すればなんとかなるものです。
そんな状況の最初からシャッターが切られるまでを、いつもカメラは見ているわけですが、どんな思いで見ているんでしょうね。
「へん、そんな嘘っぽい工作なんか全部見破って撮れるんだぞ」なのか「見えない、見えない。セットの外の無関係な箇所なんか見ないぞ、写さないぞ」なのか。
2011.09.01 UT
“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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