2011年11月19日

湯気の撮影…[Team-F1]515

「カップや味噌汁から立ちのぼる湯気を撮る時、照明はどうするか」

などと書いておきながら無責任な言い方になりますが、私には正解はわかりません。と言うのもカメラマンによって考え方や、やり方が異なるからです。

これは照明の位置だけの話しではなく、シャッタースピードの設定値についてもカメラマン個々、それぞれなんです。ネットで見ても「スローシャッターが良い。理由は…」という方もいれば、「早くないと!」という人もいます。私の経験から言うと、遅いと時間とともに流れて形が崩れてしまうので、スローより高速の方がよく写る気がします。そうすると当然、自然光ではなくストロボ撮影ということになります。しかし「カチッ」と湯気の形を残すのではなく、蓋を開けたセイロから「モウモウ」と立ちのぼる雰囲気を狙うなら、スローシャッターの方が良いかも知れませんね。湯気を本物ではなく道具で演出するなら、その種類によっても変わってきます。例えば煙草だと濃すぎ&細いので、拡散したくらいが良い形になるからスローにして、ヤカンからホースで送り込む場合は・・・あああ、湯気ひとつでもシャッタースピード設定がこんなに難しいんです(苦笑)。

で、今日のテーマの「どの位置から湯気に照明を当てるか」について、これも申し訳ありませんが玉虫色の答えとなります。「特に湯気用の照明なんかセットしないよ」の方もいるし、「後方から当てる。その方がレンズにくっきりと」という人もいるし、「メインの反対側に小ストロボを」なカメラマンも。掲載画像はF1フードスタイリスト養成スクールの[湯気のスタイリング授業]時の照明。これは私の提案で真横からスポット風にサブのストロボ光を湯気に当ててもらいました。
カップの湯気=スポットライト

結果が下の画像ですが「では真後ろからとかカメラ側から照射したらダメなのか」は試していません。なぜかと言うと、我々はフードスタイリスト集団であって「撮る側のプロ」ではないからです。「それならこんなテーマを書くなよ」と叱られそうですが、少しでもカメラマンさんの参考となるよう、日頃から様々なテスト撮影もしているということを言いた…うん?余計な押しつけかも(笑)。
カップの湯気=完成

2011.11.19 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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posted by F1 at 09:00| フードスタイリスト