2011年05月18日

メニューブック考…[Team-F1]401

「料理の撮影をお願いしたいんだけど、メニューブックのデザインも併せて」のご依頼だと、その形状や大きさなどから検討します。検討に際してはメニュー点数、業態、客層、テーブルの寸法、回転率、フロアスタッフの動線と人数…などを考慮しなければなりません。もちろんご依頼者の希望も。

掲載画像は和食店のランチメニューブック例。3つ折り6ページ仕様で、A4サイズ表裏4ページ+その縦1/2サイズが袖ページとなっています。オーナーが先に購入してあって「これに合うように製作して」との要望。最初は「狭いテーブル席でこのサイズを広げるのは苦しいんじゃないかな」と思ったのですが、10〜15分サイクルでめまぐるしく客が回転する店ではないので、「まあ良いかな」と。表1Pにメインの丼7種、広げた中の袖ページが本日の日替わりランチ3品、中面2Pで定食メニューや単品やドリンク類。そして折り返した袖ページがデザート4品、背面ページがショップコンセプトや店名・住所・電話番号など。*通常、店内メニューブックには限られたスペースの有効活用という点から、店名や住所等は表記しないことが多いのですが、立地が名所スカイツリーの傍と言うこともあって、フリーの観光客の来店も意識してのこと。来年の春バージョンでは外国語の併記も予定しています。ショップコンセプトには仕入食材の安全性や味へのこだわりなどの他、大正時代から4代続く老舗の安心感も綴りました。また「一時的流行の和ダイニングではない伝統の和食」であることと、浅草下町という立地感などを表現するため、江戸をイメージしたビジュアルを多用しています。そしてちょっと入りやすくするための「泥臭さ」も(笑)。

実際、店内にはお婆さんがその昔に購入したという[東海道五十三次]の絵皿が飾られています。スペースの関係で多くは倉庫にお仕舞いになっているとかで店内には10数枚しか展示されていませんが、日本橋や桑名の渡し場、酒匂川、荒波の合間に見える富士の山など、50センチ前後の大きさの陶器でそれは見事なものです。
3つ折メニューブック(冨久井ランチ)


飲食店のオーナーや店長は日頃から「作るとしたらどんなブックにしよう。大きさはどれくらいが適当かな」と悩まれていることでしょうね。いやホントに様々な形、材質、サイズがあるので決めるのは大変です。
参考:メニューブック形状


2011.05.18 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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posted by F1 at 10:11| フードスタイリスト