11月に本所吾妻橋の飲食店のオーナーから連絡があり「応募してみたらうちの料理がブランドに選ばれちゃったの。だから何か販促に使わなきゃと思ってね。だからよろしくね」とのこと。これだけでは何のことやらさっぱり(笑)。ミシュランガイドではないだろうなと思いつつ、お店に顔出しして詳細を聞いてみました。
「あのね、昨年から墨田区内の商工業の中で日本全体や海外に誇れる技術や製品を審査して、特に優れたものだけに“すみだモダン”と称するブランド品として認定しているらしいの。ううん、私もそれ以上は詳しくは知らないんだけど、今年から食も対象になるとの知らせが来たので応募してみたのよ。ほらF1さんに撮影してもらった鉄火丼をさ。そしたら受賞したってわけ。12月02日が正式発表の日らしく、それまでは口外しないでって言われてて…とにかく」
すみだブランド(すみだモダン)http://sumida-brand.jp/brand/brand02
ああなるほど、やっと飲み込めました。
まずは「受賞おめでとうございます」ですね。
東京下町の墨田区さん「スミダブランド」だなんて、なかなか洒落たこと考えましたねえ。うん、あの辺は江戸の頃から続く家内工業や伝統工芸品があったり、飲食でも粋な店がありますもんね。他区から見ると悔しいくらいの誇れる伝統文化です。
何か販促プランを立てるにしても、まだ先のことでしょうからまずはそのスミダブランドとやらを調べてみましょう。ふむふむ、なかなか良さげな品々や技術が選ばれてます。いや手にとってみないと実際の価値はわかりませんよね。と言うことでスミダブランドだけを展示している店に伺ってみました。おっ!この醤油刺し、ちょっといいじゃないですか。事務所に私専用の醤油差しが欲しかったので買っちゃいます。えっ、2,625 円?まあクライアントの受賞というおめでたいこともあったから。えっ、季節の柄が6種類もあるの?いやそんなに要らないので、そう夏の朝顔だけでけっこうです。確かに冬の梅も素晴らしいですけど、それは年が明けたらということで。
■江戸硝子しょう油差し
販売価格/2,625 円(税込)
創業111年のガラスメーカーが作るレトロな醤油差し。職人がひとつひとつ手でカットした花切子や、ガラスの黄味がかった古代色が、なつかしい風合いを醸しだす。
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廣田硝子 代表取締役社長 廣田氏
「つくりたかったのは、どこかなつかしさを感じるしょう油差しです。職人がひとつひとつ手でカットした季節の花々。少し黄味がかった古代色の硝子。この色によって、しょう油が入った時に花切子が美しく映えるとともに、なつかしい風合いを出しています」
醤油を入れて撮影してみました。紫色に浮かぶ“朝顔”が見えますでしょうか。

2012.01.16 UT
“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:
http://www.fst-f1.jp/問合せ:info@fst-f1.jp