
操業が1951年だそうですから今年ちょうど60歳の還暦。人間で言えば「今年で定年、お疲れ様でした」です。最初からトイレは水洗式だったそうですから、スタート当時はさぞや「最先端の工場だ」とか「アメリカナイズなオシャレな建物」と話題になったことでしょうね。それが今ではアラカン。裏側から見る限り本当に「ガタがきて節々が痛んでいる」ように見えます。
「1分間で600個の卵を割る様子」の見学ができなくなったのは寂しいですね。近隣小学校の先生方にとって「社会科見学は例年通りキューピー工場でいいじゃん」と60年間も安心していたのに、今年から新たな見学地を探さないといけないのは大変でしょう(笑)。また何百人も雇用されていただろうパートさん達も新たな職場を見つけるのに苦労されているでしょうね。小さな街から大きな工場が消えるというのは、他にもいろいろな影響が出てるかも知れません。甲州街道のトラック量が減ったとか、タクシーの客が減ったとか、近くのスーパーの棚にはケンコーマヨネーズが並び始めたとか…それはないか(笑)。
周辺の住人にとって、「キューピー夏祭りもなくなっちゃうのね」との寂しい思いと同時に「このあと何が出来るの?」が話題です。様々な憶測も聞こえてきますが、実際にどうなるかはまったくわかりません。何を建てるのかが決まるまで子供達の広〜い安全な遊び場として提供してもらえると嬉しいんですけど。
2011.05.31 UT
“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp