2010年04月08日

介護食用の箸… [Team-F1]_Vol.316

「介護食の撮影とスタイリングをお願いしたい」と大手広告代理店からのご依頼。

最近とくに増えてきたジャンルで、高齢化社会に伴ってさらに拡大していくことは間違いありません。通常の食材を使った歯ごたえのある料理と違い、大抵は裏ごししたとろみ状やゼリー、テリーヌ状になっています。どうしても「ベチョベチョ感」や「ペチャンコ」に映ってしまいがち。つまりスタイリングが難しいのです。そこをどう工夫して立体感のある盛りつけをするかが重要。そして地味な色合いや少ない量を華やかな雰囲気に変える食器選びやシーン設定も大事です。

まあフードスタイリングや撮影は多く経験済みなのでここでは詳細を省きますが、書きたいことは介護食用のカトラリーについて。身近に介護対象の人がいないと、どんなものがあるのか、なぜ必要なのか、具体的によくわからないと思います。介護対象者全員に共通のものがあるのではなく、ユニバーサルデザインフードの区分によって箸で良いのか、特殊なスプーンでないと食べられないのかが違ってきますので、テーブルコーディネートの設定に難しさがあります。まあ媒体のターゲットが明確になっていれば我々としても楽なのですが。

掲載した画像はそのひとつの[箸]。木目が活きていて暖かみが感じられ、機能性やデザイン性にも優れているので、とても素晴らしいと思い掲載してみました。他にも持ちやすく飲みやすいカップとか、不自由になった手に合わせて自由に曲げられるスプーンとか、金属の触感が口に入るのが嫌という方向けのプラスチック製のものとか様々です。特に近年はこの手の品が近所のスーパーや薬局でコーナー化して売られていることが嬉しいですよね。

2010.04.08 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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介護食の箸
posted by F1 at 09:14| フードスタイリスト