2011年11月20日

モウモウは楽…[Team-F1]516

昨日「カップの湯気に照明をどう当てるか」と書きましたが、これはより確実に効果的に短時間で[湯気を捉える]ための経験上からの提案。半数以上のカメラマンさんはわさわざ湯気用の照明をセットしない方が多いかも知れません。室温を下げるとか、フードスタイリストがベストなタイミングで熱々を置けたりすれば簡単に撮れることもありますので。

背景の明暗、料理の熱々度、適正な室温と空気の停止具合、照明位置、シャッタースピード、シヤッタータイミングが複雑に絡み合って「撮れる」か「撮れない」かが決まります。この[シャッタータイミング]も、慣れたカメラマンでないと外すこと多々。若い不慣れな方には「湯気や煙はファインダーを覗いては難しい。カメラの外からスタイリストの手元、空気の状態、そして湯気の拡散状態を目視しながら次の形を予測してシャッターを切って」とアドバイスしています。そして私たちフードスタイリストにとっても、ノウハウと何十回も繰り返す手間と時間を要求される[湯気演出]です。

ただ「湯気の見せ方だけで撮影時間に15分〜20分もかけるくらいなら、デザイナーかレタッチャーが合成しますからけっこうです」とディレクターに言われることがあります。そんな時は「あらららら…」と肩すかしを喰らいますが(苦笑)、[タイムイズマネー]で時間がかかることは経費増大に繋がりますから、こんな判断もまあ仕方ないことです。

しかし楽に撮れる料理シーンもあります。「実際に火にかけたのをカシャカシャ撮って、その中から良いのを選ぶ」という場合の、ステーキや野菜炒めのジュージューとか鍋グツグツなど。その場合「カットした面から肉汁がここまでしたたり落ちるのを…」とか「売りは○○野菜なのでシャキッとしていながら他のグツグツ感と手前にラードの溜まりも見せて」などのご要望には応えられませんが。

湯気=ステーキ

2011.11.20 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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posted by F1 at 11:38| フードスタイリスト